06/08/17(木) 1日目 読み手だってマラソン
発売から早40日。いつまでもいつまでもほっぽらかしている訳にはいかない。いかないので、今日からFF12アルティマニアをいよいよ読み始めた。で、その前に思った事があった。
最近の、特に今年に入ってからの自由時間の取れなさ具合はちょっと酷いものがある。だがしかし今の内からきちんと考えておかなければならないのは、今後より一層24時間中における趣味等々に割く事の可能な時間は限られていってしまうという非情な事実だ。
いつだったかに今年はFF12にMGS3Sの殆ど二本だけしかゲームをプレイしていないじゃないかと嘆いた事があった。しかし現実的な事を考えると今後は余計厳しくなってくる訳である。そんな中にあって、私は如何にしてゲームプレイ時間を捻出していく事が出来るだろう。
そこで遂にこの考えに到達したのだ。「もしかして自分は、相当の時間を消費してまで悠長に攻略本を読みふけっているだけの余裕はないのではないか」
とかく私は読書速度が遅い。これまでの各種攻略本をどの程度の日数で呼んでいたのかを少し振り返ってみると、FF10-2IN+LMアルティマニア(608P)で8日、DQ8ガイドブック(864P)で7日、ロマサガMSアルティマニア(671P)で6日、MGS3オフィシャルガイド(536P)で9日とある。文字密集度の違い次第で随分ペースに違いが生じるが、このペースで今回も読んでいると、このFF12アルティマニア両名を10日以内で読み終わる事はちょっと出来なさそうだ。10日。正直、勿体ないと感じてしまう。何が勿体ないって、ゲームがプレイ出来る状況にいてプレイしない事が、だ。
そんな訳で、これまでの様に一言一句ゆっくりゆっくり読んでいたのでは駄目だと、そう感じたのだ。で、取り敢えずもっと速く速く読み進めていかんといかんなあと、そう思ったのだ。今後の為にも。
さて、そういった経緯があっての、読み始めである。何と言っても読んでいる当人の意識がこれまでの私とは全然違う。とっとと読むと心に決めてかかってるんだからそりゃもう速い速い。まずはシナリオアルティマニアの方から手に取ったのだが、今日一日で読み終わったのは、Chapter1「キャラクター」とChapter2「ワールド」の「イヴァリースの国々」をロザリア帝国まで、実に55ページもの…
…さーて、八月中に読み終えられるかなー?
現在 55/1120ページ
06/08/18(金) 2日目 馬鹿プレイヤー
今日だけで200ページの大躍進。でもだからと言って、一週間ばかりで読み切れるかどうかとなるとそうとは限らないのが味噌。
しかしまあ偉いもので、初回クリアから数ヶ月もの時間が経つ内、二周目への意欲というものは自然と徐々に低下してしまっていたものであるが、いざこうして攻略本を読んでいるとどうだ、あれ以来のブランク、ギルに困り果て尽くした苦難の思い出、お世辞にも芳しくない巷の評価、それとは裏腹に「重厚なメインシナリオ」と堂々言ってのけるスタジオベントスタッフへの僅かばかりの猜疑心、値崩れの止まらないソフト、8990円(税込)−何%かでそれを買った自分、容易に取れない時間、そういった様々なマイナス要因を何もかも吹き飛ばして、すぐにでもプレイしたい気分にさせられているではないか。取り敢えず、早く読もう。
さて、ここに来てようやく初めて内容について書き始めていく。
まず思ったのは、ジャッジについての事。
FF12をプレイするまでは、ジャッジと言えばFFTAのそれと同じ様に、ありとあらゆるバトルを中立的に統括し仕切っていく存在なのだと思っていたのだけれど、どうやら今作における位置付けはアルケイディア帝国の公安総局であるという事で、つまりそもそもが帝国組織内の人間の集団である。しかもそのジャッジ達をまとめ上げるジャッジマスターですら誰につくだ、つかないだと不公平感も甚だしく、そこにFFTAの特にシドに対して見た格好良さというものは微塵もなかった。いや、ジャッジ・ガブラスは(つーか大塚明夫さんは)FFTAシドとは別の格好良さが十分過ぎる程あったけれど、それでも少し残念な所だったね。国際戦争を中立の立場で裁いていくジャッジの姿というのも、見たかったなあ。
さて、今回アルティマニアを読んでいて、ようやく各国間の情勢や歴史を正確に知る所となった。とかく人名とか何とかいう固有名詞の記憶が苦手な私にとって、ゲーム中に次々と出て来る地名、国名の数々はとにかく私を混乱に陥れたものである。
オーダリア、バレンディア、ケルオン、ガルテア、ダルマスカ、ラバナスタ、ナブラディア、ナブディス、ランディス、アルケイディア…アルケイディアと言えばその首都アルケイディスとがこれまた紛らわしい。これらの名称が割と一挙に出て来る事もあって、ことゲーム序盤は一部分からない所を残してしまいつつのプレイだった様に思う。
でもそれが、昨日今日でようやっと晴れた。それぞれの国家の歴史背景まできちんと頭に入っていれば、二周目はオープニングから随分違った雰囲気を味わえる筈である。これもまた、早く次をプレイしたいと思わされる要因の一つだ。
気になるのは、初回プレイで私が混乱させられてしまったのは、それぞれの国家等についてしっかりしたバックボーンが設定されているにも拘らずそれを効果的にシナリオへ織り込んでいなかったスクウェア・エニックス側に原因があるのか、それとも単に私の理解力が足りなかったのが原因なのかという事であるが…そこはまあ、二周目のシナリオを不満なく楽しめる為には、後者である事を祈るべきであろう。
そうだ、今私は、どうか自分自身が馬鹿であります様にと…ん?
現在 271/1120ページ
06/08/21(月) 3日目 霧点
一昨日、昨日、今日とひたすら読みに読んで、今日までにシナリオアルティマニアの方を読破した。
それもこれもとにかく速く読もうという心掛けの賜物か。といのはまあ半分正解半分間違いで、その実際は文章量の少ないマップの章が全150ページと割かし多かったからというだけの事である。いやでも、読み始めて五日目でもう残るは1/3程度。順調だ。既に幾らか読み進めているバトルアルティマニアの方も、今回はモンスターの章にかなりのページが割いてありそうだから(350P?)、そこいらのデータ類を読み飛ばし気味に進んでいったら、もしかして明日、明後日位には読み終えられちゃうかも。
さて、シナリオの方を読み終わったという事で、必然一周目ではろくに目を向けようともしていなかったサブイベントも全て知った訳だけれども、なるほど、時間がかかりそうである。
近年のFFは、サブイベントの類にかかる時間がメインシナリオ張りにあったりする事が珍しくなく、何から何まで極めようとするとプレイ時間が100時間を越えてしまう事がそろそろ当然になり始めてきた。記憶の限りでは、FF8辺りから恒常的に二周目では100時間の大台を記録していた気がする。メインシナリオ的には短いFF10-2も、インターナショナル版ともなると「クリーチャークリエイト」にとてつもない時間をかける事となって結局106時間もかかったし、FF10インターナショナルなんてそれだけで170時間という常軌を逸してたし。しかもFF10は後半殆どがパラメータ上げの作業に費やされる単調作業の連続で、今考えると何やってたんだろうなあと思わざるを得ない。
で、今回もその大台を軽々と超えてくる訳か。その半分は、モブを始めとするモンスター関係。ハントカタログのコンプリートなんてのも、もしやるとすれば相当時間かかる事になるんだろうね。そしてやってしまうんだろうね。
まあまあ、いいとも。やろうじゃない。でも、こうともなってくるともうあまり無駄な行動というものは慎む方向で行きたいものである。一周目で言えばその最たる例は装備品購入の為のギル稼ぎであったが、ここら辺の事をもっと効率良くやっていかないと、時間が幾らあっても終わらないから。今回は最終的にヤズマットとかまで相手するんだろう事を考えればレベルだってかなりの所まで上げていく必要がありましょう。それからしても、今回求められるのは効率だな、効率。と、軽く言っていて、実はそれは私のプレイスタイルに最も欠けた要素なんだけどな。
ああ、それから後、シナリオアルティマニアを読んだ中で目を引いたのは、毎度お馴染みかと思っていた「MP」という魔法使用の際に消費する数値を意味した略称が「マジックポイント」じゃなく今回は「ミストポイント」だったという事実である。
これには驚かされた。どれ位驚かされたかと言えば、DQシリーズにおける「MP」が「マジックポイント」じゃなくて「マジックパワー」なのだという事を初めて知った時位に驚かされた。
現在 736/1120ページ
06/08/22(火) 4日目 FF12アルティマニア毒は
じゃなくて、読破。
読み始めてから今日で六日目。でも内一日は読んでないも同然だったから事実上五日で読了。思いの外良いペースだったじゃないか。
それはさておき、バトルアルティマニアの方を読んでると、つくづく今作のモンスターの多さを実感する。何しろ、まあ一目バトルアルティマニアにおいてモンスターの章に割いている対全体の量を見てみても戴きたいのであるが、これが六割か七割かというページを占めているのである。
何でこんなに多くなっちゃったのであろうか。やっぱり、あれだけ開発期間が長いと必然アイデアの絶対数も多くなってくる訳だから、それを篩にもかけずなるべく採用してしまったとかそういう事なのだろうか。なるべく採用してもらったお陰で、恐らく二十日か一ヶ月程度先の私は中々姿を現してもくれないレアモンスターに会う為にイヴァリース各地をウロウロウロウロする羽目になるぞ、どうもありがとう。
ハントカタログに関連して気になった事と言えば、空中要塞バハムート内に出現するモンスターの事が気になる。バハムート内部に出現するモンスターの中には、そこにしか出現しない類の奴もいたりする訳だけれども、もしかしてやっぱりそういう奴等についてもちゃんと倒してでないとハントカタログに登録されてはくれないという事なんだろうかね。だとすれば、これは結構残念な事実だ。何となれば、空中要塞バハムートには一度突入したが最後、二度と外へ出ては来られなくなるからだ。つまりそれは、バハムート突入前のラストセーブ時点ではどうしたってハントカタログをコンプリートする事が出来ない、即ちハントカタログコンプリート済みのデータをメモリーカードにセーブ出来ないという事を意味しているのだ。
何か、残念じゃあるまいか。空中要塞バハムート内にしか現れない僅か四種のモンスターが、完成されたカタログを記録として残させてはくれないのだ。その一種の人間と三種の機械によって、そこいらの救済措置が存在しないその仕様によって、私はハントカタログを完成させたいと思うやその度にバハムート内で該当するモンスターをわざわざ狩らねばならないという現実に直面するのだ、どうもありがとう(とか言って、流石にこれはちゃんとなる様になっているんだろう…と思うのだが)。
話は変わってハントカタログをコンプリートするとなると、やっぱりアイテムも勢揃いさせたくなるのが何となく道理というもの。ただ今回はこれも辛そうときたもんだね。何しろ一部装備品はそれが入っている(可能性のある)トレジャーから入手するという事になると、その確率が数%だ、場合によっては1%を切る場合だってある始末。ある特定のモンスターが低確率でしか落としたのを拾う以外の入手方法がない武器なんてのもあるし、これじゃ貴方、やっぱり私はそういったアイテムの為に同じマップを何度も何度も行き来して特定のトレジャーを拾っては落胆し、特定のモンスターを倒しては落胆する事を何十回何百回と繰り返さなければならないのだね、どうもありがとう。
いやー、FF12二周目、俄然楽しみになってきましたなー。
ラシックス