(参照)帝国軍軽巡洋艦シヴァで戦うウォースラが、あろう事かアーシェ殿下に対しても普通に攻撃する。


投稿者:イズルードさん 投稿日:2006/07/06(Thu) 18:16
「(暁の断片のことをアルケイディアにリークしたのは)ダルマスカのためです」「空賊ごときにダルマスカの未来を盗まれてたまるか!」など、ダルマスカのことを想っているような口ぶりでヴァンたちの敵として戦うことになるのですが……。
なんと、(バッシュがいる場合は除きますが)そのダルマスカの王女であるアーシェ殿下に対しても平然と剣を向けるのです。しかも自分のHPが少なくなると、他のキャラに対して行うのと同様に彼女に対しても連撃を繰り出したりしています。アーシェのHPがどれだけ減ろうともお構いなしに、です。
情報リークの件といい、このバトルでの件といい、謀反を企んでいるとしか思えないのですが……(笑)。



投稿者:kemkam 投稿日:2006/07/09(Sun) 02:18
中々その辺りのストーリー展開、特にセリフを思い返せないのですが、何処かの時点で帝国に拘束されたかして、
帝国の言う事を聞く他に手立てがなくなり、アーシェに「暁の断片」を手に入れさせろ、と。
「暁の断片」には想像を絶する力が秘められているらしいから、
それを手に入れたアーシェがすぐさま帝国に対して復讐に走ってもらわれては困る。
だからもしもの時にはアーシェをその手にかけてでも「暁の断片」を奪え、と。
いやー、でも、ウォースラ戦直前の時点で既に「暁の断片」は帝国側にあったから、
その時点になって更にアーシェを攻撃する意味はなかった訳か……
地政学の観点から非常に重要な地域にあるダルマスカの王位に、
極端な帝国敵視主義のアーシェが即位されても色々と厄介だから、最初から殺すつもりだった?
うーむ、取り敢えずこういったのはどうでしょう。かなりの量の記憶が抜けている為に基本的な部分から間違っている可能性もありますが。



投稿者:イズルードさん 投稿日:2006/07/10(Mon) 17:19
最初から殺すつもりはなかったのではないでしょうか。
もともとアーシェ達とバトルする予定はなかったものの、バッシュとの意見の食い違いや、(ミストの影響での)フランの暴走とそれに乗じたヴァンの攻撃などといった要因が重なったためにバトルとなった……というのが本当のところではないかと。

ではなぜアーシェを攻撃したか、という謎についてですが、以下のように考えてみます。

まずウォースラはバッシュに「現実を見ろ」と、帝国は戦って勝てる相手ではないことを主張しています。
おそらく彼は、「帝国に歯向かうのではなく従うことこそがダルマスカのためである」と信じていたのではないでしょうか。それも、それこそが唯一の道であると。
そして「そのような自分を倒すことはダルマスカの未来を潰すことにつながる。ならば、それをやろうとする者は(たとえ王女であっても)ダルマスカの敵である」と考えたとしたら……。

つまり、ウォースラの一連の行動はウォースラ自身の判断で行われた、彼にとっての最良の策であり、アーシェ殿下への攻撃は「やむを得ず」行われたものである……というのがぼくの結論です。

ちなみに前回「謀反」と書きましたが、これは単に愚痴というかウォースラへのツッコミといった意味合いがあるので、あまり気にしないほうが良いと思います。
そもそも、最初から謀反の意思があったなら、リヴァイアサンの時点で実行に移していてもおかしくないですので。



投稿者:kemkam 投稿日:2006/07/12(Wed) 22:30
ちょっと色々復習しまして、この件に関する事実をまとめてみました。

戦艦リヴァイアサンでアーシェ救出後、ビュエルバでのウォースラのセリフ
「(表向き帝国に従っているように見えてもそれはオンドール侯爵の本心でないとのバッシュのセリフの後に)自分も同感です。
 これまで距離をおいてきましたがもっと早く侯爵を頼っていれば」
「我々の力だけでは国を取り戻せません。別の道を探ります」

このセリフからして、この時点においてウォースラは帝国に従うべきと考えていたとは思い難い所です
(アーシェの手前こう述べていたに過ぎないとも考えられるか?)。

で、「暁の断片」入手後のリヴァイアサン、ギースのセリフ。
「そのような模造品ではない。我々が求めているのは…覇王レイスウォールの遺産である『神授の破魔石』だ。
 まだ話していなかったのかね…アズラス将軍」

ギースとウォースラが、事前に会い、話し合っていたらしい事を示唆しています。
ウォースラとは大砂海オグル・エンサで再開後ずっと共に行動していましたから、
彼が帝国と接触したのはビュエルバで一旦別れて以降という事になる様です。

さて、アーシェと別行動をし、別の道を探ったウォースラに何があったのかが焦点になる訳です。
別の道を探そうとしたが結局帝国の下に生きるしか道のない事を悟ったという考え方は勿論筋の通る一つの話です。
が、この流れからすると(最初から殺すつもりだったかどうかはおいておくにしても)、
色々動いていたのであろうウォースラに帝国側から接近し、拘束、そして先の流れへと続く考え方もなくはないように思えてきます。
この辺りの事は如何でしょうか? 突っ込み含めまして何かありましたらお願いします。



投稿者:イズルードさん 投稿日:2006/07/13(Thu) 00:07
シナリオアルティマニアで調べてみました。
すると、このように書いてありました。

「それまで反乱軍を率い、祖国を蘇らせんとあがき続けてきた古参の重臣は、帝国が誇る最新鋭の艦隊を内側から見ることで、ついに武力では太刀打ちできぬと心を折ったのだった。ウォースラからの話し合いを求める接触は、ギースにとってこのうえなく好都合なものであった。」
「ギースはすでに自身の情報網で、これら覇王の遺産が"神授の破魔石"であることを嗅ぎつけている。レイスウォールが三大陸を統一する原動力となった伝説の神器 ――それをただの王位の証としてアーシェが求めていると知ったギースは、ウォースラに破魔石を引き渡すことを条件に王国の復活を認めると持ちかけた。知られざる王墓に向かう王女に同行し、状況を逐一報告せよ、と。」

……ということで、「帝国側から接近して拘束した」のではなく、「ウォースラから接近して交渉した」というのが本当のところのようです。
ウォースラの「別の道を探ります」という台詞は、「帝国と交渉する」ことを意味していたともとれますね。
また、「それまで反乱軍を率い……太刀打ちできぬ」という一文から、「アーシェを最初から殺すつもりはなかった」ということがわかります。

ところで、ギースとの交渉内容を見てみると、「破魔石さえわたせば"王国の復活を"認める」とのことです。つまり、これを受け入れたウォースラにとっては「王国の復活」こそがすべてであり、ある意味「王女の生存」よりも重要視すべきことであった……と見ることもできます。そうすると、アーシェを斬った理由は、ぼくが前回書き込んだとおりのものだという見方が成り立ちます。

まとめますと、

ウォースラは「帝国に太刀打ちできない」ことを悟り彼なりに考えた結果あのような一連の行動を起こしたのであり、アーシェを斬ったのはやむをえないことだった。

……といったところでどうでしょうか。



投稿者:kemkam 投稿日:2006/07/19(Wed) 22:33
アルティマニアに指摘されてしまうともう反論の余地がなくなってしまうのですが(笑)
「別の道を探ります」という言葉は、帝国艦隊の実情を見て断念せざるを得なくなったという経緯からしたら
確かに帝国との交渉を意味していそうです。そう考えると、このセリフは一体どんなトーンで話されていたのか、
気になり始めました。二周目が楽しみですね。
結論としましては、こうなりますと、イズルードさんの見解で問題ないと思われます。


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