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07/07/29(日) 第261回 プレイ330日目。これからが本番だ

起床→投票→帰宅→二度寝→起床→昼食→休憩→雷雲発生→緊張→動向確認→安全祈願→究極幻想
の流れでゲームへ。結局プレイ中に雨には降られなかったが、これを書いている今になって雨雲が勢力を伸ばし始めてきた。こりゃ長くなるな。今日は簡単にまとめて終わろう。

昨日のプレイで遂にバトルの何たるかを知った私の前に、最早リドルアナ大灯台レベルのボスは無力であった。残りのハシュマリム、そして最上階のガブラスとシド+ファムフリートをさして苦もなく撃破。シド戦に関しては一周目を含め初めての初見突破だった。あのシドを初見で。感慨である。これで後は、ラスボス連中をいとも簡単に葬り去れば、ことバトルに関する私の復讐劇は大団円の内に幕を閉じるという訳だな。その辺については、名うてのモブ連中と渡り合った上でのご対面となるだろうから待ってろよ。それはそれは酷ぇ目に遭わせてやるから。
そういう事で、プレイ開始から329日、本日ようやく待ちに待ったサブイベント開始と相成った。まだ何をどういう順で攻略していくのかとかいう事も全然決めてないが、取り敢えずは一周目でもろくに時間を取らなかった「空中要塞バハムート起動後のイヴァリース各地の様子」を一通り見て回って、それから決めていこうと考えている。

ラスボス直前になると何故か時間の流れが極端に遅くなって、世界が危機的状況にあるにも拘らず余裕でカジノに興じたりするのがRPGの常であるが、今作でもあれだけアルシドが戦争だ戦争だと煽った割にはもうしばらく平和的状況が続いてくれそうだな。

進行状況:14日目



07/07/30(月) 第262回 死都侵攻

昨日の更新後雨雲が去り切ってからと、今日も夜になってから少しプレイ。
こうして連日「ゲーム日誌」の方を更新していると、以前も書いた気がする事だけれども、その間放置になっている「雑文」の事を気にかけてしまう。「雑文」の更新を楽しみに当サイトへ来てくれる人をほんの少し残念がらせてお帰しする羽目になってしまうからだ。特にここ半年は「雑文」に「俺的事典」ばかりを更新してて「雑文」がサイトの目玉になっているみたいな所があったから余計だ。半年更新しっ放しだったんだから、三、四日連続で「ゲーム日誌」の方へ気が向くなんてどうという事もないくらいの気概でやっていくのが一番なんだろうが。それ以上に、「ゲーム日誌」と「雑文」を同時更新すりゃあそれが一番なんだろうが。でもそれはやっぱり時間的に無理があるんだな。
まずい。「ゲーム日誌」だと言うに内容がやけに「雑文」だ。いや、この状況は逆手に取れば「『雑文』を楽しみに来てくれる人」の期待に「雑文」の更新なしで応えるという荒業に応用出来るぞ。どうですか「雑文」ファンの皆さん。今日も楽しんで戴けてますか? 「ふざけるな」? 「いい加減にしろ」? 「ゲームばっかやってないで他のコンテンツの更新にも少しは尽力しろ」? いつもいつも温かいお言葉ありがとうございます。当サイトは皆様のご声援によって成り立っております。今後とも宜しくお願い致します。

して本題。
戦争直前のイヴァリース巡りの一環として、私は今日、遂にナブディス方面へと足を運ぶ事を決意した。ヘタレで有名な私はこれまでナブディスはおろかナブレウス湿原はおろかサリカ樹林のボムキングにすら会いに行った事もなかったが、本日ようやく決意に至ったのである。理由は三つ。「最強の矛」と「遠隔攻撃」と「エーテル」大人買いだ。
間もなく、我が家のテレビに初めてその姿を現したボムキングは、「HPを半分程度まで減らす」→「とどめ狙いのミストナック発動直前に『治療』で全回復」→「連携に連携を重ねるが満タンだったHPを僅か1/20〜1/30だけ削り切れず」→「『治療』で全回復」という悪質コンボに腹を立てつつ、しかし危なげなく突破。ラスボス前までシナリオが進んでれば当然か。
しかしその後のナブレウス湿原、死都ナブディスはやはり伊達じゃなかった。これまでほぼストーリー線上のモンスターしか相手にしてこなかった甘ちゃんプレイヤーに続々と襲いかかるボス級のザコ敵達(誇張あり)。打撃という打撃を受け流し、魔法という魔法を無効化する百戦錬磨の猛者共にはさしもの空賊も歯が立たない(誇張あり)。HPは見る間に削られ、回復は追い付かず、逃げの一手でひたすら走り回るのが精一杯(誇張あり)。

そんなこんなで、「最強の矛」と「遠隔攻撃」と「エーテル」は確保した。まだ「最強の矛」の実力にはお目にかかってないが、その時が楽しみである。


進行状況:15日目



07/08/04(土) 第263回 サブイベントこそメインイベント

毎度毎度盗みを働き続けた結果ある程度懐に余裕も出て来ており、シナリオ部も終わってこれから先頻繁にギルを消費する事もないだろうという事で、久々にコンプリート欲を前面に出しどうせ使いもしない魔法やら技やらを買い漁ってみた。やはり「枠が埋まる」ってのは良いもんだね。後はクランランクが上がってから買える様になる魔法二つか。その辺に関しては、まだクランランクが「グラブバッグ」であるにも拘らずクランポイントの方は既に1000000を越えてたからショップに並ぶのも時間の問題だな。ってか、モブこそ全然討伐しちゃいないけど結構各地で活躍してんだから、そこの所モンブランももうちょっと考慮してランクを上げるなりしてくれても良さそうなもんだがな。

さて、サブイベントに関し、取り敢えず今後の大まかな予定を決定した。
  1. サブイベント群の中でも一番のボリュームを誇り一番の醍醐味でもある「モブ討伐」「隠し召喚獣」「ハントループ」辺りはひとまず保留。
  2. その他の小規模イベントをアルティマニアに載っている順にでも攻略。
  3. それら小イベントの攻略に特定モブ等の討伐が必要ならば適宜討伐。
  4. 上記三イベントを残して他全てのイベントを片付けたら残りを順次攻略。
後はまあその時々で臨機応変に対応していくって事で。
そんなこんなでようやっとサブイベントの開始であるが、上述した様なスケジュールで各イベントに臨む為に初めの内は緊張感の欠片もない展開が続々と続いた。何しろサブイベント攻略の口火を切ったのが「テクスタ討伐」である。「こんなのをモブ登録するだなんてラバナスタの人民の軟弱さたるやもう」とか何とか言われても文句は言えんだろうとすらプレイヤーに思わせてしまうテクスタである。最早ザコとも言えないザコを相手に、私は彼の最大HPの優に10倍を誇るダメージ量でもって迎えさせて戴いた。
以下、本日のダイジェスト。
「ピリカのおつかい」は当然「盗み読み」→「真っ赤な嘘」コンボ。
「太陽石作り」は一応最高品質のものを一つ作ってクリア扱い。
「出会いを求めるヴィエラ」は当然クリア後により良い物をくれる方を進言。つーかこれにしろ「ピリカのおつかい」にしろ、貰えるアイテムがしょぼくてかなわん。シナリオを一通り済ませてからサブイベントに手を付ける方式の欠点だな。
「渡し舟再開」は二周目にして初クリア。「何故サボテンはサボテンダーではなくなったのだろうか」という疑問が当然のものとして浮かぶ一方で、「サボテンダーのイベントはFF10関連で結構作ったからもういいのかな」とも。
「砂漠の病人」も今回初クリア。当然最大限の薬を与えて「金のアミュレット」を戴いた。いらんけど。

プレイ時間自体は大気の状態が不安定だったせいでそんなに長く取れなかったが、それにしてはサクサク進んだ。が、この楽勝ムードはいつ位まで続くもんかねえ。


進行状況:16日目



07/08/05(日) 第264回 何だとお前この俺の酒が買えないってのか

こうして見ると私はゲームばかりしている様で、でも一応まだ他コンテンツの事もちゃんと考えているのだが、いつまでもそれを形にしないでいるものだからネタ案だけ溜まっていってしまっている。大分時間が取れてきているのでそろそろ放出していきたいとは思っているのだが、この所最近になくゲームが面白くて仕方ないんだよなあ。でも近々やります。

本日は「銘酒ビュエルバ魂」でサクッと14000ギル稼いで次に進む予定だったのだが、スタイラス邸の人に酒を売るにはモブのアントリオンを討伐してからでないと駄目だという事実が明らかになって事態は一変した。
じゃあってんでさっさとアントリオンを片付けようと思ったのだが、どうやらアントリオンの情報がモブ掲示板に載るのはクランランクがバウンティハンターズ以上になってからとの事らしい。しかもランクがそこまで上がるまでには後五体のモブ討伐が必要であるときた。
思い掛けない遠回りであるが仕方がない。レイス、ワイバーンロード、ニワトリスと、まだまだ強敵にはなり得ないモブ連中を次々討伐。ここいらは一周目でも相手した奴等だからこれといって特筆する事もなし。
バウンティハンターズまで残り二体。ここで次の標的にホワイトムースを選んだ。まだまだランクD連中の情報が大半を占める中でいきなりランクAの強者であるが、ただただ掲示板の一番上に掲載されていたからというだけでスタイラス邸の人に1000ギルの酒を買ってもらう為に殺されてしまう悲運のモンスターである。
だが誤算と言うか、思い掛けない出来事はここでも起こった。情報提供者の話によればホワイトムースはガラムサイズ水路にいるらしかったが、ガラムサイズ水路と言えばマップ構成が何やら複雑で方向音痴の私としては何かと面倒だ。しかし奴のいるマップまではバルハイム地下道経由ででも向かえるらしいじゃないか。だったらそっちの方のルートで行こう。普通なら少々入り組んだマップを避ける為だけにわざわざバルハイム地下道からホワイトムースに会いに行くなんて事はしなかったろうが、今回は少し事情が違う。道中に隠し召喚獣のザルエラがいらっしゃるので、ついでならそいつごと狩って行こうという寸法である。後、1.8%の確率で手に入る「最強の盾」の入手もあわよくばと思って。
「最強の盾」がいきなり手に入ってしまうほどのご都合主義的展開は少なくとも私の関与するプレイ中には起こらなかったが、ホワイトムース同様スタイラス邸の人に1000ギルの酒を買ってもらう為だけに標的となったザルエラの方は初見三分でしとめられた。「最強の矛」万歳である。「最強の矛」がなかったらどうなってたかは知らん。

という事で本日はここまで。終わってみればサブイベントの一つも攻略されていないが、それもこれも今日のプレイを始めるが早いか周辺に轟いた雷のせいで二時間もの貴重な時間をふいにしてしまったからである。二時間はでかいぞ。それも平日一日前の二時間は。


進行状況:17日目



07/08/08(水) 第265回 酒屋廃業

どうもPS2からおかしな音がしている様な……? 気のせいか。気のせいだね。
それにしても、本腰入れてゲームをプレイする時間がない日にも、サイト更新後とか帰宅後サイト更新作業開始前とかにちょいちょいっとだろうと進めておくだなんていつ以来の姿勢だろうね。やはり人間はそう簡単に変わるものではない様である。

今日ゲームに時間を割いたのは、あまりに前回中途半端な所で終わってしまったからに他ならないのだが、ザルエラを始末しておいてホワイトムースなんぞに苦労する腕前は申し訳ないが持ち合わせちゃいない。という訳で案件楽々撃破。帰りは、複雑マップが嫌だからとわざわざバルハイム地下道経由でやって来たにも拘らず水路の方を通ってしまった。それも、ある程度予想はしていたが別に迷う事もなく。そりゃそうだ。こちらには天下のアルティマニア様がバックについておられるのであるぞ。
さて、忘れてはならないが、一連のホワイトムース騒動は元を正せばビュエルバ魂をスタイラス邸の人に売りたいからこそ起きたものであった。本懐はまだ遂げられていないのだ。私は急いだ。急いだって何になるという訳でもないと思われようがさにあらず。少なくとも、「銘酒ビュエルバ魂」は足掛け三日にわたって引っ張るほどのネタじゃなかろう。私は急がなければならなかった。
とは言え、不測の事態もこれで打ち止め。哀れアントリオンはランクAモブの威光を微塵とも感じさせないままルース魔石鉱に沈んだ。
して、スタイラス邸の人の子供は無事魔石鉱から助け出され、スタイラス邸の人は一安心し、私は残り一本となっていた「ビュエルバ魂」を晴れてスタイラス邸の人に売り捌けたのであった。収支+14000ギル也。思いの他奥深いイベントだったな。ただ酒を酒飲みに売り付ければいいだけの緩いイベントなのかと思ってたら道中召喚獣との死闘が待ってたりするんだもんな。

そんなこんなで心のしこりも取れたので、後はおまけの様なもの。
アースドラゴンは一周目でもクリアしていたイベントなので特にこれと言った発見や新鮮味はなかったが、確か苦し紛れのミストナック連携で勝った前回に比べ明らかに戦力的戦術的成長が見られたのは良かった。一周目のいつの時点で奴に遭っちゃった(狙ってそのマップに行ったのではなく、たまたま足を踏み入れたら出て来た)のかもう忘れたから単純比較は出来んが。
「キャビンチーフ七姉妹」もクリア。だが、「銘酒ビュエルバ魂」以上に緩いイベントと目していたにも拘らずクリアした時には何故か飛空艇の搭乗料金が3560ギルにまで膨れ上がってしまっていた(搭乗料金は片道180〜210ギルで全7航路を制覇すればクリア可能)。自分なりに航路の重複に注意して、しかしどういった順で移動すれば最も効率が良いかを模索しながら世界旅行を満喫していたら、ついうっかりナルビナ−バーフォンハイム間の飛空艇を見落としてしまったらしい。畜生、倍以上の金がかかってしまったな。売値18000ギルの「守りの指輪」が貰えたんだからまだ得と言えば得だが。

ってか、非常に危なかった。何がって、もうちょっとして何らかの理由によりクリア不能になったと判断してたら、完全制覇欲に水を差されてプレイ意欲が著しく減退する所だったぞ。


進行状況:18日目



07/08/11(土) 第266回 ビッグブリッヂの死闘!

何だかとんでもない勘違いをしていた様だが、「ナブディスのメダル」の途中で「くすんだかけら」入手の為に立ち寄るガラムサイズ水路ではただ単に水位制御装置を規定の順番で操作する「だけ」で用事が済んじゃうんだな。あまりに拍子抜け過ぎたぞ。まあまだあそこには不浄王キュクレイン戦の時に踏み入る必要がある事が分かってるし、まだ油断はならんが。

本日も「コッカトリス大脱走」から輪廻王カオス戦まで緩急織り交ぜた盛り沢山の内容であったが、何と言っても今日19日目の大一番はこれである。「ビッグブリッヂの死闘」
正にそれは晴天の霹靂であった。私だって昨日まで、いや今日までこんなにも早い段階で彼と会う事になろうとは思いもしていなかったのに。だが、次なるサブイベント「ネブラ河の釣り」をクリアする為には彼を討伐していなきゃならないという事だったから、致し方ない。楽しみはもっと後にまで取っておくつもりだったが、お前も、いつかスタイラス邸の人から1000ギルをせしめるべくして倒されたザルエラの様に、ただ名刀「マタムネ」の入手の為だけに倒してくれよう。
とは言え、相手は未曾有のランクHリスキーモブである。対して私がこれまで相手してきた中で最も強いモブと言えばランクAのアントリオン風情だ。ランクSモブを完全にすっ飛ばすというこのとんでもないジャンプアップは果たして妥当か? それとも無謀か? とんでもない返り討ちを予感させる分の悪い戦だったが、ガンビットの真髄に目覚めて以降今の所全滅の経験はなかった。先日のザルエラも楽々沈めたし(「最強の矛のお陰で」)、今日のカオスだってエアロジャによる全員混乱劇に見ているこっちまで混乱させられながらも初見での撃破を成し遂げている(「最強の矛のお陰で」)。劣勢に立たされた場合において勢いは大事だ。私は早速謎の男の情報を聞いて、橋へと出向くのであった。

1回目の戦いは、言っても相手も本気ではない。何だったらこれは「ビッグブリッジの死闘 〜FFXIIバージョン〜」をゆっくり聴いて楽しむ為にある戦いだと言ってもいい。しっかりと源氏シリーズの各種装備を確保する為、最後の方などはうっかり盗む前に倒してしまわない様、攻撃関係のガンビットを無効にしておく程の余裕ある展開の末きっちりと決めた。
だがここからが本番である。何がって、ギルガメッシュがではない。道中のザコ共がだ。今回の場合はバトル直前にセーブクリスタルが配置されていたから例によって律儀にもザコのお相手をしていたのだが、これが強い。第3鉱区に入って随分と様相を変えてきた連中よりももっと強い。油断していると続々と死者が出る。だが経験値は多い。しかし経験値が多いのにメンバーが割と簡単に死んじゃうもんだからその多い経験値を一人だけ獲得出来ないケースが続出する。ああ、これまで大まかにでも揃えていたレベルアップのタイミングがあれよあれよと言う間にずれる。差を埋めようにも、一人で太刀打ち出来る相手ではなく、そうして地味に下げられたテンションはこの先の戦いへ向けて持っていた仮初めのモチベーションと自信を奪っていくのであった。
それでも何とか決戦の舞台へ辿り着けたものであるが、なるほど強い。油断してなくても続々と死者が出る。さっさとエンキドゥを倒して3対1の攻勢に持ち込むつもりだったのだが、何が何が。初めの内はタイミング的に「最強の矛」装備のバッシュを除くメンバー構成での挑戦だったが、三分もすれば彼は前線に招集された。
本当にコロコロ死ぬので一時は残り二人という所まで追い詰められたけれども、何とかエンキドゥを片付けてからというもの戦況は一挙に持ち直した。詰まる所、HP残り僅かで猛攻を開始した奴よりも通常状態の奴+エンキドゥの方がよっぽど厳しかった。それもこれも全て、メンバーのレベルが49だった事に起因する。メンバー全員がレベル49だったお陰で、レベル2睡眠、レベル3ドンアク、レベル4ブレイクと、全てのレベル攻撃を無効化する事が出来、その間は攻撃に見舞われなかったのだ。奴の物理攻撃は確かに強力だった。終盤の「王者の剣」ではHP満タン状態から戦闘不能にさせられる場合も珍しくなかった程だ。だのに、彼がレベル攻撃を選択した瞬間、我々に与えられた数秒の猶予は瞬く間に死んだ者を復活させ、バブルをかけさせ、プロテスをかけさせ、次に奴が動く頃には万全の状態で立ちはだかるのである。打たれても打たれても立ち上がる。奴にとっては悪夢だったに違いない。だが私は敢えて言おう。奴はバカで、その脳足りんが故に散ったのだと。
という訳で勝つには勝ったが、全員が2の倍数でも3の倍数でも4の倍数でもないレベルでこの戦いを迎えられたのは奇跡である。実際バトル中は主にエンキドゥを倒すまでは全員が全員バトルに参加していた訳で、誰かがもう1レベル高かったり低かったりしただけで事情は大きく違っていたかもしれない。何しろ、3人単位でレベルアップのタイミングを揃えてあるから1人レベルが違うという事は殆ど3人違うという事を意味するのだし。

やり応えについては申し分なかったが、いやはや、強かった。
ギルガメッシュも、元ネタからは信じられないくらいの力を持ったもんだなあ。それも全て、人気が出たからこそだよな。時には自爆もしてみるもんだね。


進行状況:19日目



07/08/12(日) 第267回 ○×短距離走地獄

昨日の喧騒は何処へやら。今日はネブラ河でゆったり釣りに勤しむ私である。
しかしこうしてコマンド入力型のミニゲームをこなしてると、FF10-2の避雷搭調整の事を思い出すな。もっとも、こっちにはリズムやテンポってもんがないしコマンドそのものが動いて行っちゃうので随分取っ付き難くて目が疲れてしまったけれど。でも結局これはコマンドのパターンを覚えてしまえば難しいものでも何でもない。事実、パーフェクトを取る事よりも次の釣り場に進める条件アイテムの入手(パーフェクトを取った上で確率10%)の方によっぽど時間がかかってたからな。

河釣りを終えると、いよいよ私が最も懸念していたサブイベントのお出ましである。その名も「バーフォンハイム徒競走」
「ネブラ河の釣り」が避雷搭調整なら、○×交互連打で走るこれはまんまFF9の対カバオ競走であると言える。だがカバオのレベルは80までだったのに対し今回はレベルが100まである。それにカバオの場合は1秒以上の差を付けて勝つ事で一気にレベルを5上げる事も出来たが、こっちはどんだけほど差を付けて勝ったとしても1ずつしかレベルは上がってくんない。つまり、求められる勝ち数は100勝。その間ひたすら○ボタンと×ボタンを連打し続けるという苦行。しかも終盤ともなればレベルを1つ上げるのに何度挑戦しなければならないのかすら知れない。クリア不能の可能性すら濃厚なこのイベントを前に、私のテンションは近頃になく下がっていた。
だがやらない事には終わらないので、渋々にでもやり始める。しかし初めの内から危なっかしいレース展開が繰り広げられる。ラズに先行されたが奴が転んでくれたお陰で逆転したケースも何度かあった。しかし何が幸いしたのか知らないが、レベル45までは無敗という輝かしい記録が打ち立てられた。更に、レベル45での1敗以降レベル60か70辺りまでは、負けが込んでき始めながらも順調に勝ちを上げていく。
走り方のコツを掴んだのがこの辺りだったろうか。一応セオリーに当たるものはアルティマニアに書かれてはいたが、ここに来てようやくそれを飲み込んだ形である。そしてこの辺りから何故だか、あれだけ面倒に思っていた筈のこのイベントが楽しくなり始めていた。これがランナーズ・ハイというやつか。
原因が何であれ不意に訪れた躁状態を無駄にしてしまってはならない。もう指は疲れ切っていたが(と言うかレベル10辺りで割かし疲れていたが)、この勢いに乗って、中断なしに一息でクリアしてしまう事をこの時決意した。
後は、如何にテンションを保つかという点に留意しつつ、ひたすら走って勝ちを重ねていくのみである。流石にレベル70以降ともなると勝率も7〜8割程度にまで落ち込んできた。実際にやってみると分かるが、ここに来ての負けという、即ち無駄に指を酷使したという事実は結構堪えるものだ。残り30勝が、残り20勝が、残り10勝がひたすら遠い。頻繁に負けるのも、相手が速くなったからなのか指の疲れが故に忠実にセオリーを実行出来なかったからなのかもうよく分からない。いつしかランナーズ・ハイは綺麗さっぱり消え失せ、でもその代わりに「もうちょっとで終わるんだ」という思いが私を、レベル100の高みへと押し上げたのであった。
ただただバーフォンハイムの街中を走って、元々99個近く持っていたアイテムを大量に貰うというあまりに不毛なイベントであったが、最後のレベル100、これに一発で勝てただけ、まだ良かった。でももうやりたくないな。目的が見えないもの。一通り終わってその場を去ってみると競走時よりもずっと速く走ってるヴァンの姿に苛立ちすら覚えるし。

釣りの中々手に入らないアイテム、のろのろ競走約130連戦と、非常にストレスの溜まる一日であった。だからと言う訳ではないが、現在次のサブイベント「竜の研究家」にてHP900万弱の魔神竜と緊張感があるんだかないんだか分からないバトルを繰り広げている真っ最中である。全力な所が良いね。力強さがこれまた爽快。でも6割削った所で本日は中断。未だリザーブメンバーなしでやっていけてるが、追い詰めた後の事とかを考えると本番はこれからだなあ。


進行状況:20日目



07/08/15(水) 第268回 HP1万(笑)の虫けら

危うく不問に付す所だったが、「ムラマタ」入手の経緯についてはあまりにも純然たる「スリ」過ぎて流石の私も引いたぞという事をここに記しておく。

魔神竜戦の続き。
戦法はおおまかに言ってこうだ。常にバブル状態とプロテス状態とヘイスト状態にしておく様にする。攻撃の主体は「最強の矛」装備のバッシュであり、彼については回復や補助より攻撃優先。余裕があればバッシュにブレイブ。後は適宜回復。実際やってみるとほぼコントローラーの操作なしに安定した戦いっ振りを見せてくれ、もしかしたら一晩放っとけば勝手に勝ってくれてるんじゃないかとすら思ってしまった。定期的に「リーダーが戦闘不能になったので」云々のメッセージが表示されてしまう事を考えると本当にそれを可能とするにはまだ相当の工夫が要るんだろうけれど。ってか、このクラスのボスじゃ無理かな。
とまあ、ここまで舐められて憤慨したからなのかどうかは知らんが、HPが3割を切った辺りからの奴は凄かった。打撃威力のあるモンスターを相手する場合において厄介な行動パターンの一つに「ひたすら単純に物理攻撃のみを繰り返す」事が挙げられ、それは先だってのギルガメッシュ戦でも立証された事であるが、こいつがそういった嫌なタイプのモンスター群に属するのだ。ひたすら「ひっかき」と「ペトロブレス」ばっかり使ってきやがって。
だが戦況は突如として変わる。HPが1割を切った奴はそれを境に頻繁に魔法を使用する様になったのだ。瞬間、私は思った。勝てる。奴は2回に1回の頻度でアンチを唱え出した。そして私は思った。バカめ。アンチとは、対象のHPとMPの値を交換する魔法で、必然それをかけられた者は即座に瀕死状態に陥るが、反対にMPには一挙に数千に値するエネルギーが注ぎ込まれる為、あっと言う間に完全回復させてしまう魔法である。HPが3割を切ってからの苦しい戦いによって全員が「チャージ」を連発していた中でのこれは私にとって救いの一手以外の何でもなかった。
後は、ただただ残る約90万のHPを削り切るのみである。誰あろう奴自身が絶えず供給してくれるが故に使っても使ってもなくならないMP。完全に策に溺れた奴に、最早勝機はなかった。魔神竜撃破! いやー、長かった。ヤズマット死ね。

今日は続いてクリスタル・グランデの深部を探索。サブイベントの一つでもあるオメガ.mkXIIはまだ戦える条件を満たしていないが、早い内に「エクスカリバー」を確保しておこうとの算段である。んで聖天使アルテマもついでに片付けに。
で、まあ、行ってみたはいいのだが、例によってザコ敵が強い。一体だけなら何とでもなるが三体以上はもうまともに相手していられない(この期に及んで攻撃手段が「たたかう」一択の上、開幕「盗む」を意地でも継続しての話であるが)。ゲートの制御装置に時間制限があって助かったよ。ザコ敵からひたすら逃げ回るのを実力の差じゃなくゲート開閉作業の為って事に出来るから。
少々時間はかかったが、ここではきっちり「エクスカリバー」と「最強の盾」を拾って帰って来た。ああ後、ついでにまだ戦えないにも拘らずオメガmk.XIIの御姿も一目見てきた。次に会うのはまたしばらく後だな。

さて現段階で残るサブイベントは「クラン セントリオ」「モブ討伐」「隠し召喚獣」「ハントループ」「新人ジョヴィのヒーロー」「オメガmk.XII退治」の六つであり、単にクランランクを上げていくだけの「クラン セントリオ」を除きバトル要素の濃いものばかりが揃った。それは即ち、ここからが最も楽しい内容である事を意味する。
取り敢えず次はどうするかであるが、まずは「隠し召喚獣」から手を付ける事にした。そうと決まるが早いか未取得の召喚ライセンスを次々と手に入れ、早くも残るは最強の召喚獣、戒律王ゾディアークのみである。
どうにもここでつまづきそうな予感がプンプンとするのであるが、それでも何だか簡単に勝てそうな気もしないじゃないのは、魔神竜を倒しちゃったせいで33万っていうHPが随分少ないものであるかの様に見えちゃうからだよな。現実はそんな甘くはないもんだと思うよ。


進行状況:21日目



07/08/18(土) 第269回 その横暴極まる振舞い、慎むおつもりでないのならここで死んで戴きます

・次回、戒律王ゾディアークにサブイベント初の全滅を喫する予定。

予言は変わった形で現実となった。ヘネ魔石鉱のセーブクリスタルからゾディアークの下へと向かう途中、ザコ敵にやられてしまったのだ。
まさか、まさかこんなしょうもない形でサブイベント以降奇跡的に避け続けてこられた全滅劇を演じてしまうとは。クリスタルからゾディアークのいるマップまでは近くもないし、道中のモンスターが一筋縄じゃいかない奴等だって事は事前調査で知ってたから単純に全逃げするつもりだった筈で、実際それを実践していた筈であったのに。亡霊共は逃げども逃げども瞬間移動してきやがるからなあ。
ちなみに、上記事故により「初」でこそなくなったがゾディアークにもきっちりやられた。ダージャずるい。後、終盤の物理無効状態連発こすい。あまりの洗礼に一瞬心が折れそうになってしまったけれども(何せ遠いから即再戦出来ない)、例によって初戦はあまりガンビットや装備について工夫もこらさないままの無謀な挑戦である。その点反省を踏まえて再戦を申し込んだ。

序盤は、何と言ってもレベル2睡眠、レベル3ドンアク、レベル4ブレイクが鬱陶しい事この上ない。今回はギルガメッシュ戦の時とは違ってレベル54での挑戦だった為、レベル2睡眠とレベル3ドンアクを食らってしまう。なまじ全員のレベルが性懲りもなく揃えられているものだから足掻くにも足掻けない。仕方がないので、ゾディアークがこれらの行動を取らなくなるHP8割以上の間は一人に「黒帯」 一人に「西陣の帯」を装備させて動ける者が適宜エスナガという強攻策を取った。一つレベルを上げればこんな煩わしい事なんてしなくても良かったんだけどね。でも丁度レベルが54になったばっかりだったから面倒臭くてね。序盤のHP2割なんてすぐ削れるし。
HPが8割を切ったら「黒帯」並びに「西陣の帯」を装備していたキャラクターは各々「バブルチェーン」に着けかえてただひたすら殴るばかりである。全員がHP2倍状態なだけあって、ここが最も安定していた。しかしそれもHPが残り2割を切るまでである。
HPが2割を下回ると前述の通り物理攻撃が効かなくなる。しかも魔法攻撃対策にリフレクまで張る。これにより攻撃手段はリフレク状態にした味方への魔法を跳ね返すか、或いは「オパールの指輪」を装備してリフレク貫通効果を得た上で魔法を食らわすか、そのどちらかとなる。前者では味方の回復に不安が生じてしまう為、ここでは後者の手段を取る事にした。だが、だからと言って安直にメンバー全員を魔法攻撃役にしてしまってはならない。参加メンバー全員が「オパールの指輪」を装備するという事は即ち「バブルチェーン」の永久HP2倍効果を捨てる事を意味する訳で、さっきまであれだけ安定していたバトルが嘘の様に死者続出阿鼻叫喚の様相を呈してしまうからだ。ゾディアーク初戦の全滅の原因はこれであった。
では、どうする。考えた末に、魔法攻撃役は一人に留め後の二人を回復に徹させる事とした。物理攻撃でまともなダメージが与えられるのが現状で「最強の矛」や「エクスカリバー」装備のキャラクターだけである様に、魔法攻撃でまともなダメージを与えられるのも魔力の値が高いアーシェかパンネロくらいである。だったら、戦況を大きく左右してくれるでもない細々としたダメージの為に残りの男連中が頑張ろうとする意味は何処にもないのである。頑張ってくれてもしょうがないのである。事実、頑張ってくれたお陰でさっきは全員が死ぬ羽目になった。エリートは参加メンバーに一人もいればいいのだ。
という訳で、後は奴に隙があり次第ちょっとずつフレアー辺りを唱え続けた。魔法攻撃役はHP2倍状態でないが為にすぐ死んじゃうから本当にちまちまだ。ダージャの事もあるからどんなに戦闘がパターン化したって安心はし切れないし。
だが、全ては根気によって解決される。粘り強く、粘り強く、途中エースが交代しながらも地道に地道にフレアーを当て続けて、遂にあと三発で撃破という所まで漕ぎ着けた。長かった。明らかにHPが2割を切るまでより切ってからの方が長丁場だった。でもそれも終わる。後二発。ここでダージャ! 戦闘不能は…一人! 即蘇生させると共にフレアー詠唱! 後一発! 立て続けにフレアーのチャージ完了! まだ奴はダージャを構えていない! 貰った!!
その瞬間、戦闘は終わった。最後のフレアーはまだ発動していなかった。終盤、アーシェとパンネロがあれだけ頑張ってダメージを蓄積させ後一歩という所にまで持っていったにも拘らず、奴の物理無効障壁が切れたその僅かな間を縫ってバッシュが止めを刺したのである。究極の良いとこ取り。バッシュよ、ちょっとは空気読めよ。

でもまあ、達成感は素晴らしかった。これにて「隠し召喚獣」無事終了。
今日はその後延々と「ハントループ」に勤しみ、今日の内に全31体のレアモンスターとエンゲージした。出没地域を確認してはそこへ向かって標的を倒す、という極めて作業染みたイベントではあったけれど、こういうの好きだなあ。


進行状況:22日目



07/08/19(日) 第270回 モブ祭り

前々からチョコボ屋ガーディの事はチョコボ料金ぼったくりの件で快く思っていなかったが、トリックスターの一件でその思いが一気に増したな。トリックスター自身にそのつもりがあったかどうかはともあれ結果として商売道具のチョコボ達を盗賊だかから守ってくれたと言うのに、嬉々としてその討伐依頼をクランセントリオに出すだなんて。情とか感謝する気持ちがちょっとでもある人間ならああは出来んよ。言わば命の恩人を売ったって事だからねえ。もっとも討伐の暁に報酬を貰うのは自分達でガーディは支払う方なんだけどもさ、レアモンスターの情報を教える事を名目にセントリオから幾分か対価を貰ってるってのは想像に難くないわな。
ってか、トリックスター自身にガーディのチョコボを守る気があったかどうかは分からないとか言ったけど、それは実際あったろ。普段透明状態でいる事からするとあまり戦いを好む気質じゃなかった様に見えるし(ゲーム中じゃあ何としてもレアモンスターを狩ってやろうという殺気に溢れた人間が二人も三人もしつこく探し回るもんだから仕方なく相手したんだろうけど)、割と温厚で優しい心を持ったチョコボだったんじゃないかな。自身は、多分不用意に姿を表しちゃったらイヴァリース中のハンター達の間で話題になっちゃう事を知っていて、だから普段は身を隠しているんだけど、ふとして仲間が襲われている場面に遭遇し、いても立ってもいられず応戦してしまったんだろう。でも運悪く、本当に運の悪い事によりにもよってガーディにその姿を見られてしまった。彼はすぐさまその場から姿を消したが、人情というものを持たないガーディはこれでまた一儲け出来るぞくらいに思ってセントリオに情報を流した。そして、哀れ心優しきトリックスターは事情もよく知らないハンターに付け狙われ、その生涯を終えた、と。酷いぞガーディ。この人でなし。

とまあ、今日はそんなトリックスターを含むランクD〜Hまでのモブ連中を片っ端から片付けた。
様々なモブと戦っていて何となく思った事だが、本作におけるモブ及び一部のボス連中は大きく二つのタイプに大別されると思う。一つは、HPがべらぼうに多くて力任せなタイプ。もう一つは、HPはそこそこだが嫌らしい攻撃手段に富むタイプ。今日戦った面々の中で言うなら前者がキングベヒーモスやファーヴニル、後者がワイルドモルボルやピスコディーモンといった感じである。
ただ、モブもランクSやH辺りの奴等だと大分歯応えのある相手が登場したりはするが、そのどちらのタイプに属する奴だろうとそんなに苦戦する事がないのだ。体力バカについては既に魔神竜を仕留めているせいでどいつもこいつもその劣化版である様にしか感じられないし、多彩な攻撃を見せる奴にしたって聖天使アルテマや戒律王ゾディアークとの戦いでもうかなり鍛えられている。何より、ランクHモブの中でも一、二を争う存在であろうギルガメッシュを早々に討伐してしまったのが良くなかった、かもしれない。

そんな訳で今日は討伐量に対してあまり緊張感のない戦いの連続だったが、もう残るはイクシオン、神、並びにヤズマット(それとオメガmk.XII)だけだ。これ以上、こんな悠長な事は言ってられんだろうな。
で、その四体を倒したら後はクランレポート関係を残すのみか。今のペースじゃ100時間越えは確実そうだけど、何だかんだで終わりが見え始めてきたなあ。


進行状況:23日目


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