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07/01/15(月) 11日目 イヴァリース鉄人マラソン

奇跡の七日振りプレイ。でも時間が取れてないから全然進んでない。全然進んでないから書く事も全然ない。

あわよくば、ギルヴェガンクリアまで行ってやろうかなんて思っていたものだけれど、私は思った。これまで何度、事前に立てたスケジュールを全うしないままその日のプレイを終えてしまった事があったか。特にFF12ともなると何故だかただでさえ悪いテンポが一段と悪くなるもんだから、その分だとちょっと頑張ってみても幻妖の森を越えてギルヴェガンを制覇するだけの時間はありそうにない。ならば、私は思った。ギルヴェガンに急いでみても中途半端に終わりそうなら、レベル上げがてら、とことんのんびり向かってみよう。徒歩だ。ここ港町バーフォンハイムから古代都市ギルヴェガンまで、イヴァリース大縦断行脚である。それでまあ、今日の所はギルヴェガンに着く辺りで終わっておけば良いだろうってな塩梅だ。

そんな訳で、港町バーフォンハイムをスタート。ガ系魔法を買う。「戦闘不能の味方」等のガンビットも買う。武器防具類はアルケイディス時点のでギルヴェガンまで凌ぐつもりでいるので保留。やっぱりギルヴェガンは直前のシドと直後のシドに挟まれてるからちょっと緩い印象があるんだな。
セロビ台地。シールドドラゴンがウザい。一匹倒しただけで後は相手にしてやんなくなる。ガルピュデスも途中で「デッドダイブ」して消滅しやがるので嫌い。
ツィッタ大草原。流石に出現率10%のトレジャーどもは運良く出て来てもくれず。ちぇ。
フォーン海岸。この辺りになると流石にモンスター共も苦じゃなくなる。要するに金づるだ、金づる。
サリカ樹林。フォーチュンラビとの鬼ごっこが楽しい。こういう所で道草食ってるから予定が押すんだろって。
モスフォーラ山地。アルケイディス行きの時に寄ってたかって殴られまくったフンババへの個人的な私怨を晴らす。
ナルビナ城塞市街地。アルケイディス行きの時に大量のアイテムを売りつけた「娘の薬代稼ぎの道具売り」に、慣例としてバーフォンハイムからここまでに得たお宝その他を売り払う。100000ギル弱也。ついでに、ここから先はしばらく経験値稼ぎにもギル稼ぎにもならん様なしょぼいエリアが続くので珍しくチョコボをレンタル。800ギル也。高ぇな。ガーディめ、足元見やがってよー。お前は「何でもいいから買って下さい」とかって言ってるそこの道具屋みたいな謙虚な気持ちを学べ。
東ダルマスカ砂漠。通過。
ギーザ草原。乾季。音楽が好きなんだがあっさり通過。
オズモーネ平原。通過。
ゴルモア大森林。ここらから金になる奴等満載なのでチョコボを乗り捨て。
幻妖の森。ラフレシア撃破。やっとこさプレイした気になった様なならん様な。

…お終い。
いやいや、妥協案だった筈の「ギルヴェガン到達」すら成し遂げられなかったってのはどういう事だよ。


進行状況:11日目



07/07/22(日) 12日目 歴史的第12歩

貴方は今、奇跡を目の当たりにしている事であろう。実に、実に288日もの時を経てここに、FF12二周目が再開されたのだから。
一つのゲームを半年放置するのはアレだが、その半年放置したゲームをこうして何事もなかったかの様に再開するというのもアレだが、一番アレなのは停滞中もトップページにはずっと「※現在『FINAL FANTASY 12』二周目プレイ中です」と恥ずかしげもなく掲げ続けてた事だな。まあそんな奇跡の再開の感慨もそこそこに、「ゲーム日誌」らしくゲームの話でもしよう。

前回は港町バーフォンハイムからギルヴェガンへ向けて、陸路で行くイヴァリース縦断鉄人マラソンを強行した末、幻妖の森のラフレシアを倒した所までで終わっていた。ゲーム中では幾ら走ろうが疲れを見せようとしない超人達もバーフォンハイムからノンストップやって来て流石に堪えたか、ここで少しばかりの休憩を取ったのだ。一時の休息は、長時間無理を強いた身体には優しかったが、その内休む事の心地良さに取り憑かれてしまって重い腰が上げられなくなるというのもまた常である。気付けば彼等は、半年の時を幻妖の森で過ごした。だがギルヴェガンはもう目と鼻の先。いつまでもここでぐずぐずしている訳にもいかない。六人は立ち上がった。誰ともなく立ち上がった。
さて、立ち上がってしまえば早いもので、一周目では少しばかり頭を使ったラフレシア戦後の謎解きもそこそこにギルヴェガン到着。ここは前回は割と楽勝ムードであった記憶があるが、今回はアルケイディス時点の装備で臨む分、楽観は出来ないかなと思っていた。そしたらどうだ、一周目ではなかった筈の全滅を、シュミハザ戦で二度も喫してしまったではないか。これが装備の差というものか……アルケイディスで揃えた装備を、バーフォンハイムで一段階強いものへと取り替える事が、一周目の知識とアルティマニアの知識をプラスした情報に有用さの点で負けた事実に、私は少し失望するのであった。
でもまあ、クリアはクリアだ。これ以降は装備に糸目を付けないつもりでいるから、もう少し安定してくれるだろうと思う。あっ、でも次シドか……
ちなみに、何故か一周目のギルヴェガン時のセーブデータが残っているのでここにおける一周目とのプレイ時間の比較が出来たのだが、それによれば今回は前回に比べて10時間速いペースでここまで来れている。これも、新装備を逐一調達するのは止めて二、三段階置きに手に入れる事によって前回長居したパラミナ大峡谷とかソーヘン地下宮殿とかの時間がごっそり除かれた賜物かな。まあ、良い事だ。ゲームに割ける時間が少なくなってきている今、本当はこれに慢心せずもっとプレイ効率の向上を図っていかなくてはならないんだけれどもね。

ところで、ギルヴェガン、クリスタル・グランデを攻略してオキューリア族から契約の剣を与えられると、その動向を知ったシドはこう言った。

――ほう、餌にかかったか。早いな

彼が餌を撒いてから、288日後の出来事であった。


進行状況:12日目



07/07/28(土) 13日目 バトル極めり

先日の奇跡が単なる気の迷いでなかった事を証明したぞ。これにて完全再開ってとこだな。何だったら明日も出来るし、やりたいのだが、このタイミングで寒気がやって来られるとの事で、実際にプレイ出来るかどうかは明日になってみないと分からない。

さーてさて、サブイベント群突入まで大灯台を残すのみ。もうちょっとで未踏領域だなあという点で気合いが入ってきた様であり、目前の大灯台の面倒臭さを思い出して気が滅入る様でもあり、何とも複雑な気分である。
まずは準備を整える。一周目ではバーフォンハイムで装備を買うだけの準備だったが、今回はアルティマニアの情報を元に更に有用な装備、魔法、ガンビット等を買い揃えての徹底振りで戦地へ赴く。おっと、バーフォンハイム・ギルヴェガン間往復鉄人マラソン中に手に入った多くのお宝をナルビナの薬売りに売り付ける事も忘れちゃいけない。一つ残らず買い取って戴き、およそ250000ギルを懐に入れさせてもらった。こりゃあ娘さんの病気はまだしばらく治りそうにないな。でもこれで終わりじゃないぞ。大灯台から帰って来たらまたお前んとこに金貰いに行くからよ。首を洗って待ってるんだな。

して大灯台へ。事実上のラストダンジョンたるここは、前回では中層以降のモンスターとまともに戦う事すら出来なくなるほど苦労したが、そこは前回以上の準備と前回以上のノウハウと前回以上のリフレッシュ期間を持ち合わせているこの私である。ネックであった中層エリアも雑魚連中としっかり渡り合った上で突破し、今日の段階で全体の2/3に当たる67Fまで進められた。出来れば一息にクリアしてしまいたかったのだが、まあ律儀にトレジャーを獲得しながらにしては良かった方か。
今日のプレイは進行度的にはそんな感じで極々平凡なものだったが、しかし学んだ事が一つあった。それは「ガンビットはすげえ」という事である。
ただでさえ一周目の最終日になってようやく「戦闘不能の味方にアレイズ」とかを組み込んだガンビット音痴の私であるが、今日になってまた新たに学習させられようとは思ってもみなかった。「味方1人」の使い勝手が恐ろしく良いではないか。
性格上、どうしてもガンビットをプログラムのif文として見てしまう私にとって、「味方1人」とか「自分自身」とかいうタイミングが明記されていないものは条件指定文としてはどうにも広範囲過ぎて(つまりてんで出鱈目なタイミングで乱用しちゃったりするのではないかという懸念があって)手を出す事が出来ずにいたのだが、いざ使ってみるとステータス異常解除系コマンドは当該異常が発生した時にしか使用しないし、逆にステータス異常を発生させるものは効果が切れたら即詠唱。無論詠唱のタイミングや対象指定のミスによる無駄な重ねがけはなし。何ともはや、私が自らコマンドを入れて味方全員にプロテスをかけたりしていたのが馬鹿であるかの様に行動してくれるのである。考えてみれば、それもそうか。彼等はクリフトではないのだ。
味方1人」の有用性に気が付いた私は「味方1人にヘイスト」を標準で追加し、更にボス戦においては実験的に「味方1人にバブル」というインチキ紛いの(さもなければストーリー上に絡んでくるボスなんぞに使う手じゃなかろうと罵られるであろう)命令を組み込んで大灯台へ乗り込んだ。その結果が、つまりは上々だった訳である。

そして私は気付いた。このガンビットというものは、攻略するダンジョンや、これから戦うボスなど、その場その場の状況に合わせて臨機応変に、また細かく変えていくのが本来の形なのだと。ただいちいち変えるのが面倒臭いからと、ザコ戦とボス戦とで共通したガンビットを用い、その上「HP<50%の味方にケアル」とか「HP<20%の味方にケアルラ」などといういつ設定したのかも定かでないアルゴリズムでもってラスボスに挑みかかるのは間違いだったのだと。
FF12のバトルはコマンド入力によって進んでいくのではなく、ガンビットによって進んでいく。これが、FF12歴一年四ヶ月半の私が一年五ヶ月目の今日知った極意である。


進行状況:13日目



07/07/29(日) 14日目 プレイ330日目。これからが本番だ

起床→投票→帰宅→二度寝→起床→昼食→休憩→雷雲発生→緊張→動向確認→安全祈願→究極幻想
の流れでゲームへ。結局プレイ中に雨には降られなかったが、これを書いている今になって雨雲が勢力を伸ばし始めてきた。こりゃ長くなるな。今日は簡単にまとめて終わろう。

昨日のプレイで遂にバトルの何たるかを知った私の前に、最早リドルアナ大灯台レベルのボスは無力であった。残りのハシュマリム、そして最上階のガブラスとシド+ファムフリートをさして苦もなく撃破。シド戦に関しては一周目を含め初めての初見突破だった。あのシドを初見で。感慨である。これで後は、ラスボス連中をいとも簡単に葬り去れば、ことバトルに関する私の復讐劇は大団円の内に幕を閉じるという訳だな。その辺については、名うてのモブ連中と渡り合った上でのご対面となるだろうから待ってろよ。それはそれは酷ぇ目に遭わせてやるから。
そういう事で、プレイ開始から329日、本日ようやく待ちに待ったサブイベント開始と相成った。まだ何をどういう順で攻略していくのかとかいう事も全然決めてないが、取り敢えずは一周目でもろくに時間を取らなかった「空中要塞バハムート起動後のイヴァリース各地の様子」を一通り見て回って、それから決めていこうと考えている。

ラスボス直前になると何故か時間の流れが極端に遅くなって、世界が危機的状況にあるにも拘らず余裕でカジノに興じたりするのがRPGの常であるが、今作でもあれだけアルシドが戦争だ戦争だと煽った割にはもうしばらく平和的状況が続いてくれそうだな。

進行状況:14日目



07/07/30(月) 15日目 死都侵攻

昨日の更新後雨雲が去り切ってからと、今日も夜になってから少しプレイ。
こうして連日「ゲーム日誌」の方を更新していると、以前も書いた気がする事だけれども、その間放置になっている「雑文」の事を気にかけてしまう。「雑文」の更新を楽しみに当サイトへ来てくれる人をほんの少し残念がらせてお帰しする羽目になってしまうからだ。特にここ半年は「雑文」に「俺的事典」ばかりを更新してて「雑文」がサイトの目玉になっているみたいな所があったから余計だ。半年更新しっ放しだったんだから、三、四日連続で「ゲーム日誌」の方へ気が向くなんてどうという事もないくらいの気概でやっていくのが一番なんだろうが。それ以上に、「ゲーム日誌」と「雑文」を同時更新すりゃあそれが一番なんだろうが。でもそれはやっぱり時間的に無理があるんだな。
まずい。「ゲーム日誌」だと言うに内容がやけに「雑文」だ。いや、この状況は逆手に取れば「『雑文』を楽しみに来てくれる人」の期待に「雑文」の更新なしで応えるという荒業に応用出来るぞ。どうですか「雑文」ファンの皆さん。今日も楽しんで戴けてますか? 「ふざけるな」? 「いい加減にしろ」? 「ゲームばっかやってないで他のコンテンツの更新にも少しは尽力しろ」? いつもいつも温かいお言葉ありがとうございます。当サイトは皆様のご声援によって成り立っております。今後とも宜しくお願い致します。

して本題。
戦争直前のイヴァリース巡りの一環として、私は今日、遂にナブディス方面へと足を運ぶ事を決意した。ヘタレで有名な私はこれまでナブディスはおろかナブレウス湿原はおろかサリカ樹林のボムキングにすら会いに行った事もなかったが、本日ようやく決意に至ったのである。理由は三つ。「最強の矛」と「遠隔攻撃」と「エーテル」大人買いだ。
間もなく、我が家のテレビに初めてその姿を現したボムキングは、「HPを半分程度まで減らす」→「とどめ狙いのミストナック発動直前に『治療』で全回復」→「連携に連携を重ねるが満タンだったHPを僅か1/20〜1/30だけ削り切れず」→「『治療』で全回復」という悪質コンボに腹を立てつつ、しかし危なげなく突破。ラスボス前までシナリオが進んでれば当然か。
しかしその後のナブレウス湿原、死都ナブディスはやはり伊達じゃなかった。これまでほぼストーリー線上のモンスターしか相手にしてこなかった甘ちゃんプレイヤーに続々と襲いかかるボス級のザコ敵達(誇張あり)。打撃という打撃を受け流し、魔法という魔法を無効化する百戦錬磨の猛者共にはさしもの空賊も歯が立たない(誇張あり)。HPは見る間に削られ、回復は追い付かず、逃げの一手でひたすら走り回るのが精一杯(誇張あり)。

そんなこんなで、「最強の矛」と「遠隔攻撃」と「エーテル」は確保した。まだ「最強の矛」の実力にはお目にかかってないが、その時が楽しみである。


進行状況:15日目



07/08/04(土) 16日目 サブイベントこそメインイベント

毎度毎度盗みを働き続けた結果ある程度懐に余裕も出て来ており、シナリオ部も終わってこれから先頻繁にギルを消費する事もないだろうという事で、久々にコンプリート欲を前面に出しどうせ使いもしない魔法やら技やらを買い漁ってみた。やはり「枠が埋まる」ってのは良いもんだね。後はクランランクが上がってから買える様になる魔法二つか。その辺に関しては、まだクランランクが「グラブバッグ」であるにも拘らずクランポイントの方は既に1000000を越えてたからショップに並ぶのも時間の問題だな。ってか、モブこそ全然討伐しちゃいないけど結構各地で活躍してんだから、そこの所モンブランももうちょっと考慮してランクを上げるなりしてくれても良さそうなもんだがな。

さて、サブイベントに関し、取り敢えず今後の大まかな予定を決定した。
  1. サブイベント群の中でも一番のボリュームを誇り一番の醍醐味でもある「モブ討伐」「隠し召喚獣」「ハントループ」辺りはひとまず保留。
  2. その他の小規模イベントをアルティマニアに載っている順にでも攻略。
  3. それら小イベントの攻略に特定モブ等の討伐が必要ならば適宜討伐。
  4. 上記三イベントを残して他全てのイベントを片付けたら残りを順次攻略。
後はまあその時々で臨機応変に対応していくって事で。
そんなこんなでようやっとサブイベントの開始であるが、上述した様なスケジュールで各イベントに臨む為に初めの内は緊張感の欠片もない展開が続々と続いた。何しろサブイベント攻略の口火を切ったのが「テクスタ討伐」である。「こんなのをモブ登録するだなんてラバナスタの人民の軟弱さたるやもう」とか何とか言われても文句は言えんだろうとすらプレイヤーに思わせてしまうテクスタである。最早ザコとも言えないザコを相手に、私は彼の最大HPの優に10倍を誇るダメージ量でもって迎えさせて戴いた。
以下、本日のダイジェスト。
「ピリカのおつかい」は当然「盗み読み」→「真っ赤な嘘」コンボ。
「太陽石作り」は一応最高品質のものを一つ作ってクリア扱い。
「出会いを求めるヴィエラ」は当然クリア後により良い物をくれる方を進言。つーかこれにしろ「ピリカのおつかい」にしろ、貰えるアイテムがしょぼくてかなわん。シナリオを一通り済ませてからサブイベントに手を付ける方式の欠点だな。
「渡し舟再開」は二周目にして初クリア。「何故サボテンはサボテンダーではなくなったのだろうか」という疑問が当然のものとして浮かぶ一方で、「サボテンダーのイベントはFF10関連で結構作ったからもういいのかな」とも。
「砂漠の病人」も今回初クリア。当然最大限の薬を与えて「金のアミュレット」を戴いた。いらんけど。

プレイ時間自体は大気の状態が不安定だったせいでそんなに長く取れなかったが、それにしてはサクサク進んだ。が、この楽勝ムードはいつ位まで続くもんかねえ。


進行状況:16日目



07/08/05(日) 17日目 何だとお前この俺の酒が買えないってのか

こうして見ると私はゲームばかりしている様で、でも一応まだ他コンテンツの事もちゃんと考えているのだが、いつまでもそれを形にしないでいるものだからネタ案だけ溜まっていってしまっている。大分時間が取れてきているのでそろそろ放出していきたいとは思っているのだが、この所最近になくゲームが面白くて仕方ないんだよなあ。でも近々やります。

本日は「銘酒ビュエルバ魂」でサクッと14000ギル稼いで次に進む予定だったのだが、スタイラス邸の人に酒を売るにはモブのアントリオンを討伐してからでないと駄目だという事実が明らかになって事態は一変した。
じゃあってんでさっさとアントリオンを片付けようと思ったのだが、どうやらアントリオンの情報がモブ掲示板に載るのはクランランクがバウンティハンターズ以上になってからとの事らしい。しかもランクがそこまで上がるまでには後五体のモブ討伐が必要であるときた。
思い掛けない遠回りであるが仕方がない。レイス、ワイバーンロード、ニワトリスと、まだまだ強敵にはなり得ないモブ連中を次々討伐。ここいらは一周目でも相手した奴等だからこれといって特筆する事もなし。
バウンティハンターズまで残り二体。ここで次の標的にホワイトムースを選んだ。まだまだランクD連中の情報が大半を占める中でいきなりランクAの強者であるが、ただただ掲示板の一番上に掲載されていたからというだけでスタイラス邸の人に1000ギルの酒を買ってもらう為に殺されてしまう悲運のモンスターである。
だが誤算と言うか、思い掛けない出来事はここでも起こった。情報提供者の話によればホワイトムースはガラムサイズ水路にいるらしかったが、ガラムサイズ水路と言えばマップ構成が何やら複雑で方向音痴の私としては何かと面倒だ。しかし奴のいるマップまではバルハイム地下道経由ででも向かえるらしいじゃないか。だったらそっちの方のルートで行こう。普通なら少々入り組んだマップを避ける為だけにわざわざバルハイム地下道からホワイトムースに会いに行くなんて事はしなかったろうが、今回は少し事情が違う。道中に隠し召喚獣のザルエラがいらっしゃるので、ついでならそいつごと狩って行こうという寸法である。後、1.8%の確率で手に入る「最強の盾」の入手もあわよくばと思って。
「最強の盾」がいきなり手に入ってしまうほどのご都合主義的展開は少なくとも私の関与するプレイ中には起こらなかったが、ホワイトムース同様スタイラス邸の人に1000ギルの酒を買ってもらう為だけに標的となったザルエラの方は初見三分でしとめられた。「最強の矛」万歳である。「最強の矛」がなかったらどうなってたかは知らん。

という事で本日はここまで。終わってみればサブイベントの一つも攻略されていないが、それもこれも今日のプレイを始めるが早いか周辺に轟いた雷のせいで二時間もの貴重な時間をふいにしてしまったからである。二時間はでかいぞ。それも平日一日前の二時間は。


進行状況:17日目



07/08/08(水) 18日目 酒屋廃業

どうもPS2からおかしな音がしている様な……? 気のせいか。気のせいだね。
それにしても、本腰入れてゲームをプレイする時間がない日にも、サイト更新後とか帰宅後サイト更新作業開始前とかにちょいちょいっとだろうと進めておくだなんていつ以来の姿勢だろうね。やはり人間はそう簡単に変わるものではない様である。

今日ゲームに時間を割いたのは、あまりに前回中途半端な所で終わってしまったからに他ならないのだが、ザルエラを始末しておいてホワイトムースなんぞに苦労する腕前は申し訳ないが持ち合わせちゃいない。という訳で案件楽々撃破。帰りは、複雑マップが嫌だからとわざわざバルハイム地下道経由でやって来たにも拘らず水路の方を通ってしまった。それも、ある程度予想はしていたが別に迷う事もなく。そりゃそうだ。こちらには天下のアルティマニア様がバックについておられるのであるぞ。
さて、忘れてはならないが、一連のホワイトムース騒動は元を正せばビュエルバ魂をスタイラス邸の人に売りたいからこそ起きたものであった。本懐はまだ遂げられていないのだ。私は急いだ。急いだって何になるという訳でもないと思われようがさにあらず。少なくとも、「銘酒ビュエルバ魂」は足掛け三日にわたって引っ張るほどのネタじゃなかろう。私は急がなければならなかった。
とは言え、不測の事態もこれで打ち止め。哀れアントリオンはランクAモブの威光を微塵とも感じさせないままルース魔石鉱に沈んだ。
して、スタイラス邸の人の子供は無事魔石鉱から助け出され、スタイラス邸の人は一安心し、私は残り一本となっていた「ビュエルバ魂」を晴れてスタイラス邸の人に売り捌けたのであった。収支+14000ギル也。思いの他奥深いイベントだったな。ただ酒を酒飲みに売り付ければいいだけの緩いイベントなのかと思ってたら道中召喚獣との死闘が待ってたりするんだもんな。

そんなこんなで心のしこりも取れたので、後はおまけの様なもの。
アースドラゴンは一周目でもクリアしていたイベントなので特にこれと言った発見や新鮮味はなかったが、確か苦し紛れのミストナック連携で勝った前回に比べ明らかに戦力的戦術的成長が見られたのは良かった。一周目のいつの時点で奴に遭っちゃった(狙ってそのマップに行ったのではなく、たまたま足を踏み入れたら出て来た)のかもう忘れたから単純比較は出来んが。
「キャビンチーフ七姉妹」もクリア。だが、「銘酒ビュエルバ魂」以上に緩いイベントと目していたにも拘らずクリアした時には何故か飛空艇の搭乗料金が3560ギルにまで膨れ上がってしまっていた(搭乗料金は片道180〜210ギルで全7航路を制覇すればクリア可能)。自分なりに航路の重複に注意して、しかしどういった順で移動すれば最も効率が良いかを模索しながら世界旅行を満喫していたら、ついうっかりナルビナ−バーフォンハイム間の飛空艇を見落としてしまったらしい。畜生、倍以上の金がかかってしまったな。売値18000ギルの「守りの指輪」が貰えたんだからまだ得と言えば得だが。

ってか、非常に危なかった。何がって、もうちょっとして何らかの理由によりクリア不能になったと判断してたら、完全制覇欲に水を差されてプレイ意欲が著しく減退する所だったぞ。


進行状況:18日目



07/08/11(土) 19日目 ビッグブリッヂの死闘!

何だかとんでもない勘違いをしていた様だが、「ナブディスのメダル」の途中で「くすんだかけら」入手の為に立ち寄るガラムサイズ水路ではただ単に水位制御装置を規定の順番で操作する「だけ」で用事が済んじゃうんだな。あまりに拍子抜け過ぎたぞ。まあまだあそこには不浄王キュクレイン戦の時に踏み入る必要がある事が分かってるし、まだ油断はならんが。

本日も「コッカトリス大脱走」から輪廻王カオス戦まで緩急織り交ぜた盛り沢山の内容であったが、何と言っても今日19日目の大一番はこれである。「ビッグブリッヂの死闘」
正にそれは晴天の霹靂であった。私だって昨日まで、いや今日までこんなにも早い段階で彼と会う事になろうとは思いもしていなかったのに。だが、次なるサブイベント「ネブラ河の釣り」をクリアする為には彼を討伐していなきゃならないという事だったから、致し方ない。楽しみはもっと後にまで取っておくつもりだったが、お前も、いつかスタイラス邸の人から1000ギルをせしめるべくして倒されたザルエラの様に、ただ名刀「マタムネ」の入手の為だけに倒してくれよう。
とは言え、相手は未曾有のランクHリスキーモブである。対して私がこれまで相手してきた中で最も強いモブと言えばランクAのアントリオン風情だ。ランクSモブを完全にすっ飛ばすというこのとんでもないジャンプアップは果たして妥当か? それとも無謀か? とんでもない返り討ちを予感させる分の悪い戦だったが、ガンビットの真髄に目覚めて以降今の所全滅の経験はなかった。先日のザルエラも楽々沈めたし(「最強の矛のお陰で」)、今日のカオスだってエアロジャによる全員混乱劇に見ているこっちまで混乱させられながらも初見での撃破を成し遂げている(「最強の矛のお陰で」)。劣勢に立たされた場合において勢いは大事だ。私は早速謎の男の情報を聞いて、橋へと出向くのであった。

1回目の戦いは、言っても相手も本気ではない。何だったらこれは「ビッグブリッジの死闘 〜FFXIIバージョン〜」をゆっくり聴いて楽しむ為にある戦いだと言ってもいい。しっかりと源氏シリーズの各種装備を確保する為、最後の方などはうっかり盗む前に倒してしまわない様、攻撃関係のガンビットを無効にしておく程の余裕ある展開の末きっちりと決めた。
だがここからが本番である。何がって、ギルガメッシュがではない。道中のザコ共がだ。今回の場合はバトル直前にセーブクリスタルが配置されていたから例によって律儀にもザコのお相手をしていたのだが、これが強い。第3鉱区に入って随分と様相を変えてきた連中よりももっと強い。油断していると続々と死者が出る。だが経験値は多い。しかし経験値が多いのにメンバーが割と簡単に死んじゃうもんだからその多い経験値を一人だけ獲得出来ないケースが続出する。ああ、これまで大まかにでも揃えていたレベルアップのタイミングがあれよあれよと言う間にずれる。差を埋めようにも、一人で太刀打ち出来る相手ではなく、そうして地味に下げられたテンションはこの先の戦いへ向けて持っていた仮初めのモチベーションと自信を奪っていくのであった。
それでも何とか決戦の舞台へ辿り着けたものであるが、なるほど強い。油断してなくても続々と死者が出る。さっさとエンキドゥを倒して3対1の攻勢に持ち込むつもりだったのだが、何が何が。初めの内はタイミング的に「最強の矛」装備のバッシュを除くメンバー構成での挑戦だったが、三分もすれば彼は前線に招集された。
本当にコロコロ死ぬので一時は残り二人という所まで追い詰められたけれども、何とかエンキドゥを片付けてからというもの戦況は一挙に持ち直した。詰まる所、HP残り僅かで猛攻を開始した奴よりも通常状態の奴+エンキドゥの方がよっぽど厳しかった。それもこれも全て、メンバーのレベルが49だった事に起因する。メンバー全員がレベル49だったお陰で、レベル2睡眠、レベル3ドンアク、レベル4ブレイクと、全てのレベル攻撃を無効化する事が出来、その間は攻撃に見舞われなかったのだ。奴の物理攻撃は確かに強力だった。終盤の「王者の剣」ではHP満タン状態から戦闘不能にさせられる場合も珍しくなかった程だ。だのに、彼がレベル攻撃を選択した瞬間、我々に与えられた数秒の猶予は瞬く間に死んだ者を復活させ、バブルをかけさせ、プロテスをかけさせ、次に奴が動く頃には万全の状態で立ちはだかるのである。打たれても打たれても立ち上がる。奴にとっては悪夢だったに違いない。だが私は敢えて言おう。奴はバカで、その脳足りんが故に散ったのだと。
という訳で勝つには勝ったが、全員が2の倍数でも3の倍数でも4の倍数でもないレベルでこの戦いを迎えられたのは奇跡である。実際バトル中は主にエンキドゥを倒すまでは全員が全員バトルに参加していた訳で、誰かがもう1レベル高かったり低かったりしただけで事情は大きく違っていたかもしれない。何しろ、3人単位でレベルアップのタイミングを揃えてあるから1人レベルが違うという事は殆ど3人違うという事を意味するのだし。

やり応えについては申し分なかったが、いやはや、強かった。
ギルガメッシュも、元ネタからは信じられないくらいの力を持ったもんだなあ。それも全て、人気が出たからこそだよな。時には自爆もしてみるもんだね。


進行状況:19日目



07/08/12(日) 20日目 ○×短距離走地獄

昨日の喧騒は何処へやら。今日はネブラ河でゆったり釣りに勤しむ私である。
しかしこうしてコマンド入力型のミニゲームをこなしてると、FF10-2の避雷搭調整の事を思い出すな。もっとも、こっちにはリズムやテンポってもんがないしコマンドそのものが動いて行っちゃうので随分取っ付き難くて目が疲れてしまったけれど。でも結局これはコマンドのパターンを覚えてしまえば難しいものでも何でもない。事実、パーフェクトを取る事よりも次の釣り場に進める条件アイテムの入手(パーフェクトを取った上で確率10%)の方によっぽど時間がかかってたからな。

河釣りを終えると、いよいよ私が最も懸念していたサブイベントのお出ましである。その名も「バーフォンハイム徒競走」
「ネブラ河の釣り」が避雷搭調整なら、○×交互連打で走るこれはまんまFF9の対カバオ競走であると言える。だがカバオのレベルは80までだったのに対し今回はレベルが100まである。それにカバオの場合は1秒以上の差を付けて勝つ事で一気にレベルを5上げる事も出来たが、こっちはどんだけほど差を付けて勝ったとしても1ずつしかレベルは上がってくんない。つまり、求められる勝ち数は100勝。その間ひたすら○ボタンと×ボタンを連打し続けるという苦行。しかも終盤ともなればレベルを1つ上げるのに何度挑戦しなければならないのかすら知れない。クリア不能の可能性すら濃厚なこのイベントを前に、私のテンションは近頃になく下がっていた。
だがやらない事には終わらないので、渋々にでもやり始める。しかし初めの内から危なっかしいレース展開が繰り広げられる。ラズに先行されたが奴が転んでくれたお陰で逆転したケースも何度かあった。しかし何が幸いしたのか知らないが、レベル45までは無敗という輝かしい記録が打ち立てられた。更に、レベル45での1敗以降レベル60か70辺りまでは、負けが込んでき始めながらも順調に勝ちを上げていく。
走り方のコツを掴んだのがこの辺りだったろうか。一応セオリーに当たるものはアルティマニアに書かれてはいたが、ここに来てようやくそれを飲み込んだ形である。そしてこの辺りから何故だか、あれだけ面倒に思っていた筈のこのイベントが楽しくなり始めていた。これがランナーズ・ハイというやつか。
原因が何であれ不意に訪れた躁状態を無駄にしてしまってはならない。もう指は疲れ切っていたが(と言うかレベル10辺りで割かし疲れていたが)、この勢いに乗って、中断なしに一息でクリアしてしまう事をこの時決意した。
後は、如何にテンションを保つかという点に留意しつつ、ひたすら走って勝ちを重ねていくのみである。流石にレベル70以降ともなると勝率も7〜8割程度にまで落ち込んできた。実際にやってみると分かるが、ここに来ての負けという、即ち無駄に指を酷使したという事実は結構堪えるものだ。残り30勝が、残り20勝が、残り10勝がひたすら遠い。頻繁に負けるのも、相手が速くなったからなのか指の疲れが故に忠実にセオリーを実行出来なかったからなのかもうよく分からない。いつしかランナーズ・ハイは綺麗さっぱり消え失せ、でもその代わりに「もうちょっとで終わるんだ」という思いが私を、レベル100の高みへと押し上げたのであった。
ただただバーフォンハイムの街中を走って、元々99個近く持っていたアイテムを大量に貰うというあまりに不毛なイベントであったが、最後のレベル100、これに一発で勝てただけ、まだ良かった。でももうやりたくないな。目的が見えないもの。一通り終わってその場を去ってみると競走時よりもずっと速く走ってるヴァンの姿に苛立ちすら覚えるし。

釣りの中々手に入らないアイテム、のろのろ競走約130連戦と、非常にストレスの溜まる一日であった。だからと言う訳ではないが、現在次のサブイベント「竜の研究家」にてHP900万弱の魔神竜と緊張感があるんだかないんだか分からないバトルを繰り広げている真っ最中である。全力な所が良いね。力強さがこれまた爽快。でも6割削った所で本日は中断。未だリザーブメンバーなしでやっていけてるが、追い詰めた後の事とかを考えると本番はこれからだなあ。


進行状況:20日目


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