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05/04/25(月) 11日目 ウィーグラフの面影

ワールドマップ上のマスもいい具合に埋まってきたし、そろそろ中盤も終盤寄りになってきたんじゃなかろうか。それを推測するには十分な材料として、今日三つ目のクリスタル、そして三体目の神獣と出会いました。
と、それよりもまず思ったんですけど、今回の空間のはざまは何処かFFTのリオファネス城城内っぽく見えますね。リオファネス城城内と言えば、神殿騎士ウィーグラフとラムザが一騎打ちを繰り広げ、休む間も無くベリアスとの戦いをこなさなければならなかった難関です。何しろこっちはあらゆる情報を遮断している上でのプレイなものですから、どうすれば上位ジョブになれるのかとか、どのアビリティが有用なのかとかいう事が全く分からなかった訳で。その結果殆ど歯が立たないまま何度もウィーグラフに倒されましたよ。しかも城門前のバトルを終えた時点でセーブしていた為に逃げ出す事も出来なかったんで精神的にも追い込まれてましたし。何で他の奴等はベリアス戦が始まるまで来てくれないんだという理不尽な思いが膨らむばかりでした。
最終的には、それまでの経験を総動員して、あらゆる知恵を絞りに絞った結果、何とアイテム士で突破する戦法を確立出来たんですが、当然それだと次のベリアス戦が少々厳しくなる訳です。
ついでに言うならベリアス戦後のリオファネス城屋上でのバトルで、ラムザ達に一度すら行動の機会を与えないままラファが倒されてしまってゲームオーバー、なんて事もあったりして、ともかくリオファネス城は嫌な思い出に満ち満ちている場所なのです。
これで現れた神獣が万が一「ベリアス」なんていう名前だったとしたらそれはもう悪夢の再現だったのだけれど、流石にそんな奇跡はありませんで、現れたのはアドラメレクでした。ってかそれもニアミスっぽいけど。憤怒の霊帝。
しもべを三体引き連れている所なんていうのも本当にベリアスを彷彿とさせて、何とも全滅しそうな予感が漂っていたんですが、そこは何とか初見でクリアさせて戴きました。色魔法禁止でしかもそれを打ち消すロウカードも持ってなかったから、それはそれは厳しい戦いではありましたが。

む、何か今日は「FFT-A日誌」じゃなくなってるぞ。


進行状況:11日目



05/04/26(火) 12日目 俺の忍者は一刀流

昨日辺りからマーシュが忍者になっているんですが、てっきり刀を両手に装備出来るもんだと思ってたら何故かそれが出来ません。忍者って言ったらFFTでは、初めてジョブチェンジしてからラスボス戦までずっと活躍してくれたジョブであり、その活躍を担った最大の立役者が二刀流だった訳ですからかなり期待してたんですが…
確かこれまで出会った何人かの敵忍者は二刀流だった筈だし、SELECTボタンを押した時の解説にもきちんとその旨が書いてあるのに何でだろうなあ? 二刀流を可能にする為のアビリティが必要なんだろうか? えー? 他のジョブで二刀流しようという場合ならまだしも今のジョブは忍者そのものなのに?
何か特別な方法が必要なのか、或いは根本的に勘違いをしてしまっているのかは分かりませんが、とにかく二刀流が今すぐに出来ないのは事実。だもんで、現在マーシュの装備欄には、未練がましくもいつか刀が入ってくれる予定の空きがあります。武器装備しないならしないで何か他の物でも装備してりゃいいのにね。

さて、そろそろ一回一回のエンゲージが少々大変に感じ始めてきました。相手の攻撃が軒並み強力になってきている事もそうなんですが、何よりロウが厳しい!!
「技禁止」って幅広いなー。「ダメージ50↑」ってこれじゃあ攻撃出来る奴がかなり限られちゃうよ。って言うか「ダメージ50↑」の時は相手も殆ど攻撃してこれなかったんだけど。
ロウは厳しくなる一方なのに、ユニット一人が持つ有効な攻撃手段はあまりありませんから、ある一つのロウで殆ど無力化させられてしまうユニットが出てきてしまう場合もあるんですが、それにも拘らず重点的に育てているユニットも偏っている為に例え誰かがまず活躍させてもらえない様なロウが設定されていたとしても、その代わりとなるユニットはいないのが困りものなのです。今回は結構気を付けてるつもりなんだけど、それでもやっぱり効率の悪いプレイをしちゃってるのかなあ…

しかしだ、何と言っても凄いと感じるのは、それだけロウに苦しめられていながらこれまでまだ一枚もロウカードを使ってないって事だ。
クエストをクリアする度に一、二枚のロウカードを捨てる生活を続けてるんで、そろそろこれも何とかしないとなあ、とは思っているんですけど。


進行状況:12日目



05/04/27(水) 13日目 許してやる代わりと言っちゃあなんだけど…

強い。敵が強い。くそー、せめて上位ジョブへの道のりが分かってさえいたらこんなには苦労しないんだろうなあ。やっぱり時代は忍者よりもアサシンですよね。いや、知らんけど。つーか忍者も本当なら十分役立ってくれるんだろうけど、如何せん一刀流では…

今日は「あて逃げ再び」から。て言うかノノも進歩がないなあ。そんなに頻繁に当て逃げされてんなって。と思わず言いたくなってしまうのは、近頃敵が強くなってきていた事によるストレスだのプレッシャーだののせいか。
しかし本当に手強いですよ。黒魔道士はガ系魔法を使い始めているのにこっちの黒魔道士はまだラ系止まりだし、向こうの赤魔道士だかが連続魔法なんて羨ましいものを披露してましたけど、こちとら赤魔道士なんてまともに育ててもいないですし。喰らうダメージは軒並み50だの60だのを叩き出して回復役が一人ではちょっと追い付かないですし。
そんなこんなで辛い思いをして何とか倒せたと思ったらどうですか。「当て逃げするつもりはなかったんだ」とかぬかしましたよ。
おーいおいおい、それはないよ。こっちはそれなりの情報料を支払って来てるんだから、確かにこのクエストを失敗に終わらせる訳にはいかない。でもここヤクトな訳ですよ。ロウの支配下にないヤクトドルーサな訳ですよ。エンゲージとあらば命を賭す覚悟が必要だってのに、そんな謝れば済む様な事に命賭けたくないでしょーよ。貴方も私も。こんな事で死んじゃったら浮かばれませんよ。ホント。

いやー、何ともこれは勘弁してほしかったね。相応の理由があったら良かったって言うつもりもないけど、でも最初に素直に謝ってれば良かったんだもんなあ。
でもさ、私だって鬼じゃない。確かに貴方達からは少なくない被害を被りましたけど、今なら、今素直に謝るなら許してあげます。
だからさあ、誰でもいいからナッツクランに入って下さいよ。


進行状況:13日目



05/04/28(木) 14日目 アンタに惚れたよ

突如としてシナリオが急展開を見せております。
クエスト「黄金の砂時計」でまたもやリッツと再会して、何かマーシュの「敵」になりかねんみたいな事を言ったかと思えばミュートはミュートでマーシュに対して名指しで非難の意を表明するし。今作はまったくもってそういう方向に向かうとは考えてなかったのに、ややFFTに見られるような人間同士のドロドロ感が見え隠れしてるじゃないですか。

でも今日に関して言えばそんな事はどうでもよかったのです。
事の発端は「黄金の砂時計」クリア後に登場した隠れ里ミュスカデにて起こりました。そこで再会したエゼルさんの話によれば宮廷がクランを一斉に調査するとかどうとか。勿論目的は、彼等側からすればこの世界の安定を崩さんと方々を歩き回っているマーシュの捕獲な訳でありまして、程無くしてマーシュ自らジャッジの目の前へ躍り出ていったのですが…
何と言ってもここでのやり取りが不可解極まりありません。ミュートの厳命を受けてマーシュを探している筈の彼等が、マーシュの顔を知らない!? 何だそれ。それじゃあこれまで捕まえられなかった訳です。いつぞやにバブズが「お前の顔を覚えたからな」とかいう捨て台詞を吐いて退散した事がありましたけど、よもやその時の体験が一切マーシュ捜索に役立てられていないとは…これは所詮ミュートという一人の人間が生み出した世界である故、そういった所に多々落ち度があるのはしょうがない事なんでしょうかね?
そもそも目の前に現れた「自称マーシュ」が本当にマーシュであるかどうかを確認する為にエンゲージを始める事自体がもう不思議なんですがそれはともかくとして、宮廷からの命を受けていて尚エンゲージ中はあくまでも中立の立場を守り通すジャッジの仕事振りに惚れた人は私だけではあるまい(笑)

さて、シナリオが急激に展開し始めたのはここからでした。まずはマーシュの意向によりジャッジマスターのシドがミュスカデへ呼ばれたかと思ったら、有無を言わさずプリズン送りさせられる事に。流石にこれはマーシュに対して、その後の展開を考えてなさ過ぎなんじゃないかと突っ込みたかったんですが、これをしてまだ序の口に過ぎません。
まさかねー。プリズン内にいきなりひずみが現れようとはねー。そら驚くよ。貴方だって私だって。「えーっ!? セーブしてないのにっ!!」
本日のプレイ開始からその時点で約一時間。その間一切のセーブをしていなかった事を今更悔やむ私をよそに、空間のはざまへ引きずり込まれたマーシュからこの日一番の名言が飛び出します。
彼曰く、「ゲームの世界は、嫌な事があった時、少しの間本物の世界を忘れる為の所」との事。って…だったら毎日の様にゲームに興じている私の立場はどうなると仰られるのだろうか。勿論、直後に訪れるであろう神獣戦への緊張感と、セーブしていない事の緊張感とで、そんな突っ込みも浮かばなかった訳であるが。
肝心の神獣エクセデス戦、というかバブズ戦は、バブズさえ倒してしまえば後はマーシュの独壇場だったんで良かったですね。これでバブズがFFTで言う所のウィーグラフみたいな実力の持ち主だったら今日のプレイが一気に台無しになる所でしたよ。

そして、シナリオは本日のハイライトへと差し掛かります。
四つ目のクリスタルを破壊したのを切っ掛けに目が覚めたシドは、マーシュの行いがミュートや自身にとって悪いものであるかどうかの判断が自分には出来ないという理由から、マーシュやその仲間、加えてこの程の一斉調査絡みで不当にプリズン送りにされた人々の解放を決定。更には、ジャッジの宮廷からの独立を宣言してしまったのです。ミュスカデの一件でジャッジに惚れ始めていた私が、これを受けて決定的にジャッジの事を好きになったのは言うまでもない事でしょう(笑)
ジャッジさん達にはこれまであれやこれやと好き放題言わせてもらって申し訳ないですねえ。まあ欲を言うなら、宮廷からの独立を機にミュートのわがままで厳しくなったロウを元通りにしてくれればもっとよかったんですが、今はそれは言わないでおきましょう。


進行状況:14日目



05/04/29(金) 15日目 ラスボス候補現る

その格好良さが過去類を見ない盛り上がりを見せたジャッジもといシドの活躍から一夜明けて(笑)、宮廷には、出て行ったシドの代わりにミュートの従者となるというレドナなる人物が登場。その時の女王の「貴方(シド)を上回る実力を身に付けた」みたいなセリフがあった事からしてどうも後々剣を交える事になりそうな予感はしていたのですが、それが確信に変わり、更に現実のものとなるまでにそう時間はかかりませんでした。

さて今日からは待望のゴールデンウィーク。何とかこの連休中の、しかも前半の内にはクリアしてしまいたいんで、今日は結構進めましたよ。
シナリオが進むに連れてノンバトルクエストのクリア率は下がっていく一方だけどそんなものはお構いなし。いよいよ「動物愛護」なんつー無茶苦茶なロウが登場し始めちゃった事が原因で、泣く泣くエンゲージから逃走してクエストを失敗に終わらせるケースが今日だけで三回か四回起きちゃったけどそんなものもお構いなし。あくまでも一周目である今回は取り敢えずクリアする事が最重要目的なのです。実は「動物愛護」を打ち消すロウカードも持ってたりしたけど、もし必須クエストにおいてそれが設定されていたらという事を考えたら温存しておくしかないでしょう。どうだ、これが貧乏性の真骨頂だよ。

でも、そうして失敗に終わるクエストの数が多くなってくると、必然ユニットの成長率は悪くなっていく一方…未だに主要攻撃ユニットの攻撃方法が「たたかう」か「空破斬」或いは魔法ならファイガかサンダガ、回復は一応ケアルガを覚えてるしリレイズも覚えられたんだけどアレイズは無し。こんな感じでいいのかなあ? ジョブも軒並み中級クラスと思われるのが並んでますし。
尚且つ先々に起きる戦いについての前情報は無いし、何よりプレイヤーがその状況を率先して打破しようとしないもんですから、そりゃボス戦で苦労させられない訳がありませんよね。

そうなんですよ、もうボス戦が大変だったんですって。今日の中で特に厳しかったのはデライラ砂丘でのものでしたね。
クエスト「音なしの砂」から始まるここのイベントではエンゲージが二連続で起こります。まず第一戦は、ここでマーシュと初対面を果たしたレドナとの対決。といってもどうやらこの時点ではレドナに対してダメージを与える事すら叶わないらしく、二ターン程時間が経過したら勝手にロウを破って退場させられてしまいます。それで一応「クエストクリア!」って文字があの「テーテーテーテテテテテテテーン」ってな曲と共に流れるんですけど、勝った気しねぇー。つーか「オメガ」とかいう不吉な単語だけ残して去るのは勘弁して下さい。
続く第二戦。いよいよ最後だと思われるクリスタル、そして神獣の登場です。その名もエクセデス…どうもどっかの「ファファファ」な人を彷彿とさせるって言うか、今考えると外見も結構「ファファファ」寄りだった様な、色だけか? まあそんな奴が登場した訳です。
しっかしこれが強かった。これがと言うよりお付きのヴァンパイアみたいな奴等への対応が大変でした。「レベル?Sホーリー」って何ですか。やけに強い上に自分達を対象にしたら回復するんですけど。「しょう気」で容赦無く毒状態にさせられるし、倒してもヴァンパイアみたいな奴等だから三ターン位後には復活しちゃうし…そしてそこに止めとしてエクセデスの強烈な攻撃。回復が全然追い付かないよー。アレイズ無いからレイズで復活させるけどすぐに倒されちゃうよー。一か八かで「ブースト」狙ってみたけど無常にも避けられたよー。そんな事を言ってる間に完敗。むぅ。
どうもこちらが弱過ぎるっぽい雰囲気が漂ってるんですが、そこは取り敢えず目をつぶっておくとして即座に第二戦です。つーかまたレドナと戦わなきゃならねーのかよー放っといても勝手に負けてくれるレドナを軽くあしらってエクセデスの下へ。
と言っても、正直これといった対策なんてありませんでしたよ。新たに何かしらのアビリティを覚えた訳でもなければ装備品を見直しもせず、有効なロウカードが無いかどうかの考慮すらしないままでの挑戦です。
「作戦」と言う事すらはばかられるこちらの狙いはただ一つ。「エクセデスだけを狙う」 しかもとにかく「ブースト」で。
「ブースト」は確かに命中率が低い。でもその値は30〜40%位だからそんなに非現実的なものでもない。だからここは一つ、「ブースト」が首尾良く命中してくれる事を祈るっていう暴挙に出た訳です。
そしたらこれがどうですか。味方の中で真っ先に動いたマーシュの繰り出した一撃目の「ブースト」が華麗に決まったじゃないですか。幸先良し。
その後エクセデスが奥の方に引っ込んで行っちゃったのは予想外だったんですが、って言うか最初にマーシュがエクセデスの目の前まで歩いちゃったからなんでしょうけど、つまり早い話が先の展開を全然考えてなかったって事なんですけど、その点を除けば後は正しく順調、ヴァンパイア的モンスターの攻撃を間一髪で耐えたり避けたりという幸運にも恵まれ、更に最後はマーシュのカウンターで締めるという幸運もあった末、殆ど運だけでエクセデスを倒せてしまいました。終わってみれば、計四度使った「ブースト」は実にその内三度も命中してくれていました。こんなんでいいんでしょうか。いよいよもって次のボスが倒せるかどうかが不安になってきましたね。

かくして、多分全部で五つであろうクリスタルの五つ目を破壊。残念ながらその時点では何も起こりはしなかったものの、物語は確実に終わりへと近付いていきます。どうやら、この世界の永続を望む者がいるから、世界は元に戻らないらしいんですが…ん? それってミュートをどうにかしなきゃいけないって事か? まさか最終的にミュートと戦ったりする事も考えられるのかなあ…あり得なくないとは思いますが。
とか色々考えていたら、後々シドから「レドナはミュートの最も激しい部分を元にして作られた人形だ」みたいな話を聞く事に。おぉ、どうも展開が見えてきたみたいだぞ。
そのレドナ。この話を聞く直前に起こったマーシュとの一騎打ちエンゲージにおいて、念願叶って「オメガ」を使用したんですが、何故かミスもしくは0ダメージに終わっていました。どういう事だ?
その他レドナにはまだまだ不可解な点が多く残されています。そして何より、まだ1すらもダメージを与えられていない…これはかなり、ラスボスらしい臭いが漂ってきたのではないでしょうか。
うーん。勝てる気しない(笑)


進行状況:15日目



05/04/30(土) 16日目 日に日に悪化する戦況

ここ数日毎日の様に「エンゲージが大変になってきた」とぼやいていましたが、昨日のエクセデス戦を機にいよいよ深刻に考えなければならないレベルにまで達した様です。「ブースト」連発で勝つってねえ…まあ勝てたからいいものの。
今日だって大変でした。ボス的な奴に出会う事こそなかったものの、「神秘の鉱脈」では初っ端の判断ミスからみるみる内に状況が悪くなっていった結果、このままではまず勝てないと判断した時点で神獣エクセデスを二度も呼び出すという暴挙に出る事に。昨日のエクセデス戦を終えた段階では、今後のボス戦に苦労させられてしまう様なら、エンゲージに参加させるメンバーが全員神獣を呼び出せる状態にした上で、とにかくそれを連発しようか、とかいう事を考えてたんですが、まさかそれを早くも実行に移す事になろうとは…しかも相手が一応必須クエストだとは言ってもボス級の奴等じゃなかったしなあ…

苦難はまだ終わりません。つーか本当に危なかったのはこっちの方。
クエスト「丘を越えて」 これまで何度かマーシュとぶつかり合うかもしれない雰囲気を醸し出していたリッツといよいよ正面きって対決する事になりました。あれだけ意思が固いんならドネッドみたいに説得は無理そうだった事から、近々そうなるだろうとは思ってましたけどね。
ここでの使命は「ボスユニットを倒せ!」 そうとなれば周りの有象無象に構ってなんかいられません。ひたすらリッツを集中攻撃してやります。
が、そうそう簡単な話ではないんですよねー。何せその有象無象共が揃いも揃って強敵でして…つーかお前等全員能力的にはこっちの面々の上をいってるんじゃないのか。一撃のダメージが140幾らなんていうナッツクランには縁遠い数字も見えた様な気がしたんですが。
直前に元白魔道士で現セージのン・モウ族がギガフレアなる何とも役に立ってくれそうな術を使える様になりましたから、一か八か回復役はビショップのバンガ族に一任する事にしたんですが、エンゲージ中二度唱えたギガフレアは無常にもミス、ミス。命中率が50%での使用という賭けな部分もあったとは言え、これだったらいつもみたいに回復役でいてくれた方が良かったじゃんかよー。と、そんな事を言っても時既に遅し、彼に三度目のチャンスは与えられませんでした。
動物使いのモーグリ族なんていうのもいたけど、この期に及んでまだ動物使いなんてやってる奴に、活躍の場が訪れよう筈はありません。事実何も出来ないまま撃沈。お前は自分が未だ動物使いでいる事について自分はそれでいいのか頭を冷やしてよく考えなさい。
という訳で、このエンゲージは事実上忍者(一刀流)の人間一人と、モーグリナイトのモンブラン、そして何故か今更黒魔道士になっていたマーシュの三人、及び回復役を一任されているバンガ族の計四人で進めたという事になる訳ですね。こんなんでよく勝てたなあ…最後はバンガ族も倒されてたから崖っぷちもいい所だったんですが。
こうもなると「ギガフレアが二発ミスしてたんだから、あれがもし当たってたらって事を考えたら言う程ギリギリの戦いでもなかったよ」なんていう慰めも最早虚しいですね。実際このエンゲージのクリア条件が「全てのユニットを倒せ」だったら勝ててたかどうかは分かりませんし。

でも、それでもだ。例の「神獣連発作戦」さえあったら、その準備を面倒臭いとさえ思わなければこれだけでエンディングまで行けちゃいそうな気がするんですけど…さてどうなのだろうか。


進行状況:16日目



05/05/01(日) 17日目 最強最後の敵はラスボスにあらじ

私はとても大きな勘違いをしていた様です。
これまでで、RPGというジャンルのゲームをプレイする上での最強の敵とは勿論ラスボスの事であるとの考えが覆されたのが、GBA本体への充電し忘れによる強制的ゲームオーバーが起こったプレイ10日目の事でした。確かにあの時は、ゲーム内の状況によらず全てを消し去ってしまうこれこそが、こと携帯ゲームにおいては最強の敵だと思っていました。そうである筈でした。
しかしそれは間違っていたのです。まさか、まさかこんな事が起ころうとは…

本日のプレイは琥珀の谷へ向かう所からでした。
シドの話によればミュートと女王がいる場所との事。いよいよラスボスも間近に迫ってきた感が強まってきています。
谷内部においてまず登場したのは、昨日までの時点でラスボス最有力候補と見ていたレドナ。ここで通算三度目となる奴との対決になるのですが、今回は事情が違います。エンゲージ開始直前に、シドが前もって準備していたという取って置きのアンチロウカードを用いて、これまでレドナにかけられていた「フォーチュン」なるロウを打ち消した事により、どうやら奴は無敵状態ではなくなったとの事。シドもいい仕事するなあ。何だかジャッジを宮廷から独立させる宣言をした日からというもの、私の中でシドの株が上がりっぱなしなんですけど。今回のアンチ「フォーチュン」の件については明らかに中立を保っていないんですが、それはもう目をつぶるしかないというものです。
さてレドナ戦ですが、流石に無敵じゃないって言っても一筋縄じゃあいきませんね。つーか周りの奴等が強い。全然太刀打ち出来ません。あっけなく全滅。
とは言え、このエンゲージの勝利条件はあくまでも「ボスユニットを倒せ!」 例え相手のユニットそれぞれがこちらよりすべからく強かったとしても、例えこの終盤において何故かマーシュが黒魔道士であろうとも、工夫次第で何とかなります。とか言ってて別段深く考えていた訳でもないんですが、次の挑戦ではレドナへの集中攻撃の末に勝利。やっぱり運が良かった方かな。
レドナはエンゲージ勝利直後に崩れ去りました。と、いう事は…レドナはラスボスじゃなかったって事か…となると、残る怪しい人物はあと一人。

琥珀の谷の奥には、レメディ王女が待っていました。マーシュ、そしてミュートを交えるひとしきりの会話の後、どっかで見た様な気がするゴツい奴を二体も呼んだレメディ。どうやらそういう事の様です。
つーかそれは卑怯だろう。一応勝利条件は「ボスユニットを倒せ!」だけど。そうじゃなくても周りの奴等まで相手してられる余裕なんてないっての。大体ここで負けたらまたレドナ戦からじゃんかよー。折角運良く勝ち進めたのに。
とか思ってたんですが、私の弱小ナッツクランは何が理由かここを初見で突破してしまいます。アドラメレクがMPにダメージを与える「ソウルスフィア」を何度か使っていた事でその時はHPに被害が及ばなかった事と、レメディがとあるバンガ族を倒す→そいつを復活させる→また倒す→また復活っていう事を何度か繰り返していた事で事実上レメディの行動を封じていたのが功を奏した様です。馬鹿め。
でもなあ、喜んでばっかりもいられなかったんだよなあ。何せさっきのレメディがラスボスだと考えるには少しインパクトと言うか、迫力と言うか、雰囲気が違う気が…そんな私のえも言われぬ不安感は、あまり間を置かずして最悪の形で現実となり目の前に立ちはだかるのです。

この世界の存続を望む全ての者の願いだの何だのの塊と化したレメディと、もう顔も見たくなかったエクセデスが二体も。これを目の前にしてマーシュは言いました。「こいつを倒せば世界が元に戻る」
推測が確信に変わった瞬間でした。こいつがラスボスなんだな。こいつを倒せばエンディングだー!!

勝てなくはない。さっきのレメディにも勝てたんだから上手く事が運べば何とかなるかもしれない。

そんな淡い期待は、

「フォール」

ビシッ!! 325(←※喰らったダメージ量です)

ん?

ビシッ!! ビシッ!! ビシッ!! ビシッ!!
314 321 308 331


GAME OVER

こんなあっけない形で、打ち砕かれたのでした。
まあダメージ量は大体のイメージではあるけれども、しかしことごとく300台のダメージを喰らって、成す術も無く崩れ落ちてしまいました。どういう事だ。そんな攻撃に耐えられる訳ないじゃないか。
ここまでか…私はそう思わされました。もうこれ以上は無理だ。こんなんじゃあ勝てる訳がない。
かつて、シドはマーシュとの対話の末に目を醒まし、ジャッジを宮廷から独立させる事を決断しました。どうやら私にもようやくその時がやって来た様です。目が醒めました。このままじゃいかんので、これから真面目にユニットの育成に取り掛かります(遅)

という訳で、それからしばらくは、手を付けていなかったクエストの消化に努めつつ、ユニットの強化を図りました。基本的には上位ジョブに就くべく、エンゲージをこなしてアビリティを覚えていくという方針で。
で、その途中で気付いたんですが、私これまでアサシンっていうジョブは忍者の上位にあるもんだとばっかり思ってたんですけど、どうやらそうじゃないみたいですね。合ってるかどうかは分かりませんけどアサシンってヴィエラ族専用のジョブっぽいですね。気付いたらベストメンバーの中にヴィエラ族がいない状態になってたんで、全然気付きませんでした。
って事は、これまでにマーシュともう一人の人間族が既になれる忍者っていうのは、最上位ジョブの一つっていう事でいいんですか? 未だに二刀流が出来ない忍者が最上位ジョブだって言われても全然腑に落ちないんですけど。
とか思ってたら、「コリング緑林」っていうクエストをクリアした時に、「二刀流」のアビリティを覚える「ノサダ」っつー刀が手に入りました。やっぱり二刀流はアビリティ扱いだったのか…マスターするまでに必要なAPが999っていうのもどうかとは思いましたが、でもまあ二刀流が使える様になったんでそれはもういいです。
後はまあ、各地を解放したり、時に奪われたり、クランリーグで優勝したりして、目ぼしいクエストが大体片付いた所で、改めて琥珀の谷へ向かう事にしたのです。

つーか前回300超のダメージを喰らわされた「フォール」対策は全然出来てなかったんですけど、でも今回は前回とは違って、ジョブ面、アビリティ面、装備面のいずれにおいてもしっかりと熟慮した上での挑戦なんで、負けるにしてもまずはこれでやってみないと始まりません。それにまずは一戦目と二戦目を確実に勝てる手立てを模索しないといけませんでしたしね。
と思ってたんですが、事態は私が思っていたよりも遥かに大きく動いていたのです。まず何より、二刀流が強い。本当、これまで一刀流である事を理由に辛く当たってきた事を心から詫びなければならない位、圧倒的な強さを見せ付けています。そうだよ、これだよ、これこそがFFTでも猛威を振るった忍者の忍者たる所以でしょうよ。なるほど、この強さを見せ付けられれば、二刀流がアビリティ化という形で事実上封印されていたのも頷けるというものです。
正直、場は二刀流忍者マーシュの独壇場でした。一戦目のレドナについては何とマーシュの攻撃一回のみで撃破。次のレメディもマーシュ一人で半分以上のHPを減らす大活躍の末に楽々と勝利したのです。
こうもなれば、最後のレメディもこの勢いで勝ててしまうのでは、という希望が見えてくるのは自然でしょう。マーシュには「天使の指輪」を装備させていてオートリレイズがかかっているので、少なくとも一回の「フォール」で全滅する事はありません。これならもしかしたら…と、ここで、その希望をより確固たるものにするべく、取って置きの秘策が飛び出します。
それは「人間愛護」のロウカード。これにより「人間愛護」のロウを追加してやろうというのです。こうすれば、リボン付きのレメディの行動を抑える事こそ出来ないものの、両端にいるエクセデスのマーシュに対する攻撃は封印する事が出来、それによりマーシュが戦闘不能に陥る確率が抑えられるという寸法です。未だかつて私がこんなにも有効なロウカードの使い方をした事があるだろうかいや無い!!(笑)
確かにこれをして対策は万全ではありません。しかし、過去類を見ない程の時間をかけて対策を施した事は、確実に勝利を自らの手に引き寄せていました。まあ、早い話があの凶悪極まりない「フォール」を使われなかった事を始めとして幸運に幸運が重なった結果だった訳ですが、しかしやっぱり猛威を振るった二刀流忍者マーシュ様のお陰を持ちまして、レメディに止めの一発を喰らわせてやる事が出来たのです。

あー、今回はホントに疲れた。あの悪夢の「フォール」全滅から実に七時間近くイヴァリース各地を巡ってクエストをこなしてましたからね。これでやっとエンディングだよ。えっと、始めてから何日目だっけ、今日で17日目か。プレイ開始から32時間32分。何とかゴールデンウィーク前半で終われたよ。お、セリフが自動で進み始めたからもうこの後に真のラスボスはいないな。

後はエンディングをゆっくりと見るだけです。見るだけでした。見るだけの筈でした。

なのにだ。それは訪れてしまったのである。

突然の急用

どうしてもいますぐにゲームから離れなければならない突然の急用

セリフは自動的に進んでるから途中で止められないにも拘らずどうしてもいますぐにゲームから離れなければならない突然の急用

往生際が悪い私は二分位粘ってみたんだけども流石に二分では終わってくれず、泣く泣く途中で電源を切る羽目になったのです。 充電のし忘れによる強制的ゲームオーバーを上回る真に最強の敵。それが何故こんな狭い狭いタイミングでやって来てしまったのか。その謎は誰にも解けない。

※約一時間後、改めてクリアしてエンディングを見ました。


進行状況:17日目


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