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06/04/26(水) 11日目 最終兵器メタルギアを破壊せよ

迷っていたが、結局「メタルギア」の方もプレイし始める事にした。今日からゴールデンウィーク内連休までの一週間足らずの間に二作品を立て続けにクリア出来るとは到底思えないのだが、もうこうなったら返却後に自分で買っちゃるもんね。うへへ。

そういった訳で、1987年、今よりもう20年程も前になる時代にMSXにて登場した所の「メタルギア」 プレイ開始である。「この際折角だからやっておこう」的プレイである為に難易度はEASYにしようかとも思ったのだが、そこはORIGINALを選んでみた。言ってもかねてから私が「難しいものが多い」と説いてきた往年のゲームである訳で、この選択が後に自分自身に降りかかってくる事になるのかもしれんけど。
ちなみに本プレイであるが、どうせ「MGS3 SUBSISTENCE」繋がりであるのだから、本編の日誌に続ける形を取る事にした。本編はちょうど区切りの良い10日目で終わった事だし。

ゲームスタート。何と言っても、MGS3から現実上の時間を一挙に18年遡る訳で、レトロ感ありありの操作、グラフィック、システム、その他諸々は逆に斬新に感じる次第である。
マップを切り替える度に復活するので一個見付けられさえすれば簡単に補充が利くレーション等のアイテム、ホフク操作も存在しないどころか歩く/走るの切り替えすらない移動、どんなに見えそうな位置に立っていても敵兵の視線の直線上にいさえしなければ気付かれない仕様。つい一昨日まで食糧の確保に必死で、CQC一つ取っても幾通りものアクションが存在し、物陰から顔を覗かせただけで感付かれる奴等を相手にしていた私に、これは斬新以外の何物でもないと言うものだろう。
ただ、上記要素は何もゲームを簡単にしてくれる要素なのだとは限らない。そういった要素によりゲームがシンプルであるという事は、いざ難関にぶつかった時に己のアクション技術でしかそれを突破する術がない事を意味しているからだ。現に、今やアクションゲームの力量が凡人以下である私は、今日のプレイだけで早くも七回死んだ。先が思いやられるにも程があるぞ。

無論、今回のプレイは、時代的にはMGS3とMGS1の間にある当作品をプレイする事で一層そのシナリオを身近に感じられる様になれればというのを念頭に置いている。
で、そのシナリオであるが、MGS1それにMG2で相当の重要人物として出て来ていた筈のグレイ・フォックスが早々に登場し、殆ど次へ進む為のヒント的メッセージだけを言って消えた。
あまりにあっけなくいなくなったけど、はて、彼はこの先まだ登場シーンがあるんだったっけか?


進行状況:11日目



06/04/27(木) 12日目 メタルギアにしては破竹の勢い

淡々と、ひたすら淡々とゲームが進んでいる感じがする。アイテム欄の埋まり具合から見ると、もう後半に差し掛かっているんじゃないかと思ってしまう程である。
まさか、とも思うのだけれど、いやしかしあながちそれも嘘とは言い切れないのかもしれない。というのも、ここまでで幾つかボス戦を経ているのだが、その数が昨日と今日だけで既に六回ときている。ショットメーカーだのファイヤー・トルーパーだのというコードネームのある人間が三人と、機械が三機の計六戦。いずれもそう苦労する事もなく倒せているだけにまだまだこの先強敵が待ち構えているのやもしれなく、判断が難しい所なのだが、何せ20年前のゲームである。規模的にどれ程のシナリオが詰め込まれているのかが皆目見当が付かない。だからこそ面白みが増しているのも事実であるが。
残りシナリオがどれだけ残っているのかという議論を抜きにしても、とにかくまあテンポ良くどんどんと進んでいる様に感じられる。後のMGSシリーズと言えば映画張りの濃密な会話イベントが見所の一つであるが、そういった要素を全て取っ払うとこんなにもテンポが生まれるものか。MGSシリーズじゃ、イベント飛ばしたりしないんだったら二、三時間でボス六戦なんてあり得ないからなあ。

さて今日はこの他に少し気に留まった事をポツポツと書いておこう。
どうも理不尽な気にさせられるのはガス室である。ここではガスマスクを装着していないと見る間にLIFEが減っていってしまうのだが、ガスの充満する室内からの出口がカードキーによって開ける扉な場合、カードキーを使用する為にその瞬間ガスマスクを脱ぐ必要があるのだ。これはおかしいだろう。特にこの作品ではカードキーは複数枚存在し、鍵のかかっている扉にはそれぞれ個別にどのカードキーを使えば開くのかが設定されている(カードキー1で開く扉はカードキー2や3では開けられない)為に、扉の前でこのカードキーは違う、これも違う、これも…とかやってる内に相当量LIFEが減少する事をどうしても避けられないのである。スネークよ、カードキー位ガスマスクを着けながらでもやってくれよう。頼むから。昨日言ってた様にレーションの補充は比較的簡単だからまだいいんだけど。
それと、今日潜入したビル2には、その入り口で敵兵の格好をして検問を突破する必要があるのだけれど、その為に必要な敵ユニフォームが中々見付からず参っていた。何処にあったのかと言えば、プラスティック爆弾で壊した壁の向こうである。半ば隠し通路みたいな所に攻略必須アイテムが置かれていた訳だ。まあ現実的にも敵兵の服がそこらに落ちていたりする訳もないから理に適ってると言えば理に適っているのだが…

それとそれと、ダンボールが登場していた。彼はこんな時からもう被ってたのか。


進行状況:12日目



06/04/29(土) 13日目 ロケットランチャーを追って

今日は終日、カードキー7を持っていると聞いたブラディ・ブラッドなる奴を倒す為に必要な、ロケットランチャー探しに奔走していた。
プレイ時間で言えば、2時間弱か。その内の1時間30分程をロケットランチャー探索に費やしたのだ。
その作業に費やした労力は、昨日苦労した敵ユニフォーム探しの比ではなかった。それもそうだ。今回の探索範囲は前回の範囲に丸々ビル2の分が上乗せされているのだから。
初プレイである。これまで何度も通った事で何となくのマップ構造こそ頭に入っていても、どの扉がどのカードキーに対応しているかなんて事はもう開けた側から次々に忘れていく有様だ。で、「これは前に入った事のある部屋だなあ」と分かってはいてもそれが勘違いだと後で悔やみに悔やむ事になるから一応開けて中を見ておこうとする。どのカードキーで開くのか忘れた。現時点で都合六枚にまで増加したカードキーを一枚ずつ試す。これだけで相当な手間である事はお分かり戴ける事と思う。
結局、ロケットランチャーは見付けられなかった。普段の私ならこれは次回に持ち越しの課題とする所であるが、ただ今回は少々事情を違えている。一つに、本作品が収録されているソフトをもうじき持ち主に返還しなければならない事。そしてもう一つ、本作品が既に往年の作品である事。
何も意固地になって自力クリアを目指す必要はなかろうか、そう判断し、私は今日のプレイ終了間際、手元のPCにて速やかに「メタルギア ロケットランチャー」と入力し検索したのだった。割と幅の広い二単語であるだけにもうちょっと絞込みがいるかなあと思いきや、一発で目的の情報にヒットしたのは少々驚いたけれど。

かくして無事ロケットランチャーを手に入れ、すぐさまカードキー7を持つブラディ・ブラッドを倒した所で、今日はタイムアップ。いやー、疲れた。
でもさあ、やっぱりその入手条件が「特定のマップでジェニファーに無線連絡を入れる(ちなみにこの時が初交信となる筈である)」ってのは相当難しいって。何か他にヒント的なものを見逃してたりしたのかなあ。


進行状況:13日目



06/04/30(日) 14日目 ミッションコンプリート

プレイ四日目、無事クリアに至った。
ロケットランチャー地獄を抜け出た後は、割とスムーズに、三十分ちょっとでクリアまで漕ぎ着ける事が出来た。ちぇ、ロケットランチャーの手に入れ方さえ分かれば自力クリアだったのになあ。
終盤は勿論、メタルギアの破壊とそしてアウターヘブンのボスであったビッグボスとの対決である。メタルギアの在り処がビル3の地下100階とかいうゲームっぽさ満開の場所にあるらしい事を聞いて以降、まさか地道に1階ずつそこまで降りていくんじゃないだろうなとの危惧はあったけど、そこはエレベータが一息に地下100階まで連れて行ってくれたので助かった。むしろ、本当に地上から一気に行っちゃったんで多少物足りなく感じた位で。
程無くしてメタルギア戦だったのだが、あれなのか、この時は本当にメタルギアを「破壊」するだけで、起動してしまったそれと対決するっていう訳じゃあなかったんだね。何かレーザーを撃ってくる奴が二機いたけれど、物言わぬメタルギアなんぞ敵に非ず、である。そこは軽く破壊、の割には一度レーザーにしてやられたけど。
直後、アウターヘブンの起爆スイッチが作動。爆破までのタイムカウントが始まる中、いよいよラスボス、かのビッグボスとの対決。
MGS3があってからざっと30数年位だろうか。その間、彼に何があったと言うのだろう。彼の師匠であったザ・ボスはあの時「任務は時代が下すものだ。私達は不変の絶対敵と戦っているのではなく、時代の流れの中で移り変わるその時々の――相対敵と戦っているのだ」と言ったが、あれから数十年経つ内に、色々と立場や心境は変わっていったという事だったんだろうか。
そんなビッグボスは、かつてあのザ・ボスと渡りあったとは信じられない位に、弱体化を果たしていた。いや、それも致し方なしか。何せこれまで私が知った限りの話を総合すると、あの時点でのビッグボスって7〜80歳って事になるからなあ、確か。
でもだ、そのビッグボスは確か記憶によればこの後のメタルギア2にも出て来ていた筈だろう。新兵風情に一度は敗れたビッグボスがより強力になって再びスネークの前に立ちはだかる可能性も無くはない訳で、普通のハンドガンと思しき銃を撃つばかりでロケットランチャー四発の前に散ったビッグボスを、現段階で「弱くなったなあ」と言ってしまうのは早計であるのかもしれない。

して、一通りプレイ終了である。
MGSシリーズにはまり切ってしばらく、遂にその原点をプレイした訳だけれども、そうして思った事、それは思ったよりも簡単だったという事だった。
特に顕著にそれが分かるのがボス戦である。ショットメーカーに始まり本作品にもボスの類は存在したが、そいつらが、メタルギアやビッグボスに至るまで割と簡単に倒せてしまうのだ。
確かに奴等はボスであるだけあって特殊な攻撃方法を兼ね備えている場合が殆どだし、耐久力は一般兵の比じゃあない。攻撃力だってそんじょそこらの雑魚達とは比べ物になるべくもない。ただそれですら、多少のダメージ覚悟で相手の懐まで突っ込んで行って、銃を連射していれば数秒の内に片が付いてしまったりするのである。ちょっとこれは呆気なかったかなあ、というのが正直な所だった。まあ、これはクリア後に良い称号を得る事を目的としたプレイだったとしたらレーション乱用なんて許されないだろうから、一挙にレベルが引き上げられるんだろうけども。

さて、引き続いて「メタルギア2 ソリッドスネーク」のプレイへと移りたいのであるが、残念な事にソフト返却までのクリアは無理そうな状況となった。「メタルギア」だけプレイしておいて、というのは何とも名残惜しい所ではあるが、ここは潔く断念として、ひとまずこの「『MGS3 SUBSISTENCE』一周目日誌」、締めという事にしたいと思う。
本編の二周目もやりたいし、こうなったら本当に「買い」かなー?


進行状況:14日目


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