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05/05/30(月) 21日目 読書開始

今日からサウンドノベルを読み始めますよ。個人的にはこのサウンドノベルを読むのが、今回のプレイにおいて一番楽しみにしてた事だったんで、既に四十時間超プレイしてるってのにやっとこさ気分が最高潮に達した感がありますよ。ええ。
計四冊ありますが、取り敢えず上にあるものから攻めていく事にします。という事でまずは「空想魔学小説」から。

まあこれは「空想魔学小説」に限った話じゃないですが、今回サウンドノベルを読むに当たって私がこれまでに得た情報って言うのは概要の紹介程度のものなので、最後まで読み切れるかどうかが左右される「プレイ部分」に関してのみ言うならばもう無知と言ってもいい程です。
だもんで、流石に初見で読破は出来ないだろうなー、なんて、何処か失敗した時の言い訳に転じそうな事を思いつつ呼んでおったのですが、これがどうした事か、初見でエンディングを迎えられてしまいました。
初期状態で15000あったHPを実に1/3超の6450残してのクリア。バトル数がラストを含めて三回と、思ったより少なかった事も功を奏したか、初見なのに意外にも際どい訳ではない状態でクリアしてしまいました…良かったんですかね?
でも、良くなきゃ困るぞ。何せこれってメサの祖父であるサテラ・リプセン氏の狂言だった訳だろー? まあ財宝を手にした事は手にしたらしいとは言え、こんなおふざけにちょっとばかりでも命賭けられるかっての。
つーか、これって小説全体の内の、「読む事が出来る序章部分」だけなんですよね…? うーん、先を読んでみたいぞ。

続きましては「ナナイ人生真書」です。
つーか何で本を読むのにこんな焦らされなきゃならないんだろうか。是非ともこれを読んでいる最中のラムザ達がどんな感じなのかを客観的に見てみたくなるじゃないか。
内心では、先の「空想魔学小説」は首尾良く初見で読破出来たけど、そうそう上手い事は続けて起こらないよなー、とか思ってたんですが、本当にどうしてしまったのでしょう。これまた初挑戦でエンディングまで到達してしまったのです。しかも、第二レースと第三レースはそれぞれ一体ずつ名前を聞きそびれちゃったんで、二択の選択を迫られていたにも拘らず。
確率にして1/4。あの引きの強さは何だったんだろうなあ。つーかそんな喜びも、ギャンブラーな子供の出題した諺問題に、残り時間に焦りながらの挑戦であったとは言え素で間違えてしまった悔しさにかき消されてしまうんですが。
それと、出走するチョコボは高々四体だの六体だのなのに、どうしてあんなにも高い配当が出るのかっていうのも不思議な点です。件のギャンブラーしかそれを買っていなかったというのもまた然り。

さてさて、お次は「ウイユヴェール」 四冊のサウンドノベルの概要を事前に読んだ時点で、私の中での前評判が最も高かったのがこれです。
これについては、とにかく「難解だった」という旨の感想を述べていた人が多くいた様な…そんな記憶が薄っすらとあったものですから、流石にこればっかりは初見で読破出来ちゃわないだろう。とか思ってたら、見事に撃沈しました。つーか最初は興味本位でパブロを即始末してみました。ん? 「FIN」って出たから一応クリアはクリアなのか?
それはさておき、どうやらこれはちょっと一筋縄ではいきそうにない様です。序盤のサンティールとの会話中に出て来る選択肢のどれを選ぶかで画面下中央に数字が出て来ますが、どうやらこれはHP的な数字の様ですね。これが0になると「ウイユヴェール」っていうタイトルのパートになって否応無くゲームオーバーになるみたいですから。
昨日と今日の挑戦において、一度だけ「マリオ・トレズィエーム」の先に行けた事がありました。それを機にHP表示が無くなった事や、パブロの記憶に関する会話が頻繁に交わされる様になった点からすると、どうもここが一つの区切りである様な気がしますが…? 結局その時は最終的にパブロが部屋の裏口から逃亡したのを切っ掛けにゲームオーバーへ。
私の考えが間違っていなければ、「マリオ・トレズィエーム」までの流れは掴めました。極力HPを減らさない様な選択をして、このパートまで辿り着くんだと思います。でもその後の展開はまだどう進めていったらいいか分からないなあ…まだまだ何度も何度も読む必要がありそうです。

うーむ、私が物語の真相を知るのはいつになる事やら?
ケスコンヴァフェールドゥマ〜〜ン


進行状況:21日目



05/05/31(火) 22日目 見えぬ全貌

そう言えば、「空想魔学小説」と「ナナイ人生真書」を初見で読破出来てしまったのはいいんだけど、その代わり失敗時の展開を見てなかったなあ。サウンドノベルも一段落付いたら見てみるとするか。

本日は「ウイユヴェール」をただひたすら読むだけでした。って言ってもゲームプレイに割けた時間自体が少なかったので二度読むだけに留まりましたが。
昨日「マリオ・トレズィエーム」が一つの区切りではないかとの考えを書きましたが、多分これは間違いないでしょうね。それ以前までに展開される個々のパートの順序がランダムっぽいにも拘らず、この「マリオ・トレズィエーム」はその一連の流れの最後に来ますから。
という事で、この区切りを迎えた段階で一旦中断し、その時点でのデータをセーブしておく事で、それ以降の部分に特化して読もうかと思ったんですが、それにしろかなり厳しそうだという事に気が付くまでに、あまり時間はかかりませんでした。
と言うのも、読み始めた当初私が思っていたよりも、物語中の分岐が多そうなのです。エンディングのパターンも、パブロを始末する場合と、ウイユヴェールが死んでしまう場合と、後一つ、グッドエンディングに当たる様な場合がある位かと思ってたんですが、話はそう単純なものではなさそうで…
内容的には私の前評判に応えてくれそうな、と言うか既に応えてくれていますが、とは言え全ての分岐を一つ一つ調べて、全ての結末を見るだけの時間的余裕は私にはありません。このサウンドノベル各種に対する情報を自身で制限している訳でもないので、ここでどんな分岐があるのかを一度調べて、その上で一通りの展開を見、一先ずの読破としたいと思います。

しかしだ、これを「本」として読んでいるラムザ達は、考えるに「1.○○○○…P.122へ 2.○○○○○…P.63へ」ってな感じのいわゆるゲームブック的なものを読んでいると思うんだけど、まさか「あーっ!! ウイユヴェール死んじゃったよー」みたいなノリで読んでるんじゃないだろうな。しかも、バッドエンディングになったからって最初から読み直すのは面倒臭いから、直前のページに指挟んどいて閉じてしまわない様にしつつ。
って、その行為は私で言う所の「途中まで進んだ段階のデータをセーブする」って事じゃないか。人の事言えんぞ。


進行状況:22日目



05/06/01(水) 23日目 サウンドノベル制覇

昨日の宣言通り「ウイユヴェール」を、事前に選んだ選択肢によってどういう風に分岐されるかを調べた上で臨み、無事全ての結末を見る事が出来ました。
話の重さが本編に負けず劣らずといった感じなので、何をもって「グッドエンディング」とすればいいのかというのは少々迷う所ですが、ここはやはり最後に訳者の後書きを見る事の出来た展開がそうであると見るべきでしょうか。ウイユヴェールとパブロの二人自体の先々についてはあまり触れられてませんが、文章中で死んだ事が二人共書かれていない唯一の展開の様な感じですから。て言うか、昨日の段階でこのエンディングまで後一歩の所まできてたんだなあ…「ブラックから預かったものは」って方を選んじゃってたんだよなあ…ちぇ。
それにしても、最終的に真相が明らかになった時は爽快感があったなあ。なるほど、本編の進行を忘れてこっちの方にのめり込んでしまう人がいる筈です。これは面白い。もし一周目時にこの本の存在に気付いてたら、私も一時本編の事なんて忘れてチャートを自作しながら読んだ事と思いますよ。

さて、そんな「ウイユヴェール」でしたが、最後に見た訳者の後書きの中に一つ気になる箇所がありました。それと言うのも、その後書き中に「エナビア記」の文字が見て取れたのです。
「エナビア記」と言えば、次に私が読もうとしていたサウンドノベルのタイトルであり、事前に目にした概要によれば、「どうやらほのぼのした感じなのかなあ」と思っていたものだったんですが、「ウイユヴェール」訳者によればこれを書くに当たっては、「エナビア記」も参考にしたとか何とか。ん? ん?? 「エナビア記」を参考に? あの超難解ハードボイルド小説「ウイユヴェール」が? ともなるとまさか、「エナビア記」も実は人と人との駆け引き渦巻き血で血を洗う展開が待っていたりもするのかー? なんて考えながら読んでみたら何だこのほのぼの感はー!!
いやいや、ほのぼの感が悪いと言っている訳ではなくて、やや拍子抜けしてしまっただけなのですよ。やはり「ウイユヴェール」が重過ぎましたからね。あ、まあ「エナビア記」にも人と人との駆け引きとかが無い訳ではないものの。
その「エナビア記」ですが、どうやら物語中に出て来るパートは殆どランダムで現れる様であり、グッドエンディングを迎えられるまでに何度もバッドエンディングを見る事になるのは少々要領を得ないとの判断から、これも「ウイユヴェール」同様、詳細を調べた上で読み進め、全ての展開を見る事にしました。
著者がルーシア本人だってのには驚きましたねえ。はて、どんな思いをしつつ自らの事を「その心も身体もまだつぼみのように」云々と書いていたのでしょうか。いやそれよりも、やっぱりその先の「革命」だのの話の方が気になるなあ。「物語を美しいままで」っていう件も意味深ですしね。その辺りの流れと言うか、空気感と言うかは本編に通じるものがあるかもなあ。どうやら単なるほのぼの小説ではなかった様です。

という訳でこれをもって、全サウンドノベルを読破致しました。やっぱり読んでよかったですね。これだけで今回、FFT二周目のプレイに踏み切ったのが間違いではなかったと言えます。
残るはいよいよラストバトルまでの連戦のみ。一周目ではバルク戦辺りで一度全滅を喫してしまいましたが、今回は順調に勝ち進んで、有終の美を飾ってやろうではないですか。


進行状況:23日目



05/06/04(土) 24日目 遂に押されたラスボス失格の烙印

以前Chapter4入りした日に「何とか梅雨入り前にクリアしてやる」とか言ってましたが、何とか梅雨入り前にクリア出来ましたよ。本日をもって、FFT二周目のプレイを終了です。
今日の時点で残っていたのはオーボンヌ修道院地下書庫地下四階からの六連戦のみ。これまでも何度も言ってますが、こちらの面々の強力さたるや一周目の比ではありません。という訳で各バトルをパッパッと攻略です。

まずは地下四階。腕慣らしみたいな意味があるのかどうか分かりませんが、前哨戦って事で対一般ユニットのバトルです。実はここ、ことボス戦に関しては一切の情報を知らなかった一周目において唯一負ける気が全然しなかったバトルだったんですが、一周目で負ける気がしなかったのにここで負ける訳にはいきませんよね。楽々突破。

続いて地下五階、神殿騎士ローファル戦。ラムザが装備してた「黒装束」がローファルの「強甲破点突き」で壊される一幕があったものの、ストックがあったので意に介さず。途中シドが敵黒魔道士に対して一周目から通して初となる999ダメージを叩き出しつつここも順当に勝利。

次は死都ミュロンドの神殿騎士クレティアン戦。一周目ではシドの活躍により一ターンキルならぬ一手目キルの前に散ったクレティアンでしたが、前回シドが装備していた武器が「永久ヘイスト」効果の「エクスカリバー」だったのに対し今回は「カオスブレイド」。武器の強さこそ比較にはなりませんが、それにより残念ながら今回は一手目キルをなせませんでした。とは言え、結局はシドの攻撃一回で敢え無く倒れ、一ターンキルを達成しましたが。

次は失われた聖域での神殿騎士バルク戦。一周目のラスト六連戦では唯一全滅を喫してしまった苦い思い出が蘇ります。バルクの一手目の攻撃によって攻撃役の筆頭シドがドンアクト状態にさせられてしまってちょっと焦りましたが、そこは他のユニットが黙っちゃいません。つーかバルクが不用意にも味方ユニット側に突っ込んで来てくれたんで、そこを袋叩きにして終了。ベッド砂漠の時も「武器を盗む」だの「スピードブレイク」だのでコテンパンにやっつけた過去があるし…どうにも報われんなあ。

そして舞台は最終地、飛空艇の墓場へ。ここでまずは統制者ハシュマリムと対峙します。奴が一手目に使った「呪縛」で味方魔道士二人がストップ状態にさせられましたけど、そんな事はお構い無しに残りのラムザ、シド、一般ユニット忍者がよってたかってハシュマリムを殴りつけてお終い。ん? 三人がかりでズルい? 知りません知りません。そもそもアイツが一手目の「呪縛」でラムザとかシドを止めなかったのが悪いんです。どれだけ先を読めるかって言うバトル経験の差ってもんです。詰まる所ヴォルマルフはまだまだ戦闘の場数を踏む必要があったんだよ。

まあそれはいいとして、いよいよラスボス、聖天使アルテマ及び聖大天使アルテマ戦までやって参りました。ここの事はよく覚えてるよ、一周目で起きたあの事件を。何と言っても、アルテマがドンアクト状態になっちゃった事で、後一歩でノーダメージ勝利になっちゃう所でしたからね。前情報一切無しだってのに。そんな訳で、今回の目標は自ずと「ノーダメージ勝利」に決定していました。
まずは聖天使アルテマ戦。一周目ではアルテマがドンアクト状態になったのを切っ掛けに周りのアルテマデーモンから片付けてましたが、今回はアルテマ一直線です。ラムザの二刀流攻撃と、シドの「無双稲妻突き」で、終了です。早ぇー。
んでもって聖大天使アルテマ戦。前回ノーダメージ勝利しかかった理由にはドンアクト状態の外、単にステータス異常を解除するだけの「デスペジャ」を使ってくれたからっていう事もあったんですが、今回も一手目は「デスペジャ」でした。流石に一ターンで奴を倒す事は出来なかったものの、ここはセーフ。
奴の二手目は「グランドクロス」。おっ、これはマズいぞ。大きく大勢が崩れてしまうかもしれないじゃないか。何とかCTが終わる前に倒してしまわねば。
行動猶予は僅かに二回。シドとムスタディオの二人です。ムスタディオは高々100幾らのダメージしか叩き出せませんから、必然ここではシドに期待がかかる事になります。そんなシドの繰り出した「聖光爆裂破」が奴に与えたダメージは…999!!
やりました。最後の最後で彼はまたもややってくれました。シドルファス・オルランドゥ伯、通称「雷神シド」は最後までメンバー随一の活躍振りを見せてくれました。そして倒れ行く聖大天使アルテマ。この瞬間、前プレイで一旦は押されかかった「ラスボス失格」の烙印は、無事確固たる称号としてここに寄与される事となったのでした。やったー。

そんな訳で、本日24日目のプレイにして、FFT二周目を、最高の形でクリア致しました。これで何とか、一周目クリアから約一年半放置してきた「いつか二周目をプレイしよう」の想いをようやく晴らす事が出来ましたよ。取り敢えず、FF12発売前に終わらせられて良かったです。
とか言ってて、FF12にこれといってFFTの要素が盛り込まれてなかったらどうしよ(笑) いやいや、決して無駄になる訳じゃないとは言え。


進行状況:24日目


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