戻る  トップページへ


05/03/27(日) 1日目 つーかそんなに沢山あったらヒミツでもなんでもない

買っちゃったもんはしょうがない訳なんで、今日から「ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし」のプレイを始めます。
三月も今日を含めて後五日しか残っていない中、出来る事なら三月中のクリアを目指したい所ですが、集中的にプレイ出来る様な時間もない状況ではちょっと難しいかもしれませんね。まあ、今回は携帯ゲームな訳で、本格的に忙しくなってきても移動中に進めたり出来るでしょうから、その辺はあまり気にしない事にします。

さて、内容の方ですが、今回盾はやけに奇跡的に入手するんですね。て言うかくじ引き大当たりの商品に小さな盾を選択肢の一つとして置いておくあの人に対してどうかと言いたくなります。
が、ここで小さな盾を選んだゼルダ姫に私は感動したのですよ。流石はリンクの幼馴染なだけあります。リンクと言えば小さな盾だというかねてからの相場をきっちり理解しています。つーかリンクが小さな盾をその手に持った時に、万に一つも似合わないなんて事はあり得ません。今までどれだけ小さな盾をかかげて冒険したと思ってるんですか。まあゼルダシリーズは作品間の繋がりがどういう事になってるのか分かりませんが、そういう事です。
次にお馴染みの曲が幾つか姿を見せている音楽面にも感動ですよ。特にハイラル城での曲のイントロが「神々のトライフォース」のそれだった事と、雨が降っている場面での曲がやはり「神々の〜」のものであった事は感激でしたね。これってNINTENDO64だったりゲームキューブだったりの作品でも踏襲されてる事なのかなあ。こうなると俄然それらの作品もプレイしたくなってくるんですが…ああ、いかんいかん、そこに目を向ける前にファミコンミニのゼルダに手を付けなければ…

話は戻りまして、システム的な事ですが、不満点と言うか、取り敢えず初日という事で戸惑った点を挙げてみるとすれば、敵を倒してから、その敵が落としたアイテムが出現するまでに少し時間がある事と、よく曲を聴こうと思って音量を上げるとリンクの声が少しうるさく聞こえてしまう事位で、後はこれまで慣れ親しんできたゼルダそのものですね。これらの点についてもプレイを進めるに従って慣れていく事でしょう。
シリーズの醍醐味でもある謎解き関係については、まだ二つ目のダンジョンまでしかクリアしていないので何とも言えないんですが、初っ端から幾つか、下手するとかなり悩んでしまいそうな部分がある様な気がします。今日プレイした中で一番てこずったのはあれですよ。えーと、ゴングル山で、緑色の実にゴングルの水をかけるやつ。まさか小人になっている状態で持ち上げられるなんて思ってもみませんでしたから、その場で水をかけてみて反応が無いからもう一度汲みに行って、今度はちょこっとだけ出てる葉の部分にかけてみるも反応が無いからまた汲みに行って、もしかして小人になってかける訳じゃないのか、って事で通常状態のまま横からかけてみるけどあれは恐らく実まで水が届いてないから反応なんて無い訳で今一度汲みに行って…そんな感じで。つーか小人状態の時に持ち上げられるって。それ通常状態の時に持ったらどんな軽さだっての。いや、「とてつもなく軽いんだよ」って言われたらそれまでだけど。

そんなこんなで、ちょっと前途多難だったりします。順調は順調なんですけど、でもまだ序盤も序盤だし。
後少し気になった点と言えば、森のほこらでは小人状態でボスと戦ったけど、あそこに出て来たのが通常クラスの大きさの奴だったらどうするつもりなんだろ、って事。それ手も足も出せんでしょ。もしかしてラスボスあたりそんな無茶苦茶な戦いを強いられたりして。って、まあそれはないにしても、状況に応じて小人になったり戻ったり、っていうボスが一匹位いても面白いかもしんない。
それともう一つ。まだまだゲームは始まったばかりながら「ヒミツのかいがら」が面白い位手に入っちゃうんですがいいんでしょうか。「夢を見る島」で一つ一つ集めたあの苦労を嘲笑っているかに思える位手に入っちゃうんですけど。今の時点で135個とかぬかしてますけど。一体幾らいるんだよ。


進行状況:1日目



05/03/28(月) 2日目 腹黒女神

何か、今日突然「お前の持っとるルピー全部よこせや、早よ出せや」と迫ってくる女神に会ったんですが(一部脚色有り)、一大決心をして「あげる」って言ったら大きなサイフを貰えました。ちょうど手持ちが300ルピーで一杯になってて、どうしようかと思ってた所だったんだよね。有難うございます。
でもそう言えば、昨日も同じ様な女神に会ったなあ。確かあの女神は泉にバクダンを投げ込むと「貴方が落としたのはこの金のバクダンですか? それともこっちの銀のバクダンですか?」とか聞いてきたっけ。こういう類の質問に対しては「どちらでもない」と答えるのが日本古来の常識というもの。そりゃちょこっとは「金のバクダンです」だの「銀のバクダンです」だの、可能なら「どっちもです」だの言ってみたかったりはしますけど、それが切っ掛けで以降「いじわる爺さん」とかいう名前で呼ばれたりなんかしたら堪ったもんじゃありませんから、そこは素直に答えておきましたとも。って言うか、かつての「夢を見る島」では店で泥棒行為に出ると名前が「ドロボー」になったりした訳だから本当に油断出来んぞ。
結果的にそのバクダン女神は、バクダンをより多く持てる様にしてくれました。でも少し気になる事が。
今日会ったルピー女神にしろ昨日会ったバクダン女神にしろ、サイフやバクダン袋を貰った後に会った時にはライフを全回復してくれる事から、過去シリーズにおける女神と同様の立場であるとみていい様です。だのに、いつから女神という存在は、出会った冒険者に対してルピーをくれって言ったり、嘘つきでないかをテストしたりという様になってしまったのでしょう。何かちょっと屈折してますよねえ。そんなんだから闇の世界で太めになったりするんだよ。って、随分と前の話でしたね、スミマセン。

今日は風のいせきとしずくの神殿の二ダンジョンを攻略です。久し振りのゼルダという事があってかどうなのか、それなりに手応えを感じましたね。
風のいせきの攻略必須アイテムである「モグラグローブ」が、ひび割れの無い壁を壊した先にある所なんていうのは、ちょっとゼルダに慣れていないとスムーズには分からないのではないでしょうか。そうなるとやはり今作の難易度は「誰にでもクリア出来る」レベルよりも少し高めに感じますねえ。そこの所世間の反応はどうだったんだろうなあ。まあまだ情報遮断中なので調べるに調べられませんが。
バトル面においても、本日初のゲームオーバーを喫しました。しかも同じボスに対して二度。
そもそもゼルダの伝説においてのボスというのは少しパズル要素をはらんだものもあって、特定の方法でしかダメージを与えられなかったり、更にタイミングを要求されたり、ある手段を用いて動きを止めた所で、再び動き出す前に、別のある手段でダメージを与えたり、なんていうトリッキーな手順を要するボスもいたりします。
今日苦労させられたのは、しずくの神殿でのタコみたいなあいつですよ、あいつ。小人状態でなければ一撃で葬り去れるものを…
ゼルダの伝説でのボス戦の鉄則と言えば「そのダンジョンで手に入れたアイテムを使う」事なのは最早常識的でしょう。なので、どうも力不足感を感じつつもカンテラを使って必死に燃やそうとしてみるんですが反応無し。斬っても跳ね返されるし、ダッシュ斬りでも駄目。吸っても駄目だしひっくり返ってもくれない。バクダンにも無反応で、口の中に矢を放ってみるんだけどそれすらもお構いなし。どうすりゃいいんだよ!! と思った時、駄目もとで盾を構えてみたら、あの岩石の如き巨大な石がいとも簡単に跳ね返り、タコにダメージを喰らわせてしまったのです。しかも壁に当たって跳ね返った石ではビクともしなかった所を見ると、少し押し返す感じだった様です。
まさかあのデカさの石を、あの小ささの盾で跳ね返せちゃうとはなあ…そりゃちょっと気付きませんって。それとも最初から「あのデカさの石を跳ね返せる訳がない」と思い込んでいた私の方が悪いのでしょうか?

まあそれはともかく、私が改めてゼルダ姫に深く感謝したのは言うまでもありません。


進行状況:2日目



05/03/29(火) 3日目 それはもうアクションじゃない

出来れば三月中にはクリアしたいなあ、と思いつつ始めた「ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし」でしたが、プレイ三日目の今日、早くもクリアの運びとなりました。こんな事だったらDQ8の二周目が終わってから躊躇してないで、さっさと買ってプレイし始めてれば良かったなあ、という感じですがまあそれはいいです。

本日最初に訪れた山場は、最後のエレメントがあるという風の宮殿での事でした。何と言ってもここは道のりが長い!! 気分的には雲の上にある家に辿り着くまでの部分からダンジョンみたいなもんですよ。途中で帰らずに一気に攻略したんで。
道のりが長いとライフがどんどん減っていって、最も危なかった時でハートが残り1/2個という所まで追い詰められちゃったんですが、今回はツボとかの中身が画面を変えると無尽蔵に復活するからいいですね。ハートが入ってるツボなりを見付けてしまえばこっちのもんで、何度でも画面を切り替えれば手軽に完全復活出来ます。この辺り、今作のアクションとしての難易度は低めに感じました。
が、単にアクション面が易しめであっても、それが直接「ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし」そのものの難易度が低いと言えるという事ではありません。昨日しずくの神殿におけるタコ戦で実感した通り、一部のボス戦ではやや複雑な手順を踏まないとダメージを与えられないんですよね。さながらそれはアクションアドベンチャーなのにパズル的要素をもはらんでいるかの様です。
そしてそのパズル的要素が、ゲームもクライマックスを迎えようとした正にその時に現れた、ラスボス戦においてその牙をむく事になったのです。

今回のラスボス戦は大きく分けて三ステージ構成でしたが、正直な話、第一ステージと第二ステージについてはあまり難しいと感じませんでしたね。何よりバトル中に、第一ステージでは七個分、第二ステージに至っては事実上無制限のそれぞれハートが手に入れられる点があまりにも大きいです。事実、この二ステージは初見で突破します。
ただ、この時「お、今回は結構楽なんじゃないの?」と思ったのが甚だしい勘違いであった事を思い知らされるまでにそう時間はかかりませんでした。ホントまあ、さっきの面影は何処へやらで随分とお強くなられまして…
そうなのです。フォースの力を完全に得たグフーの強さはさっきまでの比ではありませんでした。何しろあらゆる攻撃が通用してくれないのですから。
どうやらここまでの二戦までを見ると、今回のラスボス戦でダメージを与えるという行為において「目玉」が重要な要素らしい事は掴めたんですが、今回はその目玉が頑として開いてくれません。
だからと言って本体に斬りかかっても最早当然の如く反応無し。つーかボスの外殻に剣が通用しないのってもうお決まりだよなあ。分かってはいた事だけど。
そこからは試行錯誤の連続です。

目玉を吸い込んでみてはどうか→駄目。
目玉がひっくり返ったりは?→しない。
ブーメランは?→効果無し。
盾で光弾みたいなのを跳ね返せたりして→普通にダメージ喰らった。
駄目もとで掘ったりしてみる→やっぱ駄目。
燃やす→燃えん。
中央のデカい目玉にバクダン→目をつぶりもしねえでやんの。
ダッシュ斬り→返り討ち。
やっぱり矢かなあ→何か刺さりもしてくれない。

そんな感じで、一通りのアイテムを試してみたんですがいずれも効果無しです。終いには藁にもすがる思いでオカリナ吹いてみる始末。しかもやっぱり鳥は来てくれなかったし。
そんな状況が初挑戦時を含めて三度でした。その三度の間、ただの一度もダメージを与えられずにいたのです。
一回挑戦するのにも時間が結構かかるんでそろそろ限界が訪れ始めてきた四回目の挑戦、ここでようやく転機が訪れました。
本体に対しては一通りの行動を試してみたので今度は対象を腕の方に変更していたのですが、本体から離れている腕を狙って「パッチのつえ」を振ってみたらば、何か知らんけど初めての反応が!!
ようやく訪れた変化に興奮気味だったんで、一体どういう状況になったのかはよく分からなかったんですが、そこに小人が入れそうな穴がある事を確認するのに時間はかかりませんでした。
これが分かってしまえば、第三ステージの前半戦は貰ったも同然ですよね。つーか私プレイ初日に冗談で「ラスボス辺り、小人状態で通常クラスの大きさのやつと戦う事になったりして」なんて言ってましたが、一応その状況を作り出す事も出来るんですね。まあ通常状態でもまともにダメージを与えられないのに小人状態で何が出来るという訳ではないんですが。でも小人状態だとグフーへの接触以外ではダメージ喰らわなかったりするから侮れん。

さて、鍵が「パッチのつえ」にこそあり、という事が分かれば残る課題は第三ステージ後半戦。ここにきてようやく本体前部にあった四つの小さな目が稼動し始めます。
どう考えても狙うのはあの四つの目だ。目が四つあるって事は、恐らく四人に分身した状態で、同時にダメージを与える事が求められるだろう。しかし、あの目が開く時には一斉に光弾を放ってくるから眼前で待ち伏せは出来ないなあ…だからって光弾が発射された後に攻撃しようにもその時にはもう目玉は閉じてしまってる…
と、ここで閃きました。「ん? 光弾? これはもしかして…」
私の脳裏に今は懐かしき、って言うかこの前見たけど「神々のトライフォース」のアグニムが浮かび上がりました。光弾と言えばアグニム、アグニムと言えば光弾、アグニムの光弾と言えば虫取り網剣で跳ね返せる…
ビンゴでした。四人のリンクが振りかざす剣が、四つの光弾を綺麗に打ち返し、目玉を破壊します。ここにおいてようやく、本当にようやく、本体の大目玉に攻撃する事を許されるのです。手順長ぇ。
結局その時はそれ以上のダメージを与えられずにゲームオーバーとなってしまったんですが、戦い方さえ分かってしまっていればこっちのもんです。これが驚く程本当にこっちのもんです。何せ、それまでは一つしかないビン(残りのビン何処にあったんだろ…)に妖精さん乃至は青のクスリを入れていた上で負けていたのに、最終的に勝った時はビン要らずでしたからね。
ホント、今回のラスボスで苦労したのは一重に「ダメージを与える為の手順模索」でした。正にこれに尽きました。つーかなあ。手順が複雑な割にはヒントが殆ど無かった様に思うんですけど。エゼロ辺りもうちょっと気の利いた事言ってくれてても良かった様な気がするんだけどなあ…元はと言えばアンタのせいなんだから、少しは知恵を絞って下さいよ。と、言いたかった。

そんな訳で、無事クリアです。思ってたよりも随分短かった感じがしますね。でもダンジョン数で言ったらいつも通り七、八個はあったのかな? 何処までを「ダンジョン」として数えていいのかちょっと微妙なんですけど。
まあ事実としてシナリオ部は多分短めだったと思うんですけど、今回は殆ど手を付けていなかった「カケラあわせ」とかの事を考えると、隅々までプレイするのには結構な時間がかかりそうですね。次のプレイが楽しみです。
その「次のプレイ」はちょっとまだいつになるか分かりませんので、取り敢えず今回はこの辺で。
あ、そうだ。最後に一言…

「ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし」はどうやらアクションゲームじゃなさそうだ。
パズルゲームだ。特にラスボス。


進行状況:3日目


戻る  トップページへ

ラシックス