04/09/04(金) 第91回 「ゼルダの伝説」伝説
昨日 は私が如何に「ゼルダの伝説」シリーズ好きかという事を語った訳ですけれども、それだけ好きさ加減が高じると実際のゲームにおいても幾つかの伝説を残しているものです。
もうそろそろプレイした作品よりプレイしていない作品の方が多くなってきたこのシリーズですが、その中でも私が今までに最もやり込んだのはスーパーファミコンで発売された「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」ですね。これは私がスーパーファミコンに触れ始めた頃、確か三番目位の初期にプレイし始めたもので、又私にとって「ゼルダの伝説」シリーズに初めて触れた作品という事もあり、思い入れはかなりのものがあります。
その初期の頃はアクションゲームが得意という訳でもなく、そもそもアクション的要素の入っているゲームに関して言うと私は、初めからそこそこのプレイをする事は少なく、何度も挑戦する事で次第に慣れていくというタチでしたので、いきなり最初のダンジョンであるハイラル城で、ゼルダ姫の下へ辿り着く前に力尽きてしまった事もある事を強烈に覚えています。
初めてやられた時は「果たしてクリア出来るのだろうか」という不安どころのものじゃない絶望感に苛まれましたが、一体全体どうしたと言うのか、周りにテクニックやらを教わる様な人もいない中、見事クリアするに至ります。初めてやられた以降の初プレイの事は完全に覚えていないから又不気味なものですが。
それで完全に「ゼルダの伝説」の虜となった私は定期的に何度もプレイする事になる訳ですが、いつしか普通のプレイでは飽き足らず、様々な条件を付加したプレイを楽しむ様にもなります。そのゲームにのめり込むあまりに、RPGでは滅多に踏み込む事の無い「封印プレイ」にまで手を伸ばす事になったのです。
その条件を列挙してみますと、
・ノーセーブクリア
・ビンの入手を制限
・赤い薬と青い薬の封印
・「ハートのかけら」、及び教会で入手出来る「ハートのうつわ」の封印
・緑の服のままでクリア
・Lv2マスターソードのままでクリア
といったものがあります。いつかはこういった条件を全て複合した究極の制限プレイに挑戦してみたいと思いますねえ。
そしてたまにはそれらの条件を何もかも取り払ってプレイするのも又新鮮で楽しい訳なのであります。本当に何度プレイしても飽きない名作だと思いますよ。
まあこの様に何度も何度も繰り返しプレイしていますと、細かい部分でこだわりが生まれたり、独特のプレイ方法が場合によっては自身で意識しない部分で確立されたりする事もあるでしょう。
こんな話があります。ある時久し振りに「ゼルダの伝説」をプレイしてみたいとスーパーファミコンを引っ張り出して始めの辺りをプレイしていたんですが、その途中、ゼルダ姫を連れ地下水路を通って教会へ行こうとしていた時の事。
教会に到着する直前には二つのレバーがあって、そのどちらかを引けば教会へ通じる扉が開くというのは本作品をプレイした方ならばよくご存知の事と思います。で、その時の私は単に始めの部分を久し振りにプレイしたいと思っていただけなので、セーブするつもりも無く、限られた時間内で出来るだけ先に進んで終わろうとしていました。つまり無駄な行動は全て省いてプレイしていたのです。
という事で私は迷わず画面に向かって左側にあるレバーを引きました。すると教会へ通じる扉が開く筈が…上からロープ(ヘビ型モンスター)が落ちてきたのです。つまり「ハズレ」の方のレバーを引いてしまったのです。
何の疑いも無く左側のレバーを選択しただけに、これには中々にショックを受けました。普段のプレイでは律儀に左側のレバーを引いて落ちてくるロープを全て倒してから右側のレバーを引くというプレイを繰り返していた事で、「右側のレバーに近付くとゼルダ姫が『このレバーを引くと教会への道が〜』何たらと言ってくれる」事は完全に忘れ去っていたのに、長年のプレイで繰り返し実践してきた「始めに左側のレバーを引く」という事は身体が覚えていたのです。やっぱり体験というものは恐ろしいものがありますね。
04/09/05(日) 第92回 野犬に追われて
漫画「ドラえもん」を見ていると、のび太が犬に追われているシーンを見る事があり、往々にしてそのシーンでは、普段走る事にかけてはもう才能と言ってもいいのではないのだろうかとすら思わされる足の遅さを誇るのび太が見違える様な俊敏さを披露しますけれども、似た様な経験が私にもあります。
あれは小学校時分、確か昼休みに中庭だったかに出た時の事だったと思いますが、ふっと目が合ったかと思えば、犬が動き始めたのが早いか私が逃げ始めたのが早いか、追われていたのですよ、次の瞬間には。
その時走った距離は僅か20m程度のものだったとは思いますが、あれは、普段走る事にかけてはのび太程ではないにしろ、例えば競走を例にとってみると後ろから数えた方が早い事の方が多い私がこれまでの人生で駆け抜けたどの20mよりも早い20mだった様な気がします。是非とも一度客観的に見てみたいものですね。
漫画「ドラえもん」では、毎度毎度犬に追われるのび太に対してドラえもんが「逃げるから追って来るんだよ」といったアドバイスをしていた事もあった気がしますが、経験者として一つ言っておきたい事があります。
ドラえもんよ、それは無理だ。
04/09/07(火) 第93回 「家」の一筆書き
「この図形を一筆で書け」といった一筆書きの問題は色々ありますが、私は中でも「家」の図形 に凝っています。この図形の一筆書きというのは解答が何通りも存在するので考えていて楽しいものがあるんですよね。
そうして色々考えるあまりに、いつしか様々な条件を付加した上で書けるかどうかをも考えている事があります。
そこで、同じ問題が既に存在するかどうかとか、どれ程難しいのかとかは分かりませんけど問題。
「家」の図形 を、次の二つの条件を守った上で一筆書きせよ。
条件1:一筆書きのスタートは左下から。
条件2:角を曲がる時は、進行方向を前として右側の方へしか曲がれない。即ち右回り右回りで進んで行かなければならない。
この条件があると、例えば一手目で右上の方へ進んだ場合、通常なら次に考えられる手は三通りある所が、時計回りに進まなければならない為に次の一手が下へと限定されます。更に、一手目で右の方へ進んだ場合は次に進める方向が無くなってしまいます。つまり始めから一手目に右へ進む選択肢は無いという事になります。
解答例はこちら 。
04/09/08(水) 第94回 外国電波の混信
テレビを見ていると時折「気象条件により外国電波が混信し、一部の地域で画像が乱れております」というテロップが表示される事自体がもしかしたら日本の中で幾らか限られた地域のみの話なのかもしれませんが、そういう文字列がテレビに映し出される地域に住んでいながらにして、私は今まで一度も実際に外国電波が混信している様子を見た事がありません。
定期的に何度と無くそういうテロップが表示されるという事は別段珍しい現象ではないという事であり、テロップ自体は何度も見かけながらにして実際にその光景を見た事がない人がいるという事はもしかしたら逆に外国電波が混信してしまって画像が乱れる事が頻繁に起こる地域というのがあるという事なのかもしれませんね。もしそういった地域というものがあるとしたら、その地域に住んでいる方々は「何を言っているんだ」と仰られるのかもしれませんけど、一度どんな感じなのか見てみたいと思う事がありますねえ。
外国電波となるとお隣韓国のものという事になるでしょうから、一段と酷い気象条件により一段と強い電波がこちらまで流れ込んでくるという事になれば、ノイズが多分に挿入されて目を凝らせば凝らす程に視力が落ちていきそうな状況の中、韓国のテレビ放送を垣間見る事も出来たりする事があるのでしょうか?……って、別に混信してくる電波はテレビ放送を発信する電波に限った話ではないのでしょうか? 詳しい事なんて全然知らないんですが。
何せここは民法三局という最果ての地(言い過ぎ)。例え言葉が分からなくても普段は目にする事が出来ないテレビ放送に過敏に反応してしまうのは致し方の無い…のは私だけですか?
ちなみにラジオに関して言えば、お隣韓国のものかと思われる電波が混信する事がよくあり、ニュースを読んでいる傍らで一生懸命っぽくニュースっぽいものを読んでいる様に聞こえる韓国語っぽい言葉が聞こえてきます。あんまりにも同じ様な時間帯に聞く事が多かった結果、その時間帯に始まる番組のオープニングテーマの音楽を覚えてしまいました。
韓国語については全く理解できない私にとって、映像が垣間見れるかもしれないテレビとは違い言葉だけが延々と流れるラジオで電波が混信されても、それは単にうるさいだけなんですけれども。
04/09/29(水) 第95回 移動地獄の日々再び
大体半月位前に分かっていた事なんですが、八月四日をもって一旦区切られていた長距離移動の日々が、昨日から復活しております。
本来ならその旨は昨日の内にここへ書いておく予定だったんですけれども、昨日は久し振りに身体を酷使したからなのかどうなのか、電車で酔うわバスでも酔うわ乗り物降りても気持ち悪いわというトリプルパンチが寝るまで尾を引いておりまして、動けない訳では全然無かったんですが日誌更新の気力は全く起こらなかったのであります。
そもそも私は乗り物酔いする人だったんですけれども、どうしてか長距離移動生活が始まってからの四ヶ月間は目立ってその症状が現れる事はありませんでした。なもんで自分としても、車や船には滅法弱いのに、意外にも電車は大丈夫なのか? とか、バスは小学生時分の遠足等で今まで何度も酔った経験があるけれども、今は乗車時間が短いからセーフなのか? とか、そういった希望的観測が少しずつ芽生えてきた所だったんですが…しばらくは酔い止め薬との縁を切りたくても切れない生活が続く事になりそうです。
といった状況だったもので、読む本が無くても(あるけど)、聞く音楽が無くても(聞けないだけだけど)、一日二日程度はいよいよ本格的に秋がやって来ようかというこの頃の景色というものが折角楽しめると思っていたのに、決してそんな気分にはなれない感じだったのです。
んでもって今日、酔い止め薬を服用した私は満を持して景観観覧に臨んだんですが、行きは台風が接近中により雨が降っていて断念。帰りはその台風がより接近しつつあった影響により下手すれば運休の危険性があった中大幅に時間を遅らせる事もなく無事に電車に乗れはしたものの、雨は行きの時より強くなってますし、そもそもかつての夏場と比べて日没が早くなってますから中々景色も見るに見れず…
…さあ明日も頑張ろう。
04/09/30(木) 第96回 虹がもたらしたもの
今日で地獄の日々が再開してから三日目。一日目は乗り物酔いで、二日目は台風によって何とも予定調和とはいかない日が連続してしまいましたが、それは今日もまた続いてしまいました。
それは朝の出来事。駅に到着した私は眠い中数分後に来る予定の電車を待っていたんですが、その時私の耳に信じられないアナウンスが聞こえてきたのです。
それは私が眠かったせいもあって下手したら何事も感じる事無く聞き逃しかねない所だったんですが、どうやら予定時間通りに電車が走っているのなら七、八分前にここの駅を通過して行った筈の電車が「間も無く到着します」という旨のアナウンスだったのです。
昨日は台風で色々と大変だった事もあり、勿論起きてあまり間が無かった事で頭があまり働いていなかった事もあり、まさか今朝になっても台風の影響が…とかちょっと思ったんですが、何の事はなし、間も無くしてホームには、私が乗る予定だった電車が七、八分どころか何分とも遅れる事無く普通に到着したのでした。つまり、駅員さんが完全にアナウンスの内容を間違えていたのです。
危ない所だったなあ…下手したら乗り過ごしてしまう所だったかもなあ…でもこれが原因で遅れたとしても誰一人止むを得ないとは思ってくれないんだろうなあ…と、被害妄想にふけってみたりもしつつ…
時間は経ってその日の帰り。残念ながら地獄再開から三日目にしてバスに乗り遅れてしまった私。今日は寒気の影響か何かで雨が降ったり止んだりの天気で、しかもちょうどバスが行ってしまった位の時間にバス停に到着したものだから次のバスが来るまで五十分程待たなければなりません。
流石にこれは辛いなあ…と思いながらも待っていますと、何とこの雨が降ったり止んだりの天気が、何と東方の空の彼方に虹を作り出したのです。
久し振りにこの目で直接見た虹は非常に鮮明に見える時間帯を含みかなりの時間に亘って現れており、更にはもうそろそろバスが来るという頃になると、その虹の外側に一回り大きいもう一つの虹も出現しました。
いやー、やっぱりこのギスギスした世の中。こういった現象を目にすると心が幾分も和みますね。
今朝からの非予定調和な展開もこの虹の前には何でもないちっぽけな事の様に…
…いやいやいや、思いませんって。私は騙されませんよ。予定していたバスに乗れなかったのは百歩譲ってまあいいとしても、この美しい自然現象が駅員さんの完全な間違いアナウンスを帳消しにして水に流してしまっては、この日本に秩序はあったものではなくなりますし。
04/10/01(金) 第97回 あったか〜い? つめた〜い?
今日はいよいよTHE BLACK MAGES第二段アルバムの情報が公開されたり、それに伴って「植松伸夫です。」で公開されていた「TBMTV」なる映像で久し振りに植松氏のお姿を拝見出来たりお声を拝聴出来たり…と、日中小さなトラブルが頻発していた事なんて完全に忘れ去らせてくれる嬉しい出来事が続々でしたが、今日は特にそれとは関係の無いこちらの話。
全国に何台ともなく設置されている自動販売機という機械があります。その内、飲み物を販売しているものは最もポピュラーであると考えられますが、その飲み物を扱っている自動販売機には製品のサンプルやそれぞれの製品の価格の他、往々にして以下の様な文字列が見受けられます。
「つめた〜い」
「あったか〜い」
流石にこれを一目見て即座にハイペロ族を連想してしまう程の重病ではありませんが(結果的には連想したのだけれど…)、一つ思う所はあります。多分同じ風な事をこれまでに感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「つめた〜 い」
「あったか〜 い」
つまりそういう事です。
何なんだその「〜」は? と。「つめた〜い」は別に「つめたい」でいいんじゃなかろうか、と。「あったか〜い」だって勿論「あったかい」でいい筈であろう、と。もっと言うならば「あたたかい」の方が良いのではないのだろうか、と。
この「〜」が読み手にもたらす効能として考えられる事は二つ。一つは「製品が冷たい(暖かい)事を強調しているんだな」と感じる事。そしてもう一つは「何か小馬鹿にされてる様な…」と感じる事です。
勿論狙いとしては前者の方が正しいという事になるんでしょうけど、でも言う程そんな感動的な出会いがあったり感慨にふけったりする事はありませんしねえ…
一方で後者の考えは私が如何に捻くれているのかという事を露骨に表している様な気もしますが、別に私だって前々からそうと感じていた訳ではないのです。以前は前者の考えを持つ事も無かったとはいえ、別に小馬鹿にされている様な気分になった事なんてありませんでしたとも。
でもねえ…喉の渇きを我慢した末に「つめた〜い」筈のジュースをやっとこさ買えたのに、見事に期待を裏切られてしまったあの時の経験は、私をそうさせてしまうには十分でしたね。
自動販売機から出て来たもの…それは、「ぬる〜い」飲み物でした。
04/10/02(土) 第98回 貴方が被害を被ったとしても私は知らない
例えば所構わず大声で会話したりすると周りの人々に迷惑をかける結果となりますが、場合によっては常識的範疇や道徳的範疇から全く外れていない性質の会話であっても他人に甚大な迷惑をかけてしまう事があります。
次の会話は、私がある日偶然耳にしてしまい、多大なる被害を被ってしまった会話の内容です。
A「私はあまり深く爪を切らないんだよね」
B「何で?」
A「だってほら、痛くならない?」
B「いや、別に」
A「いや、実際に痛くなくても、痛くなる状況をイメージしちゃうんだよね」
B「例えば?」
A「針がこう…」
今日、十月二日をもって事実上は世界中に発信される事になるこの情報が、何処の誰に迷惑をかけたとしても、私は責任を取りませんので悪しからず。
04/10/03(日) 第99回 腐ったピザの原案
FF7のミッドガルと言えば、その形状から「腐ったピザ」と形容されている事でお馴染みですが、その市長の名前が「ドミノ」で、更に助役の名前が「ハット」という事で、何かしらの他意があるのではないかとの邪推が尽きません。
実際の所、ミッドガルの外観とかは、どうするのがいいだろうかと悩んでいた時期にピザを食べていて思い付いたらしいんで、何かそこに、当時の苦悩が「腐ったピザ」という言葉として表現された部分もあるんじゃなかろうかと考えられなくはないのだけれど、でもまあそれがどうであろうが、やっぱり「腐ったピザ」って言っときながら「ドミノ」だの「ハット」だのはマズいよなあ…
キャラ的にもちょっと良いとは言えない人物である事だし…これはその気になれば訴訟を起こしたりする事も出来るんじゃないだろうか?
これまでのシリーズで何度となく冒険をしてきたFFだけれど、よもやこんな所で「某ピザ屋のピザは腐っている」発言をしようとは…今更ながら驚きです(違)
04/10/04(月) 第100回 偉業と言えなくはない
サイトの定期的更新を目的としているにも拘らず「不定期更新」を原則としていながら、実際の所は(「ゲーム日誌」と併せて)頻繁に更新を続けてきたこの「日誌」が、本日をもって100回になったんですってよ。
こういう日誌みたいなものというのは一日の更新数が高々一回ですから、これは現実的な範囲では最後の桁上がりになりますね。
実際それは嬉しい事で、偉業と言えなくはないんですが、ただ、本格的な公開に踏み切ってないまま、殆ど一人みたいな状況で100回分書いた っていう事については、「偉業」というよりも「異様」である気がします。何やってんの俺。
一人で100回まではこれても、200回は流石に無理だ。早う公開に踏み切らんといかんね。まだまだ先の話になりそうだけど…
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