04/05/29(土) 第21回 勝負の日というものは
昨日は勝負の日でした。
もしこれをしくじったら大変な事になるであろう勝負の日でした。
まあ大変な事と言っても、挽回する事自体は簡単なのですが、挽回するに当たっては普段の生活サイクルに加えて更なる拘束時間が発生してしまう事は明らかでしたし、何より私の士気が下がりに下がるでしょうから、すなわち昨日はとにもかくにもクリアしておきたい事がある日でした。
その「クリアしておきたい事」というのが、六つ程の要素によって構成されているもので、その内の五つまでは100%に近い形に持って行けたのですが、唯一残りの一つだけ、勝てるかどうかが微妙なラインを推移してしまっていたのです。
それがどう転ぶか、が決まる日だったという訳です。
ちょっとでも転んだら恐らくアウトだと思われますので、いつになく緊張した日を送る事となりましたね。何しろ遅刻したらその時点で終了です。遅刻、と言っても、己が寝坊したとかで遅刻したのなら文句の言いようもないですが、不可効力によってやむを得ず遅れてしまっても恐らくアウトです。
実は一昨日に、事故か何かで電車が9分も遅れました。電車が9分遅れた事が即遅刻に繋がる事はないのですが、その事実を体感した事もまた、緊張感を増大させていましたね。
そんな事があり、昨日は何かにつけて普段とは何処か違う日となったのです。
まず、行きの電車内で普段よりもグッスリと眠りました。その電車というのは、私の目的地に到着するまでの間で一回停車するのですが、その中間地点で止まった事に全く気付かないまま、ふと目覚めたらもう到着寸前だった、という位深い眠りについていたのです。
これは、緊張の余りその前日は殆ど寝られなかったという事を意味しています。
さて、その「勝負」は午前中までで終わりました。ちなみに結果はまだ出ていないので分かりませんが、私が尽くせる全ての事が出来たと思われます。
かくしてその日のメインイベントは終わったものの、「普段とは何処か違う日」はまだ終わりません。
「圧力」という文字列が一瞬「モカ」に見えました。つまりこれは、無事に戦いは終わったのだからコーヒーで一休みしたいなあ、と思った事の表われでしょう。普段殆どコーヒーを飲まない私がそう思ったのです。その点から、精神的疲労感はかなりのものであったと推測出来ます。
昼休みでもないのに急激に眠気に襲われました。やはりこれも精神的負担が大きかった事を示しています。
やや急ぎつつ「差し支えない」と書こうとしたら何と「支」の字が咄嗟に思い出せませんでした。これもまた同様の理由によるものでしょう。
帰りの電車で危うく寝過ごしかけました。以下同上。
こうして見ると、私がどれだけ昨日の勝負の事を重大に深刻に思っていたかが自ずと分かってきますね。これだけ頑張ったのだから、良い結果が出てほしいものですが…
ちなみに一つ言っておきますけど、
「その生活振りっていつもと変わらないんじゃ!?」なんていう突っ込みは受け付けません。
受け付けませんったら受け付けません。
04/05/30(日) 第22回 アイフルのCM「帰宅篇」
「ど〜するアイフル〜♪」のフレーズでお馴染みのアイフルのCMがありますよね。
現在では、清水章吾さん演じる父親が可愛さのあまりに買ってしまったロングコート・チワワのくぅ〜ちゃん演じる(?)ペットの犬との微笑ましい日常の一コマと、一部日常を逸脱した一コマを描いている金融会社のCMです。
ちょっと前からこのCMでは「帰宅篇」と銘打たれたバージョンを放送していますが、これを見た時に私はある考えを巡らす事を禁じ得ませんでした。
簡単に内容を説明すると、清水さんが、どうやら家出したらしく行方不明となってしまったくぅ〜ちゃんとの楽しかった想い出を悲しみの中回想していると外から鳴き声が。まさかと思い玄関を出てみるとそこには無事帰ってきたくぅ〜ちゃんの姿があったのですが、隣には奥方と思しきチワワが一匹と、子供と思しきチワワが一杯。
その光景を見た清水さんは、困惑してる様な、でもまんざらでもない様な笑いを浮かべるのであった、「ど〜するアイフル〜♪」……という感じです。
さて、この後の展開を考えてみましょう。
最後の清水さんの表情からすると、あの大勢のチワワを一手に引き受ける事もやぶさかではない、といった感じに見えます。実際「飼いたいけれどお金が無い…どうする!?」→「ど〜する〜♪」の流れなのですから、そういう事であると考えていいのではないでしょうか。
となると、早速清水さんはアイフルへお金を借り入れに行くという展開になる訳ですが、如何せん数が数です。尋常ではありません。それに清水さんはくぅ〜ちゃんを購入する際にもアイフルからお金を借りています。このお金を既に返済しているかどうかは分かりませんが。
重要なのは、「ご利用は計画的に」との忠告があるにもかかわらず、ちっとも計画的な借り入れをしている様には見えない点です。このままだと清水さんはチワワで身を滅ぼす事となってしまうのではないでしょうか?
清水さんが危機的状況ならあの大勢のチワワ達もまたしかり。もしかすればもしかすると…
…私は、次のバージョンで、またあの微笑ましい光景が見られる事を願ってやみません。
04/05/31(月) 第23回 私と雷の歴史 1
一昨日、ここらの地方では早くも梅雨入りが発表されました。
平年より一週間近く、去年と比べると十日以上早い入梅だそうです。
今年もこの季節がやって来たのか〜…という感じですね。
何度か言ってる事かもしれませんが、とにかく私は雨が嫌いです。何故そんなにも雨を嫌うのか。その理由は、ひとえに私の極度の雷嫌いにあります。
雷が苦手です。嫌いです。多分恐怖症と言ってもいい位じゃないんですかね〜?
一旦ヤツが鳴り始めると手に付くものも手に付かなくなってしまうので、ヤツに出会う度に克服したい克服したいとは思うのですが、何しろ恐怖症でありますからしてそれは無理な事に近いのです。
雷が日々頻繁に発生するのであればまた別かもしれませんが、所詮この辺りの地域では、多い年でも年間で30日程度しか発生しないので、身体が慣れてもくれませんし、とにかく、考え方と努力だけではどうしようもない問題の一つな訳です。
それだけ嫌いなだけあって、過去のヤツとの戦いの歴史には、今思い返せばこそ感慨深いものもあるものです。そこで、今回から何回かで、それら激戦の歴史を少し紐解きまして、皆々様へお伝え出来ればと思っております。嫌だと言われてもお伝え出来ればと思っております。
今でこそもはや相容れる事のない関係になってしまった私と雷ですけれども、記憶している限りでは、昔からそうであった訳ではありません。
いつの頃の事かは忘れましたけど、車に乗っている時に雷に遭遇したのですが、その時はただ単に驚いただけで、恐怖感情を覚えた記憶は無いんですよね。
時は経って小学校高学年辺りの時に、思うに人生最大の、ピカピカッと二回光ったかと思ったら次の瞬間に、ゴロゴロではなくて、ガラガラでもピシャーンでもなく、当時認識していたあらゆる雷を表す擬音とは違った「バーン!!!」という爆発音が響いた一撃に遭遇した時には既に立派な雷恐怖症となってしまっていましたから、
いつから雷をこんなにも嫌いになってしまったのか、というのは全く自分としては分からないのですが…
それにしてもその雷はかなり衝撃的でした。
何しろゴロゴロでもガラガラでも…
続く。
04/06/02(水) 第24回 私と雷の歴史 2
梅雨期の雷と言って思い出すのは、まず一つに中学校位の頃の事でしょうか。
季節の変わり目と言うものはとにかく雷が発生し易い様で、その頃ももう梅雨明けがすぐそこに迫っていた時の事だったと記憶しているのですが、あれには参りました。これからいざ帰宅しようと思った矢先に雷です。
普段なら雷が鳴ろうものなら悠長に外の光景を眺めているなんて事はしないのですが、そこは学校内です。否が応にも窓の外の光景が見えてきてしまいますよね。
それが祟って二度だったか落雷を目撃しました。やっぱり凄い迫力ですね〜、なんて言ってられる状況である筈はなく、でも状況がこうまでになるとどうやら感覚がかなり麻痺してしまう様で、その落雷があってからはあまり動揺していなかったと記憶しています。
とはいえ、どれだけ私の精神状態が安定しようが、落雷が発生してしまっては危険だという事でおちおち帰れもしません。これは長期戦になりそうだな〜…なんて思っていたのですが、幸運にも雨自体はあまり長く降り続く事はなく、その点については事無きを得ました。
…ところが、安堵したのも束の間。ちょうど家へ帰り付いた頃には新たなる黒い雲がすぐそこまで迫ってきていたのです。自宅から中学校までは徒歩で約十五分程度。まさに絶妙なタイミングでしかも絶妙な時間だけ止み間があったものだなぁ、と思いましたとも。
程無くして再び雷を伴って雨が降り出したのですが、厄介な事に、遂一時間程前までは神経が麻痺していた為に落ち着いていられてたのに、たったあれだけの短時間安堵に浸った事で、恐怖感情も見事なまでに復活してくれたのでした。
まぁだからと言って降り続いてくれてれば良かったのに、とは流石に言いませんけれども…
そしてもう一つ、これは去年だったか一昨年だったかの話なのですが、その年はやけに梅雨明けが遅かったと記憶しています。いや、もしかしたら梅雨明けの時期は平年並みかそれより少し遅い位だったのかもしれませんが、ともかくその年は、本格的な夏の天気が訪れたのが八月に入ってからという、ここいらの地域では少々異常な事態が発生しておりました。
その年の梅雨明け間近の雷雨がまた物凄かったですね。先の話は短時間に起こった事なのでまだましでした。この時は、平年並みの時期に梅雨明け間近だという事を示す天気の不安定さが訪れ始めたまでは良かったのですが、そのまま景気良く勢い良く南から張り出して梅雨前線を北へ押しやってしまっちゃってくれる筈の太平洋高気圧が踏ん張って下さりませんで、
八月に入ってやっとこさ前線を押し上げ切るまでの間、大気の不安定な状態が続く事となってしまいました。勿論常時ではなかったものの。
雷雲が発達する日はと言えば、放送する天気予報という天気予報を見漁って、雨雲のレーダーの映像や雲の動き等の情報を集めるのですが、何時間経っても次々と、気象衛星から送られてきた映像ですら一目見て発達しているとすぐに分かってしまう様な雲が現れてはこちらへやって来るものですから、全く先が見えなくてかなり参りましたね。
早朝から激しい雨が降り続いて、勿論それに雷も伴っていたある日は、翌日の天気予報で、前日の一時間毎のレーダー映像二十四時間分が放送されていましたが、それを見た時には本当に感慨深くなったものです。
さて、そんな熾烈な戦いの後、ようやく「夏」が訪れた訳ですが、だからと言って安心出来る日々が訪れた事には……これがならないんですよね〜…
続く
04/06/03(木) 第25回 私と雷の歴史 3
夏場の雷に関しては「雷三日」という諺があります。一度雷が発生したら三日は続きますよ、というものですね。
これを言った人は凄いなと思いますね〜。実際気象学的にも同様の事が十分に言えるそうで、上空に入った、大気を不安定にさせている原因である寒気を伴った低気圧が通過し切るのに、二、三日かかる事が多いそうです。
そんな「雷三日」は夏場の難敵です。
数年前位に、その天敵「寒気」が我がホームタウンの上空を始め日本列島を通過したのですが、この時がまた大変でした。
既に前日から天気予報を見て寒気の到来を知っていましたし、その日の天気予報の雨雲レーダーを見ると、まだ午前中なのにポツポツと穏やかでない雨が降っている地域がありますし、外を眺めてみればまだ午前中なのに遠くの方には黒く佇む雲があります。
もうここまで来ると嫌な予感というものは既に「予感」では無くなりまして、実際昼を少し過ぎた辺りでゴロゴロ言い始めてたかと記憶しております。
主に夏場の雷と言うと、日射によって発生した上昇気流が上空高くで急激に冷やされた結果発生するものですから、夜にまで亘って発生し続ける事は少なく、実際にこの時もそうだったと思うのですが、本来ならもうこれだけで十分参る訳ですよ。お腹一杯な訳ですよ。
しかしそこに立ち塞がるのが「雷三日」なのです。天気予報でも私に最後の引導を渡すかの様に「雷三日と言いますから明日や明後日も〜」みたいな事を言っておりました。
こんな時だけはその天気予報も当たって下さりまして、次の日も、その次の日も主に昼過ぎから夕方にかけて不安定な天気は続く事となりました。
しかし、その間で事態が発生してしまったのです。雷が発生始めた日の天気予報での週間予報によれば、まさに「雷三日」の名の如く二日後まで怪しい天気が続いていて、三日目から太陽のマークが燦々と輝いていたというのに、その太陽のマークが、翌日になっても、翌々日になっても一向にこちら側へやって来てくれないのです。
これはホントにキツかったです…ここまで三日頑張って耐えたのに、まだ二日は耐え続けなければならないとなると…
結局その一連の雷は五日間連続で、まぁ回数的には上下の変動があったとはいえ、続いたのでした。連続発生日数で言えば私のこれまでの人生において最長タイ記録だったのではないでしょうか?ただ、二つ三つ立て続けにやって来ていたからこそこれだけ長期間大気を不安定にさせていた一連の寒気が通過し切ったのはもう少し後の話で、この五日間連続記録の後に一日置いて、もう一日だけ雷が発生していました。
つまり、実に一週間もの間、外を見ては不安に思い外を見なくとも不安に思った日々が続いた事になります。
と、ここまできて思ったんですが…
もし雷が発生し始めた日の天気予報で、実際に起こった通り「一週間は天気の不安定な日が続きそうです」なんて宣告されていたら気が滅入ったどころの話ではなかったかもしれませんね。
途中からはその予報の外れ具合にウンザリきてましたけど、最初の内は「あと二日耐えれば終わるんだ」と思わせてくれていただけ、もしかしたら良かったのかもしれません。
という事で、声高らかに叫ぼうではありませんか。「予報を外してくれて有難う」と(笑)
続く
04/06/04(金) 第26回 私と雷の歴史 4
冬に雷が起こる地域というと、日本でも日本海沿岸地方に限られますが、実は世界的に見ても非常に珍しい現象であるという事をごく最近知りました。何と日本以外ではノルウェーの大西洋沿岸地方でしか発生しないとの事。
そんな中、私の住まう地域はしっかり日本海沿岸地方であります。何だってこんな世界的にも希少な地域に生まれてしまったもんですかねぇ……ただまあ調べてみる限り、冬場に限らず日本で最も雷が多発する地域からは取り敢えず外れているのが唯一の救い、もとい唯一の慰めです。
さて、冬季雷には縁が無い方の為に、夏季雷とはまるで違うそれの主な特徴を挙げてみますと、
・雷放電数が少なく、発雷間隔が長い
冬の雷は「一発雷」と呼ばれる事もありますが、その所以がこれです。
・発雷時間帯
夏の雷が昼〜夕方にかけてが殆どなのに対し、
冬季雷は24時間いつでも発生する可能性があります。
・電荷量が異常に大きい
夏の雷の100倍以上に達する事もあるとか。
何と言っても私にとって嬉しいのは「一発雷」ですねえ。
この雷は雪を降らせる前に鳴るので「雪おこし」とも呼ばれますけど、確かに過去の事を思い返すと、殆ど前触れも無く突然豪快な音を響かせて鳴ったかと思えば、後は雪が静かに降るのみで、以降雷は影も形も無くなる、なんて事はよくあったと思いますし。
そんな訳で、「雪おこし」こそ存在するとはいえ、冬は私にとって数少ない安堵出来る時期でありました。
なのにです。
雷の魔の手はこんな所にまで迫ってきたのでありました。
それは確か一昨年の、まだ雪は降り始めていない頃の話。
天気予報で「真冬並みの寒気が日本列島に〜」なんて事を聞いたので事前に「怪しいかもなぁ」とは思っていました。「それでももしかしたら無事に何事も無く通過してくれるかもしれない」などという風に、いつもいつも最後の望みとして抱く何の根拠も無い考えも虚しく、夜中になってから雷は鳴ったのです。
しかし!!私にはまだ「雪おこし」が、「一発雷」が付いている!!
一般的な冬の雷であれば、例え多めに何発か鳴る事はあっても、長続きはしない筈です。
そんな自信というか、何処か確信めいたものもあったというのに…
あれ?
鳴り始めた雷は、三十分経とうが、一時間経とうが止む気配を見せません。それどころか、雪が降る気配も無く、断続的に雨ばかりが降り続いています。
その雷は深夜遅く位まで続いて止んだのですが、結局雪は降らず終いという事態でした。ただ、その事態はその時の寒気が通過した事だけでは終わらなかったのです。何と、同様の事が二度、三度と発生したのです。中には夜間中頻度も相応に鳴り続けた事もありました。一度発生した段階で既に珍しいと思われるのに、です。
その間やはり雪は降らず…
それにもかかわらず地方放送局の天気予報では「昨日は雪おこしが」なんたらかんたらとか言ってます。
「もしかしたらこの現象って、雪が本格的に降り始めるまでずっと続いてしまうんじゃなかろうか?」
その内にそんな考えを巡らすのももはや自然な事でした。
実際の所、それから程無くして本格的な雪の季節の到来となりましたので、もしまだ雪の到来が遅かったらどうなっていただろうか、とか、そもそもの原因とかいう事は全く分からず終いとなってしまいました。
本当に、一体何がどうなってこうなったのやら?
雪が降り始めてからは、あれだけ頻発していた雷がピタッと無くなった事もまた、その年は一段と不思議に感じたのでした。
次回、最終回の予定。
04/06/05(土) 第27回 私と雷の歴史 5
一応雷の発生し易い季節における各々一番の思い出等を列挙してみたものの、まだまだ私の武勇伝は尽きる事がありません…
ほらほら、深夜での話とか停電の話とか…なんていう事は話したいところではありますけれども、それらを一つ一つ話題にしてたんじゃあキリが無いので、今回はこれくらいで一旦区切りを付けまして、またいつか機会があって、尚且つ今回の一連の話に関して強い反発が無かった様であればその時に話したいと思います。
そういう事で今回は最後として私にとっての雷という現象を総括してみたいと思いますけれども…
一つ強く思うのは、雷が昔に比べて凶暴になったのではないだろうか?という事ですねえ。
昔は、雷に注意する季節と言えば、梅雨明け間近辺りと、夕立ち激しい夏場位だった様な、しかもそれも、極めて短い時間のものの筈なので、少し耐えていれば良かった様な気がするんですけど、梅雨明け間近には梅雨前線が日本列島を行ったり来たりして雷が長続きしましたし、夏場でも寒気が長居して一週間も不安定な天気が続きましたし、一昨年には冬場にも雷がジャンジャン鳴りますし…
何だか段々と雷に不安を覚えないでもいい季節というのが少なくなってきている気がしてしまいます。やはりこれは地球温暖化の影響で、雷発生量で言えば日本なんかとは比べ物にならないイメージを持つ熱帯地方の気候に少しずつでも近付いている事の影響だったりするんですかねぇ?
そんな中、明日からいよいよ本格的に梅雨シーズンの到来となりますね。
今年くらいは雷はお休みになってくれないかなぁ…と思ったりもしますけど…無理でしょうか。
ま、何とか無事に夏を迎えられる様に、一つ注文するなら「天気的に安定している」夏を迎えられる様に頑張りますとも…
ハァ〜(笑)
04/06/06(日) 第28回 オイシイ話
バスに乗って普段とは違う席に座ったら、私の目にとある文章が飛び込んできました。
○○バス⇔△△バスへお乗りつぎされるお客様は、
運転手に乗りつぎ券をお求め下さい。
現金か回数券でお支払いの場合、乗りつぎ後の料金から
100(50)割引されます。
これを見て、100円割引されるのと50円割引されるのとでは、どこにボーダーラインがあるのだろうか?あ、子供料金に対応して割引額も半分なのかな?とか考えていたのですが、よくよく見ると…
あれ?「円」の文字が無い?
何度見ても「100(50)円割引」じゃなくて「100(50)割引」にしか見えません。
これはどういう事でしょうか?
まかり間違っても○○バスさんや△△バスさんに限って間違いなんて事はあり得ませんし…(オイ)
あ!なるほど!
何も悩む事はありませんでしたね。書いてある事をそのまま素直に受け取ればいいまでの事でした。
100(50)割引という事は、10割が100%ですから…-900(400)%という事になりますよね。
つまりこれは、○○バス⇔△△バス間で乗りついで下さる様な、感謝してもし切れない位のお客様に対しては、代金を戴くなんてもってのほか、むしろ私共がお客様へ対価を支払わなければ、と言って下さっている訳ですよね。
具体例を考えてみると、乗りつぎ後の料金が例えば500円だったとしても、降りる際に運転手に対しておもむろに「乗りつぎ券」を提示しさえすれば、その場で5000(2500)円キャッシュバック!!つまり差し引き4500(2000)円の収入が得られる事になります。
しかし、こういった一見一方的にオイシそうに映る話には裏があるものなのは世の常です。もしかしたらその「乗りつぎ券」が一万円位の法外な値段だったりして…
まあそんなバカな事を考えていたのですが、後日、それが書かれている付近の席に陣取って改めてまじまじと眺めてみるとこう書いてありました。
¥100(50)割引されます。
↑
チェッ
04/06/07(月) 第29回 苦い想い出
先日の事。バスに珍しく親子連れが乗っていました。
私は前の方に座ったので分かりませんけど、どうやら兄と妹とその母親の模様。子供は小学校低学年か幼稚園か、というところでしょうか。
子供が乗っているという事でいつもより賑やかな車内。
その車内でそれが起こったのは、「『子供は楽しそうでいいなぁ』なんて事をしみじみと考える様になってしまったのか」とかいう事を思っていた矢先でした。
「ヒギャッ」という、文字にするにはあまりにも難のある歓声とも悲鳴とも取れそうな声が後方から聞こえてきたかと思ったら、次いで「)"!~"=$△だって)$"#)=×#"%(%#~がね〜」と、既に何を言っているのかは分からないものの今にも泣き出しそうな事だけは伝わる声が聞こえてきました。
恐らく現場にいた殆どの人がそう思ったと思いますが、恐らく兄妹間で何らかのトラブルがあったのでしょう。そして私を含めその現場にいた殆どの人が予想していたであろう通り、程無くしてバス内に泣き声が響き渡る事に。
ちょっとかなわないな〜、というのが正直なところ。
そりゃ私が子供の頃も周りにかなりの迷惑をかけた事と思いますけど、あれ位の歳の時に人前で大泣きした経験は…
経験は…
……
(あっ)
そう言えば…
もしかしたらただ単に自分には都合の悪い記憶を自然と抹消してしまっているのかもしれませんが、そうであろうと無かろうと、一つだけ私の心の中に鮮明に残る苦い想い出があった事をその瞬間思い出したのでした。
取り敢えずその記憶は金輪際引っ張り出される事の無い様に封印するとしまして…
ともかく、子供よ、すまなかった。私はいつの間にか自分の事を棚に上げる人間になってしまっていました…
と、反省に浸る事数分。気付けば後方からはまた普通に無邪気な声が聞こえてきていました。
なんだかねぇ…
04/06/08(火) 第30回 大物の証
この四月から睡眠時間が思う様に取れない、と言うのは実は言い過ぎもいいところで、実際は、自分がしっかり寝なければいけない人間だと十分に理解している上で尚、少々の睡眠時間を削ってでも色々とやりたい事(大抵の場合やらなければならない事ではない)をやっているという、何とも挑戦的な生活を送っております。
で、そのしわ寄せというのは、幸か不幸か長ったらしい移動時間に当てられている訳ですが、幾らその移動時間中に寝てないとかなり厳しい事になるであろうとはいえ、ただ単に寝ていればいいという訳ではありません。
日によりますが、もし私が降りる予定の駅がその電車の終点でなかった場合、途端にそれは寝過ごしの危険性をはらんでくる事になるのです。
幸運にも行きの電車が鳥取駅を通過して先に行く事は現在の生活ローテーション上においては無いので、折角しっかり早朝に起きたのに寝過ごして遅刻した、なんていう憂き目に遭う事はありませんが、一転帰りはそうはいきません。帰りは、時間によって最寄の駅に止まる電車に乗る場合と、最寄駅の一つ手前が終点の電車に乗る場合とがあり、問題は前者の場合に起こる事となります。
明らかに「通過点」という臭いがプンプンの我がホームタウンの田舎駅に終着する物好きな電車なぞというものは勿論存在しませんのでね…
実際、先日一度寝過ごしかけました。ふと目を覚ましたら、今まさに最寄駅に停まろうとしていたところだったのです。
その電車は対向車両との兼ね合いで、その最寄駅にて三、四分程度停車しているので、言う程ギリギリのタイミングで目を覚ます事が出来た、という訳ではないのですが、何しろ、その数分前に一つ手前の駅に停まった事には全く気付かなかったままここまで眠りこけていたのですから、その実かなり危ないところでした。
それどころか、実際に寝過ごした前科もあります。
驚きましたよ。起きたら目的駅の次の駅に停まる旨のアナウンスが流れていたのですから(笑)
しかし本当に私は幸運でした。その予定していた目的駅というのが、「最寄駅の一つ手前の駅」だったのです。つまりその次という事はそこは「最寄駅」という事に…
ちなみに、何故特に用事があった訳でもないのにわざわざ一つ手前の駅で降りようとしていたかと言いますと、その電車は特急でしたので、新生活に入ってからまだ間が無かった事で、実際に一週間でどれだけの出費があるかがまだ細かくは分からなかったので、様子見の意味で出来るだけ出費を抑えてみようとしていたのです、その頃は。
まだ間が無かった…
そうです。新生活が訪れてからわずか六日目の出来事でした。
いや〜、大物振りとは思わぬところで発揮されるものですね(オイ)
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