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11/09/18(日) 第1041回 「1031」?

ある男がいる。
男は、朝に家を出て会社へ行き、日中一杯仕事をこなし、夜には疲れて自宅へ帰る。
彼は非才である。常に誰かに使われ、いつまでも誰かの後を追うばかりの人である。

ある男がいる。
男は、世界的に有名な大学院で科学分野の博士号を取り、誰もが名を知る企業で最先端技術の研究に従事している。
彼は凡才である。偉大な先人の知恵を如何に伸ばそうとも、自身が祖となる革新的な発明に至ることはない。

ある男がいる。
男は、科学技術に通じる深い知識と教養を持ち、その生涯において極めて多くの発明品を残す。
彼は秀才である。彼の功績は人類の生活水準を著しく向上させ、今なお我々に多大な恩恵を与え続けている。

ある男がいる。
男は、朝に家を出て会社へ行き、日中一杯仕事をこなし、夜には疲れて自宅へ帰る。
彼は天才である。彼が何も生み出さないことで、その技術は軍事転用されず、多くの尊い命が救われるのである。

皆さん、こんにちは。
そうです、私が貴方がたの命を救った救世主、天才kemkamその人です。
以後お見知りおきを。



11/10/09(日) 第1042回 これは島根県松江市のルイス・C.ティファニー庭園美術館前駅(現・松江イングリッシュガーデン前駅)が「日本一長い駅名」の座をほしいままにするために名付けられた駅名であるように「雑文一長いタイトル名」の称号を得るためだけに書く雑文

かゆい
うま



11/10/10(月) 第1043回 文章表現論

皆さんこんにちは。「ポポロでも分かる日本語文章講座」の時間です。
本日のテーマは「『ですます調』と『だである調』の違い」について。それではまず例文をどうぞ。

ですます調
今日は日曜日です。
これから友達の家へ行きます。

だである調
今日は日曜日だで。
これから友達の家へ行くアル。


このように、同じ意味の文章でも、表現の仕方によって読み手が抱く印象は大きく変わります。文章作成においては、自分が伝えたいことが何なのか、自分と相手との関係性、文章を公開する場など、様々な要素を考慮し、適切な言葉遣いに努める必要があるのです。
次回は、皆さんから寄せられた質問等にお答えする形で今回の例文の解説を行います。それでは皆さん、また来週、さようなら。



11/10/15(土) 第1044回 過去ログ一覧が一層便利になりました

いつだかに「『雑文 過去ログ一覧』のページに更新日付が併記されてたらもう少し便利になるのになあ」などということを言ったことがあった。調べてみたら実に4年も前の話だったが、この度、ようやくそれを実行に移す運びとなった。これで、先日の「雑文10回一挙一括更新」が過去ログ一覧上でも光るようになったという寸法である。

話は突然変わるようだが、テレビ番組が抱えるジレンマの1つに、「レギュラー放送終了後、特番期にのみスペシャルで復活するスタイルへ移行すると、レギュラー放送時に人気を博した派手で豪華な企画ばかりが放送され、逆に地味な単発企画を放送し難くなってしまい、むしろそういう単発モノの方を好んでいたレギュラー放送時の視聴者から非難されがちになる」というものがある。多分に私の趣向に偏りはするが1つ2つ実例を挙げてみるなら、特番では「10万円の旅」ばかりやってた「気分は上々」とか、「社交ダンス部」だけが生き残った「ウリナリ!!」とかのことである。いずれもやや年代を感じさせる番組な気がするのは実際気のせいである。
で、私はこの傾向をとても残念なものと思うのだ。折角の特番なんだから人気の高い企画をぶつけたい気持ちは分かる。その特番を終えたらまたしばらくは放送の機会がないのだから、じゃあ派手な企画をぶつけようという考え方も分かる。だがレギュラー放送終了後に特番の制作が決定されるくらいに存在した番組のファン達は、特番化されるような人気企画よりもよっぽど頻繁に放送されていた地味企画や単発コーナーを含めてその番組のファンになったのであり、だからこそ毎週毎週付いてきてくれていたはずであるのだ。だから、人気企画に傾倒することが悪いことだとは言わないが、人気企画しかやらなくなってしまうのであればそれはかつてのファン達に対する明らかな背信行為だと言える。
半年振り、1年振り、場合によっては4、5年以上振りの放送をレギュラー放送のような緩いテンションでやるというのは相当の勇気がいる行為だとは思うが、当時の熱狂的ファンは必ずやその番組の、特番的な気負いのない緩い一面も期待しているはず。私自身はもうすっかりテレビを見なくなってしまったけれども、世のテレビ番組制作者達には、そういう意見を持った視聴者も中にはいるのだということを頭の片隅に置いておいてもらいたいものである。

さて、そういう訳なので、2008年4月以降、数ヶ月に1度ペースの更新頻度になっている「雑文」の2011年最新回が、ただ「過去ログ一覧に日付が付きましたよ」ということを報告するだけの、何の面白み要素も見当たらぬ緩み切った回になっていたとしても、それに文句を付ける野暮な読者様はいないね。勿論、かつての「レギュラー放送」を楽しんで下さった読者様なら、たまのこういう何一つ中身が無い更新を期待して下さっていたはずだものね。のみならずたまの更新をこういう緩い感じに始終させた私の勇気ある決断を評価して下さるはずだものね。そういった理解ある読者様の存在のお陰で、本日の更新は初めて成り立つのです。今後ともどうぞよろしく。



11/11/02(水) 第1045回 人間が腐っていく

ああ、
人間が腐っていく。
私という者は、
随分と低俗な人間であるから、
いつも死んだような眼で社会を睨み、
知ったような口で世の中を腐し、
いつも世間に唾して生きている。
上を見上げず、
高みを望まず、
目指すべき目標を持たずに日々漫然と生きている。
だから何かにつけて、
己を蔑み、
他人を羨み、
決して人には聞かせられない悪言を吐いてしまう。
今日だってそうだ。
ふとして、会社の同僚がこんなことを言ったのだった。
「ああ、そう言えば明日祝日じゃん」
私は思った。
今、君はとても幸せな心地だろう。
突然に降って湧いた休日に、心が躍る思いだろう。
そして私は、それを心から妬ましく思うのだった。
だって、
毎日毎日どんな時も、
次の休日がいつやって来るかということばかりを考えて生きている私には、
そんな幸せな感覚を味わいようがないからだ。

ああ今日も、
汚れた思考に蝕まれて、
私という人間が腐っていく。



11/11/06(日) 第1046回 GREEに学ぶ「IT技術者が意識するべきユーザビリティ」

用意周到すぎるGREEの退会引き止め方法…体験談まとめ
GREEのドリランドからメールが大量に来る 『ドリランド』アプリを削除しようとしたら「削除だめ」「停止も不可」

私はGREEなどに代表される携帯ゲームに手を出さない人間である。決してこれらのサービスを忌避しているという訳ではないが、どうにも食指が動かない。チマチマした画面でゲームをプレイするのが性に合わないというそもそもの性格に加え、最近はゲームそのものから離れ気味になっていることがその要因か。
しかし、このほどの話題を受け、私は初めてGREEというサービスに対する興味を抱くこととなった。ただしそれは、ゲームの一プレイヤーとしてではなく、サービス提供者の立場にある人間として。私も、まだまだ粗は目立つがそれでもIT業界に携わる技術者の端くれである。そんな端くれにとって、今回のGREEにまつわる一件から学ぶことが多いことは想像に難くない。いつか自分が似たようなサービスの開発、提供に関わる運びとなったとき、GREEは確かな反面教師となって私達の一助になってくれるはずだからだ。
以上の経緯から、この度、私は初めてGREEサービスの利用を決意した。一アプリの削除検証、およびサービス退会検証のための入会という極めて無駄な、非生産的行為ではあるが、これを実施することで、GREEの持つ顕在的潜在的問題点を浮き彫りにする。そしてそれら事実と、GREEや延いてはソーシャル・ネットワーキング・サービス全体の歴史的背景を分析し、今後私達が留意すべき課題としてまとめ、もって将来の来たるべき日の糧とするのだ。


【用意するもの】
・愛用7年半の携帯電話「N251iS」

【検証手順1】
GREE(http://gree.jp/)にアクセスし、入会手続きを取る。
【検証手順1・結果】
以下のメッセージが表示された。
「大変申し訳ございませんが、お客様がお使いの機種では当サイトをご利用いただけません」

【結論】
話題になっていた通り、GREEを退会するのは困難または不可能である。
話題になっていた通り、「ドリランド」アプリを削除するのは困難または不可能である。

【今後に活かす教訓】
未だにmovaなんぞを使っているユーザまでいちいちサポートしていられないと思い切って切り捨てるGREEの方針は間違っていないと思うので、私もその流儀を踏襲していきたい。



11/11/12(土) 第1047回 1本アニメ

| <おはよう

― <おやすみー

1本♪ 1本♪ 1本アニメ♪
ファファー♪



11/12/04(日) 第1048回 10本雑文





11/12/18(日) 第1049回 出でよシェンロン

【前提】
私はIT技術者の端くれである。
近年のIT技術者の多くはデータベースの基礎的操作に触れる機会があり私もその例に漏れない。
現在最も主流なデータベースとされるリレーショナルデータベースには「column」と呼ばれる概念がある。
「column」は日本においては「コラム」という読み方が一般的だが、IT分野においては「カラム」と読む。
「column」とは表における「列」のことであり、即ち「列名」は「column名」と表現され、これを「カラムめい」と読む。

【実態】
前述の前提条件より、世のIT技術者は「カラム名」とタイプする機会が多い。
「からむめい」とタイプすると、IMEが変換の第一候補に「絡む姪」を挙げる場合がある。

【考察】
私がどう思うかに関係なく、「絡む姪」という文字列は、心の汚れた人にとってある種のいかがわしさを喚起させるものである。
貴方がどう思うかに関係なく、「絡む姪」という文字列は、心の汚れた人にとってある種のいかがわしさを喚起させるものである。
私と、心の汚れた人との二人がいる状況において、私が「絡む姪」と誤入力すると、心の汚れた人から「この人は『絡む姪』が第一変換で出てくる程度にいかがわしい人なんだ」と思われる可能性が高い。
一般に、いかがわしい人間はそうでない人間に比べ社会的信用を獲得し難いものである。

【展望】
幸いにも過去、他人の目がある状況で「絡む姪」と変換してしまったことはない。
しかし、今後もそのような状況が訪れない保証はない。
私としては、このような下らないことで自身の社会的地位を下げてしまうなどということは絶対に避けたい。

【結論】
出でよシェンロン。



11/12/31(土) 第1050回 出でよポルンガ




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