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06/05/25(木) 第441回 ジャンクションシステムの詳細が明らかに

「FFVIIIの最新情報!!」

ふとこんな文字を見かけて困惑した。2006年ともなる今、何がFF8の最新情報か、と思ったのだ。
が、おかしいのは私の目の方であった。何の事はない。少々小さなフォントでもって書かれていた「FFXIII」が、一瞬「FFVIII」に見えてしまったのだ。
だがしかし、これは由々しき問題と言えなくもない。FFVIIかFFVIII時代に薄っすらと考えていた、「もしも将来的にFFが17(XVII)とか18(XVIII)とか、23(XXIII)とかになったら紛らわしくて仕方なくなるんじゃないかなあ」っていう空想が部分的に現実のものとなってきているのだ。
大体に「8」「13」辺りというのはローマ数字が四つも並んでいて若干煩雑である。しかも「FF」から含めたら中ほどにあってしかも互いに似ていなくもない「V」と「X」の違いしかなくてしかもそれが小さいフォントで書かれていたのだからついうっかり見違えてしまうのも仕方ない事なのではなかろうか。
と、まあ己のちょっとしたミスについてぐだぐだ語っているのも不毛なので、以下に様々なフォントサイズで両者を書き連ねてみた。これに加えて、更にブラウザの文字表示サイズもいじくってみたりしながら見比べて戴きたい。

FFVIII FFXIII
FFVIII FFXIII
FFVIII FFXIII
FFVIII FFXIII
FFVIII FFXIII
FFVIII FFXIII
FFVIII FFXIII

こうして見ると、「FFXIII」を「FFVIII」と勘違いしてしまう事なんてある訳ない様に思われるかもしれないのだが、それはこの二つを見間違えた人間がいるんだという先入観があるからであろう。
何も私だけがそんなドジを踏んだという事ではない筈なのでそこの所はご留意を。



06/05/26(金) 第442回 PS3≒3Wii

思わず唸ってしまった。ゲームハード業界PS独走状態の牙城を切り崩す目下唯一の刺客「Wii」の価格が、25000円以下で設定されるとの発表があったからだ。
いつかの危惧が現実となった。PS3との価格差はもうダブルスコアどころですらないではないか。20GBモデルならいざ知らず、そのスペックを思う存分謳歌しようものなら必須とも言われる60GBモデルと比較してしまうと、実に一台のPS3でWiiが三台買えてしまうのである。Wiiの価格設定がこの位に落ち着くのではないかという事は前々から言われていた事だったと思うが、いや、これは、流石にインパクトのある発表であった。これでまた時代は一歩Wii側へとにじり寄ったと言える。
いやしかし、世の中に生きる根っからの天邪鬼や、のべつ幕無しに誰かを否定、非難する事が人生の喜びだと言い張って聞かない人だって、今そのターゲットは完全にSONYへと移され、最早「Wii」のネーミングを嘲る人なんていないのでは。キャッチーさの無さに言及していた人間がいつの間にかそれを「オリジナリティ」という言葉で前向きに捉える様になってはいまいか。人々の集まりを意味する「ii」に「ゲームは一人でやるもんなんだよ」と噛み付いたあの人が、突然「この『ii』って、俺達と岩田任天堂社長との近しい距離を表してる様にも見えるよな」なんてな事を言ってはいまいか。コントローラーのモーションセンサーについて「そんな面倒臭い機能はどうでもいいから、もっと使い易い形状のコントローラーにしてくれよ」とかいう手厳しい意見を述べていた友人が今日になって「任天堂のモーションセンサーパクったソニーって最悪だよな」と立場を鞍替えしてしまってはいまいか。

Nintendo64以降家庭用据え置き型ゲーム機競争の一線から退く形となった任天堂。Wiiを起爆剤に、かつての栄光を取り戻せるか。誰が見たって紛れもなく訪れた機。一足早く携帯ゲーム機競争では優位に立っただけに、まさかの展開というのもあながち夢ではないのかもしれない。差し当たり「スーパーマリオWii」辺りを出せば…

って、やっぱり「Wii」ってのは収まりが悪いなあ。



06/05/27(土) 第443回 ノーアイデアマン

冷静になって考えてみると70000円以上のゲームハードって高いよなあ…って、あっ、つい本音がっ。

それでもどうせ買うのだが、そんな事はさておいて本日はゲームはゲームでも少し違う話。
なまじプログラミングが出来たりするばっかりに、何か良い暇潰しにでもならんかと自分でゲームを作ろうとしてみる事があるのだが(技術向上も兼ねて)、その都度思わされる。実際にゲームを製作している人達は凄いなあと。
プログラム自体はまあいいとしても、ゲーム自体が面白くなる為の要素、その案が中々出て来ないのだ。既存のもののルール等を模倣するのは立派な一つの手段であろうが、既にして存在しているゲームがプレイしたいんだったら、このご時勢インターネット上にて無料で幾らでもやれるものであるから、なるべくならほんの少しでもいいので自分自身のエッセンスを取り入れてみたいものなのである。
が、そのエッセンスを考えるのが容易ではない。色々複雑で凝ったゲームを作るだけの時間的余裕はないので、なるべくシンプルなものにしようと思っているのだが(良き暇潰しになってくれるのは得てしてそういうものであるし)、シンプルなゲームにはかなり絶妙な面白さが求められるものでもあると思う。で、驚く事に、色々マイナーチェンジを施してみたり、何やかやとやってみたりするのだが、そうして私の手から生み出されたものはことごとくその「絶妙さ」には程遠く、つまり面白くないのであった。基本的にゲームをプレイする際には無意識下で「楽しもう」「楽しめるポイントを見付けよう」と思っているからなのか大抵のゲームを一言に「つまらん」とは切り捨てないというこの私が「面白くない」と言っているのだから、それが相当のものであるという事は、例え個人製作である事を大目に見たとしても明らかである。
だからこそ、私はゲーム製作者――商売目的の是非問わず――を、ことシステム関係の考案者の事を凄いと感じるのだ。何処からそんなアイデアが出て来るのだろう、と。やはり先人は偉大だなあ、と。私もそれにあやかりたいものだなあ、と。この現代にあってその思想にあやかってもそれは二番煎じや三番煎じ以外の何物でもないけれど。

はあ、私が本腰入れて暇を潰せる様になるのはいつの日の事になるんだろうな。



06/05/29(月) 第444回 凶兆

佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺、伊藤、山本、中村、小林、加藤、吉田、山田、佐々木、山口、松本、斎藤、井上、木村、林、清水、山崎、池田、阿部、橋本、山下、森、石川、中島、前田、小川、藤田、岡田、後藤、長谷川、村上、石井、近藤、坂本、遠藤、青木、藤井、西村、福田、太田、三浦、藤原、岡本、松田、中川、中野、原田、小野、斉藤、竹内、田村、金子、和田、中山、石田、上田、森田、柴田、原、酒井、工藤、宮崎、横山、宮本、内田、高木、安藤、谷口、大野、丸山、高田、今井、河野、小島、藤本、武田、村田、上野、杉山、増田、小山、菅原、平野、大塚、久保、千葉、松井、岩崎、野口、木下、松尾、菊池、野村、佐野、渡部、新井とくれば何年度の発表だったか忘れたが日本人に多い苗字ランキングトップ100である。さて、貴方の苗字は第何位? え? 見辛過ぎる。そりゃごもっとも。


さて最近、個人情報の流出問題が何かと取り沙汰されている。こうしてインターネットを利用する全ての個人がその事に留意し、常日頃から防止を心掛けるべきである。が、例え個人的に厳重注意をしていたって、過去に個人情報を登録した企業とかから大規模な流出が発生する可能性もあるし、だからってネット通販やら何やらに一切手を付けていなくても事によれば行政から漏洩するなんて実例もあって、この現代において自分自身をその危機に脅かされる事のない状況へ持って行く事は容易ではない。不可能な事ですらあるのかもしれない。だが少なくとも、防止可能な事故は確実に防止すべく、安易に自分の本名を口にしたり、住所を公開したりという事は止めるべきだ。時折、これは小中学生と思しき人の作るサイトのプロフィールとかで見かける事があるが、惜しげもなく個人情報の数々が掲載されていたりすると、果たして大丈夫なんだろうかとお節介ながら心配してしまう事もある。

だがそんな中、私もかなり物好きで、時に挑戦的な人間であるから、本日、第444回という何とも不吉な回を迎えた記念として、迂闊にも己の本名を書き記してしまってみた。いやはや、油断していた。あれだけ個人情報関係の事を意識していた口だったのに。
折角書いた事だし、敢えて修正もしないけれど、まあ縁あってこれを読んだ方には、なるべくなら早くに忘れ去ってしまって、間違っても誰かに言い触らしたりしない様お願いしたい所存である。



06/05/30(火) 第445回 ジャララララッ

先日、個人的に物凄く衝撃的な事を知った。これである。
前々から知っていた方にとってはあまりに今更感の拭えないものであるが、私はつい先日この存在を知ったのだった。左上部に付いているボタンをポンと押すと、それだけで自動ご破算出来るそろばんである。
私がそれを知ったのは、とある地元テレビ局のニュースでそろばん大会を取り上げていた中で、ある問題の答えを解答用紙に記すや否やおもむろにそのボタンを押して次の計算に移った少年をそこに見たからであった。
ご破算と言えば一旦全ての玉を落とした後に最上段一列を人差し指で、左から右へと流れる様に「ジャララララッ」としていく事しか知らなかった私である。調べてもみるとこの手のそろばんは登場してもう四十年以上も経つらしいのだが、そんな事はお構いなく一人感心し切ると共に、ああこうしてまた一つ古き良き時代の産物が失われていくんだなあと一人感傷に耽りかけた。
が、その瞬間、私は自分自身に疑問を抱く事になる。かつての、そろばんの、手動ご破算の、「ジャララララッ」の「古き良き所」とはじゃあ一体何なんだと。高々一秒かそこらで済むその作業を簡略かつ確実化させた事の何に憂いを感じ得ようかと。「ジャララララッ」って音が良いっていう意見があるかもしれないのはある程度理解するが、流石にそれを「やっぱご破算の時は『ジャララララッ』だよな。今の子供が使ってるワンタッチ式なんてのは風情がないよ」なんて手厳しく切り捨ててしまうのは過度の懐古趣味だと言わざるを得ない。
「ジャララララッ」を悪いものとまで言うつもりはないが、良いものは残し、より良くなるものはより良くしていく。そもそも中国から伝来してきて以降、そうして進化を重ねた末に今の形となったそろばん。私は今、そのそろばんの次なる一ステップを目の当たりにしたのだ。

惜しむらくは、当方小学三年生以降そろばんに触れた事がなく、これからも、ワンタッチそろばんはおろかそうでないそろばんですら利用する機会がないという事か。だもんでまあ正直言うと世のそろばん事情がどうなろうがこれと言って何を思うでもない。



06/05/31(水) 第446回 思い出は行間にあるものだ

先日、勢いだけに任せて買ってしまったMGS1のシナリオブックを読了した。
「FF7アルティマニアΩ」はまだ読んでいないのに。
この本は、MGS1中に出て来る殆どのセリフをまとめたものである。
解説とかは特に無い。
基本的にセリフだけの構成であるのに、約550ページの大容量。
MGSシリーズの各イベントの長さがうかがえる。
それを少しずつ、移動中の電車の中等で読み進めていた。
普段は寝て過ごす時間なだけに常時睡魔に襲われていたが。
読んでいると、過去のプレイの鮮やかな記憶が蘇る様である。
初回プレイの序盤、敵兵に見付かりまくって全滅を重ねた苦い思い出。
更にそれぞれのセリフは、自然と音声になって頭の中に響くのだ。
日本版をプレイしていない為に大半のキャラの声は想像だったが。
途中、スネークのこんなセリフがあった。
ゲーム中で実際に聞いた記憶はない。
「思い出は言葉や映像じゃない。活字で言う所の行間にあるものだ」
つーか聞いたかどうかも定かじゃない。
活字でこそないが、日々文章を綴る者にとってそれは妙に共感を得た。
思ってる事は割かし残さず吐き出してるけど。
そうだ、私達は目の前の文章を、ただ有りのままに読んでいてはならない。
だからと言ってこれを見ている貴方みたいな読み方を推奨したりもしない。
その行間にあるべき筆者の想い、思念を読み取る事こそが重要なのである。
筆者自身が特に何も考えていなかった場合の救済措置は自分自身で用意してほしい。
さて、これを読み終わった今、次は全750ページ超のMGS2シナリオブックだ。
長いなあ。
前作でスネークから教わった事を心に留めながら、今度は読みたいと思う。
そのセリフの原典が何であるか知らないし、
そんなものがあるかどうかも知らないが。
そう、人の思い出は行間にこそあるのである。



06/06/01(木) 第447回 いよいよ

遂に。

まあこのご時世しょうがねーかー。



06/06/02(金) 第448回 スパイ大作戦

昨日は何だ、Yahoo!ニュースの一記事にリンクさせて何の気なしの感想とも言えぬ言葉がポツリと一言。もしかしたら昨日の更新を見た方の一部には「おいおい、『いよいよ』って言うけどいよいよ日記を毎日書くのも面倒臭くなってきたんじゃねーのか」みたいな事を思った人もいたかもしれない。
まあ、ああすれば簡単に済んじゃうなあという考えが皆無だったというつもりはないが、だがしかし思ったのだ。
「Yahoo!ニュース」なるサービスがある。いつもの様にご存知でない方の為に説明すると、

新聞社、通信社のニュース記事をはじめ、テレビ局のニュース映像、雑誌の掲載記事など、多くの情報提供元から配信される世の中のニュースや話題全般を、まとめて確認できるサービス(「Yahoo!ヘルプ」より引用)

である。
昨日の「雑文」同様、このYahoo!ニュースへ対するリンクを、自身のウェブ上日記なりブログなり何なりに貼ったり、何かしらの時に引用したりする目的でやはり貼ったりする方は多いだろう。
勢い我々はYahoo!ニュースへ対してのリンクを踏む事がある訳なのだが、すると時折リンク先では求めていた情報が掲載されておらず、代わりにこう書かれているページに出くわす事がある。

指定された記事またはカテゴリは表示できませんでした。

残念な事に、当該記事の掲載期間を過ぎてしまっていたのだ。リンクのクリックにかかる手間は文字通り一手間であるのだが、それでも「えーっ」と思ってしまうものである。
で、これを受けて思ったのだ。一定期間を経過すると記事が削除されてしまうというのは、日記なりブログなりでニュースとして取り上げリンクする上では少々有難くない仕様であるが、これは逆手に取れば往年のテレビドラマ張りの、いわゆる「このテープは自動的に」云々の件を実際自動で再現出来るのではないかという事を。
で、実行に移してみたのが昨日の「雑文」という訳である。消滅時期をこちらが指定出来ないのが少し残念ではあるがしかし、しかるべき時を迎えたその瞬間、昨日の第447回は「いよいよ、遂に。まあこのご時世しょうがねーかー」というこれだけでは全くもって意味の伝わり様のない文章へと変貌するという寸法だ。
そういう訳で、Yahoo!ニュースの記事保存期間は情報提供元によって異なっていて24時間〜90日間というからそれがいつの事になるのかは皆目見当が付かないが、遅くとも9月を迎える頃には消滅が完了している筈である。

2006年9月以降に第447回の「雑文」をご覧になって「何だこれは?」と思われた方へ。そういう訳で記事は自動的に消滅した。
なお、「どんな記事だったのか」という旨の質問は受け付けていない。何となれば、私自身がその内どんな記事だったのかを忘れてしまうであろうからだ。
チャラー♪



06/06/03(土) 第449回 第二のTsunami

ドイツの天気予報では高気圧と低気圧の名前を一般公募で付けているらしく、そのお値段というのが高気圧約42800円、低気圧約28500円でお手頃なんですよ、という話を今日ネット上にて見かけた。もしかしたら今日の更新段階で当サイトの上下端に表示されている広告内ニュースの中にもそれがあるかもしれない。
話を要約すると、ある時期から気象研究所が気象観測継続困難な状況に陥ってしまった為、有料一般公募による人名命名制を導入したらしいのである。つまり、ドイツ近辺で発生した高気圧、低気圧に、自分の名前を付けたりする事が出来るという事だ。物好きで自己顕示欲旺盛な人間達がいかにも喜んで飛び付きそうな話ではないか。
しかもドイツと言えば折り良くも間近に迫ったワールドカップ開催国。並々ならぬ情熱でもってドイツにまで行こうとする方々の中には、そのテンションも手伝ってこの際だから自分の名をもドイツ気象界の歴史に刻み付けておこうぞと意気込む人もおられるかもしれないのだが、しかし残念、今年分の公募は既に去年の内に終わっている。次回公募は四ヵ月後。その頃にはワールドカップ熱も冷めているであろう訳で、何とも間の悪い話である。

さて私はと言えば、まあこれがドイツの話であるという事も要因であるが、例え国内の話題であったとしても、仮に有料でなかったとしても自分から自分の名前を付けてみようという気にはならない。私とは直接関係のない名前で応募するのならまだしも、自分自身の名前を付けよう等というハイリスクな事は私には出来ない。
考えてもみて戴きたい。例としてここでは静岡在住の津浪章利(仮名)が自分の名を付けてみたいという好奇心に駆られ、「Tsunami」として応募したケースを考えてみる。ちなみに章利が何故「Akitoshi」として応募しなかったのかと言えば、彼が家族を持っていて、尚且つマイホームパパ(さてこれは死語か否か)で、是非子供の名前を付けてやりたかったが、子供は二人いてどちらを優先する訳にもいかないし、何より自分の名前を載せたいっていう気持ちも捨てられなかったし、何と言っても幾らお手頃だとは言え複数人分応募する程の余裕は流石になかったからである。
応募の結果、晴れて津浪氏はとある低気圧の名としてドイツ発の天気図に載る事となった。社会人となって十年と幾許、これまでに築き上げてきたありとあらゆる友人知人の「つて」を用いて当該天気図を紙媒体で入手する事も出来た。28500円も払った甲斐があるというものである。
だが、異変は程無くして起こった。何が悪かったか低気圧「Tsunami」が異常発達し、ドイツ国内に多くの災害をもたらし、甚大な被害を与えてしまったのだ。
己の名を冠した低気圧が発生して以降、日本にいながらにして毎日の様に耳にするドイツの惨状を伝えるニュース。何の気を使ったか、以前天気図を送ってくれた友人の知人の知人の友人は一刊の新聞をよこした。新聞の一面にはデカデカと「Tsunami」の文字。章利はドイツ語は読めなかったが、その見出しに「『津浪』がドイツを滅茶苦茶にした」みたいな文章が書いてあるのだろうという事は手に取る様に分かった。ドイツの地図に大きく広がる低気圧、その低気圧に書かれている自分の名前を繁々と見てはほくそ笑んでいた章利の顔からは、最早輝きが失われていた。
数日の後、低気圧はドイツを去ったが、その爪痕はあまりに深く、有史以来とも言われる被害と犠牲を出した。そしてドイツ国内では、この痛ましい厄災をいつまでも忘れず、未来に語り伝えていく為に、悪魔の低気圧「Tsunami」の名を深く心に刻み付けたのである。
既にして「津波」の意味で英語としても定着している「Tsunami」であるが、これに加えドイツ国内で異常気象のシンボルとして記憶される事になった。そして章利はそれから後、初対面のドイツ人に名を名乗るその度に、言われもなく怪訝な顔をされたり、何処か悲しい顔をされたりする事になったのであった。

どうか。これをご覧の皆様方の中にもし今、ドイツの天気図に自分の名を載せたいとお考えの方がいるのであれば、上記リスクを十分踏まえた上で行動に移って戴きたいと思うばかりである。
ただ当然の事ではあるが、私はドイツ国内の気象関連情報について殆ど一切の事を知らない。



06/06/05(月) 第450回 一目で分かる北海道

13道県が自殺対策で協議会/3分の2は設置未定
4道県で著しい不良/水稲の作柄
NTT東、Bフレッツの提供地域を拡大 7都道県で光アクセスサービスを提供
人口統計・25道県で減少
将来推計人口・2030年には35道県で高齢者が3割超
雇用戦略会議発足・7道県で先陣
所定内給与・35道府県で減少
少人数学級・29道県で実施 2003年度
政府の試算では全国の38道県で現在の国庫負担金額より税源委譲額が下回る
勤務評定・3道県で実施せず
ガードレールに金属片・19都道県で1700個以上
2005年度食料自給率・100%を超えたのは5道県
振り込め詐欺・9道県で被害5000万円 5人逮捕

他意はない。ただ、色々と損してんのか得してんのかは気になる。


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