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06/06/06(火) 第451回 うぃ、うぃに、うぃーにー

最近はちょっと落ち着いてきた様にも思うが、依然として関連の問題は発生し続けている様である。俗に言う「『Winny』による情報流出」問題である。
一体今まで何人分の個人情報が、このたった一つのソフトウェアによってインターネット上に流されたのであろうか。最近ウンザリする程この手のニュースを聞く。あまりに耳にするせいで、さほどコンピュータに詳しくない――特にご年配の方に多いが――人はこういう表現をする始末である。

「最近『うぃにー』とかいうソフトが悪さをして個人情報が流出する事件が多発しています」

「うぃにー」とした事について特に他意なんかはないのだが。事によるとこうも言われる。

「『うぃにー』だか『うぇいにー』だかいうウィルスに感染して――」

だから、他意なんてないのであるが。
ともかく、「Winny」関連であまりに多くの情報その他が流出してしまったせいで、大体に「Winny」自体一般によく使われる言葉でない事も手伝って、それが諸悪の根元であるかの様な、場合によってはウィルスそのものであるかの様な認識が少なからずされているのである。「Winny」それ自体に悪となり得る側面が全くもってないのだとも言わないが。
それはともかくとして、そういう方々がおられると、こういう事を聞かれるケースが想定される。「『Winny』に感染しない様にするにはどうすればいいのか」
例えば、コンピュータにはほとほと疎いご老人の方にそう言われたりするのだ。困ったものである。何せ今問題となっているはウィルスでもなんでもない。「『Winny』を使わなければいいんです」というのが一般には率直にして最善の答えなのだとは思うのだが、何しろご老人は「Winny」をウィルスの類だと思っていらっしゃるからそれだとまず話がスムーズには通じてくれない。だからと言って「『Winny』はこうこうこういうソフトで、それがこれこれこういう形で」なんていう実際の話が通じてくれよう筈もない。しかもこの程度の答えでは「知らず知らずの内に『Winny』を使ってしまったら」という不安がこの先ご老人をずっと悩ませ、また不安にさせてもしまいかねないのだ。相手はコンピュータの「コ」の字も知らぬ、パソコンデビュー数週間のお人だぞ。そういった人を前にして上記の解答はちょっとばかり分かり難いといわざるを得ない。もっと分かり易く、かつユーザーフレンドリーを心掛けて。やり直し。
ならば、「どうせ」と言うのは随分と失礼な物言いかもしれないが、スキル的にも何にしてもその方が何を血迷ったかご自分のPC内に意気揚々と「Winny」をインストールするなんて事はどうせ考えられない事な訳だから、お茶を濁すでもないが「ウィルス対策用ソフトをご利用になれば」的な事を答えるのはどうか。いや、所詮それは嘘である。貴方はその瞬間目の前のご老人を欺いたのだ。嘘吐きは泥棒の始まりであるという事は貴方は泥棒である。尚且つ閻魔様に舌を抜かれてしまえ。
嘘はいかん。しかし折角胸の内に抱えた不安を曝け出して「どうすればいいか」と問うてくれたのでもあるのだから、その不安はしっかと取り除いてあげなければそれもまた嘘だ。
だから私は、こういった問題に直面した時には自信を持ってこう進言しようと思うのだ。

「『Winny』に感染しない一番の秘訣は、パソコンについて無知蒙昧浅学無学である事に尽きます。お爺ちゃんぐらいだったら大丈夫です。私が保証します。はははははは、はははははは♪」

嘘は吐いていないし、難しい事も言っていないし、変に不安にさせない様に不自然な位明るく…って、あ、あれ、お爺ちゃん、何で帰っちゃうの。顔が真っ赤ですよ。若干表情も強張った様に見える。風邪ですね。お身体はお大事にね。



06/06/07(水) 第452回 俺のもんぢあ私のもんぢあ

「問題」を「もんぢあ」とつい打ってしまう事の多い事多い事。ちょっとでも気を抜こうものなら、その問題は「もんぢあ」として表出しかねない問題を今、我々普く全てのコンピュータ利用者は抱えているのだ。
何故、打ち間違えるのか。やはりそれは「dai」とタイプする際、無意識に両手が交互に動こうとするからで、実際今しがた「d」を入力し終えたばかりの左手が「a」を入力するよりも先に右手中指が「i」へと伸びてしまうからなのだろう。この手の問題はタッチタイプ(ブラインドタッチ)を苦手とし、割とゆっくりに、確実に文字を入力していく類の人間にはあまり見られない。ある程度以上の速さでタイプ可能であり、なるべく速く打ち込もうとし、その為に「まずはこのキーを打って、次はあのキーを…」といちいち頭で考えなくともタイピングが可能な人間であればこその問題である。

さて、これだけ世の中にキーボードというインタフェースを通した文章が溢れ返っている現在、typoなんてものは何ら物珍しくもないものであるし、ともするとこれは無粋な揚げ足取りにすらなりかねない訳であるのだが、にも拘らず何故この様な問題を取り上げたのか。
理由は簡単だ。私は非力ながらに警鐘を鳴らしたいのだ。「もんぢあ」はあまりに格好悪いぞと。基本的にミスタイプされた文字列というものは格好悪いものであるし、締まりないものであるし、事によるとそれをタイプした人間自身をも間抜けに見せてしまうものであるが、その中にあってもなお「もんぢあ」は格好が悪いぞと。
一年前にも書いた事があるが、数ある平仮名の中でも「ぢ」程見る者のやる気その他を削いでしまう不思議な力を持った文字はない。それが、音として若干の奇妙さを持つ「もんぢあ」という形で、その性格上どうしても予測していなかったタイミングでもって突然目の前に現れる事の脅威。「問題」という元々の言葉の意味、性質を加味すれば、直前までの文章は比較的真面目な論述で構成されていたと思われるのだが、そこに何の譲歩もなくして「もんぢあ」が割って入ってくる衝撃。迂闊に「もんぢあ」の潜り込んだ文章をサーバー上へアップロード等してしまおうものなら、折角その後へ続けた真面目一辺倒の論述文も残念な事にその説得力は無効である。じゃあと言ってその後にふざけた文章を書いてみた所でその面白さを冗長してくれる事もない。「もんぢあ」恐るべし。

唯一の救いは、「もんぢあ」のそのあまりにもな衝撃が故に、そのままミスに気付かず見過ごしてしまう事がまずないという事か。


そう言えば、私が三年程前から使用しているこのHN「kemkam」も、自然と右手左手が交互に動こうとしてしまって、今でもついつい「kemakm」とか書いてしまう事が珍しくない。
大体にして紛らわしさ甚だしいHNであるのに、しかもややタイプし辛い。あまりに冗長である事、極端に難解な漢字を使用しているものを除けば、他の方にちょっとした迷惑をかける事においてこんな効果的な文字列もなさそうなものである。すみません。
尚且つタイプミスしたって「もんぢあ」の様な破壊力もなし。良い所なしじゃねーか。



06/06/08(木) 第453回 バーバ新キャラ案

バーバハハ
バーバ母。
既にして「バーバママ」が存在するにも拘らず現れた事から、バーバパパと不倫関係に陥るのではと目される。

バーバババ
バーバ婆。
バーバパパハハと言ってもいいかもしれない、バーバパパのお母さん。つつがなく暮らしていたバーバ夫婦の下を突然訪れ、嫁姑関係にあるバーバママと幾つものいざこざを引き起こす。息子が他の女にうつつを抜かしているのは嫁の至らなさによるものだと常々こぼす。

ババーババ
婆婆。
もう何が何だか自分でもよく分からないのだが、名前から察するに湯婆婆の親戚か何かか。ストーリーに絡んでくる予定なし。


つーか、万が一もういちゃったりする場合はごめんなさい。



06/06/09(金) 第454回 この街はどんな街ですか

「ちょさくけん」とか言う言葉の「ちょ」と「いちじる-しい」っていう漢字が同じだという事実を今日認識し、大層驚いた私である。いざ「いちじるしい」と書きたかった時に漢字が思い浮かばず、それでも何とか「著」という字を捻り出してはみたのだが「書物を書く事」と「明白である事」が同じ字な訳ないよなあと思って結局「いちじるしい」という表現を用いるのを諦めたのだった。まさか「著」の字に明白という意味が込められているなんて思いもしなかった。また一つ勉強した次第である。それにしても、漢字が分からなかったなら分からなかったで平仮名でもいいから書こうとは微塵にも思わなかったものだが、「いちじるしい」 やはり「ち」の辺りがそうさせたか。「じる」もかなりポイントが高い気がする。

さて本題だが、何を書こうか。久々に日々の忙しさについて愚痴ろうか。いや、今日は止めとくか。本当に大変なのはこれからで、今はまだまだ序の口だよ。コンテンツの更新頻度が目に見えて遅くなっているのは物凄く気になってしまっているのだが、極限まで追い詰められている訳でもないが故にこれを「しょうがない」と開き直れもしないこの歯痒さ。ああ、今日は愚痴らないんだったっけ。話を変えよう。
つい最近決まった事だが、ひょんな事から、今月中にも某県某市の某市長とお会いする事となった。こんな機会は滅多にない事である。オープンな市政を心掛けている市ならば、定期的にでも地元住民と直接対話する場を設けたりしている積極的な市長もおられようが、私が対面するその市長がその点どうお考えなのかは別にしてそもそも選挙以外で能動的に市役所へ行ったりする事のない私が、という事なのだから、これは本当に滅多にない事である。
(これを読む、聡明な皆様なら既にしてお分かりかと思うが)自己判断による決断ではなく、市側が設けたいわゆる「懇談会」という会へ、ある程度選抜された上で決められた十数人かいる人達の内の一人という形である。故に、折角指名して戴いておいて少々失礼であるかもしれないが「何故私が」という気持ちがないでもない。
何も単に面倒臭いとかいう理由でそう言っているのではない。だがもっと他の理由で、この件は中々にして辛い側面を持っている。
これまでに何度となく述べてきた事であるが、私は現在自宅からおよそ100kmの距離を行き帰りする毎日を送っている。今回お会いする予定となっているのは、その外出先の、つまり我が家から100km東方にある市の市長さんである。
で、折角の機会であるので懇談会参加者には、まちづくりについて普段感じている事や、市政への要望、市長への質問等をテーマに直接対話して戴くという手筈となっている。
これが、曲者である。何故なら私は、その市の事を何にも知らないのだ。既に二年間もの期間通い詰めた地である事は確かなのだが、見知らぬ地に立って「ちょっと時間が空いたからその辺を散策でも」なんて考えには何がどうあっても及ばない私にとって、当該市内で知る所にある施設、それは電車を降りる駅と毎日の目的地、掛け値なしにこの二地点のみである。道はその二地点を結ぶ一本ともう一本位しか知らないし、帰り始めたら何処にも寄り道をせずさっさと地元へ帰還する。そんな私が、この市の市政について知っている事等殆どないのだ。住人としてお世話になっていない身でありながら一体何を「要望」しろというのだ。実際不満なんてない様なもんだし。これだけ薄い付き合いだと。
一言に「市長への質問」と言って、幾ら市長の人となりをよくよく知らないからって(名前だけは辛うじて知っていた。一応言っておくと地元の市長についてはある程度知っている)いい歳にもなった大人の男が「何で市長になろうと思ったんですか」なんていう小学生或いはぎりぎり許されて中学生までがいい所の質問を投げかけられよう筈もない。

だがしかし、これは確定事項である。私は必ずや今月中には某市の市長との対面を果たす。
だから目下私は、いざ市長とお会いした時に何を話そうかと、地元から遥かに離れた地の行政その他諸々の事を勉強中なのである。



06/06/10(土) 第455回 カエル=……

「ど根性ガエル」というアニメがあったが、果たしてこれはどの位の年齢の人にまで伝わる話なのだろう。言っても、連載開始が1970年って事で私が生まれるよりも前の事なんで私としてもよく知っている訳ではないのだが。もっぱら私が知るのは、テレビアニメ放送での方だ。無論それにしたって30年以上も前の話で私はまだ今生におらず、結局の所再放送とか「懐かしの〜」的番組で知った口なのだが。
今回ばかりはご存知でない方も多かろうので喜んで説明させて戴く。リアルタイムで見ていた訳ではないので少々の間違いはご容赦を。
話の概要はこうである。舞台は確か東京都の事だったと思うが、ある日原っぱか何処かに一匹のカエルがいた。その日は気持ちいい晴れ晴れとした空だった。が、突然その空が暗んだ。何かと思えば、小石につまづいてしまった主人公である所のヒロシが、今正に頭上から覆い被さろうとしていたのだった。先日隕石が地球に衝突するだ何だという噂が騒がれたが、カエルにとってこの時の光景はそれにも値するものであったろう。中学生である所の少年ヒロシはいささかの自制もきかせられぬままにそのカエルの上へと、身体から突っ伏した。哀れカエル、まだ世の中の何たるかも知らない小僧の不注意によってその生涯を終えてしまうとは。だがしかし、その時奇跡が起こったのであった。起き上がったヒロシが、何処からともなく声がするので訝しがっていると、己のTシャツの中に先程のカエルが張り付いているではないか。いや、張り付いているのみならず、そのカエルはまるでまだ生きているかに、否、まだ生きていて、あまつさえ喋ったり動いたりするのであった。そしてその日から少年ヒロシは、Tシャツに張り付いた世にも奇妙な二次元ガエル、ピョン吉との生活を始める事となったのである。
これが、何となくではあるけれど第1話の粗筋だ。「ピョン吉」という名前が元々カエルに付いていた名前だったのか、ヒロシが名付けたのかは失念してしまったのだが、まあこんな感じである。ストーリーを知らなくとも、キャラクターだけならば最近放送している大鵬薬品の「ソルマック」のCMで見た人もいるだろう。

さて、特に往年のアニメには、単なる子供向けとは思えない程に悲しい最終回というものがあった。よく知られている(と思われる)ものでは「ハクション大魔王」とか「怪物くん」とかである。で、件の「ど根性ガエル」もそれに負けず劣らず悲しい締め括られ方であった。どんな話であったか、思い出し思い出しではあるが書いてみよう。
そこは、暗闇の中であった。目が覚めたら暗闇の中にいた。いや、目を開けたって閉じたって真っ暗なんだから、目が覚めているのかどうかも分からない。ここが何処かも分からない。身動きも取れない。一体自分はどうなっているんだろう…彼は何一つ分からなかった。
それから果たして何日経ったか、何週間か、何ヶ月か経ったのかもしれない。少しずつ、彼の身に変化が訪れた。何の変化か分からぬが、これまで自分を圧迫し続けてきた回りの壁が徐々に自身の身体によって押し退けられていくのだ。まだ身動きは取れない。だが彼は、着実に変わり続ける状況に胸を馳せる。
そしてその時は訪れた。自らの頭上に固く、厚く覆い被さっていたアスファルトをぶち破り、遂に彼は地上へと姿を現したのだ。アスファルトという人工地表から現れ出た思いもよらぬ珍客の事を、周囲の人々はこぞって噂したものだ。ある種の人間は、その姿に勇気をも貰ったとか貰わないとか。
かくして、彼は地元の人々の間で根性の象徴として話題となった。瞬く間に噂は全国へと広まり、非生物でありながらにして彼は一躍時の人となったのだ。
だが、悲劇は遂に起こる。あまりに呆気ない、最期であった。地上へと姿を見せてからも、なおすくすくと育ち続けていた彼だったが、心ない何者かの手によってその身体を真っ二つに折られ、生涯を終えたのである。キャラクター化までして愛着を持っていた地元住民は大層悲しんだ。でも彼はもういないのだ。我々は、彼の遺してくれた思念を、思想を、そう想いを受け継ぎ、次の世代へ、また次の世代へと伝えていかなければならないのだ。
いつまでも悲しみに暮れていてはいけない。そう思った住民達は、彼を模した記念石を慰霊碑であるかに永眠の地へと埋設し、彼の事はいつまでも忘れまいと心に誓ったのであった。

「ど根性ダイコン」 おしまい


ちなみに、そのど根性ダイコンの後日談がこれである。ご覧になった方も多いだろうか。
これまで二度程話題にした事があった大ちゃんであるが、今回の事で、取り敢えずは最終章という事になるかな。当サイトでネタとして取り上げてみたものの今までは中途半端感が拭えなかった。でも、義理は果たしたぞ。大きく育てよ。



06/06/12(月) 第456回 2006FIFAワールドカップ日本初戦

日本 vs オーストラリア戦開始まで後一時間足らず。さてどうなるか。正直引き分けが良いとこで勝ち目は薄いんじゃ、と見ているのだが。まあ私も俄かサッカー観戦者の一味である。そんな予想は是非とも覆してもらいたいものだ。

さて、ここ数日、「雑文」の一ネタ単位文章量が増加傾向にある気がする。かねてから言っている通りで時間的余裕のある状況ではないにも拘らず、何故か追い詰められれば追い詰められる程に言葉数は増えていっているのだ。
それでも連日更新している事実からお分かりの様に、全く書けない程に切迫している訳ではない(ただし毎日の更新とその他コンテンツの執筆とゲーム攻略本精読とゲームプレイとを両立出来ない程度には切迫している)。なのであるからして今日もまた懲りずに書いているのだが、書き始めるとそうしたくもないのに書きたい事が増えていってしまって、途中で止める事も出来なくなるから最終的に多少の時間を圧迫してしまうという結果を、ここ数日頻繁に繰り返しているのだ。
これじゃいかん。いかんし、明日は冗談でなく割かし重要な日なので、ここいらで今日は早々に切り上げようと思う。それですら既にして予定よりも多めに書いてしまった感ありだが。

さあさあ、明日の為に色々やっとかなきゃならん事があるのだ。この辺にしとこうこの辺で。この「雑文」と「俺的事典」を更新後、速やかにパソコンの電源を切って、これから対峙しなければならん紙々達と向き合い、それらを一つずつやっつけていく訳だ。
…テレビの点いている部屋でな。



06/06/13(火) 第457回 厚い冒険の旅に出ようよ

昨日の冒頭であんな事言ってたら、本当に負けちゃったなあ。しかも内容を振り返っても本当に「引き分けが良いとこ」の試合運びとも言えてしまう雰囲気だったではないか。昨日は色々と事をこなしながら結局試合全般にわたってチラチラと見てしまったのだが、昨日の様子を見て全敗の様相を呈してきたと踏んだ人も多かったのではあるまいか。私は、二敗一分け位の感じで予選敗退と見ているのだが。今度こそこの予想が本当になってしまわない事を祈ろう。

さて、テレビゲームというものから遠ざかるばかりである一方でゲーム以外の事では、最近MGS1シナリオブックを読み、そして今日MGS2シナリオブックを読み終わり、好んでMGS3サントラを聴いたりと、多分にMGSへ傾倒した日々を送っている現在。サイズ的には小さいけれども700ページ超の分厚い本を全て電車待ち時間や移動中だけで読み切れたのをいい事に、この勢いに乗って明日からはMGS3攻略本を持参するという暴挙に出る事にした。何が暴挙かって、どうしたって荷物になる所が、だ。ただでさえ手持ちの鞄に一杯一杯の荷物を持って移動していると言うに、そこに加えて不必要もいい所の攻略本なるものを詰め込むとのたまっているのだ。危ない。危ないという意味では、いい歳した人間とも言える者がさも嬉しそうに攻略本を読み耽るその行為自体がある意味で危ない可能性は否定しないけれど、そこは普通電車や快速電車等に比べてある程度のプライベート空間が確保可能な特急車両内でコソコソと読む事にするのでそれについては危なくない。危なくないったら危なくない。
何にせよ、これは序章だ。某ゲーム風に言うならまだ冒険は始まったばかりなのだ。今回こんな冒険に出てみた一番の理由は、もしも不可能でない様なら次は更なる高みを望んでアルティマニアを――という魂胆なのだから。

アルティマニアが移動中のあり余る時間で読めるんなら、それ願ったり叶ったりだよなあ。それが出来るなら、購入後既に四ヶ月経ったFF7アルティマニアΩも時間的負担なく読めちゃうんだもんなあ。
これまで、移動時は寝ているか、さもなければ特に何をするでもなくボーっと窓の向こうを眺めているかであった私にとって、その時間帯は本当に「無駄」の一言でしか形容出来ない時間であった。今年初めにiPodを購入して以降そこに多少の意義が芽生えた様な気もしたのだが、所詮それも受動的な行為に過ぎないのであって、生産的見地から見れば本質では寝ている事と何ら変わりはしなかった。
それが、この時間を利用して読書に勤しみ始めてからと言うもの、そこに生まれた潤いたるや。元々活字を読む事が嫌いでなかった(だからこそ各種攻略本も呆れられる程隅々まで読むんだろうな)事もあってか、それは今とても有意義な活動と化しているのである。長距離移動生活を開始して三年目。これまでの二年、寝通してきた事を少し悔いている位だ。
だもんで、本日MGS2シナリオブックを無事読了した私は、間髪を入れる事なく明日からMGS3攻略本のページを繰り、多分その事を貪欲に「ゲーム日誌」の方にでも書いて一日の更新ネタとし(MGSにさしたる興味もない方々にはご迷惑お掛けします)、首尾よく読み終えられようものなら今度はあの重い重い事になっているであろうFF12アルティマニア辺りをその手に持つのだ。

無論、MGS3攻略本は辛うじて持ち運べそうであるがはてアルティマニアは…? というのは、目下最大の問題である。



06/06/14(水) 第458回 いつ閉鎖してしまうのだろう

あれだけぐだぐだ語っておきながら、今日も「ゲーム日誌」ではなくこれが更新されているという事は、結局攻略本は一ページたりとも読めなかったという事である。明日こそは。分からんけど。

そんな事はどうでもいいのだが、ふと思った事がある。どんだけ程ネガティブなんだと。
何かと言えば、当サイトのコンテンツ名である。ふと気が付いて見返してみると、これ見よがしに否定的、もしくは消極的コンテンツ名が名を連ねている事実を知ったのだ。さながらネガティブキャンペーンである。ちょっと見てみる事にしよう。
「妄想」 私としては割と前から頻繁に用いていた単語であり、故に今や元々の意味をあまり知らずに口にしている所があるので、今回改めて調べてみた。Yahoo!辞書にて調べてみるとこうある。「根拠もなくあれこれと想像すること」 出た。「根拠もなく」である。当サイトで言う所の「妄想」を全否定する一言。それを自分から進んで述べちゃっているというネガティブさ。
「雑文」 言うまでもないけれど、「雑な文章」である。本質的な意味ではそんなに悪い意味ではないのだろうとは思うが、字面からしたらやっぱりネガティブ。
「歪曲」 コンテンツ名にはおよそ向かない「歪」(いびつ・ゆが-む)という文字を用いた辺りから既に非健康感を彷彿とさせている。意味は「事実をわざとゆがめて伝えること」という事で、「わざと」という所に悪意を感じる気もする。これだって多少広い意味ではネガティブか。
「愚痴」 「言ってもしかたのないことを言って嘆くこと」 文句なしにネガティブ。
「俺的事典」 これはネガティブかどうかという観点では微妙だけれど、「俺的」という内向的も甚だしいのは事実であり、それからするとやっぱりマイナス側だよなあ。

何かしら意識した訳でもないのだが、何故こんな事になってしまったのか。題目から陰湿感を漂わせていると場合によっては訪問者の「その先を覗いてみよう」という気を削いでしまいかねず、ともすると管理者たる私までもが「こんな消極的なコンテンツなんて更新する気も起きないよなー」的な気分にだってなってしまいかねないのだ。無論、こんな取って付けたかの様な理由を最近低下の一途を辿る更新頻度への言い訳とするつもりなんてないが。……ないが。

いやしかし、「ゲーム日誌」の次に前向きなコンテンツが「リンク集」ってのはどうよ。



06/06/17(土) 第459回 2006年・梅雨入り+九日

さて、明日はクロアチア戦である。前回のオーストラリア戦は、まあ漠然としたものだったとは言え奇しくも予想が当たってしまう結果となってしまったが、今回も予想を記しておこう。0-2で二敗目を喫すると見た。さあ、日本代表の諸君、「絶対に負けられない」と言うのなら(この文句を使い腐って果てに紋切り型以外の何物でもなくしてしまったのは大体にマスコミ各位であろうが)、是非とも、是非ともこんな下らん予想は蹴散らしてしまってくれよ。私はあんまり今回のワールドカップを熱中的に見てる方ではないけれど、それでも全敗は寂し過ぎるぞ、寂し過ぎるぞ。
それでも、実力差からしたらともすると妥当な予想。どう転ぶかな。

話は変わって、ちょっと前の話になるが、今年も日本列島が梅雨入りを果たし、日々憂鬱な気分で過ごしている私である。今年も梅雨入り後既にしてデカい雷雨が一回。明日も大気の状態が不安定。今年の五月初旬には我が家の三軒隣に落雷。天気の安定している年、不安定な年というものがあって、比較的その差が歴然としている様に、雷が多い年、少ない年というものもあるものである。いつかの夏には毎日の様に夕立の恐怖に見舞われていながら、ある歳には一夏中一回も夕立に遭わなかったりとかいう事があるのであるが、今年はもしかして「当たり年」なのかもしれない。勘弁してくれよ。あーあ、夏は夕立があるから好きじゃないけど、それでも梅雨末期のあの酷さよりはましだよ。早く夏真っ盛りな時期になってくれないかなあ。
ただまあ、夏になってくれるのはいいのだが、いよいよ暑くなってきた。昨日なぞは、ついに彼奴が我が部屋へと姿を現したのだ。蚊、である。昨日そろそろ寝ようかと思った段になり、布団に横になるや否や聞こえてきた、あの独特の飛行音。でも眠かったから、まあいいかと高を括ってそのまま寝てみたら、起きた時には見事に数ヶ所やられていた。畜生、蚊め。生かしてやっただけ有難いと思え。もう来んなよ。

ん、何だ、今日は随分取り留めのない文章になっちゃったな。ま、あれだ、多分落ち込んでるんだ、精神的に。何でって、折角今日はいつになく時間に余裕のある休日だったのに、何ら有益な事も出来ずして夜を迎えちゃったもんだから。



06/06/20(火) 第460回 もしも日本が、ブラジルに勝ったら…

いいネタが転がっていたので何としても日本代表には勝ってほしいので私も宣言。

もしも、日本時間6/23(金)早朝に行われる日本 vs ブラジルで日本が勝ったら…
6/25(日) 一日中「俺的事典」更新します。

参照


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