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08/01/16(水) 第961回 解脱

「こ…これはどうした事だ…この局面でよもやの危機とは…
「正に究極の選択…生きるか死ぬか…全てがこの決断にかかっている…!
「判断を誤れば死ぬ…だが信じられるのは己の知識と、経験に基づいた勘のみ!
「分は対等! 勢いのある方が勝つ!
「俺は行くぞおおおお! 神よ! 今一度我に力をおおおおおおっ!

→→→→



08/01/17(木) 第962回 ここで一首

働けど 働けど 我が暮らし
楽にならざり じっと手を見る   字足らず 石川啄木


働くと お金増えるよ 嬉しいな
お腹へったな 今日はカレーだ   学足らず 俺



08/01/18(金) 第963回 君の望む様になれ

今年も他人事の日がやって参りましたね。皆さん頑張ってますか。

私には一つ気になる事があるのです。一昔前はこういった時期になるとしきりに「受験生には『落ちる』だの『滑る』だのいう言葉をかけてはいけません」と言ったものですが、今の時代、どれだけこうした落第を意味する言葉を気にしている受験生がいるものでしょうか。現代っ子はしたたかだと言います。現代っ子は現実主義だと言います。かくいう私もセンター試験が迫ってこようが前期日程が迫ってこようが全く気にもかけないものでした。もっとも試験前日までゲーム、ゲームに明け暮れていたほど大学入試というものに本気になっていなかった私の言えた義理じゃありませんが。
とは言え、言葉には魔力があると言います。呪術などの、あまり現実じみていない様な魔力もさることながら、人の心を救ったり、或いは傷付けたりするのが往々にして誰かの言葉だったりする様に。言葉は偉大です。誰が言ったか分からない様な、勿論貴方に向けられたものでもない偉人の言葉に落ち込んでいた自分を勇気付けられたり、かと思えば、ここに私が思い付く限りの罵詈雑言を並べ立てると、それが貴方に対してのものでなくとも貴方は恐らく気分を害す事になります。見ず知らずの人間の発言によって。
だとすると、やはり、特に感受性の強い人や想像力のたくましい人などは、決してそういうつもりで発した訳ではない「落ちる」だの「滑る」だのいう言葉を殊更に気にかけて、考える必要のない事まで考えてしまうのかもしれません。そうなると、私は「そういうネタ」の一部として例に挙げたそれらの言葉を、例文だという事が明白であっても本当は言うべきではなかったのでしょうか。
もしかしたら、私のパソコンから発信された文章を見て、インターネット回線やらルーターやらモニター越しに今、気落ちしている人がいるかもしれない。それは勿論私の本意ではありません。そんな人の救いになれるかどうか、私には分かりませんが、こんな話をしましょう。私はここ二、三日も、ちょっとした暇を見付けてはトルネコ3の異世界の迷宮に潜っていました。厳しい旅路でした。中々レベル10にならなくて「ここでまってて」の命令を覚えないものだからしょうがなく仲間全員をゾロゾロと引き連れていたら最後尾のホイミンがタップペンギーに殴り殺されました。「かってにしてね」で放流していた仲間がメガンテの石像のある部屋で敵を倒し爆死しました。上手い具合に育っていたドラキーLv15がルーラの石像で吹き飛び、ワープ先で何も出来ないまま角越しのスカイフロッグに殴り殺されました。同じくルーラの石像によってホイミンがスライムブレスの群れの中に一人送り込まれ瞬く間に燃やし尽くされました。でも、慎重に慎重を期すプレイのお陰で落とし穴にはかかりませんでした。

いざ試験に臨む貴方の前には数多の苦難と試練が待ち受けている事でしょう。しかし諦めてはいけません。へこたれてはいけません。どんなに辛くてもそれを乗り越えてこそ、初めて光は見えるのです。
会場には多数のライバルがいるでしょう。しかしそれら全ての人を蹴落とすくらいの気概でいて下さい。それら全ての人を蹴落として下さい。どんなに仲間を失っても自分だけは最後まで生き残るポポロの様に。



08/01/19(土) 第964回 伝説の3枠

ここで突然ですが、さきほど入ってきたニュースです。
全国の受験生達に勇気と希望を与えるため各地のダンジョンに潜っていたポポロ君(12)が本日亡くなりました。場所は異世界の迷宮・地下19階。付近にはハエまどうの姿があり、警察はこのハエまどうによって殴り殺されたのではないかと見ています。

何という不吉なニュース。昨日の気遣いやエールが全くの裏目に出てしまっているではないか。
とは言え、本当の受験生は間違っても試験真っ只中の、まだ峠を越えたばかりのタイミングでこんな下らないページを見ている筈はなくて、もし見ているとしたらそれは早くとも明日、全日程を終えてひとまず一息ついた状態なのだろうから、もう必要以上に気を揉む事はないのだけれど。
でも、私は忘れていない。昨年、似た様な事を書いたらそれを否定した人、つまり「大学入試センター試験当日だかにこのサイトを覗きに来ていた人」がいた事を。
あの方は、結局どうなったのだろうね。「来年はこの話をネタにして笑っていられるように」との言葉通り、異世界の迷宮ネタを見て笑って戴けてるのだろうか。


さあここで問題。事の真相は次の内どれでしょう?

 1 是非とも笑いたかったがネタが何とも微妙。
 2 センター試験関連ネタだと気付かなかった。
 3 その人は既にこのサイトの常連さんではない。
 4 そもそも「異世界の迷宮ネタ」のターゲット層が狭過ぎて笑うに笑えない。
 5 有言実行。大爆笑。


倍率ドン!


 1 是非とも笑いたかったがネタが何とも微妙。 4 
 2 センター試験関連ネタだと気付かなかった。 7 
 3 その人は既にこのサイトの常連さんではない。 2 
 4 そもそも「異世界の迷宮ネタ」のターゲット層が狭過ぎて笑うに笑えない。 3 
 5 有言実行。大爆笑。 9 


さらに倍!


 1 是非とも笑いたかったがネタが何とも微妙。 8 
 2 センター試験関連ネタだと気付かなかった。 14 
 3 その人は既にこのサイトの常連さんではない。 4 
 4 そもそも「異世界の迷宮ネタ」のターゲット層が狭過ぎて笑うに笑えない。 6 
 5 有言実行。大爆笑。 18 



08/01/20(日) 第965回 資本主義に乾杯

*「あんたもそう思わんか?


はい
いいえ



08/01/21(月) 第966回 本当の意味での勇者とは

一言にDQの主人公と言ってもナンバリングタイトルを挙げるだけで8人もいるのだけれど、実際世界から金づるがいなくなって一番困るのは誰だろうか、と考えた。
旅を終えても幸せな生活を続けていける一番の主人公は、冒険の中で良き伴侶に出会えたDQ5の主人公だと思う。相方が金色の人でも青色の人でもいずれにしろである。主人公本人はかたくなに無口であるが、大抵の事は家族によるフォローがあれば何とかなるであろうからだ。
無口であるという欠点を補ってくれる人が身近にいさえすれば何とかならない事もないという意味では、DQ4、DQ7も同様にさして問題にはなりそうもない。ただそれにしたって、4主人公はエンディングで生き返った様に見えたシンシアはその実妄想であったなんていう説があって、もしそれが事実だとしたら最早天涯孤独の身という事であり彼の生存保障は一週間後にはなくなっているし、アルスはまだ子供で、今は親に食わせてもらっているから良くとも自立する頃になっていよいよ問題が表面化する事になるのだろうけれど。
DQ3の主人公にも仲間はいたが、この人の場合は少々事情が違う。3主人公とその仲間達は元々親しかった者同士でも、ある程度成り行きで集まった者同士でもなく、ルイーダの酒場という戦士登録所を仲介して出会った、言わばパーティーメンバーとして同行する契約料でもって繋がり合った面々だからだ。DQ7の仲間達を繋ぐものが友情で、DQ5の仲間達を繋ぐものが愛情なら、彼等を繋ぐのは金と利害の一致である。偶然彼等は元いた世界に戻る事が出来ずアレフガルドに留まる事になったから、エンディング後は地上の者同士仲良くし合ったかもしれないが、仮に地上へ戻れていたとすれば間違いなくその関係はアリアハンへの帰還を果たした瞬間解消されていた事だろう。もっともその場合3主人公はオープニングでお馴染みの生家へと戻ってまた家族水入らずの生活を送る事になったのだろうけど。
DQ2、DQ6の主人公は王族だから、そもそも心配するに値しないだろうという意見はあるかもしれない。だが現実はそこまで甘くはない。あのアルスにもいつか独り立ちの時がくる様に、彼等にも親の背中を追い越していかなければならない日というものが訪れるのだ。王への即位である。この時、ローレシアとレイドックは建国以来今日まで見舞われる事のなかった未曾有の危機に陥る事になる。何しろ、王様が一言も発しない。その上、片やローレシア王はDQの主人公の内で唯一呪文を扱えない力馬鹿。片やレイドック王は人の言葉を高々20か30程度しか頭に留めておけないほどの脳足りん。こんな奴等に国を治める大役が務まる筈はなかったのだ。国政は側近の者達に一任すれば何とかならないでもないが、自身の言葉で語りかける事のない王様の国内での求心力が次第に低下するのは避けられないだろう。国民からは不満が噴出し、だがしかし国のトップはその声に一向に答えない。他国との交流が断絶状態に陥るのも時間の問題だ。そして、サマルトリアとムーンブルグは今も変わらず栄えているのにローレシアばかりが衰退の一途を辿り、レイドックではクーデターが起きるのであった。
ところで、ローレシアを建国したのは誰あろうDQ1の主人公とその妻ローラであり、彼は立派に国を治めたのだから2主人公や6主人公も国王の責務を果たせないなどという事はない筈だ、との反論があるかもしれない。
だが忘れてはならない。1主人公はそれ以降の主人公達と違い、一度だけだが、自分の言葉でしっかりと発言している事を。ラダトーム王に「この国を治めてくれるな?」と聞かれ、毅然とした態度で「いいえ。私の治める国があるなら、それは私自身で探したいのです」と述べた事を。

彼は喋った。だから彼だけは、平和の時代においても生き抜いていっただろう。
力馬鹿や脳足りんと一緒にすんな。



08/01/22(火) 第967回 縮小運営

FF3始めました。 by「俺的事典」

やはり同じファミコンでも時代が後期のものになってくると容量が目一杯使われたりしているので一通り単語を列挙するだけでもそこそこ時間がかかってしまった。流石はラストダンジョンの辺りを中心としてボリュームが多いと言わしめるFF3。FF1,2とは格が違う。どの程度違うのかと言うと、一通り調べてピックアップされた単語数がFF1で416語、FF2で478語だったのに対し、FF3では707語だったくらいに違う。一体何がそんなに多かったのか。よく分からんが。
一度まとめたからには半永久的に利用出来るので、約2ヶ月に10語のペースで載せる今の更新形態を仮に続けるとすれば概ね11年と8ヶ月後のFF3関連ワードコンプリートの日まで活躍してくれる事だろうからこれはこれでいいのであるが、一方で私はこの「俺的事典」の更新継続に際して極めて大きな支障が生じ得る問題を抱えている事実に気付いてしまい、今どうしようかと考えあぐねている最中である。
それというのも、FF4以降の単語選出作業をどうすればいいのかという事なのだ、引越し後の。そう、再三述べた様に私は近く遥か東方の地へ赴く訳で、その際荷物は出来る限り減らすべきだから生活必需品以外はここに置いておく事が求められる訳で、つまり私は今身の回りにある雑多な私物の大半と別離しなければならない訳で、では各種FFの攻略本は「生活必需品」と「非生活必需品」のどちらに分類されるものなのだろうと考えたら、当然後者になってしまうのである。それもそうだ。何処の世にアルティマニアで飯を食っている人間がいるというのだ。そんなのはベントスタッフの人達だけで十分だ。つーかそもそも、ゲーム機すら置いていく事になりそうなのに、あんな分厚い本を何冊も持って行ける訳がない。宅配便で送るにしたってだ。向こうで読める様にした所で使うのは高々巻末インデックスの数ページのみなのだから。
更新に必要なのが巻末インデックスのみであるというのならそこだけ破いて持って行くという強硬手段もあるにはあるが、そこは私の性格と美学にかけて断固反対したい。コピーするという手もあるが、本があれではコピー後に本が無傷ではいられないのではあるまいか。
そうして考えていくと、最後に行き着くのは「他の作品もFF1〜3同様に単語をまとめる」という、単純であり、だがしかしその実悪魔の手段とも言っていい方法であった。いやいや、これはまあ思い付くには思い付くが、ないだろ。全707語のFF3をまとめるのにどんだけ時間かかったと思ってんだ。他は、まあ手元にある攻略本の索引を延々書き写していけばいいから作業的には楽かもしれんが、単語数の次元が違うだろう。今分かっているのを列挙するだけでも、T,8,9,10,10-2,12がそれぞれ962語、1268語、1519語、2426語、1533語、2993語あるんだぞ。これにまだ4,5,6,7まで控えてるんだぞ。その総単語数が幾つになるだなんて、最早考えたくもない。それら単語を一つずつ打ち込んでいくとか、そんな苦行耐えられる訳もない。
現状ではそんな時間も到底捻出出来ないのでこの案も却下となり、結局この問題はそのまま頓挫する事となった。引っ越しまでに残された時間は少ないが、本当にどうするのか、今の所その解決策はない。

だもんで、ある日突然「俺的事典」にFF1〜3の単語しか載らなくなったりしても勘弁して頂戴ね。



08/01/23(水) 第968回 追い込み中につき


問題.
1.Aは何色か?
2.Bは何色か?



08/01/24(木) 第969回 一日引っ張っておいて酷い丸投げ

昨日のは別に何らかのトリックが隠されているとかいう話ではなく、ただただ普通にあれは何色なのかを問うているものなのである。という訳で正解は1.深緑、2.黄緑

さて問題は、Aの方を「緑」であると思った人間が恐らくいるのではないかという点にある。だがあれは「緑」ではなく「深緑」である。参考までに「緑」と「深緑」を比較してみると、

深緑

確かに違う。少々微妙な差かもしれないが、でもこう並べられてみると「深緑」の方は「緑」というには若干暗い様な気がする。だけれども昨日の時点では、恐らく「Bは『緑』というには明る過ぎるから、じゃあAが『緑』だろう」くらいの考えで「緑」としてしまった。
実際にAを「緑」と思った方がいたのかどうかが分からないにもかかわらずかなり強引な話の進め方をしているがつまり私が言いたいのはこういう事である。「深緑」の陰の薄さは一体どうした事だ。
「深緑」の「緑」に対する知名度のなさは想像を絶する。まず実生活中でわざわざその名を口にする事がまずない。大抵それは、先の例の様に敢えて「深緑」という言い回しをせずとも「緑」と表現すれば事足りるからである。実際、Aの色を「緑」と言った所で何ら問題はないのだ。しかしここで注目したいのは、同じ緑系統の色でありながら「黄緑」が「緑」と拡大解釈される事は「深緑」がそうである場合に比べて著しく少ないと考えられる点である。これがつまり「黄緑」のメジャーさがなせる技という訳だ。「深緑」には決して到達し得ない領域がそこにある。恐らくBは、それより濃いAや或いは緑色と比較されなくたって「黄緑」と答えられるのではないか。Aが単独でそこにあれば、それは瞬く間に「緑」になってしまうのにである。
「黄緑」は「緑」とは別に「黄」の成分が入っているが、「深緑」は単に「緑」の濃度を上げただけのものなのだから「黄緑」に比べて「緑」との変化分が微妙であるのは当然で、だから「深緑」が「緑」の範囲に入ってしまうのも致し方ないという反論があるかもしれない。だがはっきり言ってそれは間違っている。「深緑」と「緑」の関係が「緑」と「黄緑」の関係に比べてよほど微妙である事は事実だが、だとしても「深緑」は本来それ単体で「深緑」と認識されなければならないものの筈なのだ。絶対に。
考えてもみてほしい。とある24色セットの色鉛筆に「ふかみどり」という色が存在する事を。事によれば12色セットの色鉛筆に「ふかみどり」という色が存在する事を。いいか、つまりこうだ。「深緑」は、あれだけ多種多様にわたる色の世界のトップ24、場合によってはトップ12に選ばれし精鋭なのだ。全ての色の代表12種の一角なのだ。勿論大抵の場合「緑」という色と厳然とした区別がなされているれっきとした個性ある色なのだ。それを「緑」と一緒にされちゃうとか、もう。
結局何が言いたかったのかというと、こういう事だ。深緑かわいそうかわいそう。

昨日の問の1.を「緑」と答えた人間のみをターゲットにするという脅威の書き殴り失礼。



08/01/25(金) 第970回 色素人権集会

うすだいだいしゅいろねずみいろ
あかちゃいろおうどいろやまぶきいろ
ぐんじょういろ今こそぼくらの復権を!!あかむらさき
ビリジアンこげちゃいろうぐいすいろ
べにいろそらいろあおみどり


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