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05/08/03(水) 第221回 聞き返す人

世の中には二通りの人間がいる。しりとりをやっていて自分の番になった時に、直前の人から回ってきた文字を一度聞き返す人と、聞き返さない人だ。
聞き返す人の特徴。それ即ち自分に回ってきた文字を聞き返すというこの一点に尽きるのだが、それは例えばこんな感じである。

「リンゴ」 「ご? ゴリラ」
「ラッパ」 「ぱ? パイナップル」

聞き返す人は、そりゃもうとにかく聞き返す。「リンゴ」→「ゴリラ」→「ラッパ」→「パイナップル」なんていうのはしりとりの王道パターンと言ってもいい位の流れであり、これまでの人生で何度も同じ場面に遭遇した事があるだろうに、それでもいちいち聞き返すのである。
一体、聞き返す人は何故聞き返すのか。これが気になる人も中にはいるかもしれない。ただ、私はそういう人達に一つ警告しておきたい。例えこの事がどんなに気になっているとしても、自分一人でそれを解明しようとは思うな、と。聞き返す人は思いの外強敵である。貴方が単身で挑みかかって勝てる相手では絶対にないのだ。
もし貴方が、私のこの静止をも振り切って「聞き返す人」にしりとりで勝負なんかしようものならどうなるだろう。

まず貴方は、「『聞き返す人』は単純に直前の人の言った言葉を上手く聞き取れなかっただけじゃないのか」との推測の元、語尾を強調する作戦に出る。

「ルーマニ」 「あ? アイスクリーム」
「ムンクの叫」 「び? ビー玉」
「まけい」 「ぬ? ぬりかべ」

駄目である。聞き返す人はどんなに次へ繋ぐ文字を強調して伝えようが、そんな事はお構いなく聞き返してくるのであった。
貴方は思う。ならばこれはどうだ。

「便利」 「り? 理科」
「管理」 「り? 力士」
「仕送り」 「り? 理屈」

多少の意表を突いて「り」攻めに出てみたものの、聞き返す人はそんな事も何処吹く風である。こんだけ続けりゃ聞き返さなくたって「り」だって事分かりそうなものなのに、いちいち聞き返してくるのである。
これではいけない。こうなったら…

「津」 「つ? 津波」

もっと意表を突かなければ。そう思った貴方は「つ」一文字攻撃を繰り出してみる。しかしそれがどうした。例え貴方の挙げた単語が一文字であろうが、聞き返す人はきっちりその文字を聞き返してくるぞ。
聞き返す人は何事があろうとも聞き返すのか…やはりその理由を突き止める事なんて出来ないのか…? 絶望に打ちひしがれる貴方。そんな貴方は最後に、負けを認めてこう言う。

「みかん」 「はい『ん』って言ったね。『ん』って言ったね。はい負けー。終わり終わりー」

聞き返す人は、相手が「ん」と言った時だけ妙に早く反応し、勝ち誇った表情を浮かべるのだった。
思いの外悔しさが募る貴方。それもそうだ。何となれば、貴方は結局聞き返す人が何故聞き返すのかという疑問を解決出来なかっただけでなく、単純にしりとりという勝負にも負けてしまったのだから。

かようにも、「聞き返す人」は手強い。貴方も、自分一人で「聞き返す人」にしりとりを挑むなんて事はゆめゆめ考えない様に。



05/08/04(木) 第222回 当サイトの2005年・夏

ここ二週間程追われていた忙しさからようやく解放されました。取り敢えずの区切りであった今日は、これさえ乗り切れば幾分楽になる日だったってのに踏切事故が発生したとかで電車が大幅に遅延。昨日でもない、明日でもない、よりにもよって今日遭遇する事になってしまったその災難に「何で今日に限って…」と悲観し切りでしたが何とか無事に乗り切れましたよ。という事で、明日からは「忙しくない日々」がやって来ます(暇という訳じゃない)。
いやそれにしても、電車が遅れたせいでタイミングの良いバスが無くなっちゃったからタクシーに乗った訳だけど、この要らぬ出費は痛かったなあ…

それはさておいて、ようやく忙しくなくなりますので、当サイトも少しずつ再始動していきましょう。
まずは、約三ヶ月越しの夢であるロマサガMSですが、まだ買ってません。でも明日か明後日辺りに購入して、数日中には始めたいと思っております。これが一つ。
その他のコンテンツについては、今現在改訂中の「白い悪魔」と「愚痴」とを進める事になるでしょうか。この忙しくない期間中にどの程度進められるのかというのは、私の集中力がどれだけ持続するかにかかっています。頑張ります。
はっきりとした予定が立っているのは、これらと後はこれまで通り「日誌」或いは「ゲーム日誌」と「俺的事典」の更新といった所ですが、やっぱり何か新しい事もやりたいですね。
コンテンツの新案自体は、まああります。現時点で三つ程。それとは別に方向性だけあって「こんなのやりたいなあ」と思ってるものも、一つ。でもやっぱりどんなものにしたって、一つのコンテンツとして完成させるのは難しいですよね。何も考えずにとにかく始めてみたら、取り敢えずは出来るんだろうけど、後が続かなくなる。そうやって後の続かないネタを「一発ネタ」っていう形でまとめられればそれはそれで立派なものになるんだろうけど、「一発ネタ」っていうコーナーを作れるだけの数のネタも出て来ないからそれも出来やしないし。だから、やるとしたら、その一つの案から十分なものを作りたいのです。いずれいよいよネタが尽きて更新をストップする事になっても、それまでに作り上げたものさえあれば、それから先も一定の価値が生まれるだけの質のものを、そしてそれだけの量のものを、作っていきたいのです。

具体的に何をやるかですけど、やはり私とてテキストサイト管理人の端くれ、小説なんぞ、書いてみたいもんですね。まあそこは何かと捻くれた性格の私ですから、書くとしたらただの小説なんて書いてやろうとは思いませんけど。
とは言うもののだ、それは夢のまた夢ですよ。もっと私に文才があればねー。やっぱり、普段まともに本も読まないのが悪いのだろうか。



05/08/05(金) 第223回 何かと物事を気にするバスの運転手には気を付けろ

前々から、バスに乗っていて気になっていた事がある。バスの運転手が、対向車線からやって来た別のバスの運転手に対して、「よお」もしくは「どうも」的な感じで右手を軽く上げ、挨拶をする事だ。
何も私はこの挨拶に対して、一瞬とは言え片手運転になるのが危なっかしいとか言うつもりはない。別会社のバスとすれ違う際には流石にその挨拶が無いというその辺りに何とも言えない大人の事情を感じ取る事も出来るが、私が言いたいのはその事でもない。
私が気になるのは、「今私が乗っているバスの運転手が、折角向かいのバスの運転手に対して行った挨拶に対して相手から何らかのやむを得ない事情により応対の無かった時、それをやけに気にする人だったらどうしよう」という事である。つまり、「今バスを運転している人が何かと物事を気にする人だったらどうしよう」という事である。

私自身、何かと物事を気にしてしまう人間なのだが、だからこそ「そうだったらどうしよう」と思わずにはいられない。
例えば、折角挨拶したのに、相手の運転手が客との応対に忙しかったか何かでそれに答えられなかったとしよう。すると運転手は思うのである。「もしかして私は、無視されたのではないだろうか」と。当然そんな筈がない状況であったとしても、基本路線バスの運転手というものは孤独なものであるから、その思いを口に出す事もなければ、勿論他の誰かが「それは違うよ」と言ってくれる事もないだろう。一度そう思ったらそう思うがままなのだ。
或いは、逆のパターンも考えられるかもしれない。対向のバスの運転手が挨拶をしてくれたのに、今度は自分がそれに答えられなかった場合である。この時、自分が相手を無視している訳じゃない事は勿論なのだが、この運転手にかかるとこれも一筋縄ではいかなくなるのだ。件の運転手は思うだろう。「もしかして私、あの人から『あいつ無視しやがって』と思われてるのではないだろうか」と。ここまでくるともう立派な被害妄想である。

さて、問題はここからなのだが、運転手がこれ程に物事をいちいち気にする人間だと、その後の業務に支障を来たしはしないのか。私が気になっているのはこれなのだ。
仕事の上で人間関係というものは非常に大事なものである。しかし、入社以来真面目一筋でやって来た勤続十二年の一運転手がこれまで少しずつ築き上げてきたその大事な大事な人間関係は、今正に音を立てて崩れようとしているのだ(被害妄想)。恐らく彼の心中は穏やかでない。正直言って、バスの運転なんて二の次になってしまっている可能性は否定出来ない。そうしておろそかになっていく運転が、己のみならず乗客までをも巻き込んで危険にさらす事も十分に考えられ得る事態なのである。
だから私は、いつも思うのだ。今バスを運転している人が、やけに神経質な人間でありませんように、と。常々そう思っている自分自身こそが、一番の被害妄想に囚われているなあと実感しつつ。



05/08/06(土) 第224回 今なら漏れなくストーカーも付いて来ます

「キスだけじゃイヤッ!」通称「キスイヤ」というテレビ番組がある。日本テレビ系列で毎週月曜日の午後9時から放送している番組である。
番組の趣旨は、毎回三組程度のカップルの悩みや相談を聞いたりするというものなのだが、この番組が何やら凄い。
何が凄いのか。それは、出場カップルに特典として贈られるプレゼントの数々だ。現在の放送時間帯に繰り上がってきてからよりその傾向が強くなった様な気がするが、とにかくこのプレゼントが豪華なのである。そこで以下にそれを列挙してみよう。

「キスイヤ」出場カップルへのプレゼント(公式HPより引用)
  1. シャネルのトートバッグ、ヴァニティバッグ、財布、以上3点のうち、いずれか1点
  2. グッチのレディースウォッチ&ダンヒルのメンズウォッチ
  3. ギ・ラロッシュのプラチナダイアモンドリング
  4. さらに海外旅行とおこづかい20万円付き!
どうだろう。そうそうたる面々である。出場しさえすればこれらのプレゼントが無条件で貰える訳だから、まるっきりこれらプレゼント目当てで出場を目論むカップルも中にはいる事だろう。相当いる事だろう。
ただ、そういったカップルは何かを見落としてはいないか。目の前の豪華プレゼントに目を奪われているせいで、もっと重要な事に目がいっていないのではないか。
番組を見ていると、各カップルの話が一段落した時に、決まって次の様なフレーズが聞かれる。

「『キスイヤ』は、今後もこのカップルを追跡します」

当該番組をよくご覧の方ならば、「毎度毎度追跡するとか言っといて、後日談が放送されるカップルなんて殆どいないじゃないの」と突っ込みたくなる所かもしれないがそれは今回おいておくとして、よく考えればこの言葉はかなり怖い。「追跡」である。「跡を追う」のである。奴等は全国ネットの放送電波を用いて、番組に出演したカップルを今後ストーキングすると公言しているのだ。

私は、これから「キスイヤ」に出場したいと思っている全てのカップル達に忠告しておきたい。豪華プレゼント目的で番組に出演する事自体は別に構わないが、出演してしまったが最後、漏れなくストーカーまで付いてくるぞ、という事を。
シャネルのトートバッグかヴァニティバッグか財布の内どれか一つと、グッチのレディースウォッチとダンヒルのメンズウォッチとギ・ラロッシュのプラチナダイアモンドリングと海外旅行と20万円のおこづかいとストーカーの脅威を取るのか、或いは何も貰えないけど極々普通で平和な日々を取るのか。もう一度、考えてみて戴きたい。



05/08/07(日) 第225回 明日からロマサガMS

一昨日注文していた「Romancing SaGa -Minstrel Song-」が本日届きました。あらゆる店頭から姿を消していて購入を断念してから三ヶ月、そして予期してなかった衝動買いにより改めて巡ってきた購入のチャンスを見送ってから二ヶ月、ようやくここに、そのお姿を拝見する事が出来る様になりましたよ。長かったなあ。

早速、まずはパッケージからまじまじと見つめます。そうそうこれこれ。三ヶ月前はこのパッケージに「売り切れ」って書かれた紙が無情にも貼ってあったっけか。
続いて解説書をパラパラとめくってみる。例によって、本作品プレイ前に頭に入れておく情報はここからのもののみになります。
解説書にはまずストーリーがあって、その後に主人公達の紹介があったんですが、そう言えば、今回誰を主人公にするかまだ決めてないや。どうしようか。
以前に、SFC版でロマサガ1をクリアした事が二度あり、その時の主人公はシフとホークでしたから、まずその二人は除外する事にします。クローディアもなあ、断念した経験があるもののあの時は結構いい所まで進んでたから、やっぱりその他のキャラを選ぶのがいいだろうか。残るは五人ですが…この中だとグレイかバーバラかなー。あ、でもグレイって序盤でクローディアと合流するんだっけ。じゃあバーバラで決定しようか…うーん…まあ、決定するのは明日でいいか。

その他、流石にオリジナルのロマサガ1から追加された様々な要素については解説書読んだだけじゃ半分も理解し切れませんでしたけど、それはともかくとして早速明日からプレイを開始したいと思います。

…ああそうだ、これどうでもいい事なんですけど、「サガ」の英語表記っていつの間にやら「Sa・Ga」から「SaGa」になってたんですね。これって今回からなんでしょうか。それともサガフロンティア乃至はアンリミテッドサガからなのかな?



05/08/12(金) 第226回 マツモトキヨシの真実

今さっきやっていたマツモトキヨシのCMを見たら、「健康とあなたの間にマツモトキヨシ」とあった。随分と大袈裟な事を言っている様でもあるが、これはつまり一人一人の人間と、その人の健康との仲介役になりますよと、私共が双方を結び付けてあげますよと、そういう事を言っているのだろう。
しかし私は思った。これだと、ちょっとばかり不都合が生じないだろうか。例えば、人と人とであるとか、人と物とであるとかを仲介するとしたら、それは全く問題じゃない。いずれにしても、仲介される側の両者は最終的に接近するか、或いは密接するかすればいいのだから。
でも、人と健康の仲介となるとそうはいかない。何故ならその両者の、特に人間側の最終目標は「健康」というものに重なる事であるからだ。接近や密接でも十分であるかもしれないけれども、やはりピタッと重なるに越した事はないだろう。
となると、問題が発生する。何でって、今貴方と健康との間には「マツモトキヨシ」が立ちはだかっているのだから。正直言って、邪魔である。そんな所におられちゃあ、貴方は健康に辿り着く事が出来ないのだ。少なくとも、マツモトキヨシ一個体分だけの距離を取らざるを得なくなるのだ。
仲介役だってそんなに馬鹿じゃないから、人間と健康の両者がある程度近付いた所で自ずと引き下がってくれるよ、と思っているそこの貴方、その考えはあまりにも甘い。マツモトキヨシはお見合いの席で「後は若い者に任せるとしようか」とか言ってその場を去る例の人とは違うんだよ。相手は商売をしてるんだ。ボランティアをやってる訳じゃない。悪い言い方かもしれないがお金儲けの為に仲介役を買って出てるだけなんだ。そこで貴方が思うがままに健康に到達してみてご覧なさいよ。もうその人からの収益は見込めないよねえ。だからマツモトキヨシはお客が易々と健康に辿り着けない様に頑として君達をブロックしてるんだ。
だからだよ、今こそ君達は立ち上がるべきと思うんだよ。眼前にふてぶてしく立ちはだかるマツモトキヨシを倒してだ、その屍を越えなけりゃならないと思うんだよ。そうしない限り君達に真の健康はないんだから。

え? 私はどうなのかって? 私は全然問題ないですよ。いやいや、全くの健康って訳じゃなくて、地元にマツモトキヨシが無いんです。
つーか何でCMだけ流すんだっつーの。



05/08/18(木) 第227回 人々の脅威、関東へ上陸

恐れていた事が起こった。「セアカゴケグモ」という毒蜘蛛が、群馬県で見付かったというのだ。この蜘蛛はこれまで関西地方の、それも湾岸の地域でしか主に確認されていなかったのだが、今回初めて関東地方の内陸部で発見されたという事になる。
遂に、セアカゴケグモの脅威が関東を襲おうとしている。しかし私が思うに、本当に恐れていたのはセアカゴケグモの発見という事実や、その毒性そのものではない。
この事態に際し、群馬県は人々にこう呼び掛けた。

「絶対に素手で触らず、踏みつぶすか殺虫剤を噴霧してほしい」

この呼び掛けを知った私は思ったものである。「そ、そんな殺生な…」と。
そもそも私は一年も前から言っていた。「人間はある時、か弱き蜘蛛の前に無力と化してしまう」事を。人間に対して何ら危害を加える事も出来ない蜘蛛に対してすら、時に人間はそれを踏み潰す事も出来なくなるのに、それが毒性を持った蜘蛛となると人間の立場はいよいよ危うくなる。だのに、群馬県のお偉いさん方は、「セアカゴケグモを見たら踏み潰してほしい」と言っているのだ。
問題はそれだけじゃないぞ。「素手で触らずに踏み潰せ」とは言っているが、踏み潰す足が素足だったらそれは良いのかと問えばそんな訳はないだろう。じゃあ靴下を履いている状態だったらどうなんだ? セアカゴケグモの分泌する毒素は靴下の素材を透過するのか? しないのか? 首尾良く踏み潰せたとして、その後の対処はどうしたらいい? ティッシュペーパーか何かに包んで捨ててもいいのか? セアカゴケグモの毒素がティッシュペーパーを透過して皮膚に到達するなんて事は起こり得るのか? 得ないのか? と、かようにも人間に課せられる課題は多く、大きいのである。

しかし人々よ、案ずる事なかれ。群馬県のお偉いさん方は、そんな疑問に頭を悩ませる人々への救済措置として、蜘蛛を発見した時は踏み潰すか、さもなければ「殺虫剤を噴霧してくれ」と言ってくれている。ならば我々はこれから先の人生、あの憎き蜘蛛達にその人生を翻弄される事のない様、万が一セアカゴケグモに出くわしても行政命令により踏み潰さなくても済む様、殺虫剤を常備しようではないか。
ただ一つ、群馬県のお偉いさん方に聞いておきたい。殺虫剤を噴霧して殺したセアカゴケグモはその後どうしておけばいいのだろうか。ティッシュペーパーか何かに包んで捨てておくべきなのだろうか。うーん、その場合、セアカゴケグモの毒素はティッシュペーパーを透過するのか? しないのか?



05/08/19(金) 第228回 未来はたった一つだけ

先生「問題です。次の言葉の空欄を正しく埋めて下さい」

生徒「はい!」

先生「『○が出るか○が出るか』 意味:前途にはどんな運命が待ち構えているのか予測出来ない」

生徒「はいはいはい!! 分かりました!!」

先生「はい、では答えて下さい」

生徒「『へび』が出るか『じゃ』が出るか!!」

先生「はい、よく出来ました〜…って、どっちも蛇かいっ!!



05/08/20(土) 第229回 知人から聞いた話

「『これは知人の話なんですけど』という導入から始まる話は、実の所自分自身の話である」
そんな法則があるとか無いとか。それを知った私は思いましたね、一体何を言っているのだろうかと。そんな訳ある筈がない。そりゃまあ自分の事として話すと恥ずかしかったりとかいう理由でそうする人も中にはいるだろうけどもさ、そんな「法則」なんて言える程の事じゃあないですよ。

まあ、そんな事はどうでもいいんですが、「恥ずかしい話」と言えば、知人のこんな体験を聞いた事があります。
いつだったか、随分昔の話ですが、ある時彼は懸賞か何かで自分の欲しい物が当選品候補にあるのを見て、その懸賞に応募する事にしたそうです。彼は非常に冷静な人間で、普段は宝くじとかいうものに関して「ま、どうせ買っても当たらないでしょ」みたいに冷めた目で見る人なんですが、一方で何処か夢見がちな所がある様で、ひとたび自分が関わると「当たるんじゃないか、当たるんじゃないか」と思ったりするとか。そんな感じなものですから、当たった時の事を考えたりしながら応募の為のはがきを書いていたらしいです。
でも彼はその時重大なミスをしてしまってたんですよね。いざはがきを出しに行こうとした時、そのはがきを目にした母親に言われたそうですよ。

「何でアンタそれに50円切手貼ってるの?」

母親に不思議がられるのも無理はありません、何故なら彼が応募しようとしていたはがきとは、雑誌とかに付いてる応募はがき等ではなく、官製はがきだったのです。彼は、一枚につき50円かかる官製はがきに、更に一枚50円かかる50円切手を添付していたのです。彼が普段はがきをまず出す事のない人間だったとは言え、これは恥ずかしいですよ。そんな事も知らなかったのかと、そう言われてもおかしくないですよね。
「懸賞に当選するにはまず抽選者の目に触れる事が大切だ」とか言いますけど、結果的に倍のお金を払って応募したそのはがきは、恐らく応募されたはがきの中で唯一無駄な50円切手が添付してあったある意味で目立ち得る物だったのに当選しなかったんだから救いもないというものです。

一応言っておきますけど、これ知人の話ですからね。私の話じゃないですよ。
後、例えそうだとしても「そいつバカだなー」とか言わない様に。もし言うと私が傷付きます。

え? 何でかって? そ、そりゃ勿論…私が知人思いの人間だからですよ。



05/08/21(日) 第230回 不毛な作業

ロマサガMSの一周目をクリアして四日経ちましたが、サイト関連の作業とかゲームの為に後回しにしてきたあれやこれやをやっていた結果、未だにアルティマニアを一ページも読み進められていません。本来なら私は攻略本を読んだだけでも貪欲に一日の日誌のネタにするんですが、今回まだそれをしていないのはまあ何やら色々とやってたからなんです。
では一体何をやってたか。まず一つは、「Report」のページの改編作業ですよ。これまであのページには過去にプレイしたゲームのプレイ日誌の他に何か雑多なものが色々ありました。それぞれが意味無くレポートの体裁をしておりました。
正直言って、あれはいらない。公開していて誰の得になるものやら分からない様なものを、わざわざ置いておく必要はない。なもんで、思い切ってプレイ日誌を残して後は全て取り払いました。唯一、全滅歴の回数データだけ残しておきましたが、それは愛嬌というもの。あれは今後もデータを取り続けていきたいと思っております。

他にやってた事と言えば忘れてはならないのが、我が妄想デビュー作「今明かされるメネの真実」の改訂作業。一時は既に公開済みだった第一章にとんでもない誤りが見付かっちゃっててんてこまいになりはしましたが、何とか今日、第二章と合わせて完成された作品としての公開に漕ぎ着けられました。
いやーしかし、間違いが見付かった時は焦った。「どんな感じでフォローすればいいんだ」っていう試行錯誤とか一生懸命感がバレない様、誤りの詳細については伏せさせて戴きますけど、「もう後まとめの文言を書けば第二章も完成だー」って時のミスっていうのはかなりこたえました。
まあでもねえ、これあんまり自分では言いたくない事なんですけど、どんなに一生懸命ミスをフォローして、果てに無事完成させたってだよ、元々9040文字だった文章がおよそ2.7倍の24341文字になったってだよ、そうして出来た文章を後の第二部、第三部で自ら否定するって言うんだからこれは不毛ですよねえ。
ちょっと油断したら心の奥底から「無駄」とかいう言葉が出て来…あー、考えちゃいかんいかん。

ま、そんな事をしていてこれまでアルティマニアを読めなかったという事です。出来れば、明日辺りから読み始めようと思っております。


ああそれと、今日「白い悪魔」が公開出来たって事で次は「今明かされるメネの真実Ω」の改訂に移る訳ですが、その前にですね、久々に新作の「妄想」なぞを書く事になるかもしれません。
まだ考えが固まってないので「謎・矛盾群」のページで太文字表示もしてないんですが、無事書けそうだという事にもしなれば、追って報告したいと思います。


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