04/07/28(水) 第71回 謎の雨雲
この間の日曜日と月曜日辺りは全国的に極めて天気が不安定でありまして、雷害に関する話が明らかに普通ではない数ニュースで聞かれていました。貴方の地域ではどんなものだったでしょうか。
この不安定な天気をもたらした主たる犯人は夏の大敵である寒気な訳ですけれども、この程の寒気は無情にも、しかし当然の如く私にも襲い掛かってきたのです。
その日も、まあ天気予報を事前に聞いていた事で不安ではありましたが、日は当たり続けていたので安心していました。しかし、この手の天気のタチが悪い所は、つい数十分前までは普通に晴れ渡っていたのに、急激に黒い雲がモクモクと湧いて来るという突然性、予期の困難性にある訳でありまして、突然テレビにある文字列が映し出された事で、状況は一変してしまったのです。
「大雨洪水警報が発令されました」
これです。
そんなまさかと思って外を見てみますと、いつの間にやら遠方に怪しげな雲が発生しているではないですか。しかも、何故だかタイミング宜しく、それまでは鳴っていなかった筈の雷が程無くして鳴り始める始末。「あー、これは危ないなあ」と思うには十分であります。
ところが、遠方で雷鳴が轟いているのは確かに耳に入って来るのですが、三十分経っても一時間経っても、こういった天気においては最も崩れ易い夕方にかけての時間帯を通り越しても、一向に雨が降り始めません。いや、それだけならば特に不思議な事ではないのです。何故ならば、平野部よりも更に大気の不安定な傾向が強い山間部のみにおいて雷雲が発生し続け、それが殆ど移動しないまま消滅するケースというのもよくあるからです。つまり今回の事も、山沿いだけで雨が降っていて、その雨雲が平野部まで降りて来ないだけなのだろうかとする事は出来る訳です。
しかし今回は明らかに状況が違いました。まだ時折雷鳴が轟き、雷光が走る予断を許さない状態において、テレビで気象情報を見たのですが、そこに映し出された雨雲のレーダー映像を見る限りでは、ここいらの地方一帯には大部分に雨雲がかかっているのです。しかも並々ならぬ威力の雨雲が。なのに雨は全く降っていないのです。更には、それから太陽が沈んでそれらの雨雲が徐々に沈静化するにあたり、弱めの雨雲ももうここら一帯全域を覆っている位に広がっているというのに、一粒たりとも雨が降る気配を見せません。
一応テレビでの気象情報だけでなく、気象庁さんのホームページへ押しかけて同様にレーダー映像を確認してもみたのですが、やはり強力な雨雲がかかっているのは間違いではない様です。間違いではない様であるのに、結局その日は雨が降る事の無いまま、雨雲は沈静し切ってしまいました。いや、「しまいました」じゃなくて、喜ばしい事この上ない事ですけれども。
さて、翌日は月曜日。
前日に見た天気予報で、まだ今日一杯は少なくとも寒気は抜け切らないという事を聞いておりましたので、当日のより詳しい情報を仕入れておくべく、家を出る直前にちょうどやっていたテレビの気象情報を見ておく事に。
その日はいつもに比べて結構遅めの外出ではあったのですが、それでもまだ午前中でしたので、本格的に天気が怪しくなると予測される午後に関しての予報を今聞いても、この不安定さではあまり意味を成さないのだろうなあ…とは思いつつ見てみますと、驚くべき現象がそこでは起こっていました。
何と、まだ午前中であるにも関わらず、鳥取の方で強力な雨雲が急激に湧いて来ていたのです。本当に言葉通り急激で、僅か三十分余りの間に、レーダー上で点々としか無かった弱い雨雲は、これから正に私が向かわんとしている鳥取県東部の南側、即ち山沿い寄りを中心として三分の二は覆ってしまおうかという程にまで成長を遂げたのです。
更に追い討ちとして、いよいよテレビを消して出発、という段になったその時、テレビにある文字列が映し出されてしまったのでした。
「大雨洪水警報が発令されました」
これです。
勿論昨日の警報は私の住まう地域一帯ですけれども、今回は鳥取の方に発令されています。
一体何が悲しくて今しがた警報が発令された地域へ出かけなければならないのでしょう? 一体どんな物好きが雷の多発していると容易に想像出来る地域へ出向こうとするのでしょう?
何とも残酷な話であります。様々な要素が人生初めてでありますから、最早どんな事になるか予想も出来ません。
とは言え、それを理由に我が物顔で家に留まっていれる様な一般常識は少なくともこの日本には存在しませんので、覚悟、諦め、不安、期待、 絶望、絶望、絶望…これらを抱いて家を後にしたのでした。
ところが、家を出ておよそ一時間半、鳥取に到着した私を待っていたのは、猛暑と、それを生み出している太陽だったのです。
奇怪現象再び。あの、鳥取東部全域を覆わんばかりの雨雲は何処へ行ったのか? 大雨洪水警報はこのたった一時間半の間にどうなったのか?
いや、一時間半後の雨雲の様子をレーダーから予測する事は素人には困難極まりない事なのは確かで、それが今回の様な種のそれとなれば最早不可能にも近い事なのも分かっていますがしかし、時間帯が時間帯です。本来なら、これから夕方にかけて更に天候が悪化するのが常の筈なのです。
なのにどうした事か? 誰がどう見ても警報が発令されていると判断する人はいないでしょう。何だったら「晴天」とか「快晴」とかいう表現をしてもいい位のものだったのかもしれません。
そして結局そのまま雨は降らず終い…しかもその日は雷すら聞かず終い……いやいやいや、これも喜ばしい事限り無いんですが。間違い無く。
本当に不思議な体験をした気がします。二日連続で間近に迫っていた事だけは確かである筈の雨雲を完璧に避け切ったというのは…
という事でこれにて、前々から非常に危惧している「鳥取での本格的な雷雨遭遇」は又も先送りされる事となりました。既に鳥取に通い詰め始めて四ヶ月。いつまでこの奇跡が続く事やら…
04/07/29(木) 第72回 ポケモン世代とは
私より少し年下の、お互い同い年だと思われる二人のとある人間は、片やポケモンを古いものと考えており、片やポケモンの名前をこれでもかと列挙する程に好きだと豪語しています。
私はと言えば、ポケモンと聞くとまず小学校辺りの年代を思い出すもので、こんなに年齢的に近い人の口から「ポケモン」という言葉を聞く事になろうとは思ってもみませんでした。
とは言え、よくよく考えてもみれば、初めてポケットモンスターというゲームソフトが発売された年…まあ正確には覚えておりませんけれども、その当時にのめり込んで、そのまま今に至ったと考えるなら、特に不思議な話ではありませんでしょうか。
つまり、少なからず自分に近い年代の人間が普通に話題としてポケモンを語る事がある傍らで私は、普段は殆ど触れる機会が無いにも拘らず、勝手に小学生年代のものであると考えていた訳です。
という事で、何故自然とそう考える様になってしまったのかを考えますと、恐らくはアニメ化されている事がそうさせているのでしょう。否、単なるアニメ化なのであれば、悪戯に勝手な想像を膨らませる事は無かったと思うのですが、如何せんその内容が内容だっただけに、こうなってしまったと私は考えます。「こうなってしまった」と言ってもあくまでも私がそう思っていただけに過ぎず、一般的にどう思われているのかは知りませんが。
上で「普段は殆ど触れる機会が無い」とあります通り、勿論の事、アニメ「ポケットモンスター アドバンスジェネレーション」を、そしてその前身のアニメ「ポケットモンスター」を毎週見てはいないのですが、たまに偶然時間が合った時に見る事があります。見る事があるのですが、その度に思わされる事があるのです。
決して毎週アニメの方を確認していなくとも私と同様に知っている方もいらっしゃると思いますが、悪役として「ロケット団」なる面々が登場しますよね、確か。私がポケモンをテレビで見るのが本当にたまにであるにも拘らず、そのロケット団が毎回の様に、いや、正真正銘毎回毎回性懲りも無く登場するんですよね。しかも、毎回毎回最終的には味方側の何らかの一撃によって画面奥の方へと飛ばされて行き、星になるのです。細かい状況こそそれぞれで違えども、これだけパターン的に同じ登場や去り際を繰り返している事を考えると、やはりこれは私がたまに見るその回だけでなく、ほぼ毎回欠かさず彼等は登場し、そして星になっていると考えて問題無いでしょう。どんなものでしょうか? 何かご存知の方はお教え下さい。
そして、ここで考えてみましょう。
・毎回の様にして同じ敵が登場する。
・状況は毎回違う。
・でも目的の点ではかなり一貫性がある。
・でもその目的にかける手段は極めて多様。
・よくもそれだけ色々な手立てを考え付くものだと思わされる。
・敵は最後に星となる
これらの要素、何かに似ているとお思いになりませんか? 実はとあるアニメと非常に酷似した特徴を持っているのです。
そう、そのアニメこそ、愛と勇気だけが友達な事で有名な「アンパンマン」なのです。
細かい説明は不要ですかね。又、異論とかも色々あると思うので深くは触れませんが、どうやら「ポケモン」はいつからか「アンパンマン」の性質を持った事により、私に「小学生年代」というイメージを持たせた様です。
一応言っておきますが、決してワンパターンだという点を非難するつもりは全くありませんので、そこの所は誤解ありません様…
ただ、必要な場面以外では非難の意を表明する事が極めて少ない私としては珍しく言っておきたい事が無い訳ではないのです。
「ポケットモンスター」と言えば、テレビアニメの冒頭に「アニメを見る時は部屋を明るく〜」云々というテロップを一律に表示させる事となる切っ掛けを作ったアニメであります。
私が毎週の様に欠かさず熱心に見ているアニメは、今現在はありませんのでまだいいものの(何時だったか話題に挙がった「犬夜叉」は、現在の移動地獄生活になったと共に見れなくなってしまいました)、私はそういった、例えばニュース速報とか気象情報とかいう表示が結構気になってしまう人間なものですから、もしもいずれ見たいアニメが出てきたとなったらもう大変です。オープニングの様な、毎週同じものが見れる部分でのそれならばまだ許せますが、オープニングを差し置いてまずその週の導入部とか先週のあらすじとかを放送するアニメとなるとかなり考えものだというものです。
映像技術の発達も著しいものがありますから、ポケモンに限らずとも、いずれは同様の事が起こってしまった可能性は否定出来ないのですが、それでもやはりポケモンの功罪は大きいと思わざるを得ないのです。
何処か未練がましさを彷彿とさせてしまいますが、そのテロップを目にする度に、色々と胸に去来するものがあるんですよね。
04/07/30(金) 第73回 今だからこそスーパーマリオブラザーズ
ちょっと訳あって久し振りにファミリコンピュータソフトの取扱説明書を取り出だしまして、その中からセロハンテープで補強してある任天堂さんのゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」の説明書を読んでみますと、これがなかなかどうして、ゲームシステムが今とは比べ物にならない程単純だった当時ならではの独特な表現と、未だに現役で任天堂のマスコットキャラクターとして活躍しているマリオ一味の意外な一面を垣間見る事が出来ます。そこで今日はそんなスーパーマリオブラザーズ取扱説明書の中から、どうも気になる点をピックアップしてみましょう。
・コントローラー各部の名称と操作の説明
コントローラーのイラストを用いて説明しておりますが、あ〜、2コントローラーにマイクが付いておりますね〜。懐かしい限りです。それに2コントローラーのボタンの少なさにも今となっては驚かされてしまいますが、今回はそれは置いておくとしまして…
操作の説明として、Aボタンはジャンプであるとか、Bボタンは走る(加速)であるとか説明がされているのですが、何と言ってもここで目を引き付けるのは十字キーの↑ボタンです。何と書いてあるかと言いますと…
?
これです。素晴らしいではないですか。使う事が無いなら使用しませんとでも書いておけばいいと思われるのに「?」という含みの持たせようです。流石は任天堂さん、流石はマリオ。
・遊び方
ゲーム中では何のイベントも無いままに本題に突入する代わりに、ここに「ものがたり」としてあらすじ的なものが書いてあります。当時を知っていて懐かしく思う人も、当時は知らないけれどマリオの事はよくよく知っている人も、マリオには興味無いけどレトロゲームには興味がある人も、結構多くの方が興味のある所だと感じるのは私だけでしょうか。
そこで今回は、本当にいるのかどうかも知れないそういった方々の為に、全文を引用してみたいと思います。
キノコ達の住む平和な王国に、ある日、強力な魔法を操る大ガメクッパの一族が侵略して来ました。おとなしいキノコ一族は、皆その魔力によって岩やレンガ、つくし等に姿を変えられてしまい、キノコ王国は亡びてしまったのです。
このキノコ達の魔法を解き、よみがえらす事ができるのはキノコ王国のお姫様ピーチ姫だけ。彼女は今、大魔王クッパの手中にあります。
マリオは、カメ一族を倒してピーチ姫を救出し、再び平和なキノコ王国を築くために立ち上がりました。
テレビの中のマリオはあなたです。このアドベンチャークエスト(遠征)を完結できるのは、あなただけなのです。
マリオシリーズをよく知る人であれば、なかなか興味深い部分もありますよねえ。
大魔王クッパは言ってしまえばカメである事はまあいいとして、そのクッパはこんなにも強力な魔法を操れたんですね。なのにも拘らず何度も何度もマリオにやられているのは何故なのでしょうか。何だったらマリオもつくしにしちゃえばよかった様な気がするのですが。
ピーチ姫も又、強力な魔法らしきものを使える力を持っていたとは知りませんでした。
ルイージに関する説明が一欠片も出て来ないのは…まあいいですか。
ま、マリオシリーズというのは、私の知る限りでは色々とキャラクターの設定が変わっていってましたので、この設定が今でも生きている事は絶対にあり得ない事なのでしょうけども、でも初期設定はこんな感じだったのです。あ、マリオとルイージに関してはまだ前の話があったんですっけ? それ以上詳しい事は私には分かりません。
さて、その次のページの冒頭には、「このゲームは、右方向スクロールのファンタスティックアドベンチャーゲーム です」と書いてあります。ちなみに、太字の部分もそのまま引用してあります。
ファンタスティックアドベンチャーゲーム 、いいですよねえ。単なるアドベンチャーゲームであるならまだしも、ファンタスティック、fantasticなのです。この場合の意味としては何でしょう。「素晴らしい」でしょうか、それとも「途方も無い」辺りでしょうか。いずれにしろ、任天堂さんのスーパーマリオブラザーズにかける並々ならぬ思い入れと、自信の程が伺える表現だと言えます。
ああ、何だか一つ一つ挙げていくとまだまだ書きたい事が沢山だ。
という事でこの続きはまた明日。
04/07/31(土) 第74回 続・今だからこそスーパーマリオブラザーズ
昨日からレトロゲーマーの為のファミリーコンピュータソフト「スーパーマリオブラザーズ」取扱説明書解説を行っております。
そういう訳で本日は昨日の続きから。
・テクニック
ジャンプについての説明がされていますけれども、それよりも重要なのはその下。「ボーナスキャラクタ」としてそれぞれのボーナスキャラクタのドット絵とその名称が書かれております。こういう所で実際にゲーム中にて使用しているドット絵を用いるのは任天堂さんならではですかね。スーパーマリオブラザーズ以外にも、主に初期の、あの作品やその作品の取扱説明書でそれを見る事が出来ます。
でもって、紹介されているボーナスキャラクタはと言いますと、まずは1UPキノコ、そしてコイン、更に?ブロックの絵が続きます。その?ブロックの絵に対応している名称と言うのが、「?」です。「?ブロック」ではありません。「?」とだけ書いてあります。いや、でもこれは、中から何が出て来るか分からないという事で、一意に定められない訳ですからいいとしましょう。しかし問題は次でした。
まずドット絵がありませんで、そこには又してもただ「?」とだけあります。一体これは何を指しているのか? いざそれに対応する名称の方へ目をやってみると…
?
出ました。昨日からというもの「?」大活躍です。
キャラクタ像が「?」で、名称まで「?」。つまりこの部分は何一つの情報も持っていないのです。ここまで含みを持たせなくてもいい様な気がするのですが…
実際には何を指していたのだろうかと考えますと、豆の木辺りでしょうかね。横にはマリオを増やす方法についての事が書いてあって、その最後に「その他にも、マリオを増やす方法があります」とありますから、マリオの人数が増える事と直接は関係の無い豆の木はちょっと違っている気もしますが。
・マリオのパワーアップ
「パワーをくれる仲間達」として、パワーアップアイテムの説明がされていますが、ここで重大な事実が語られています。その部分を引用してみましょう。
レンガに変えられたり、消されたりしたキノコを見つけて助けると、彼等からパワーをもらって、次々と変身します。
昨日引用した「ものがたり」に、「おとなしいキノコ一族は、皆その魔力によって岩やレンガ、つくし等に姿を変えられてしまい」とありましたが、そうしてレンガやブロックになったキノコ達は、実はゲーム中ではパワーアップアイテムが入っている?ブロックやレンガ、もしくは隠れブロックに相当していたのです。道中マリオが何度と無くお世話になるスーパーキノコやファイアフラワーや無敵スター、そして恐らく1UPキノコや、もしかしたらコインもその内に入るのかな? これらは実は元キノコ一族だったんですね。それら?ブロックやレンガを下から叩いて「単なるブロック」化させる事が本当に彼等を「助ける」事になっているかどうかに関しては甚だ怪しく感じてしまいますが。
何より、スーパーキノコとファイアフラワーと無敵スターの、三つのパワーアップアイテムは、先のボーナスキャラクタと同様にドット絵があるのですが……ああっ、スーパーキノコとさっきの1UPキノコとの区別が付かないっ…
・踏まれたカメは(甲羅)になり、しばらくは動きません。
「カメ族の倒し方」の項目の一つですが、ここで「(甲羅)」は、実際に甲羅の絵が表示されています。ドット絵です。
以後も、「(甲羅)」はその事を指しています。
・登場キャラクタ
主に敵キャラクタが紹介されていますが、この中から気になったものを挙げてみます。
クリボー
キノコ王国を裏切った悪いキノコ。踏むだけで消える。
キノコなのにクリです。クッパの魔法の影響かな?
そう言えば、今はもうクリボーなんてマリオシリーズから消え去ってしまっているんでしょうかね? スーパーファミコンの「マリオワールド」で似た様なクリボンという名前のキャラクタに取って代わられてから目にしていない様な気がしますが…
ノコノコ(アカ)
気が弱くて、行ったり来たり、そわそわしている。踏むとしばらく動かない。
ノコノコ(ミドリ)との最も大きな違いは、足場の端っこで折り返すか(アカ)否か(ミドリ)という事で、折り返さずに場合によってはそのまま落とし穴に落ちて行ってしまうミドリの方は何とも馬鹿だな〜、なんて思っていたのですが、この説明文からすると、アカが足場の両端で折り返すのは気が弱かったからなんですね。確かにそう言われてみれば、奈落の底を見据えても決して物怖じする事無くそのまま足を踏み出すミドリは勇猛果敢と言えるかもしれない……かなり見直しました。
キラー
ゆっくりだが、しつこく迫ってくる。上から踏み落とせる
いや、次々と前から飛んで来るのをしつこいと思った事はあったかもしれなくても、しつこく迫られた記憶はありませんが…
ゲッソー
しつこくマリオを追い回す見張り役。上から踏めない。
そう言えば、マリオが動かずにじっとしていれば(スーパーマリオかファイアマリオならしゃがんでじっとしていれば)、決してゲッソーにやられる事は無いんですよね。そうですか、見張り役でしたか…これは納得。
・スーパーマリオブラザーズ マル秘テクニック集
最後はテクニック集です。ここでも一つ気に止まる事が…
このゲームは、画面がスクロールしますので、実際に見えている画面の外側にも敵がいます。これらの敵には(甲羅)攻撃は通用しません。何故かって……? 多分マリオが見ていない所で、飛び越えているのでは……。
(甲羅)攻撃とは、ノコノコを踏んだ後しばらく動かない状態になっているそいつを蹴り飛ばして攻撃するというものですが、ハードの処理の関係上なのか、ここにある様に画面外の敵には何故か甲羅が当たらないんですよね。
別に開発側が敢えて触れる様な事でも無いのに、単なる取扱説明書でそれについて考察しているというのは、何処か妄想にも共通する気質を感じて興味深い所です。
主に気になる点はこんな感じでしょうか。
裏表紙を見てみると1985という表記が。もう二十年にもなろうとしているのですから、やはりゲームのみならず、この取扱説明書というものにも時代を感じずにはいられませんねえ。
さて、昨日の日誌 の冒頭に「ちょっと訳あって久し振りにファミリーコンピュータソフトの取扱説明書を取り出だしまして」とあります様に、今回わざわざこうしてファミコン時代の取扱説明書を引っ張り出したのにはちょっとした訳、即ち本題に当たる目的がありまして、その本題については本当なら昨日書くつもりだったのですが、期せずして色々と目移りした結果こんな事になってしまいました。
その本題については次回書く予定です…多分。
04/08/01(日) 第75回 「使用上のご注意」の変遷と真実
「早うプレイしたいなぁ…早うプレイしたいなぁ…」
と、何とも情けない心地で「FINAL FANTASY 10-2 INTERNATIONAL+LAST MISSION」の解説書を熱心に読むでもなく(内容の大半は「FINAL FANTASY 10-2」の解説書と同じなので)見ていたら、最後に書いてある「使用上のご注意」が目に入りました。
今までまともに読んだ事なんてありませんけど、目を通してみると、至極もっともな事から、これはどうだろうか? という事まで、色々と書いてあります。例えば…
・このディスクは家庭用コンピュータエンタテインメント・システム"PlayStation 2"専用のソフトウェアです。他の機種でお使いになると、機器などの故障の原因や耳や目などの身体に悪い影響を与える場合がありますので絶対におやめください。
これを自分の先入観だけで「当然だろう」と言ってしまってはいけませんよね。機種によってソフトウェアの形状がかなり違っていた頃の話であれば「当然」である事かもしれませんが、今ではほぼCD-ROMやらDVD-ROMですから。実際に、年齢こそかなり下ですが、プレステで起動出来るものだと思い込んでドリームキャストだったかのソフトを購入した人物を一人知っています。
・ディスクは両面とも手を触れないように持ってください。
・指紋やほこりによるディスクの汚れは映像の乱れや音質低下の原因になります。いつもきれいにしておきましょう。
これは本当にそうですよ。こうして「使用上のご注意」にもしっかり書いてあるんですから、ソフトの寿命を悪戯に短くしない為にも大事に扱ってしかるべきなのに、どうも周りの人がソフトをぞんざいに扱っているのが目に付いて仕方無いんですよね〜。人に貸すとボロボロになって返って来る事もありましたし。
・このディスクの中心孔に、指など身体の一部を故意に挿入しないでください。抜けなくなったり、身体を傷つけることがあります。
・このディスクを絶対に投げないでください。人体その他を傷つける恐れがあります。
流石にこんな事まで書く必要は無い様な気がしますが…実際に何らかの事故があったんでしょうか?
とまあ、こんな風な事が書いてあるのですが、何より気になるのは、その文面の多さにあります。「使用上のご注意」の次にある「健康上のご注意」も含めれば大変な量がしかも細々と書いてあるんですよね。これについては流石に全文を書く事は出来ませんので、各自お手元にあるプレステ2ソフトの解説書を手に取って見て戴けたらと思いますが。
で、その時思ったのです。こういった注意書きというものは一度加えられたものが消える事があまり無いでしょうから、時を重ねるに連れ増えると思われます。だったら、昔の解説書や取扱説明書の注意書きはどんな風になっていたのだろうか? と。
という事で私は、おもむろにファミリーコンピュータソフトの取扱説明書を取り出し、「使用上の注意」の項を確かめてみる事に。以下はその全文です。
1)精密機器ですので、極端な温度条件下での使用や保管および強いショックを避けてください。また絶対に分解しないでください。
2)端子部に手を触れたり、水にぬらすなど汚さないようにしてください。故障の原因となります。
3)シンナー・ベンジン・アルコール等の揮発油ではふかないでください。
以上です。何とも単純にして明瞭ですねえ。
ちなみにこれは1983年当時、任天堂さんが発売したソフトの取扱説明書に書かれていたものですが、それから二年も経つと、以下の二つが「使用上の注意」に加えられる事になります。
4)テレビ画面から、できるだけ離れてゲームをしてください。
5)長時間ゲームをする時は、健康のため、約2時間ごとに10分〜15分の小休止をしてください。
ファミリーコンピュータが登場した事による家庭用ゲームの普及の極端な加速化は、リアルタイムで実感した訳でなくとも話に聞きますし、話で聞かないとしても想像に難くありません。そうして家庭内にゲームというものが急激に広まった事で、この二年の間に何か、長時間プレイした事による何かが起きたんでしょうか…? そんな歴史を感じさせる点でもあります。
そして更にその六年後、1991年に発売されたソフトの取扱説明書を見てみますと、いつしか先の4と5はそれぞれ2と3に繰り上がって、それまでの1、2、3は4、5、6に繰り下がっています。やはりそれだけ重要な事柄、という事なのでしょうか。で、新たに追加されているのが…
1)ご使用後はACアダプタをコンセントから必ず抜いておいてください。
7)ファミリーコンピュータにプロジェクションテレビ(※スクリーン投影方式のテレビ)を接続すると残像現象(画面焼け)が生ずるため、接続しないでください。
後者は何とも時代の流れを感じさせる一文ですね。一方前者の方は、まさかこの六年の間に火事なりでも起こったのだろうかという事を察してしまいます。勿論ファミリーコンピュータのACアダプタが直接の理由でそうなったと断定出来るものではありませんが。
こうやって見てみますと、中々にしてこの注意書きというものの重要性が見えて来たのではないでしょうか。まあ元々は長さを比べる為だけに見てみた訳ですけれども、今現在の注意書きがあんなにもダラダラと長いという事は、やはりそれだけ問題が起こり得る、起こり得た、或いは起こったからこそなのです。
そこで、
・このディスクの中心孔に、指など身体の一部を故意に挿入しないでください。抜けなくなったり、身体を傷つけることがあります。
・このディスクを絶対に投げないでください。人体その他を傷つける恐れがあります。
再びこれを考えてみましょう。
特に前者ですが、やはりこれは過去に誰かが、ゲームソフトのそれとは限らずともディスクの中心孔に指を自分が思っていたより勢い良く突っ込んでしまった結果抜けなくなったという事故が報告されたと考えるべきですよね。何を隠そう皆さんにもあるんじゃないですか? 微妙な大きさの穴に指を突っ込んだ結果はまってしまって物凄く不安になった経験が。程無くして何事も無く抜けた場合も含めれば。ちなみに私はありますよ、何度も。
さて、そういう事故が実際に起こったとするなら、それが起きる前はこの注意書きは無かった筈ですよね。そこで、プレステの初期の頃、1995年に発売された某社の某ソフトにある「使用上のご注意」を見てみると……やっぱりだ! ありません!
そうなれば後の話は早いというもの。私は笑みを浮かべながら時間軸を追って次々に注意書きを見ていきました。すると、1999年スクウェア発売の「クロノクロス」にはその表記が無かったのに対し、2000年スクウェア発売の「FINAL FANTASY 9」には何とその表記が遂に認められたのです。
つまり、プレステ及びプレステ2専用ソフト解説書の「使用上のご注意」に、その文章を新たに連ねる切っ掛けを作った人物が事件を起こしたのは、1999年夏頃〜2000年夏頃までの、およそ一年間の何処かであったと推測出来るのです。同じ会社が発売した二つのソフトで違いを認められたのですから、ほぼこれで間違い無いとみていいでしょう。
ふー。何だか物凄い達成感が(笑)
一体どれだけの人間が、この「使用上のご注意」でこんなに遊んでいようものでしょうか。自分をも尊敬したい気分です。
さて、実は本日の日誌の内容、後半は書いている途中で思い付いた、言わばアドリブです。
で…今日こそ書く筈だった「本題」の話は又も先送りになった訳でありまして…
04/08/02(月) 第76回 求められているモラルと実情との矛盾
「早うプレイしたいなぁ…早うプレイしたいなぁ…」
と、何とも情けない心地で「FINAL FANTASY 10-2 INTERNATIONAL+LAST MISSION」の解説書を熱心に読むでもなく(内容の大半は「FINAL FANTASY 10-2」の解説書と同じなので)見ていたら、最後に書いてある「使用上のご注意」が目に入りました。
今までまともに読んだ事なんてありませんけど、目を通してみると、至極もっともな事から、これはどうだろうか? という事まで、色々と書いてあります。
そこで「本題」の話。
この「使用上のご注意」の下には「健康上のご注意」としてやはり幾つかの文章が所狭しと書かれているのですが、そこにこんな一文があります。
・プレイする時は健康のため、1時間ごとに約15分の休憩を取ってください。
場合によっては「1時間ごとに」の部分が「1〜2時間ごとに」であったりするかもしれませんが、昨日 紹介した「スーパーマリオブラザーズ」の取扱説明書におけるプレイ時間の勧めと比べて、休憩を挟むまでのサイクルが一時間も短くなっています。
しかし、そこで思いました。例えばFFで言えばFF5の頃からエンディングが三十分とかいう事がよく言われている様な気がしますが、上の注意書きを忠実に守ろうとした時、この様にイベントの比重が大きくなる傾向にあるゲームにおいても、十分なプレイは果たして可能なのでしょうか?
という事で検証してみました。
今回それを検証するに当たり引き合いに出すのは、たまたまとある理由でビデオに録っていた「FINAL FANTASY 10 INTERNATIONAL」です。今回はこれを、
1.ラスボス直前のイベント開始〜エンディング開始
2.エンディング開始〜エンディング・CGムービー部開始
3.エンディング・CGムービー部開始〜「THE END」表示
この三ブロックに分けて、それぞれの時間を計ってみました。ちなみに、ラスボス直前のイベントも時間に含めたのは、そこから先はエンディングが終わるまでセーブが不可能だからであり、又、エンディングをCGムービー部が開始する所で区切っているのは、それまではSTARTボタンによるポーズが可能で、それから先はポーズが不可能だという事からそうしてあります。
で、計ってみた結果、こうなりました。
1.22分30秒
2.05分45秒
3.13分45秒
計42分30秒
ちなみにこの時間は、十分に鍛え上がったキャラクター三人が各種ボスを物理攻撃で次々と倒したもので、若干一度だけアーロンさんが「陣風」を繰り出してグルグル回っていたものの、かなり最適化されたものであると考えられます。が、勿論実際は更に時間がかかるものなので、初めてエンディングを見た時に限定すれば、かなりのプレイヤーが1時間を超過してプレイを続けていたと考えられるでしょう。つまり、あの注意書きに反してしまっている事になります。
これじゃあいけない。昨日も同様の事を言いましたが、注意書きに書いてあるプレイ時間に関しての事項が2時間から1時間に減ったという事は、1時間以上2時間以内の範囲内のプレイ時間で身体に異常を来たした人が過去にいるという事なのかもしれないではないですか。ゲームをプレイするのは楽しい事ですが、身体あってのそれですからねえ。身体をないがしろにしてはいけないというものです。
という事で、如何にして連続プレイ時間を一時間以内に抑えるのか、これをシミュレーションしてみましょう。
もしもラスボス直前のイベント中や、ラスボス戦中、そしてエンディング内のCGムービー部でない部分でプレイ時間が一時間に達しそうな時は、ポーズをかけて対応しましょう。もしそれがイベント中なんかであった時には、著しく感動等の感情の高ぶりが見事に削がれる事になるでしょうが。
しかしやはりそれ以上に曲者になるのはCGムービー部分ですよね。何といってもポーズがききません。一旦突入してしまったら終わるまで誰にも止められないのです。という事で、これの対処法としては、「もうそろそろ来るか!?」という所まで差し掛かったら、現在の連続プレイ時間に拘らず十五分程度の小休止をそこで取って、一旦プレイ時間をリセットし、一気にCGムービー部を駆け抜ける方法が挙げられます。その場合エンディングがポーズでブツブツ途切れる事にもなりかねず、感動とかいうどころじゃないでしょうが。
こうして考えてみると、つくづくゲームの性質と、書いてある注意事項との間に矛盾が生じてますね。
と、ここで、その矛盾発生の傾向は最近になって特にみられるものだよなという事でいよいよ昔の取扱説明書を取り出してみるに至ったのですが、よくよく考えてみれば、極端に昔の家庭用ゲームでもやはり矛盾があった様な気もします。
当時のゲームをプレイされた事のある方ならその大半が同意する事だとは思うのですが、往々にして今と比べて難易度の高いゲームが多いんですよね。FF1とかFF2もその内に入ると思います。最近のゲームは操作やシステムが複雑なだけで難易度は簡単なものが多いですからね。少なくとも私が出会っているゲームは、ですが。で、加えてセーブ機能が無いものもありますから、二時間では到底エンディングまで到達不可能なものもあるでしょう。しかも極端な話、特にアクションゲーム系にみられると思いますが、完全エンドレスのゲームもあるのです。ミスしない限りは何時までも何処までも続けていられるという。
こうもなってくると、テレビゲームというものは製作者達が「こうプレイして欲しい」と思う通りにこちらとしてもありたいと思う限り、矛盾がどうしても生じてしまう娯楽なのかもしれませんねえ。言い換えれば、限界まで楽しむには、己が身体を犠牲にしろ、とでも言ったところでしょうか。
と、ここで話は「FINAL FANTASY 10 INTERNATIONAL」の解説書の方に戻りますが、こんな表記もあった事に気付きました。
・アナログコントローラ(DUALSHOCK 2)などの振動機能を使って長い時間連続してプレイをしないでください。目安として約30分ごとに休憩をとってください。
結論:FF10に「確約された健康」と「感動」は両立しない。
04/08/03(火) 第77回 束の間の比較的休息
先日 ここに、「もしかしたら八月に入って少しすれば、一、二ヶ月程度は今より多少は時間が取れる状況になるかもしれない事が分かっている」と書きましたが、それが明日から現実のものとなる事になりました。
一体どういう事なのか、その詳細を申し上げますと、この四月から超一般常識100km移動地獄の日々を送ってきて今日でちょうど四ヶ月となる訳ですけれども、その超一般常識100km移動地獄が一先ず今日で一区切りを迎える事になったのです。
でもこれはあくまでも「一区切り」でありまして、既にいずれは又今までの様な移動の日々が訪れる事は決定しているのです。現時点では今月末が目処らしいですけど、実際にはどうなるか分かりません。お盆過ぎ辺りにまた某地へ召集されるかもしれませんし、九月になってもまだそうならないかもしれません。大体四月当時はこうなる事すら分かってませんでした。
この状況の不安定さが曲者なんですよね。どうしても鳥取移住を決断出来なかった理由もそこにあります。でもまあそれは、結果として移動が大変ではあったものの判断は正しかったと言えると思われるのですから良しとしましょう。
ともかく、これから少々の間はホームタウンで動き回れる事になりました。これによってこれまでよりは色々な事に割ける時間が増す事でしょう。
いよいよ妄想もようやく最後が見え始めてきました。近々、喜びの報告が出来る様、これも頑張りたいと思いますし、そうなった暁には、いざゲームに勤しもうではないですか。
以上、近況報告です。
04/08/04(水) 第78回 夏の過ごし方
気持ち良く晴れた日は連日の様にして猛暑だ酷暑だ熱帯夜だと騒がれる今年の夏ですけれども、暑いだけならまだいいものの、やはり連日の様にして熱中症のニュースが聞かれるのは問題がある様に思います。そりゃまあ異常な程の暑さを記録しているこの気象条件が直接の原因だとは分かっていますが、やはり実際にかかってしまう人に大きな責任があるでしょう、これは。十分量の水分を摂取する事を始めとして、きちんと対策を取ってさえいれば防げる事なのですから、多数事故も起きている以上深く注意するべき点だと思います。
中には頑なに冷房類の使用を封印している人もいるんじゃないですかね、一部には。その理由としては例えば「昔はクーラーなんてもんは無くても…」云々と言ったところかもしれませんが…
しかしちょっと待った。やはり地球温暖化の影響をナメてはいけないのです。いつだったか夏の関東地方辺り(かなり記憶があやふやですが)では一日たりとも熱帯夜が無かったという今となっては考えられない事実が確か残されているのですから。やはり気象の大きな変化に伴って、伝統や歴史をある程度は超越して暮らし振りを変えていく必要があるのではないでしょうか。
…とか言ってますが、何を考えているのか朝を問わず昼を問わず夜を問わず、屋内と言わず屋外と言わず年中長袖服 の私にはそんな事を偉そうに言う資格はありませんかね。
まあ、周りから視覚的に見れば勿論の事、こうして文章で見ても変に映ると思いますが、理由は聞かんとって下さい。別に深い理由がある訳じゃありませんが。
いやしかし、私はちゃんと必要以上の水分は摂取していますし、市内巡回バスに乗ったりして 積極的に冷えよう冷やそうと思って行動しているので、倒れたりする事は無いと思っているのですが。
…でも思っているだけで長袖服を着続けている以上、私も特に対策を施していない人と変わりないよなあ…
04/08/05(木) 第79回 「今明かされるメネの真実 〜起源〜」完成
遂に、遂に、つぃに、ツィーニ……
出来たーっ!!
出来た出来た出来た出来たできたできたできたでけたきでたきたデキタデキタデキタ
出来たーっ!!
……………
いや、申し訳無い。あまりの興奮で…
本日八月五日付けで、メネの妄想第三弾が完成致しました。
メネとモグオに匹敵しかねない力を秘めている存在が明らかになったと発表し、「それが誰か、というのはまた後日」ともったいぶってから早四ヶ月。ようやくここに完成する事となりました。本当にお待たせ致しました、すみません。
さて、
「今明かされるメネの真実」
「今明かされるメネの真実Ω」
この二作品に続く今回の妄想のタイトルは、
「今明かされるメネの真実 〜起源〜」
これです。
多分ここ数日の内に公開出来ると思いますから(と宣言して自分にプレッシャーをかけるとしまして)、ここでは内容について書く必要はないですかね。是非近日公開予定の本編を読んで下さい。
ただ、一つ注意点が。
前々から何度かお伝えしていた事ですが、文字数がですね…ちょっと大変な事になっています。
実は今回、今までとは少々違った形で書いたものでして、それが直接文章の膨れ上がりに繋がってしまい、そしてそのままそれが完成日の延滞を引き起こしてしまった訳なのであります。
まあその辺りについての詳細はいずれ話す事としまして、その文字数だけお伝えしておきましょう。
約65000文字です。
参考資料
「今明かされるメネの真実」 約9000文字
「今明かされるメネの真実Ω」 約27000文字
04/08/06(金) 第80回 ディスクシステムの思い出
チャーラーラーチャララ チャーラーラーチャララ チャーラーラーラーララー テテテテン
テレビから突然この音楽が流れてきた時には思わず身震いしてしまいました。
現在放送されている任天堂さん発売ファミコンミニ第三弾のCMの事です。
果たしてどれだけ分かる人がいるのかは知れないのですが、私と同じく懐かしくて仕方なくなった方もいるでしょう。当時の思い出を思い返した人もいるでしょう。
冒頭の音楽の後にマリオとルイージが走り回ってお互いにちょっかいを出している光景とか。
ディスクシステムを利用する際にファミコンにセットするカセットが取り外し難い事とか。
ファミコン自体でさえ今ではもうかなり現役の物が少なくなっていると思われますから、それがディスクシステムともなれば更に少ないでしょうね。だからこそ、今ではもうプレイが叶わないからこそ、思い入れの深い人間はあの音楽に打ち震えるのです。
そんな中私の所有するファミコンは本体こそ現役を何とか維持しているのですが、肝心のソフトの方が、不用意に盤面に手を触れてしまったか何かでダメになってしまったんですよね。
そもそも我が家にあるディスクシステム用のハードはソフトと一緒に貰った物ですので、それ以降ソフトを追加購入する事もなかったのでソフト数が二つしか無いもので、それ故簡単に全滅してしまったのです。
冒頭の起動時音楽はソフトが無くても聴けるので、今でも聴こうと思えば聴けるものなのですが、流石にその音楽を聴く為だけに、プレイするソフトも無いのにわざわざしまっている物を持ち出してくる事なんてありませんでしたので、この程身震いする事と相成ったのであります。
問題のCMはこれまで一度しか見た事がありませんし、今回発売される十作品のラインナップは「スーパーマリオブラザーズ2」以外よく分からないのですが、少なくともその「スーパーマリオブラザーズ2」は欲しい所じゃないですか。一応私はスーパーファミコンソフト「スーパーマリオコレクション」を所持しているので別に改めて購入する必要は無いのですが、はっきり言ってそんなものは超越してしまうのです。
本当に凄いと思いますよ、ファミコンというハード、ソフトが醸し出すパワーというのは。これはもう家庭用ゲームを広く浸透させたファミコンにしか成し得ない業なのではないでしょうか。
二千円という価格が高いという方も少なからずいると思うんですが、ファミコンでそのソフトをプレイする事がもう不可能に近い現状を思えば、私は全くそうとは思いません。
何と、ソフト以上に重要なGBA本体を所持していないにも拘らず、これまでファミコンミニとして発売されたソフトだけでも購入してしまおうかと、チラッと考えてしまった位です。勿論、その勢いに任せて本体を入手してしまおうかと考えたのは言うまでもありません。結局そうはしませんでしたが。
このまま待っていては欲望が爆発してしまうのは時間の問題。しかし欲望に任せて何も考えずに手を出してしまっては後々金銭苦が訪れるのも時間の問題。
今回のファミコンミニ第三弾が発売されたら果たして私はどうなってしまうのでしょう?
ラシックス