05/09/20(火) 第241回 ゲームのガセ情報
昨日の話に少し関係する事だけども、ゲームというものにはとかくガセ情報が付きまとう。FFだけを見ても、やれ「こうすればギルガメッシュが仲間になる」だの、やれ「こうすればセフィロスが仲間になる」だの、やれ「こうすればジェクトが仲間になる」だの、或いはやれ「こうすれば『ギガフレア』が青魔法として覚えられる」だの(昨日の話とは別に、実在する情報です)、とにかく根も葉もない噂が絶えないのだ。
一体にあらゆるガセ情報の中でも広く世間に蔓延する様なものは何処か「ああ、ありそうだね」といった感じがして、実際に自分の目で確認してみなくてもそれなりに納得出来てしまうものだったり、或いは「そうなると嬉しいよね」と思わされる様なものばかりであるから何かといやらしい。
私自身は、そういうガセに惑わされる事なんてのはないから別にどうでもいいと言ってしまえばどうでもいい話ではあるんだけど、ただ「そういった話を信じている人間」の事は少し気になる。何故そんな話を信じてしまったのかと。多少は疑ってかかってもいいんじゃなかろうかと。
ガセ情報はあくまでもガセだ。だからそういう情報を知人なりから耳にする際は、恐らくこういう断りがあった上での話だった筈なのだ。
「これ、友達から聞いた話なんだけど…」
このフレーズが存在するだけで、その話の信憑性は著しく下がると思っていいだろう。これが、
「俺はまだ見た事ないんだけど」
とかいうのだったらもうそれはガセであると思ってしまってもいい位だ。貴方の周囲に何かと「これまで誰も知らなかった様な情報を話す人間」がいるとしたら、この事は留意しておいて損はない。根拠のないガセには是非とも振り回される事なく、常に真実を正しく判断出来る人間でいて戴きたい。一つだけ、こういった前置きが無かったからと言ってじゃあそれが真実であるとは限らなくて、実はその人こそがガセ情報の発信者だったりする場合もある訳だからその点には注意が必要だろう。
ところで、「誰も知らなかった様な情報」と言えば、実はFF10でジェクトを助ける方法なんてのがある。ブラスカの究極召喚戦でティーダの「話す」を計三回以上使わずに(「もう声はとどかない…」っていうメッセージを見ずに)、ユウナの攻撃だけ(召喚した召喚獣は含まない)で倒すとジェクトが死なずに済むんだよね。これ、それまでのシナリオの流れを断ち切っちゃうからっていう事でアルティマニアにも掲載されなかった秘密事項だとか。
05/09/21(水) 第242回 見てみたかった気はしないでもない
昨日の「ジェクトを死なせない」云々ってのはエイプリルフールに出した方が良かったんじゃないかなあと今更思っている訳ですけども…一応はっきり言っておきますよ。間違っても信じないで下さいよ。
いやしかし、「私自信は見た事ないんですけど」的な前置きをするんだったらまだしも、そんなのも一切なしにサラッとああいうネタと言うか、有り体に言えば嘘を書くってのは勇気がいるもんだね。幾ら本人が冗談のつもりで書いてたって「やってみてもそうならないんですけど」みたいにごく真面目なリアクションがあるかもしれないんだから。事によると「そんなん嘘じゃん」なーんていう宜しくないものが返ってくるかもしれないし。
私という人間は時々やらかしますからね、「至って真面目」風に冗談を書いちゃう事が。だもんで昨日の日誌をご覧になった方には重々注意して戴きたいのであります。勿論今後も含めましてね。
さて、正に今日の話なのですが、こんな記事を見た。
タレント、野々村真(41)がTBS系「世界・ふしぎ発見!」(土曜後9・0)でパーフェクト賞を取ったことを祝って20日、東京・内幸町の帝国ホテルで記念パーティーが開催された。
これを見た私は咄嗟に思った、物凄い事になっているものだと。かの野々村氏がパーフェクト賞ってのも凄いけど、わざわざそれで記念パーティーを開催する番組の方もどうかしている。いや、まあ確かに「見てみたいのか、みたくはないのか、どっちなんだ」と言われたら、パーフェクト達成の瞬間位は見てみたかったかなあと思うけれども。
まあともかく、このある種感動的な、ある種どうでもいい記事から私が汲み取ったのは以下の事である。
日本はもうしばらくは平和だ
うん。
05/09/22(木) 第243回 貧乏揺すりに市民権を
貧乏揺すりとは、座っている時や立っている時に絶えず膝を小刻みに動かす事であるが、一般にこの行為はみっともないとされ、揺すっていようものなら「やめろ」と言われたり、そう言われなくとも嫌がられたりする。
私自信は貧乏揺すりをしない人間でありながら、個人的には貧乏揺すりが気になったりする事はなく、「そんなに邪険にしなくても」と思う部分がある。まあみっともないってのは分かるけれども。でもそんなに気にする必要はないだろうと。
つまりは「別にその揺れで地震が起きてる訳じゃあるまいにねえ」という事だ。まあ疑似的地震が起きる場合もある事は否定しないけど。そんな時はその限りじゃないよ、一応言うと。万が一そんな奴がいたら迷わず言ってやりなさいよ。「ナマズじゃねーんだからやめろよ」と。事態は一層混乱するぞ。
それはいいとしてだ、世間一般の貧乏揺すりをする人に対する目ってのはそんなに良いものじゃない。この事は、貧乏揺すりをする人にとっては遺憾じゃなかろうか。そりゃ中には直したい癖なんだけど直らないんだよっていう人もいるだろうけど、「別に他人に迷惑かけてる訳じゃねーんだからいいじゃんかよー」みたいに思っている人もいる事だろう。
今日はそんな人達に提案したい。とかく貧乏揺すりが嫌われる原因の一つには、それが全くもって有用性のない行為であるからだというのがあるだろう。だから、とにかく無理にでもいいからその「膝を小刻みに動かす」という行為に何かしら意味を持たせられればいい訳だ。
そこで、「その貧乏揺すりやめろよ」と言われてしまった時、こう言ってみるのはどうか。
「貧乏揺すりじゃねーよ。ふくらはぎダイエットだよ。」
そうなのである。貧乏揺すりに見えたそれは実はふくらはぎダイエットだったのである。誰が何と言おうと、実際に効果があるかどうかは怪しかろうと、それはふくらはぎダイエットなのであった。現代の日本、呆れる程多くの「○○ダイエット」なるものが溢れているのだから、強引に押し通せば納得させる事は十分可能な事なんじゃなかろうかと、そう思うのである。
無論、「ふくらはぎダイエット」だと言った所で、膝を小刻みに動かす事自体はやめないのだから根本的な問題は解決してないんだけど、そこの所は知らないぞ。
05/09/23(金) 第244回 「奥様は魔女」の「魔女の奥様」役
「奥様は魔女」という作品があって、原作が何かっていうのは知らないんだけど今までに何度か映像化されている。最近だと海外版の映画が公開になったのかな? ちょっと前に何度かCMを見た様な。
この作品においていわゆる所の「魔女」である主人公の女性は、何かしら魔法を使う時に口元を動かす仕草をするんだけれども、この仕草を見る度に私は思うのだ。「意外とあれ、難しいんじゃないか?」と。
勿論、ただ口元をああして左右に動かす事自体は何ら難のあるものではない。あれしきの事で魔法が使えるんなら是非ともそういう人というか体質というかにならせてもらいたいものである。ただ、その仕草に「効果音」が付された時、それは多少毛色を変えてくるのだ。
主人公が魔法を使う時の効果音と言えば、あの「チロリロリン」みたいな音の事だが、これが曲者なのである。何故か。それは、あの効果音が頭にあると、口元を動かす仕草を効果音に合わせてやってしまいかねないからだ。貴方が例の音をご存知であれば、その音に合わせて口元を右に左にと動かしてみてほしい。あの音は中々にテンポが速く、これが結構難しい。いや、単に難しいだけなら別にいいのだが、そんなにも小刻みに顔を動かしていると事によればそれは「魔法を使う為の行為」ではなく「痙攣」ととられてしまうかもしれないのだ。
設定上、「奥様は魔女」の主人公、つまりは「魔女の奥様」役を演じるのは見目麗しい女優の人である。その女優の人がテレビの中で、或いはスクリーンの中で顔を痙攣させていたらどうか。その瞬間、貴方も私もドラマだの映画だのとは言ってられなくなるのだ。ついつい笑いが込み上げてきてしまうのだ。或いは引いてしまう可能性だって否定出来ない。
いや、女優の人の顔が痙攣する事によって生じる問題は何も視聴者側のみを襲う訳ではない。最大の被害者は誰あろう主人公を演ずる女優その人であろう。相当の気合でもって撮影に臨み、全力で与えられた役割を演じ切ったと言うのに、つい魔法を使うシーンで例の効果音が頭をよぎってしまったばっかりに「あの人、顔が痙攣してる」とか言われちゃうのだ。彼女のショックの大きさたるや計り知れない。
そうだ、だから実際危ないのはあの仕草そのものじゃないと言えよう。本当に怖いのは「チロリロリン」の方だったのである。「チロリロリン」恐るべし。
05/09/24(土) 第245回 毎日がお買い得
デパートとかのCMを見るとよく「毎月○の付く日はお買い得セール」というフレーズを聞く。「毎月2の付く日はお買い得セール」とかいう事だ。
この時、例えば「毎月2の付く日はお買い得セール」だったならば、そのデパートで「お買い得セール」なるものが催されているのは毎月2日、12日、22日の計三日という事になる訳だが、これでは何かおかしくないか。同様の事は恐らくこれまでにも極めて多くの人が思ってきたのだろうとは思うのだが、つまり私は「21日だって2が付いているじゃないか」だとか「23日だって2が付いているじゃないか」だとか、そういう事を言いたいのである。
当然ではあるが、まだまだ不況を脱したとは言い難い昨今の経済状況において一デパートが、毎月毎月計12日もの「お買い得セール」を開催していては、まず経営が成り立たなくなるであろう事は私にだって分かる。しかし、某月21日を、某月23日を、「2の付く日」の仲間から外してしまっていいのか? それは理不尽なのではあるまいか? そう思わされるのもまた事実なのだ。
この問題を解決するには、「毎月2の付く日」という言い回しを、もっと正確な言葉にする必要がありそうである。という訳で、もっと正確にしてみた。
「1の位が2の日はお買い得セール」
ダメだ。何となく算数っぽさがにじみ出てしまっている。これでは客離れを引き起こしかねない。
ならば、
「毎月2の付く日(20日、21日、及び23日〜29日は除く)はお買い得セール」
何でこんなに分かり難くなってしまったのか。
むう、どうも「毎月2の付く日」という明快さには勝てそうにない。やはりこれは大人の良識にある程度任せるしか手はないのか…
しかし私は大人というものの汚さを知っている。誰しもがそうである訳ではないが、一部の大人は何かと他者の粗を探しては、それにネチネチと突っ込むのである。今回のケースで言えば一部の汚い大人は、本当は「2の付く日」が2日、12日、22日だけである事を知っているのに、21日にそのデパートへいそいそと出掛けては「今日だって2が付く日じゃねーかよー」と因縁をつけるのだ。
こういうキャッチフレーズを使用している関係者は気を付けた方がいい。汚い大人は限度を知らないぞ。その内15日辺りに姿を見せては、「2が付く日だ」と言って騒ぐかもしれない。その日が「2月15日」であるのをいい事に。そして終いには毎日毎日姿を見せる様になっては、その都度「2が付く日だ」と言いやがるのだ。何故なら今は「2005年」なのだから。
このままでは向こう995年間が毎日お買い得セールという事になってしまう。この事態に困り果てた関係者は、仕方なくお買い得セールの開催日を「毎月1の付く日」に変更する事とした。
しかし侮るな。汚い人間はそんな事じゃあ引き下がらないぞ。何故なら今は「平成17年」なのだから。
05/09/25(日) 第246回 冗談を言ってますよ
今週か或いは来週辺りからちょっとずつ忙しくなりそうな気配を見せております。思い返せば八月の初旬、二週間ばかりの忙しい日々を乗り切った私は、翌日から訪れようとしていた「忙しくない日々」をいい機会として、「当サイトも少しずつ再始動していきましょう」と言っていました。
さて、その点実際はどうであったか。「白い悪魔」関係の文章は着実に一章ずつ追加していけてはいるものの、まだまだ半分以上の作業が残されたまま。あれには「新コンテンツ案」なんてものも書いてあったけど、結局この夏の間新しい事はやれず終い。「小説なんぞ、書いてみたいもんですね」なーんて事も書いてたけどそんなの出来る訳ない。
「(ゲーム)日誌」「俺的事典」辺りは相も変わらずちょこちょこと更新しておりますが、これはまあ特にそれ以前と違った事をやっている訳じゃなし。勿論随時更新のこれを抜きにしては当サイトは大変な事になってしまう訳ですが、しかしこれらコンテンツが今後サイトの運営に大きく影響を与える程の変貌を遂げるという事もないでしょう。
そんな中で、「愚痴」なんていうのは今の所善戦しているのではないかと思います。あれは多分「何かい? ただFFについての不満を口にしてるだけで一つのコンテンツになるのかい?」なんて思う人もいるだろうけども、でも最終的に50回とか100回にまでなったら愚痴だけでもコンテンツになり得るでしょう。まあどうなるかは分かりませんけど、最終的にはそうなるのを目指してもうちょっと頑張っていきたいと思っておりますよ。
ところで、今更ではあるけれども、「愚痴」みたいなああいうものを書いていると思うんですよ。私としては一から十まで冗談、ジョークのつもりで書いてるけど、やっぱり「本気の批判」だと思って見る人はかなりいるんだろうなあ、と。
何処にもそれらしい事は書いてきませんでしたけど、ここではっきり言いますよ。貴方の目にどう映るかを問わず、あれらは全部冗談です。
前に「w」を連発する人について書いた事がありましたが、あれはその逆なのです。「(笑)」を付けなさ過ぎて分かり難くなっているのです。
ただなあ…付けたら付けたで結果的に「(笑)」を乱発する事になってしまうんですよね。書き手にそんな笑われちゃあ読み手は引いちゃうでしょうが。そりゃ困るっていうもんです。
とは言え、誤解され易いものを誤解されたまま残しておくのはどうか。そこで、試しに実際「(笑)」を付けたバージョンを用意してみました。ついでに「w」版も作ったので宜しかったら(何がだ)どうぞ。
「愚痴」 第7回 お呼びでない(笑)
「愚痴」 第7回 お呼びでないw
…うーん、ウザい(笑)
05/09/26(月) 第247回 amazon氏の微笑み
二ヶ月程度毎にamazonさんの方でCDやらDVDやら本やらを注文しているのですが、そうして自宅に届いた箱をいちいち捨てるのが面倒臭いので部屋の片隅に積んでおいたら、今結構な事になってしまっています。
さて、ご存知の方も多いと思いますが、amazonから届けられる箱には何か矢印の様なマークが描いてあります。左から右へ、やや下に弧を描きつつの矢印が。そしてこの矢印が、何処か「ニヤリ」と笑っている口元の様に見えるという事も多くの人の思う所でしょう。
そうなのです。今私の部屋の片隅には、何者とも知れぬ奴が何体となく「ニヤリ」「ニヤリ」と笑っているのです。それは何処となく不気味である様でもあり…
捨てなければ捨てなければとは思うものの、何分面倒なのでそれを実行するのは果たしていつになる事やら分かりません。しかしこのままずっと不気味なのもどうだろう。って事で、応急処置として箱の一つを逆さまにしてみました。
こうすれば、「ニヤリ」尽くしだった箱群の一つが「ムスッ」と化します。これで多少は不気味さ加減が和らぐというものです。わーい…って、んな訳ねーだろって。大体単に逆さにしても「ムスッ」として見るのはちょっとしたコツがいるぞ。
05/09/27(火) 第248回 汚名挽回
既にこれは「間違い易い日本語」の中にあっても随分認識度が高くなっているものだろうとは思うが、「名誉挽回」「汚名返上」の誤用として「汚名挽回」という言葉がある。
実際、「汚名挽回」という言い回しが誤りであると認識している人は結構いる様で、例えば検索エンジンで「汚名挽回」として検索したらトップに出てくるのはその誤りを指摘しているページである。ん? 誤りを指摘するページ以外に「汚名挽回」なんていう言葉を何度も連発するページなんてそうそうないから、そういったのが検索順位の上位に位置してくるのは当然なのか?
まあそれはともかくとしてだが、そんな誤用語「汚名挽回」に関連して、ふとこんな言葉が頭に浮かんだ。
名誉返上 汚名挽回
勿論これだって、既に語り尽くされた感のある語群である。だがしかしどうか、よくよく考えてもみれば、これは結構凄い事を言っている。何せ、己の名誉、いわゆる社会的にも認められた自身の人間的価値というものを、誰に対してだか知らないがとにかく返した上、己の汚名、いわゆる周囲の人間からの宜しくない評判というものを、より顕著に、より増大させていこうというのだ。
ここに一人の男がいる。彼は某企業のサラリーマンだ。入社以来、勤務態度は極めて良好で、見る見る内に実績を伸ばしていった彼は今、部長という役職にまで上り詰めた。その彼が今、大いなる覚悟を持って「名誉返上 汚名挽回」に挑むとしたら。
まず彼は、部長という役職に就いている「名誉」を返上せんと、これまで真面目一筋で働いてきた会社に辞表をくれてやった。「提出した」のではない、「くれてやった」のだ。あんな会社に迎合する必要なんてないよ。あくまでも自分中心なのである。
間髪も入れず彼は動く。幸先良く名誉を返上した彼は家族に対し、顔を合わせる度に「布団がふっとんだ」「へたなしゃれはやめなしゃれ」と言い続ける。やっぱり他人の失望を買うのにダジャレ連発程効果のあるものはないのである。無論家族に対してだけではいけないので、職も無かろうに一日三度は外出して、近所の人と顔を合わせる度に、何なら誰もいなくたって家の中まで聞こえる位の声で言うのだ。「下手なダジャレを言うのは誰じゃ!?」
本来なら「下手なダジャレを言うのは(略)」とでもする所である。しかし今回私は最後まで書き切った。この一言を繰り返し発する事によって、彼にどれだけの汚名が着せられるか、それを貴方に知ってもらいたかったからだ。
かくして彼は、数日中には世間の誰しもから無視される存在へとなるのだろう。彼は笑う。「汚名挽回してやったぜ」
かようにも、「名誉返上 汚名挽回」というものは凄まじい。凄惨である。皆さんも、うっかりとこんな事を口にしない様に心掛けて戴きたいと、私は思うばかりだ。
05/09/28(水) 第249回 火曜サスペンス劇場(終)
昨日、9/27火曜日の放送をもって、「火曜サスペンス劇場」という一つのテレビ番組が、24年という長い歴史に幕を閉じた。
24年。一言に言ってはいるが、これはテレビ番組の歴史としては相当長い。つーかテレビ番組の歴史じゃなくたって相当長い。何せ放送開始当時私はまだ生まれていなかった事になるのだ。
何となく残念な気持ちではある。テレビ史を代表する番組がまた一つ無くなっていくのだから。もうこれからはあの例のオープニングテーマを聴く機会も少なくなっていくのだろうかと考えたら少しだけ名残惜しく、思わず聴き入ってしまった。
そして最後の二時間ドラマも見た。非常に心に訴え掛ける内容であったのだが、それはドラマそのものに対しての感動だったのか、はたまた最終回という事を思っての感慨だったのか、それは分からない。ただ全てを見終えた時、そこには確かな感動があった。それだけは、ここに強く言っておきたい。
そうして遂に我々は、実に24年振りの「『火曜サスペンス劇場』のない火曜日」を迎えようとしている。これから時代が進むに連れ、それは徐々に「古き時代の作品」となり、いつかあのオープニングテーマを知らない世代が現れたりするんだろう。
なーんて書いてて、実は私これまでまともに「火曜サスペンス劇場」見た事ないんですけど。
05/09/29(木) 第250回 台風よりも強力
先日、アメリカにて猛威を振るったハリケーン「カトリーナ」の影響で、毒矢を装備した米軍のイルカがいなくなったというニュースがあった。
これを聞いて、まあ毒矢なんていう随分と穏やかじゃないものを持ってるイルカを訓練してたっていう事実にも驚かされたけれども、やっぱりそれより施設からいなくなったってのはかなりな事である。話によればそのイルカは、ウェットスーツを着ている人間に対し毒矢を放つ様訓練されているのだとかどうとか。
これはかなり大変な事になっている。何せウェットスーツを着てダイビングなぞしていようものなら、突如背後から毒矢で襲われるとも限らないからだ。毒矢っつったって、「トルネコの大冒険」か何かで飛んで来るダメージたった5とかいうやつとは違うんだぞ。FF5の北の山でレナを襲ったの位か或いはもうちょっと、いや、もっともっと強いやつなんだぞ。大体にして、貴方達は日常の中で「毒矢」という二字熟語に遭遇した事があるだろうか? ないだろうないだろう。その毒矢が、ただ普通に海に潜る人間を襲うのである。怖いなあ、怖いねえ。
さて、海と言えば私は自分自身行く事がない事から、やけに偏った意見だとは思うが、台風が迫っている時に高波に関する警報や注意報が気象庁から発表されているというのに、飽きもせず懲りもせずサーフィンを続ける人達を思い出す。
正直言って、そういう行為は迷惑である。本人達にとったら台風が迫る日は絶好のサーフィン日和なんだよ、ってな所かもしれないんだけれども、危ないっつってるんだから止めなさいよと、そう言いたいのである。そこで、だ。私は一つの案を提言したい。
一つの案、それは勿論、台風が来る日にはそういったサーファーを無理矢理にでも海へ入らせない様にするべく、米軍毒矢イルカをああしてこうしてそうしておいて、その旨の情報を警報として周辺の地域に流すのである。
そんな、サーファーの活動域にイルカが入り込めるのかっていう疑問がある可能性もあるけれども、そこはイルカ君の方に頑張って戴く方向でお願いしたい所存である。
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