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06/12/25(月) 第611回 見えざる力がくれたクリスマスプレゼント

という事で、誰もが引くくらいの下ネタから天皇家批判まで色々と書き殴った過去ログ61分も終わった事なので、今日から幾分か落ち着いていこうか。

本日、またもやamazonさんの方から荷物が我が家へ届けられた。内容は参考書が一冊に文庫本が一冊に雑誌が一冊にCDが一枚にDVDが一枚。中でも今日はCDについての話であるが、発売から既にして12年にもなるFF5音楽のアレンジ盤「DEAR FRIENDS」を遂に手中にした。
「遂に」と言うのは他でもなくて、と言っても別にこれまで探そうとも探そうとも見付かってくれなかった上での感動の対面及び衝動買いだった訳でもなくて、これをもって(プレイ済みの作品に限れば)全作品のアレンジ盤CDを購入した事になるのだ。
私自身、基が音楽に興味のない人間であるからか分からないが、特定の曲に興味を持つ事があってもそれを基にしたアレンジ作品まで同じだけ好きになるという事があまりない。原曲至上主義とでも言うのか、ともかくそういうやつで、サントラは割とすぐに買うけど(植松FFとしては最早慣例だったりする)アレンジ盤だのピアノコレクションだのには中々興味を引かれる事がなかったのだ。だもんで、以前はアレンジ盤もピアノコレクションも一切手にするつもりはなかった。一重に、お金がかかるからだ。当時まだまだ私にとって単なるゲームの一つでしかなかったFFに、サントラ以上の各種グッズを集めさせるだけのカリスマ性と言うか何と言うかはなかったのである。
それが、いつからだろうね、あらゆるゲームの中でFFだけが突出して好きになり始めたのは。今考えてみると、何かしら決定的な切っ掛けがあった様な記憶はない。日本人の異常なまでのブランド志向には呆れ気味の私であるが、やはりその名前の圧倒的なブランド力に流されたか。ともかく、FF8の時にはその発売日とか、殆ど気にかけていなかったのがFF9の時には「いよいよ発売だな」と感じた事をはっきり覚えているから、少なくとも時期的にはその辺りの話の様だ。FF9クリア後、堰を切ったように未プレイのFF1〜4を、それも発売当初のハードでプレイ、クリアしていったんだからあの時の情熱たるや相当だったな。
で、その溢れんばかりの情熱は、各作品のサントラアレンジ盤及びピアノコレクション達を、依然収録楽曲そのものにはあまり食指を動かされない中で「FFシリーズへの思い入れ」ただそれだけによってじわりじわりと揃えさせていく事となる。内容を直接的に欲して買うのではなかった以上、その速度はオリジナルサントラとは比べられない程ゆっくりとしたものではあったが、しかしその頃から確実に我が家にはそれらCDが積まれていく様になった。何と、恐ろしい事か。私をそうまで駆り立てた、FFという作品群の持つ強大な力が恐ろしい。その強大な力とやらに、盲目的に追従し続けた私が恐ろしい。そんな私が、これまでそれら作品達の対価として舞っていったお金の総額なんてのは、考えただけでもそりゃ恐ろしい。
んでもって、次第にその数を増やし続けたそれらCDは、本日をもってめでたくコンプリートと。いやまあ殆ど「FF好き」ってだけでよく集めたもんだね。聴いてみれば聴いてみたなりに、「ああ、やっぱり良い曲だなあ」なんて事を思うとは言え。これだけ熱を上げた事実は普段なら褒められたもんじゃないけれども、今日ばっかりは自分で自分を褒めてやってもいいね。うん。

ただ、アレンジ盤&ピアノコレクションを収集し切った頃になってあの当時の情熱が少しばかり冷めてきた感があるっていう事だけが気になるけどな。



06/12/26(火) 第612回 貴方の側にも2ちゃんねる

世の中には二種類の人間がいる。言わずと知れた某巨大掲示板「2ちゃんねる」をとにかく毛嫌いする人間とそうでない人間だ。
私は後者の人間だ。とは言え、日常的に2ちゃんねるにアクセスする事はない。最近ではinfoseekサーバーがダウンした時、いち早く情報を確認する為に行く位か。
ともかく、私は後者の人間だ。そうであるからこそ、前者の人間をネット上なりで見かけるとつい「貴方の思っている程悪い面ばかりではないよ」と口を出したくなったりする事もあるのであるが、仮にそうして誤解が解けた所でわざわざこれまで嫌い続けてきた場所へと敢えて踏み込んでいく事にあまり意味はないのであって、結局その後も疎遠な関係が続いていく事になるのだろうなとそう考えた時、私もそんな無意味な事の為に声を上げようなんて事は夢にも思わなくなる。
とどのつまり、2ちゃんねる嫌いの人間がそうでなくなる事はまずない。であるからして、私はそういった人々に対し警鐘を鳴らしたいのだ。もし貴方が根っからの2ちゃんねる嫌いで、尚且つ何らかのウェブサイトを運営していて、尚且つ日記の類の文章を書く事の多い方だとしたら。パソコンを利用していれば誤入力、誤変換は日常茶飯事であるが、くれぐれも日曜日には「i」キーの押し損じに注意してもらいたい。さもなければ、

06/12/31(にch)

期せずして2ちゃんねる臭を漂わせる事になってしまうぞ。
もっとも、2ちゃんねる嫌いで尚且つウェブサイトを持っていて尚且つ日記を書いていて尚且つその日付は手打ち即ちブログの類のものではなくて尚且つ「ち」を「chi」とタイプして表示させる人間がどれだけいたものなのかは議論を要するかと思うが。



06/12/27(水) 第613回 We Shout!!

この世にはそれはそれは数多くの言葉が存在するものであるが、中には何度も叫ぶ事を控えるべき言葉というものがある。
例えば、誰もが引くくらいの下ネタ。公然とした場所において誰もが引くくらいの下ネタを連呼してしまってはいけないというもの。つーか、ここ数日で三度も「誰もが引くくらいの下ネタ」という一節を登場させてしまっているっていうのはまあ、あれです、すいません。
まあ、連呼する事でその人の人間性から疑われる様な言葉ならばそれは控えられるべきである事は明白だと言うものであるが、いわゆるそういった類のものでなくたって連呼するのは止めておくべき言葉は存在する。例えば、早口言葉。ただでさえ舌を噛みそうな早口言葉であるのに、際限なく連呼してたら必ずや噛んでしまう運命にあるではないか。発言をとちるってのは、一般的には恥ずかしい事だ。しかも大声で叫んでいるとあってはそりゃもう恥ずかしい。やはりこれも、万が一叫びたい衝動に駆られたとしてもぐっと抑えられるべきである。
また、これについても止めといた方が良さそうだ。「Wii」
とか言って、突然に任天堂が先日発売した新型ゲーム機の名前を出されても困惑してしまう読者諸氏もおられよう。そこで今日は特別に、私が「Wii」を何度も何度も叫んでみる事とする。しかと聞かれよ。














Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!
Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!Wii!!


ねえ、紛らわしい事この上ない。この混沌を目の当たりにした聡明な読者諸氏は決して単語「Wii」を連続して叫ばない事。宜しいね。
ちなみに、単語「Wii」は口頭で連呼する分には問題がないと聡明な読者諸氏ならば既にして察しがついている事と思うが、だからと言って実際にそれを実行に移したりするべきではやはりないという事は言っておこう。
何となれば、何処からどう見ても変人だから。そんなのは。



06/12/28(木) 第614回 初雪が降って、突然忙しくなった、という内容の事

今年も暖冬だ暖冬だと言われて久し、日々の忙しさに一時は我も忘れてただただ目の前の壁と言う壁、山と言う山を越える事ばかりに全精力を注いでいたらいつしか去年雪の降り始めた時期を随分あっさりと過ぎ去ってしまっていたもんであるが、そんな、もしかしたらこのまま酷い冷え込みに参らされる事もないままにじわじわ年を越してしまったりするんじゃないか、ああ、地球温暖化ってのもいよいよ来る所まで来たもんだなあとついこの先、我々が生きていく十年、二十年、三十年と先の未来における地球の事を憂えてしまったりもしちゃった位の感じで迎えた本日12月28日木曜日、先勝、この午前を吉、午後を凶とすると言われるこの日のそれこそ正に午後、初雪がとうとう降った。降ったかと思えば、明日にかけて一層強くなっていくらしい寒気と自然の摂理によっていつもの如くに容赦なく訪れた日没の影響でぐんぐんと下がった気温が影響してか、その雪は即日で積もってきた様である。これで明日はもっともっとご大層な雪が降るらしいので、明日になって外を見てみたら今朝とはガラリと変わった冬の模様が広がってるんだろうね。正月休みも特別何処かに遠出するでもなく、帰省ラッシュだのUターンラッシュだの言う意味的には対象であるにも拘らずやけにお互いの言葉の対応がなってない事甚だしい現象とはあまりに無縁な私にはそれはまあ関係のない話であるけれど。

でだ、昨日更新時のトップページの「何か一言」欄に書いた様に昨日は休みではなかったなりに、ありとあらゆる空き時間を駆使して自前のノートパソコンでもってこの間自宅に届けられたDVDを見ていたのであるが、今日になって気付いた。明らかに、昨日はそんな悠長な事をしている場合じゃなかったんじゃないか。何となれば、年明けの9日頃までに終わらせれば良いと思っていた例の件が、明日までに目処を付けとかないとちょいとまずい事になりそうな事に気付いてしまったからだ。それも、個人情報保護の観点からとは言うものの自分でも回りくどくし過ぎてるなあって薄々感じざるを得ない言い回しになってしまっているその「例の件」ってのがこの間から度々口に出している「人生の中ボス」とは別の使命だと言うもんだから、辛い。
猶予は実に1日。これが、昨日の、今日の私からは想像も出来ない程に余裕のある態度で過ごしていたDVD観賞時間によりどうにも達成出来そうにもない無理難題と化してしまっていたならもう逆に開き直ってしまえるのかもしれないのだが、その気になれば明日一杯まででも何とかなりそうな量なもんだから、じゃあ頑張らざるを得ないというもので。取り敢えずは明日を終えて正月休みという事になっているけども、この分じゃ下手したら年内一杯忙殺される羽目になるんかなあ。何としてでも明日中に終わらせんと。

つー事でね、神様とやらがおられるなら、是非とも今日明日は空気を読んで下さいよ。寒気の襲来に伴ってこれまた不安定になると散々言われる気象状況の最中にあってもしか私の耳に届く範囲で雷なんぞ轟かせようもんなら、その瞬間私が大晦日までひいひい言わされる事が確定するから。



06/12/29(金) 第615回 文章増殖法

昨日の奴なんかはかなり故意犯的に書いたのだが、それでなくとも私の書く文章というのは一体に冗長である傾向が多分に見られる。例えば、昨日の冒頭の一文を引用してみよう。

今年も暖冬だ暖冬だと言われて久し、日々の忙しさに一時は我も忘れてただただ目の前の壁と言う壁、山と言う山を越える事ばかりに全精力を注いでいたらいつしか去年雪の降り始めた時期を随分あっさりと過ぎ去ってしまっていたもんであるが、そんな、もしかしたらこのまま酷い冷え込みに参らされる事もないままにじわじわ年を越してしまったりするんじゃないか、ああ、地球温暖化ってのもいよいよ来る所まで来たもんだなあとついこの先、我々が生きていく十年、二十年、三十年と先の未来における地球の事を憂えてしまったりもしちゃった位の感じで迎えた本日12月28日木曜日、先勝、この午前を吉、午後を凶とすると言われるこの日のそれこそ正に午後、初雪がとうとう降った。

何やら一文であると言うのにとんでもない事になっているがこれ、要約してみれば何の事はない、

今年は暖冬と言われていたが、本日、初雪がとうとう降った。

と、言っているだけの事である。それを実に20倍以上もの分量でもって伝えるのだから、そりゃ読む方にしてみれば「くどい」 はたまた「うざい」 さもなければ「もう読まねーよ」という事になるのも致し方なかろうか。
だがしかしこれは、意味なんてのはもうどうでもいいからとにかく文章量をひたすら稼ぎたい時なんかにはかなり有効な手法である(「手法」とかいう言葉で形容する事からもう既におこがましいが)。そこで今日は、そういった事情があって既存の文章の量をもっと増やしたいんだけれども、これ以上いいアイデアも出て来そうにないとお嘆きの方々の為に、秘伝の文章水増し術を伝授しよう。ちなみに言っておくが「秘伝」ってのは勿論、需要がなくてこういった一方向性の高い場でもなけりゃ伝授する相手もいないから強制的に秘密になってしまっているだけの事だ。

さて、何やら大層な事を言っている様だが、その実大変な事をしている訳でもない。話は単純で、とにかく文章内の名詞やら動詞やらに修飾語をくっつけていく作業を繰り返すのだ。例えば上記の引用文を例に取ると、「本日、初雪がとうとう降った」の「本日」を修飾する「十年、二十年、(中略)位の感じで迎えた」を加え、その「十年、二十年、(中略)位の感じで迎えた」に、それ自身を修飾する「この先、我々が生きていく」を加え、更に「憂えてしまう」にかかってくる「もしかしたらこのまま(中略)来る所まで来たもんだなあ」を加え…そうしてどんどんと内容説明文を足し上げていき続ければ、初めに引用したこれ一文だけで400字詰め原稿用紙の大半を埋め尽くしてしまう様な文章が出来上がるという寸法である。
いやー、何とも、こすいねえ。いやでも、重要な事は既に全部書き切ったのに規定の分量にまでまだ達してない大学のレポートであるとか、そもそも内容が劣悪で最悪の評価だろうが人生に致命的なダメージを被ってしまう訳でもないからとにかく文章量の事だけを考えればいい小学校時分の読書感想文であるとか、そういったものに関しては是非是非この手法を駆使していってもらいたいものである。

ただ一つ、その方法を適用した部分だけやけに内容が読み取り辛くなるので、決して内容全体のキモになる様な部分は水増しさせない事。いいね。



06/12/30(土) 第616回 文章増殖法・実践編

隣の客はよく柿食う客だ。





私から1メートルと離れていない場所に、まるで礼儀とはこうなんですよと、まるで作法とはこうなんですよと言わんばかりの、ついでに言えばまるで小さい頃から背筋が弱いのか知らんがとにかく猫背気味である私にチクリと釘を刺そうとせんばかりの美しき姿勢で正座し続けていて、一体全体足の方は痺れが切れたりしないんだろうかと、かつて祖父の七回忌だったかの時にあの長く長く感じる読経中周りには足を崩している人もちらほらといた中でそうであるにも拘らず頑なに正座し続けていた結果焼香の際、その場を立って焼香台の前へ行くまでは何とかなったと言うのにあの足を崩した直後よりはむしろ十数秒か時間を置いた後に大きな衝撃をもたらしやがるのが常なのである痺れっつー奴がご他聞に漏れず丁度その焼香で十数秒前後の時間を消費していた私の足をいよいよそこから立ち上がろうかという段になってタイミング良く襲いやがったせいで親戚一同大勢のいる中豪快に転んで見せた経験のある私としてはいよいよ不安に思っちゃったりする位になってきた、齢40某とお見立てする、「人生まだまだこれからだ」的な気概すらひしひしと伝わってきそうな程にキリッとした顔付きをしている隣の客はそれはそれは、いやもうそれはついつい自分の目を、これまで何十年となく綺麗な物、美しい物、のみならず汚い物や見苦しい物まで、静止画から動画から絵画から風景から人間から動物から有機物から無機物からまこと様々なものを見せ続けてくれた自分自身の両の目を疑わずにはいられない位に、こうまでやられたらどんな食べ盛りの子供だって閉口しちゃうであろう程によく、目の前に出されたどんな状態の、つまり熟れている、またはまだ熟れ切ってはいない、はたまた甘い、じゃなければ渋い、ともすれば固い、ともしなければ柔らかい、或いはスーパーで買った、さもなければまだおばあちゃんが健在だった頃ののび太家ででも採った、とにかくありとあらゆる種類のを見境なく、人目なんて気にする訳もなく、折角の美しい姿勢が台無しもいい所な意地汚さ振りを発揮して、「ああ、自分今、食ってるなあ」とかいう様な、人間の三大欲の一つを充足しているその幸福感を余す所なく漂わせた表情を満面に浮かべながら、次々と、黙々と、続々と、矢継ぎ早に、のべつ幕無しに、何だったら四六時中かっていう位に、毎年アメリカで開催される「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」2006年大会においてホットドッグを53と3/4本平らげた小林"Tsunami"尊であるかの如くに、もっとも、フードファイターとしては一角の人物となった小林"Tsunami"尊の「Tsunami」って一体何だという疑念だけはしっかりと胸の内に残しつつではあるが食う、お世辞にももう二度と招きたくはない、今日限りで十年来のお付き合いも金輪際ご免だと言わざるを得ないガッちゃんだ、もとい客だ


これだけで原稿用紙3枚。こうした、文章作成としては最低の技を使ってこのサイトは出来ている訳ですね。
それでは皆さんまた明日。



06/12/31(日) 第617回 ことしたの




07/01/01(月) 第618回 2006年大晦日ドキュメント

昨日は何だ、Yahoo!ニュースの一記事にリンクさせて何の気なしの感想とも言えぬ言葉がポツリと一言書いてあるだけならまだしも最早本文すら一切なくしてしかも訳の分からないタイトルがポツリと一言。もしかしたら昨日の更新を見た方の一部には「おいおい、いよいよおかしくなってきたんじゃねーのか」みたいな事を思った人もいたかもしれない。
まあ、ああするとともすれば引かれるだろうなあという考えが皆無だったというつもりはないが、だがしかし、年末年始というタイミングからかはたまたここの所の冗長文ネタ三連発での影響か若干アクセス数の減少傾向が見られた中で、しかも1年の締め括りになると言うのに、更なる客離れの懸念大有りなあれをぶつけてきた私の心意気それだけは是非買って戴きたい。勿論、そんなもの頼まれたって買いたくはなかろうけども、私への最初で最後のお年玉と思って買って戴きたい。

さて、昨日の事だ。私は1年の締め括りとして、「雑文」に一体何を書こうか考えていた。
「去年は何を書いていたろうか」 見てみると、財団法人日本漢字能力検定協会決定の「今年の漢字」関係ネタを扱っていたらしかった。
ならばという事で、「じゃあ今年もそれでいこうか」とは勿論思った。多分、去年それを書いていた時も来年以降のシリーズ化をある程度睨んでいた筈であるし。
だがしかし、昨日の衝撃のネタをご覧になった方ならばご存知である様に、最終的にその案は取り下げとなった。理由は簡単で、「今年の漢字」として去年選ばれた「命」に関する何かしらのネタがこれと言って思い付かなかったのだ。いや、一つ思い付いた事は思い付いたが、それって言うのは恐らく皆様の頭の中にもあったであろうアレだったのであって、既にして散々ネタにされていると思われた事から見送ったのである。
で、それはともかく、何を書くかの当てがなくなった。ネタのストックは依然としてあるにはあるが、折角1年に一度の大晦日なのであるからこの期に及んで普通に書いちゃうのも勿体無い。結局、「来年も宜しく」的な言葉を織り込んだ世間話で終わるのが一番無難かな、と思って「今年もいよいよ終わりとなったが」辺りで書き出そうとしたその時、私はある一つの事実を思い出したのである。そう言えば、今年は閏年だったなあ、と。

そう、今年は閏年であった。2月29日こそなかったけれども、元旦の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒との間に午前8時59分60秒が挿入された事で年間秒数が31536001秒となった紛れもない「閏年」であったのだ。で、それを受けて思った。はて、自分はこの例年にはない1秒というものを有効に活用出来ていただろうか。
時間というものがとてつもなく貴重なものであるという事は最早自明である。にも拘らず何かと時間を浪費しがちな我々は、これから先もっともっと時間の過ぎ行く速さを顕著に実感していく事になる運命にある中で、例え1秒であろうとも無為に過ごしたりしてはならないのだ。私は改めて問うた。自分はこの、本来は存在しなかった筈の1秒を有意義に使えたのだろうか、と。
答えは既に出ていた。それは昨年の元旦、実際に閏秒が実施された当日の「雑文」内に書いていた、午前8時59分60秒時点の私の挙動をご覧になるとお分かり戴けよう。「寝過ごし」という最もベタな落ちを迎える事だけは避けられたものの、中途半端に課題を残す事となってしまい、いつ実施されるかも分からない次回閏秒待ち。これだったらいっそ寝過ごしてくれちゃった方が幾らも良かったんじゃないかとすら思えてしまう体たらくさである。こうなると自分自身にガッカリだ。7年に1度のチャンスも無駄にしてしまうだなんて。
「いや、でも待てよ」 私は思った。観点を変えて見るのだ。確かに、平年には存在しない閏秒が挿入されたのは元旦の午前9時前の事であった。しかしこれを「閏秒がどのタイミングで挿入されたか」にはあまりこだわらず、ただ「1年が1秒伸びた」という風に見れば、「例年なら今夜の11時59分59秒になった時点で年が明けたのに、今年はもう後1秒ある」と解釈する事が出来る。そうだ、今年お得であった筈の1秒は年の最後に来るものだと考えればまだ来てはいない。つまり私にはまだ、その1秒を有意義に使う事の出来るチャンスがある。私は考えた。考えに考えた。これを逃せば、今度こそ次のチャンスはいつになるものやら分からない。もう、この1秒を無駄にする訳にはいかないのだ。
そして私は結論した。この1秒をサイト更新作業に充てれば、こんなにも有意義な事はないだろうと。今や毎日の恒例ともなっているサイト更新の為の時間を本来なら存在しない1秒間に割り当ててしまえば、何かと忙しい12月31日分の24時間をある程度ゆったりと過ごす事が出来るからだ。

そんな訳で昨日は、サイト更新の事は一切考えずに過ごしたものである。朝昼は家の中をバタバタと動き回って、夜は、確か今日までに終わらすと公言した筈のアレには手を付けなくていいのかなという事がやけに気になりつつもゆっくりテレビを見て。
で、そうこうしている内にその時は来た。

11:59:50…
51、52、53、54、55、56、57、58、59!!


(よし!! 「今年の総括を」…あっ、間違)
00:00:00 チーン


06/12/31(日) 第617回 ことしたの



私の2006年はこうして終わった。



07/01/02(火) 第619回 何にもなれない

さて、今年の抱負でも語ろうかと思ったのだが、どうだ、まあ年の初めから何であるが、こうギラギラした野望とか野心とか言うのはない。まあ今年も今年なりに現状維持出来ればね、いいという事で。その割には年末に敢行された怒涛の「雑文」ネタラッシュで自分から読者を突き放しにかかった様な所がある気がするけど。

取り敢えず、早いとこ更新再開したい。もうすぐそこに最終更新から二ヶ月経過のラインが見えてきた。このままずるずるとじゃあ、それこそ現状維持すら出来やしない。いやね、流石にずっとこれだけやり続けてるってのは無理がある。更新し続けられるかどうかは別にしても色々ときつい。「俺的事典」は曲がりなりにもFFの話題を取り扱ってる訳だからその分更新作業を継続する事の意義はこれに比べりゃ段違いにあるけれども、あれはあれで別の問題がない訳でもない。とにかく、なるべく早期に何でもいいから動かさんといかんね。後、出来れば新コンテンツ案の方も。
んでだ、それより何より…っていう風に言っちゃうのは皆様にとっては何とも不愉快な話かもしれないけれども、とにもかくにもそんな事よりゲームがしてーよ。結局去年クリアしたゲームってFF12にMGS3、それから期せずして一週間でクリアしなければならなくなったFF3DSだけだぞ。一応MGS3Sに特典として付いてた初代メタルギアなんぞもやったけどそれを「去年クリアしたゲーム」リストに入れるだなんて出来る筈もないだろ。つまりたった三本だ。これってゲームにはまり込んで以降で最低の数字なんじゃないのかなあ。「ゲーム人間」の名が聞いて呆れる。去年は相変わらず絶好調のDSだの新参者のWiiだので多くの普段ゲームをしなかった人間もゲームやってたから、もしかしたら「ゲーム人間」でない人間よりもゲームやってなかったんじゃないのか。こうもなるともう「ゲーム人間」から「一般人」へと降格かねー。

一般人は決してこんなサイト作らんけど。



07/01/03(水) 第620回 上りと下りじゃ下りの方が膝に負担がかかるとか

おい、もう正月終わりか。よくもまあ呆気なく終わってくれるな。今年は諸々の事情があって親戚の人達に会う機会すら与えられなかったから、この三日っつーか年末を含めた五、六日は昼間のテレビが普段より多少面白めなだけの平日だったじゃねーか。お雑煮は食ってねーし、お年玉なんてのは貰える筈もねーし、大晦日の年越しそばだけは毎年の慣例として食べはしたもののそば自体は定期的に食すもんだから新鮮味としてはないも同然だったし。
今年の個人的に感じている祝賀ムードのなさったら一体何なんだ。子供の頃と言えば普段10時には寝てしまうもんだから紅白歌合戦でも見ながら日をまたぐまで起きているというただそれだけの事で随分新鮮に感じてたもんだよね。それが今はどうだ。やむを得ぬ事情があって深夜まで起きてたり、やむを得ぬ事情がなくても深夜まで起きてたりして、翌午前0時を迎える前に寝る事なんてまずないから「年を越した」って言われても特別な感情なんてそんなに湧いて来ないもの。テレビでカウントダウンとか言っていっくら盛り上げてたって「おー、新年だなー」程度にしか思わないもの。これは私が一人だけ冷めちゃってるからかなあ。巷じゃあ毎年の様に新年スタート直後の電話回線殺到問題が取り沙汰されているけれども、個人的にはどうしてもあの、いわゆる「あけおめメール」とかを送ったりするテンションにはなれそうにもない辺り、そうなのかもしれないなあ。「あけおめメール」の類のメールを嬉々として送るのは得てして若者世代の人間だからある程度「若者」からは外れてきたかと思われる年齢ならそんな低いテンションもおかしくはない、という考えも出来るかもだけど、その割には今年、同世代の人間から「あけおめメール」、届いたしなあ。若いねえ。年賀状がメールというものに取って代わられちゃう時流は一概には賛成出来ないけれども、精神が若々しいってのは宜しいって言うか羨ましい。つーか、そういや返信してねーな。いいのかな。いいか。ってか、今更になって返事しちゃいかんか。正月終わりだっての。

そう言えば、普段あんまりアクセス数についての話をしない私がもうちょっとその話題に触れておく事とするが、12月28日付で掲載した文章増殖法ネタ三連発から「ことしたの」へ繋げた辺りからのアクセス数の凋落振りが結構凄い事になっている。12月28日から昨日までの具体的な数字で見てみると、

140→116→106→103→104→91

この右肩下がり加減。140ってのは重複カウントが多数含まれた結果だと思うから急にガクッってな訳じゃないんだけれどもそれにしたってこの惚れ惚れするかの様な低下傾向の安定振り。是非グラフにして見てみたいねえ。止めとくけど。
しかしお客ってのは正直なもんだ。つまんない事ダラダラとやってたらしっかりその分いなくなるものね。その点、こっちはそんな客の動向とかいう事とは無関係にまだまだつまんない事やってくつもりだから、覚悟してなさいよ。誰がって、そらここのサイトを見に来てくれている全ての人達に対してだけど、特に「最近目に見えてつまんなくなってきたけど、この先盛り返してくる事を期待してもうちょっとだけ見ててみようかな」って思いながらこのサイトを覗いてる人。悪い事は言わないから、戸惑ってるんだったら止めた方が良いよ。まだまだしばらくつまんねーから。


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