誰が、そんな光景を想像出来ただろうか。
メネが、愛し友の死へ向ける哀しみをその身体で表しているという光景を…
そのイベント自体は、「あるかもしれない」程度の不確か極まりないものなのは明らかだ。
しかし、「モグオ、或いはメネと対等に戦え得る何者か」というのは恐らく本当に存在するのだ。つまり、状況が状況なら本当にその光景は現実のものとなり得るのである。
前回の妄想までの時点においてはもはや向かうところ敵なしだったメネとモグオの二人に、もしかしたら敵が出現したのかもしれない。
その事に気付いた時、新たなる真実がその姿を現したのであった。
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