06/08/31(木) 第511回 FFを追いやるもの
そういう訳で驚くなかれ、今私の目の届く所にはMGSシリーズ三部作各々二作ずつ、全六本が勢揃いする事となってしまったのであった。本当なら今日までにスタートさせる予定であったFF12二周目が遅れているのは、何の事はない、一時的に忙しくなっていたからでも、この間から書いている三ヶ月振りの「妄想」新作の進捗状況が思いの外芳しくないからでもないのだ。単に、勢いに任せて買ってしまったMGS1にMGS2にMGS3Sの中でも特にMGS1がやってみたくて仕方なかったからFF12二周目の前にねじ込んだだけの話だったのだ。
何しろ、私にとってMGSシリーズデビューとなる「インテグラル」の方をプレイしたのが、もう何年前の話だったかもはっきりとは思い出せないが多分1999年か、2000年の話であって、それから一年か二年してプレイしたMGS2で日本語版声優陣のセリフに魅せられた訳だがそれ以降私は先日に至るまでずっと第一作の日本語ボイスを聞きたくて聞きたくてしょうがなかった。一時期はFFやらロマサガMSやらに盲目となって殆ど忘れ去っていた事もあったが、MGS3のプレイによって改めて、そしてより強烈に呼び覚まされる事となったその欲求は最早新品ですら僅か2000円弱で購入出来てしまう現実の前にはたった一つの歯止めすらも作らせてくれなかったのである。そこまでに気持ちが盛り上がっていて、ではいざ買った時にじゃあこれはFF12二周目が終わってからにしましょうね、なんて悠長な行為に出られるかと言われたら、そんなもん出られる訳がなかったのだ。
そんなこんなでプレイに踏み切ったのであるが、今日までで無事終われたのでわざわざ「ゲーム日誌」の方に書かなくてもいいか。いいね。
しかしまあ、やっぱりやっておいて良かったというものである。やはり日本語でないと。最初に私にMGS1Iを薦めてくれた例の人は確か「英語じゃないとしっくりこない」といった感じの事を言ってた気がするが、いやいや、何が。と言うか、キャラクターは日本人ではないのだから日本語よりも英語の方が合うのには同意するのだが、合う合わないという点ではなくて、英語ボイスだと画面にほぼ動きのない無線連絡画面において延々英語音声を聞き日本語字幕だけを見ていくのが少々辛いのである、ある程度グラフィックの動きがある通常イベント時なら特に何も思わないのだが。
ボイスという観点から言うと2→3→1の順にプレイした事になる私にとって、2以降で別のキャラクターの声を演じている声優が何人かいた事にこれまた嬉々。後、単純に久々のMGS1だったという事もあって、後々の作品でそれを彷彿とさせる様なセリフとかもちらほらとあったりして、MGS1という作品としてはもう七度目か八度目かになろうとするプレイであるにも拘らず初回プレイに次ぐ位の新鮮さがあった様な気すらする。
それと、忘れてはならないのはあれだね、VR訓練。流石にVR訓練自体が初めての登場だった訳であってステージ数は全体で31(しかも10通りのステージがルール違いで3パターン+その10エリアを通しでプレイする1ステージ)と随分小振りで、先日全500ステージを33時間で攻略した私からしたら屁でもなかったので休憩もろくに挟まず一息にクリアしてしまったのは内緒だ。
とまあ、こうグダグダと語っているといかに私が最近MGSシリーズに熱を上げているのかがお分かり戴けると思う。即ち、今日取り敢えず一周、メリルが助かるパターンでクリアしたにも拘らず次に控えていた筈のFF12二周目を更に押し退けて今度はメリルが助からないパターンでクリアしたいなあと密かに考えてしまっている私のこの心情をも、お分かり戴けると思う。
いやいや、今度こそは、FF12やるけどもね。
06/09/01(金) 第512回 ドラえもんよ永遠に
必ずしも念頭に置いておく必要こそなかれど個人的には知っておいて戴けると嬉しかったりする事は、今日こんなテーマで書く理由というのが、本日1時間特番として放送のあった「ドラえもん誕生日スペシャル」を受けての事ではないという事である。何となれば、私の生活している辺りの地域ではテレビ朝日系列の放送局がない為にいつだってタイムリーな放送を楽しむ事が出来ない境遇にあるからだ。公式サイトで見てみた所、今日は声優陣交代劇があって以降初めてのドラミちゃん出演だったと言う。割かし見てみたかったのだが、通常放送なら何週か遅れでこちらでも放送してるけども特番となるとそれすらないんだろうな。
さて、昨日からYahoo! Japanにて「大人のためのドラえもん特集」なる特集が組まれているのにふと気付いたので興味深く見ていた。かつて我が家にはてんとう虫コミックス「ドラえもん」が映画版も含め50冊近くあって、自然とそれなりの知識が蓄えられる環境に過ごしてきただけあって「129+3の真実」とか「映画の歴史」とかは特に懐かしい。
ただ、そうして思い出に浸る中でとある場面におけるドラえもんのセリフを回想しようとした時、驚いた事に、初めて新声優陣での声が真っ先に頭に浮かんだ。
いやはや、本当に驚いた。私は「ドラえもん」声優陣交代に否定的な人でこそないが、あまりに自然に水田氏のドラえもんが出て来たからか、ついついかつての声を慌てて思い出そうとしてしまった。一旦思い出したら思い出したで今度は新ドラえもんの声が浮かばなくなってしまったのだけれど、そこら辺やっぱり両者のドラえもんってのは互いに背反な要素なのだろうか。
それはともかくとしても、咄嗟に浮かんだドラえもんの声が新しい方であったのは事実。私はそこに時代というものの移ろう様を見た気がした。
ドラえもん、-106歳の誕生日、おめでとう。
06/09/02(土) 第513回 分割金利手数料全面負担
ジャパネットたかたという通信販売企業があって、この会社のテレビ通販番組が放送されているのをたまに見かける事があるのだが、その度、前々から感じていた事があった。
あの番組には、どうやら同社社長をモデルにしたと思しきマスコットキャラクター、調べてみた所その名をミスターJと言うらしきキャラクターが登場しているのだが、これが何となく、気味悪いのだ。
実在の人物をモデルにしているとは言えキャラクター化に際しては少なからずデフォルメされている訳であるから「人間っぽさを感じられない」という点は当然のものとして考える必要はあるのだろうが、それを差し引いても気味が悪い。眼が黒目率100%な辺りがそうさせている所以か。
当該企業のイメージをも決定付けかねないマスコットという立場である以上、そのキャラクターにはある程度の可愛さ、取っ付き易さというものを兼ね備えているべきだと思うのに、これはこれで果たしていいのか。
ただ、ある時これを見てからというもの、私のこの思いは改められる事となる。
http://www.japanet.co.jp/shopping/
見てみた事がある人は勿論、ない人だって言わずもがなのジャパネットたかたのサイトURLである。
で、この「japanet」であるがこれ、今までは当然の様に「japan」と「net」をかけたものだと思っていたけど、実は「japan et」だったんじゃないのか。
つまりこういう事である。
「japan et」→「Japan ET」→「Japan E.T.」→日本のE.T.→日本の地球外生命体
ほほう、なるほど。だとしたら、あの何処か人間離れしたフォルムも許容範囲内かな。
ちなみに、英単語の訳し方に結構な拡大解釈が含まれている事に触れるのは野暮というものである。
06/09/04(月) 第514回 反省文
これまでの人生で、いわゆる「反省文」というものを書いた事はない。だが過去に一回だけ、小学校時分に担任の先生の指導方針によってはそれを書かされていた可能性が十分ある事件を起こした事がある。
昼休みに不注意から教室のガラスを割ってしまったのだが、その時は教室内にいた先生にまず謝り、掃除機で飛び散った破片を除去しただけで事は済んだ。
故意でない事が明らかだったからかどうかは知らないが親に通知がいくとかいう事もなく、翌日以降この件について何か言われたりした記憶もない。が、まあ小学校の先生も色々だから中には何かにつけ反省文を書かせる人だっているにはいるだろう。そこで、もし当時の担任がそういった人物だったとしたらどういった反省の弁を述べていただろうか。書いてみた。
「反省文」 kemkam
まず最初に述べておきたい事は、今回私が所属する所の教室の窓ガラスを破損させてしまった都合五名の人間の内で、最も責任が軽い人間は私であったという事実である。当時先生は教卓に座って何かしらのノートに向かっていた為に、ガラスの割れたその瞬間をご覧にはなっていない事とお見受けするが故、まずは詳細な状況の説明から入ろう。
我々五人のグループはクラスの全員が給食を食べ終え、続く掃除の時間に備えて机を移動させたかかる後に、いつもの様に他愛のない遊びに興じていた。何、「遊び」と言うのは名ばかりで、大人から見れば馬鹿らしい、たかが小学生のするじゃれ合いみたいなものである。
そんな中で、(今となっては判然としないが)私以外の残り四人の誰かが私の身体を押した。他の三人もそれに同調して私に対して圧力をかける形となったのだ。その時点から対立構図は1対4であるから当方の圧倒的不利は明白と言うもの。私は、自軍の四倍もの勢力に為す術もないままジリジリと戦線を後退させざるを得なかった。
程なくして壁際まで追い込まれた私。大体のイメージとしては、本来複数人が輪を作って執り行う筈の「おしくらまんじゅう」を、私を挟んだその先にある壁に向かってやっていた感じであると思って戴ければ宜しかろうと思う。
そして、悪い事にはその「壁際」というのが丁度窓ガラスのある所だったのだ。四人の、小学生とは言え育ち盛りも間近な活気に溢れる男達が後々の事を全く考えないままガラスに力を加え続けた訳だから、間もなく当該ガラスはその持続的圧力に耐え切れず崩壊してしまったのである。
如何か。この展開の一体何処に、私が悪である要素があると仰られよう。百歩譲って教室内で馬鹿騒ぎしていた事について断罪されるのをやむなしと考えるにしても、突如一致団結して私を標的とした四人もの豪傑を止める事が出来なかったのは明らかであり、更に言うならガラスを割るだけの力を生み出したのは私ではなく他の四人の方なのである。本来なら、私からすれば九割九分が不可抗力の上に発生した今回の件で反省文なるものをしたためる義務が生じた事も不本意な位だ。そこの所、先生には何卒留意戴きたい所存である。
しかし、こうした結末を迎えてしまった今考えれば、ああしておけば、こうしておけば、最悪の事態を避ける事も出来たかもしれない。否、後悔なんて意味はないのだ。後悔先に立たずと言うではないか。私が、この私が、本件において殆ど被害者の立場にあると言ってすら構わない私が、つーかガラスの割れ方と四人の力の入り方がどうにかなっていたらその破片で大怪我を負っていた可能性が十分にあるという点でもやはり被害者と言って構わないのではと考えられるこの私がそれでも当事者であるなりにしなければならない事は、今回の被害を招いてしまったその原因を正面から受け止め、真っ向から見つめ、そして二度と同様の過ちを犯さない為に、明日からの、いや今日これからの教訓とする、それに尽きるではないか。
今回この様な不祥事を起こしてしまった最大の原因は間違いなく四人の遠慮も糞もなかった輩の責任ではあるけれども、でも、私だって悪かった。私が、あの四人の暴走を止められるだけの腕力を持っていれば、あの四人の勢いという勢いを相殺出来るだけの筋力を持っていれば、結果は違っていた筈なのだ。
いや、そもそも、私があの四人と遊んだりする様な関係でさえなかったら。私が友人でなかったとて四人は四人で、またその中の誰かをターゲットにして「おしくらまんじゅう」へと持ち込んだかもしれないが、四人で割れた例のガラスは三人なら割れずに済んだかもしれないじゃないか。そうだ、大体に私が彼等と友人でなければ良かったのだ。
しかし、繰り返すが「後悔先に立たず」だ。私が筋骨隆々の人間でなかった事や友人関係の築き方に若干の問題があった事を今悔いても仕方がないのだ。だから私は、今回の経験をこれからの長い長い人生に生かす為にも、今日からハードな筋肉トレーニングを始め、中学校に入学してからはあまり多く友達を作らない様に心掛けようと決意した次第である。
先生「書き直し」
06/09/09(土) 第515回 この後スタッフがおいしく戴けませんでした
こう…何と言うかね、自分が住んでる辺りの地域だけやけに強い雨雲が次々かかってたりする時に感じるやるせなさってのは何だろうね。まあ、その割に何処か別の地域にだけ雨雲がかかっている時には別に何を思うでもないが。もしたまたまその日がちょっとばかり虫の居所の悪い日だったとしたら「へへへざまーみろ」位の事を思ってしまう事もあるが。
しかしそのメッセージも雨嫌いの人間にしか通用してくれないという悲しい事実。虚しい。
本題。
以前、某人気アニメの主人公の事を扱った時にこんな事を書いていた。
「件の黴菌男との対決においては必ずと言っていい程その顔が汚されるので、やはり週2のペースで顔が新しいものと交換されるという事は、これまで何個もの古い顔をそこらへんに捨ててきたという事になる訳で」
前々から感じていた、新顔と交換する際にあっちの方へと飛んで行くアンパンはもしかしたらほったらかしになってるんじゃねーのか、という疑念を口に出した瞬間であった。
が、どうやらこれ、誤解だったらしいのだ。先日の「トリビアの泉」の放送を見た方も多いかと思うがそれによれば、顔の交換後古い方の頭はどうやら「消滅する」らしいのである。
なるほど、だとすれば、水でふやけたり泥で汚れたりしたとは言え即座に捨ててしまうには勿体無いそれを、あろう事かそこいらの草むらや森の中に放置しているのではないという訳だ。
ただアンパンマンよ、お前それで「よいこのみんな」への説明責任がなくなったなんてふざけた事考えてないよな。例え古い顔が新しい顔との交換後に消滅する仕様になっているとしてもだ、それならそれで今度は「結局消えてしまう事が分かっている食品の製造に費やした材料が勿体無い」という事になるんだぞ。お前の顔、アニメ番組にありがちな傾向に則って随分デカいじゃんか。その上中身は豪勢にもたっぷりの小豆を使った餡がぎっしりじゃんか。それが消えると。それを消すと。週2で。あのアンパンチだかってのはその大きな犠牲の上に成り立っていた必殺技だったんだな。
ジャムの人も、バターの人も、何だったらチーズの犬もさあ、もうちょっと上手い方法を考え付かなかったもんかね。基本的に材料の浪費をなくす事の出来る方法なんてのを。パンを消滅させてしまわずに済むのなら、交換の度にいちいち新しい顔を焼き上げなくてもさ、スペアを一、二個用意しといてそれをローテーションで使っていくとかさ。
だがしかし彼は、そして彼の一味は、正義という大義名分の下に随分な無駄遣いの日々をこれからも続けていくのだ。
流石はアンパンマンだ。
06/09/11(月) 第516回 下ネタ
何処かのサイトにあったネタを一部または全部引用し、または参考にし、最後に引用元・出典サイトを「元ネタ 妄想針千本」の様に紹介する時は気を付けろ。
さもないと、うっかり誤変換をやらかして「下ネタ 妄想針千本」になってとんでもなく失礼な奴になるぞ!!
06/09/12(火) 第517回 打算Ω
昨日のネタって実は、このサイト初の下ネタという事になるんだろうか。
あっ、違うか。これか。
しかしまあ、驚いた。株式会社スタジオベントスタッフさんの動向であるが。
やってくれるなベントスタッフ。掲示板の方でも多少触れられた事のある通りで今回のシナリオ、バトル、両アルティマニアには低レベル攻略とタイムアタックについての指南があったり、これまでのものでは極秘扱いされてきた筈のラスボス情報が名前から姿から攻略法から洗いざらい掲載されてしまっていたりと、所々に「Ω」的要素を臭わせる構成であっただけに「Ω」の登場は厳しいかと踏んでいたのに。
「今回は『Ω』はないかな…」と思わせた要因は何もアルティマニアの内容そのものだけではない。と言うかむしろ、そういった雰囲気はアルティマニアが発売となる前の時点から既に色濃くそこにあった。FF12そのものの評判がお世辞にも芳しくなかったという事実だ。
「ゲーム」は趣味であるが、「ゲーム製作」は商売である。それと同様に、「ゲーム攻略本製作」も商売である。このゲームの攻略本を作りたいから作るのは構わないが(とか言って無断は良くないか。鉄人(以下都合により省略))、それが売れなければ意味がないのだ。つまり同じ攻略本であっても、人気のない作品の攻略本を作る事は人気のある作品の攻略本を作る事に比べて「売れない可能性が高い」という遥かに大きいリスクを背負う羽目になる訳で、残念ながらFF12はそのリスクに満ちていると言えてしまう。なもんで、200万本以上を売り上げたのは確かなのだから純然たる「攻略本」である通常アルティマニアの方については(作品の評判がどうであれ)ある程度まで売れるという見込みが立てられるだろうけれども、厳密には攻略本でないが故に極度の当該作品好きでなければ買い求める事はないのではと思しき「Ω」の製作はないんじゃないのかな、と思っていたのだ。
その考えが、二冊のアルティマニアの内容を確認した時点で確信と変わった筈であったのに、一体何処にどんな打算があったと言うんだベントスタッフ。ここでコケて「金輪際『アルティマニアΩ』は作りません」なんて言わないでおくれよ。頼むぞベントスタッフ。
何はともあれ、こんな嬉しい誤算もないものである。このアルティマニアΩで、エンディングを迎えてなお解決しなかったあの疑問とか、説明不足感があって今一つ消火し切れなかったあの謎とかが氷解するといいね。
まあ、そんな謎や疑問、そもそも無いに越した事はないんだけどな。
06/09/13(水) 第518回 DS版晴天の霹靂
ここ三日FF12をプレイしていないが、これには重大な理由があるのである。何かと言うと現在、NintendoDS版FF3をプレイしている。しかし、おかしな話である。何故なら私はつい最近までNintendoDSを所持していないのではなかったか。
その通りである。私はDSを持ってはいなかった。欲しかったのは確かであるが、持ってはいなかった。では、あれから半月ちょっとの間に買ったのか。そうではない。FF12の二周目に手一杯という事になっている筈の、もとい中々時間が取れず実際に手一杯である筈の今、わざわざ寄り道をする様な真似をしてDSとFF3DSを買う訳がないではないか。己の傍らに数多くのゲームを積みゲーと化させている類の人間ならいざ知らず、そこは一旦プレイし始めたゲームなら大概はクリアしてきた私である。あんな中途半端な所でFF12をほっぽってDSに傾倒する訳がないではないか。そもそも、万が一買おうと決意したとしても今もって何処にも売ってないからそうする事すら出来ない。おいどうなってるんだ任天堂。DS Lite発売からもうどれだけ経ってると思ってるんだ。売れに売れて「流石はゲーム業界王手の任天堂だな」と皆に再認識させるのは構わないがこれはちょっとどうだ。あまりに無いので、世に出回っているDSの在庫という在庫を買い占める闇の企業が存在するか或いはここがDSの在庫を出荷する上で優先順位をどうしても低くせざるを得ない田舎なのかどっちなんだという事になるではないか。うーん、後者か。
そんな事はどうでもいいのだが、DSを持っていない、尚且つ買えない。勿論FF3DSも持っていない。現在FF12プレイ中。これだけの障壁があってどうして今私は、実際にFF3DSを、無論NintendoDSをその手に持ちながらプレイ出来ているのか。これらの壁を一挙に取り払う事の出来る事象なんて存在し得るのか。
それが、あったのである。とてつもなく愚直で単純なブレイクスルー、「人に借りる」という方法が。
「借りた」というただそれだけの事で前置きが長くなってしまったが、そういう訳で現在FF3DSを鋭意プレイ中である。ただ、事態はそんなに良好ではない。
先に挙げた「私がFF3DSをプレイするに当たっての三つの障壁」の内、「現在FF12プレイ中」というこの事がその理由だ。繰り返すが、目下何らかのゲームをプレイしている最中に、何かしら別のゲームを借りたりなんていう事は、普段の私ならまずない事なのである。
これが意味する事は、私は能動的にFF3DSを借りた訳ではないという事。延いては、それが予定外の出来事だったという事。延いては、それが相手からの突然の申し出だったという事。延いては、その申し出に対し控え目な性格の私が「じゃあ始めの方だけやってみたいなあ」と言って借りたという事。延いては、「じゃあ一週間だけ貸しとく」とのお達しがあったという事である。
「始めの方だけ」と言ったのであれば素直にそうしておけば良かっただけの話であった。だが実際プレイし始めるとどうか。相手は他のどんなゲームでもなく、FFだぞ。何となしにプレイしている内に、このまま止めるには勿体無いレベルまでシナリオを進めてしまうなんて事、分かり切っている事ではないか。
さて、そうなると大変である。FF3DSは勿論NintendoDSと一緒に、一週間で返さなければならない。NintendoDS用ソフトは無論カートリッジである為、ソフトの返却は殆どデータの消去と同一の事を意味する。よって私はFF3DSを、一週間の内にクリアしなければならない事になったという訳なのだ。
ここで忘れてはならないのは、FF12二周目のプレイがストップして今日で三日目=FF3DSを借りて今日が三日目という非情な事実である。
残るは四日。昨日までは「途中で返す事になるのもしゃくだから、この辺で止めとこうか」なんて思ったものだが、いやいや、何が。折角やるんだったら残りの時間でクリア、狙ってみようではないか。
RPGはじっくりプレイするのが常の私が、時間に追われてのFF3。四日後の動向が注目される。
06/09/14(木) 第519回 勿論だ誰も悪くない
以前、頻繁に言葉を「噛む」NHKラジオアナウンサーの話をした事があったが、私はここの所、具体的には一昨日から、この人の事が気がかりでならなかった。「やってしまうのではないか」とハラハラせずにはいられなかったのだ。
そしたら今日、案の定と言うか何と言うか、その人はやってしまった。十ヶ月前のあの時「年度が変わったら途端に聞かなくなった、なんて事がないとは限らないんだぞ」とか言っていたがそれでも無事今年度も変わらずして同時間帯のアナウンサーを務める事となったそのお方は、嗚呼やってしまった。
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「命名の儀」から三日目の出来事であった。
いや、確かに口述し易いかし難いかと言えば、し難い方ではあるが。
06/09/15(金) 第520回 打算RW
昨日知ったのだが、どうやらNintendoDSで「FF12 Revenant Wing」という、いわゆるFF10におけるFF10-2であるかの、つまり言ってしまえばFF12-2とも言えるFF12の続編が、ヴァンとパンネロ中心のゲームとして出るらしい。
出所を調べた訳ではないので真偽の程は知らない。だがこんな情報を知ってしまった以上私は、この前株式会社スタジオベントスタッフに向けて言ったあの言葉を、もっと語気を強めて言い放たざるを得ないのである。
FF12は200何万本か売れて及第点だったとは言えこの間も言ったが評価的には良くなかったのに、尚且つただでさえFF12本編における「いなくても構わなかったキャラクター」第一位、二位に挙がってくるキャラクターで続編を作るだなんて、一体何処にどんな打算があったと言うんだ株式会社スクウェア・エニックス!
これで次のFFは「ファブラ〜」である事から、FF11含めプラットフォームをPS2に移してから恒常的に一タイトル複数作品制が続くFFシリーズであるが、ここでコケて「金輪際コンピレーションでは製作しません」なんて言わないでおくれよスクウェア・エニックス。頼むぞスクウェア・エニックス。
いやまあ、コンピレーションがなくなるからってそれはそんなに痛手にも思わんけど。
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