妄想 〜ゲーム中に存在する謎や矛盾に対しての考察〜


・FINAL FANTASY 全般

使い捨て宿泊施設
長旅になりそうだ。野営の準備も必要だろう。そう思って用意した一組のテント。
だが初日の冒険を終え、テントを張って一夜を明かしたあなたは翌朝、信じられない光景を目の当たりにした。昨日使ったテントが所持品から消え失せているではないか。
呆然とするあなたを更なる衝撃が襲う。何とこのFINAL FANTASYなる世界では、一度使ったテントは捨てるのが普通という事になっているらしいのだ。
どうしてそんな事が平然と出来てしまうのか? FF世界の住人の常識に迫る。


・FINAL FANTASY 5

想い出のケアルガ (参照) (情報提供:レンさん)
ムーアの大森林、長老の木の中で単身エクスデスに立ち向かった末、相打ちになりながらもしかし致命傷を負ったガラフに対し、バッツは「ケアルガ」を唱え、レナは「レイズ」を唱え、そしてファリスは「フェニックスの尾」と「エリクサー」を用いて、それぞれがそれぞれにガラフを回復させようとする。
だがしかし彼等は、例え「ケアルガ」や「レイズ」を修得していなかったとしてもそれを唱え、「フェニックスの尾」や「エリクサー」を一切所持していなくてもそれを使うのであった。
何故彼等は覚えてもいない魔法を唱えようとするのか? 持ってもいないアイテムを使おうとするのか? ここに彼等の、あの瞬間の心情が見え隠れする。

飛竜は何処から現れた?
エンディングで、バッツ達の内、ラスボス戦で生き残ったメンバーを元の世界へ連れ戻してくれる飛竜。
この、無の世界に突如として現れた飛竜は一体何処からやって来たのか?
※Chogeさんの指摘を受けて矛盾箇所を修正した改訂版です(一応修正前のものもあります)。


・FINAL FANTASY 6

世界の命運をも握る無責任女
突然マリアの代役として主役に抜擢されたセリス。それまでオペラに出演する経験等無かった筈である上、出演が決定したその日の内に早くも本番を迎えたにも拘らず、彼女は堂々と舞台を成功させた。
戦いにかけては百戦錬磨でも、オペラにかけては素人同然だった筈のセリスがあれだけの演劇をなし得たのは何故だったのか。

鎮座する「4t」の重り (参照)
普通に考えればオルトロスが用意したと思っていい筈の「4t」の重りは、いざ落とそうとなった段階で「予定より重かった」事が判明、落とすまでに5分もかかる羽目になってしまった。
何故重りは予定より重かったのか? 遂にその謎を紐解く。

オペラ「パート2」はあるのか?
あの演劇の最後、彼は確かに「パート2」の存在を匂わせた。
果たしてあのオペラに「パート2」はあるのか? それを考えると共に、ダンチョーという男の人物像にも迫る。

魔導工場に消ゆ (参照) (情報提供:ウィンドさん)
ラムウの仲間に会うべく魔導工場へ侵入したロック達は、そこで魔導の力を取り出し切り、用済みになったイフリートとシヴァを容赦なく投げ捨てるケフカの姿を目にする。何と残酷な人間だ、その思いを改めて確かにしたロック達、その彼等はそして信じられぬ光景を目の当たりにするのであった。
今の今まで目の前にいたケフカが、右を見ても左を見ても見当たらないのだ。一体奴は何処へ行ったというのだろう。


・FINAL FANTASY 7

怒りの飛空艇操縦士
飛空艇ハイウインドの操縦士と言えばLV3の見習いパイロットから、一人前のパイロットに成長するまでの過程が見所であると共に、LV14時に見せるリミットブレイク状態が何かと有名だが、一切のバトルを行う機会のない飛空艇内にいて、彼は一体何故リミットブレイクしたのだろうか。
彼のリミットゲージが何を原因として増加したのか。この不可解な現象に迫る。


・FINAL FANTASY 8

新時代の疑似魔法 (参照) (情報提供:ミメットの野菜さん)
サイファーの特殊技「雑魚散らし」はファイアの様な炎魔法で対象を怯ませてから攻撃するという技である。だが、ゲーム中のスコール達が各種魔法の使用に際しG.F.をジャンクションする必要がある一方で、サイファーはG.F.をジャンクションしていない状態で「雑魚散らし」を使用しても魔法と思しき炎を発する事が出来る。
サイファーがG.F.なしに魔法を放てるのは何故なのか。考えていくと、サイファーの他にもG.F.によらない魔法を使用する者の存在が浮上した。

日頃の憂さを晴らす時
ゲームも終盤、ルナティックパンドラでのアデル+リノア戦では、味方パーティーが全滅した場合は勿論の事、敵側に位置しているリノアのHPが尽きた場合にも全滅し、ゲームオーバーとなる。
しかし、リノアのHPが0になったとしても、同時にアデルのHPも0になった場合に限り、全滅とは判断されずゲームもそのまま続行、何事も無かったかの様にイベントが進んでいく事になる。
何故、二人が同時に倒れた時はゲームオーバーにならないのか?

お前の思う、最も強いもの
既にオメガウェポンを倒している状況をして、アルティミシアがラスボス戦で伝説の獣グリーヴァを召喚するという事は、スコールの中でライオンという存在はオメガウェポン以上だという認識がなされているという事に他ならない。
が、実際に戦ってみると、グリーヴァはオメガウェポンよりも圧倒的に弱い事が明らかとなる。
「最も強い」存在として召喚した筈のライオン、グリーヴァが、既に撃破済みのオメガウェポンより弱かった理由とは何か?


・FINAL FANTASY 9

白い悪魔
「今明かされるメネの真実」三部作の第一部である「今明かされるメネの真実」の改訂版。

白い悪魔Ω
「今明かされるメネの真実」三部作の第二部である「今明かされるメネの真実Ω」の改訂版。

今明かされるメネの真実 ※現在改訂中
ジタンに「ここほれ!チョコボ」を勧めるモーグリの真実。その切っ掛けは「どの様にしてメネは一回60ギルと格安の『ここほれ!チョコボ』を商売として成立させているのか」でした。
タイトルは「メネの真実」ですが、最早メネの事には留まっていませんね。
これと同様に色々と妄想にふける事はあるのですが、何故かこの謎だけ群を抜いて奥が深くなっています。
続々と湧き出る仮説。結ばれる点と点。増え続ける文章。
この混沌をご堪能あれ。間違い無く一番の大作です。


・FINAL FANTASY 10

可及的速やかにアルベド族と会話出来る様になる為に
初めて耳にした時は確かに奇異に聞こえるアルベド語だが、実際はスピラ語との共通点が非常に多く、スピラ語から派生したという見方の方が自然である。
これについて、「アルベド語はスピラ語から派生した言語」説をより後押しする一つの事実を取り上げる。
またそれに関連して「アルベド語を知らない人がアルベド族とコミュニケーションを取る方法」を提唱する。

不公平の極み
自分達には雪崩の如く魔物達が襲い掛かってくるのに、同じ場所を歩いている筈の一般人が魔物に襲われる気配を見せないのは一体何故か?
明らかな謎でありながら、そうでないとゲームがゲームとして成り立たない為に、暗黙の了解とされている「ゲーム記号」に切り込んだ一作です。

森羅万象は時を越え (参照)
「何故多くの魔物達はバトルに突入するまで姿が見えないのか」、「何故ボス敵を始め一部の魔物はバトル前から姿が見えているのか」という二つの謎を、「不公平の極み」にて登場した「領域」の概念を掘り下げて考える事により解明する。

犯した罪の重さ
ベベルでのエボン最高法廷で「反逆者」として断罪されたティーダ達は、その後それぞれが「浄罪の路」か「浄罪の水路」に送られる事となった。
しかし何の偶然か、「浄罪の水路」に送られたのは、ティーダ、ワッカ、リュックという、「泳げる三人」のみであった。
この三人が「浄罪の路」へ送られていたのならまだしも、長時間泳いでいられない他の四人が「浄罪の水路」の方へ送られていたとすれば、脱出は絶望的だったと考えられるだろう。
奇跡的とも言えるこの事象が起こった理由とは何か?

かなづちは大召喚士になれないのか
ガガゼト山・登山洞窟内にある「ガガゼトの試練」は、水中を長時間泳いでいられる人間がパーティー内に最低三人いなければ突破する事が出来ない。
ユウナ一行は運良く泳げる人間が三人いたので事無きを得たが、それ以外の召喚士一行は如何なる手段でもってこの洞窟を通過したのか。

回想中の全滅 〜ユウナの覚悟が揺らぐ時〜
元々は全く別の矛盾について考察してたんですが、期せずして話は「ユウナの覚悟」に及ぶ事となりました。
旅の道中、ユウナの覚悟は確かに揺らいでいた。これを、かつて無い視点から証明した文章です。

百年に一度の奇跡
この1000年間で僅かに四組しか全うした者達が存在しない「召喚士の旅」。しかし、FF10をプレイした多くの人間はユウナ達の旅路を成功させた筈。
百年に一度、起こるか起こらないかと言える程に難関を極める筈のこの旅を、FF10プレイヤーの多くが完遂出来たのは何故だったのか?

失われた力
召喚士ユウナ一行の中で、以前にも召喚士の旅を経験した事のあるワッカ、ルールー、アーロンの三人。しかし、パーティーに加入した時点での彼等は、揃いも揃ってスフィア盤のスタート地点に位置していた。
過去、厳しい戦いの日々に身を置いていた筈の彼等。それなのに何故、彼等には成長の跡が見られないのか?
ここではそれに加え、FF10であれだけ鍛え上げたユウナとリュックがFF10-2で無残にも弱く成り果てていた原因も解明する。


・FINAL FANTASY 10-2

きっかけのスフィア
「ティーダ似の男」を巡って何かと問題を巻き起こした「きっかけのスフィア」だが、このスフィアには、「ティーダ似の男」の影に隠れて二つの小さな謎が存在していた。
その謎は確かに小さい。しかし、件のスフィアがFF10とFF10-2とを繋ぐ重要な位置にいる以上、単に小さいからと言って見過ごしてはならない。
何故ワッカは「きっかけのスフィア」を「珍しいカタチ」と言ったのか? 何故「永遠のナギ節」でみる映像とFF10-2で見る映像とでは若干相違点があるのか?
「ティーダ似の男」の正体が明らかとなった今、真に最大の謎として浮上したこの謎に切り込む。

誰からも必要とされない男
元討伐隊チョコボ騎兵隊員のクラスコは、ある時ティーダに今後の自分の人生について相談し、その時のティーダの返答によって実際に人生を左右させた。
展開如何では彼は討伐隊を辞め、連絡船リキ号のチョコボ飼育員という仕事に就く事になるのだが、その二年後には天職であった筈のその仕事すら辞め、青年同盟入りしていた事が明らかとなる。
チョコボこそ全てと言っても過言ではない程チョコボ好きのクラスコは、どうして飼育員を辞めてまで青年同盟へ入ったのだろうか。

組織力が物を言う
STORY Lv.4にてユウナ達がライブを開催したいという事をトーブリに相談すると、彼はライブ会場として雷平原を薦めてきた。
このスピラにはルカ=スタジアムやナギ平原といった、雷平原よりも遥かにライブに適していると考えられる場所があるにも拘らず、何故トーブリは雨と雷の絶えない雷平原を会場に選んだのか?

師不在にして免許皆伝
FF10のエンディングから二年。FF10の頃は一切泳げなかったユウナは、「永遠のナギ節」の時点において2分41秒間、水中に潜っていられる様になっていた。
しかしFF10-2のゲーム中、STORY Lv.5時点における、ブリッツボールシーズンの始まったルカで彼女は、ブリッツボールに選手として参加し、2分41秒どころじゃなく、5分以上運動を伴いつつ水中に潜り続けるという離れ技をやってのけた。
その間僅か1ヶ月と少々。この短期間で、一体彼女に何が起こったのか。一体何が彼女をそうさせたのか。人間離れしているとすら思わされるこの奇跡が起こった理由を暴く。


・FINAL FANTASY TACTICS

吹き荒れる受難の嵐
FFTに登場するクラウドは、FF7での彼とは違い「マテリアブレイド」という武器を装備しなければリミット技を使用する事が出来ない。使用するにしても発動が遅く(CTがある為)、そこにFF7で登場する同名の技の面影を見て取る事は出来ない。
その為に、「隠しキャラ」という立場でありながら多くのプレイヤーから邪険にされてきたクラウド。何故彼はこうも役立たない存在に成り果ててしまったのか?
その真実が白日の下にさらされた時、そこには例えようのない絶望があった…


・DRAGON QUEST 8 空と海と大地と呪われし姫君

鈴の音が呼ぶ者
「バウムレンの鈴」を使ってキラーパンサーを呼ぶと、直後に緑の生い茂る中を駆けるキラーパンサーの映像が表示され、そして主人公達の下へ到着するのだが、この時主人公達がキラーパンサーを呼んだ場所が砂漠や雪原だったとしても、やって来るキラーパンサーの背景は頑として草原のままであった。
主人公達がキラーパンサーを呼んだ場所や、その場所の環境に左右されず、走り来るキラーパンサーが草原の中にいたのは何故か?

決して語られない想い
エンディングにおけるチャゴス王子とミーティア姫との結婚式を、主人公は如何に考えていたのか。
セリフが存在しないが故に一体何を考えているのか、中々分からない主人公だが、このエンディングではそんな彼の思う所を少し垣間見る事が出来る。
主人公はこの結婚をどの様に受け止め、どの様に考え、そして最終的に式場へ乗り込むに至ったのか。その心情が解き明かされる。


・ゼルダの伝説 神々のトライフォース

かの鳥はここに羽ばたく
ガノンの塔最上階でのアグニム戦後に現れた鳥は、「闇の世界」で、尚且つ「建物の中」だったにも拘らず何故登場したのか?
あまりにも都合のいい展開なだけに疑問を持つ者が少なくなかったこの謎だが、真相に迫るに連れ、とある者の意外な事実が明らかとなった。

女神のみぞ知る
先に「かの鳥はここに羽ばたく」において解明された「闇の世界でも姿の変わらない鳥」の謎。
それと同様に、闇の世界でも姿が変わらない者達について、何故ムーンパールを持たずして光の世界での姿を保ち続けていられるのか、それを解明する。


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